石田ゆり子が、「lily」名義で音楽活動をしていたことを発表した。
石田がトークを繰り広げたのは、自身が不定期でお届けしているラジオ番組『LILY'S TONE』。日曜日と月曜日が混ざり合う夜々中に、ゆるやかな2時間を届けた。オンエアは2月27日(日)25時~27時。
またこの日のオンエアでは、ゲストにシンガーソングライター・あいみょんが登場。二人の出会いやあいみょんが音楽の道を目指したきっかけ、東京の魅力などを語った。
石田:大橋トリオさんがプロデュースしてくださっています。私はずっと大橋トリオさんのファンだったので、大橋さんがやってくださることが最上級の幸せです。大橋さんがやってくださるからやろうと思ったんです。この歳からなかなか音楽活動をやろうとは思わないと思うんですけど、歌うことと踊ることは人間の誰もに開かれた根源的な歓びだと思っていて。誰もが思い立ったら体ひとつでできるでしょ。表現者の仕事をしているのだったら、誰かが望んでいてくれるうちにやりたいことをやろうと思ったんです。歌だって上手じゃないし、なんでやるんだって人も絶対にいると思うけど、そういう言葉は無視してやらせていただいております(笑)。
「細々とでもいいので、末長く音楽活動をやりたい」と今の気持ちを語る。
石田:実はすでにファーストシングル『MAGIC feat 大橋トリオ』を2021年12月に配信しています。これは大橋トリオさんの楽曲『MAGIC』のカバーだったんですけど、「ゆりの花」の「lily」という名前で……。私、歌をやるときは石田ゆり子ではなく、lilyという名前なんですよ。こうやって名前を分けることで人格をちょっと変えられるので、それはよかったなと思っています。
2月25日(金)には、セカンドシングル『うたかた』が配信された。
石田:「うたかた」は移ろい消えていくもの。流れていく日々の中でいつも思っていることや心の中にふっとわいてくる思いを歌詞に込めました。歌詞を書くのは大変だったんですよ(笑)。トロンボーン、サックス、トランペットなどホーンアレンジをメインに、ライトなジャズテイストの楽曲になっています。あんまり言葉で言ってもあれなんで、ぜひ聴いていただけたらと思います。
石田:私は谷川俊太郎さんから生まれてくる言葉がとても好きで、本当に尊敬しているんです。『二十億光年の孤独』は谷川さんのデビュー作で、まだ10代のときに書かれた詩です。たぶんみなさんも一度くらいは聞いたことがあるんじゃないでしょうか。鳥肌が立つというか、日本語ってカッコいいな、美しいなってすごく思うんですよね。今、日本語が乱れまくった時代なので、美しい日本語にみなさん触れてください。
続けて、石田はショーン・タン(著)、岸本佐知子(翻訳)の絵本『エリック』(河出書房新社)を紹介した。
石田:手の大きさくらいの小さな絵本です。この本が大好きで。説明が難しいんですけど、ある種のファンタジーで、エリックという小さな火星人の子どもが家にやってくるお話です。この子がなぜか人間社会とうまく生きていくんですが、あるとき急に自分の星に帰ってしまって。とてもすてきな絵と短いけど研ぎ澄まされた文章で描かれている絵本で、私は何回読んでも涙が出ちゃうんですよ。ぜひこのすばらしい本をみなさんに紹介したいです。
「すごくすてきなストーリーで、泣きながら温かい気持ちになりました。亡くなった家族や一緒に暮らしていた動物たちが生まれ変わって会いに来てくれたらうれしいし、きっとドラマのようなことってあるんじゃないかなと思ってしまいます」
石田:『妻、小学生になる。』は亡くなった妻が小学生に生まれ変わって現れるという物語で、たしかに突拍子もなくあり得ないような気がする話なんですけど、私はどこかで、もしかしたらこういうことって気がつかないだけであるんじゃないかって思えてならないんですよね。もしそうだとしたら、近くに幸せとかすてきなことが転がっているのに気がつかないことがたくさんあるってことだよなって思うと、ちょっと幸せな気持ちになるんです。そういうドラマだと思います。これからどんどん展開していくので、ぜひ観てください。
別のリスナーからは「俳優の仕事をしていなかったら、どんな仕事に就きたかったですか?」と質問が届いた。
石田:私は美術大学とかに行きたかったです。もともと芸術が好きで、絵を描くのも好きだったし、美術館も大好きだったし、自分の手で表現することをすごくしたかったですね。そもそも芸能界は15歳のときに自由が丘を歩いていて声をかけられたことがきっかけで入りましたけど、そもそも自分の人生計画では高校から美術系の学校に行こうと思っていたんです。今からでももしできることなら大学とか行きたいですね。大学って何歳からでも行けるんですよね?
石田は「勉強したい気持ちがいつもある」と続ける。
石田:机の上で勉強するのはあまり好きじゃないんだけど、学びたい気持ちはありますね。俳優の仕事をしていますけど、平行していろんなことを学びたいっていつも思っています。
石田ゆり子の最新情報は、公式サイトまで。
次回の『LILY'S TONE』は4月3日(日)25時から。大橋トリオをゲストに迎えお届けする。
また、番組ではリスナーからの写真やメッセージをつないで、一本の短いオリジナルミュージックビデオを作る企画が進行中。「東京」または「東京の空」と聞いてイメージする写真やメッセージを3月10日(木)まで募集している。応募は番組ホームページ内「メッセージを送る」から。
石田がトークを繰り広げたのは、自身が不定期でお届けしているラジオ番組『LILY'S TONE』。日曜日と月曜日が混ざり合う夜々中に、ゆるやかな2時間を届けた。オンエアは2月27日(日)25時~27時。
またこの日のオンエアでは、ゲストにシンガーソングライター・あいみょんが登場。二人の出会いやあいみょんが音楽の道を目指したきっかけ、東京の魅力などを語った。
lily名義で音楽活動をスタート
石田は「本当はこの発表をしたくないんだけど」と笑いながら、「私、石田ゆり子はlilyという名前で音楽活動をスタートしています」と発表した。石田:大橋トリオさんがプロデュースしてくださっています。私はずっと大橋トリオさんのファンだったので、大橋さんがやってくださることが最上級の幸せです。大橋さんがやってくださるからやろうと思ったんです。この歳からなかなか音楽活動をやろうとは思わないと思うんですけど、歌うことと踊ることは人間の誰もに開かれた根源的な歓びだと思っていて。誰もが思い立ったら体ひとつでできるでしょ。表現者の仕事をしているのだったら、誰かが望んでいてくれるうちにやりたいことをやろうと思ったんです。歌だって上手じゃないし、なんでやるんだって人も絶対にいると思うけど、そういう言葉は無視してやらせていただいております(笑)。
「細々とでもいいので、末長く音楽活動をやりたい」と今の気持ちを語る。
石田:実はすでにファーストシングル『MAGIC feat 大橋トリオ』を2021年12月に配信しています。これは大橋トリオさんの楽曲『MAGIC』のカバーだったんですけど、「ゆりの花」の「lily」という名前で……。私、歌をやるときは石田ゆり子ではなく、lilyという名前なんですよ。こうやって名前を分けることで人格をちょっと変えられるので、それはよかったなと思っています。
2月25日(金)には、セカンドシングル『うたかた』が配信された。
lily - うたかた / utakata (Behind The Scenes)
何回読んでも涙が出ちゃう絵本
番組では石田がお気に入りの本2冊を紹介する場面もあった。1冊は谷川俊太郎『二十億光年の孤独』(集英社)だ。石田:私は谷川俊太郎さんから生まれてくる言葉がとても好きで、本当に尊敬しているんです。『二十億光年の孤独』は谷川さんのデビュー作で、まだ10代のときに書かれた詩です。たぶんみなさんも一度くらいは聞いたことがあるんじゃないでしょうか。鳥肌が立つというか、日本語ってカッコいいな、美しいなってすごく思うんですよね。今、日本語が乱れまくった時代なので、美しい日本語にみなさん触れてください。
続けて、石田はショーン・タン(著)、岸本佐知子(翻訳)の絵本『エリック』(河出書房新社)を紹介した。
石田:手の大きさくらいの小さな絵本です。この本が大好きで。説明が難しいんですけど、ある種のファンタジーで、エリックという小さな火星人の子どもが家にやってくるお話です。この子がなぜか人間社会とうまく生きていくんですが、あるとき急に自分の星に帰ってしまって。とてもすてきな絵と短いけど研ぎ澄まされた文章で描かれている絵本で、私は何回読んでも涙が出ちゃうんですよ。ぜひこのすばらしい本をみなさんに紹介したいです。
今の仕事をしていなかったら…
現在、石田はドラマ『妻、小学生になる。』(TBS)に出演中。ドラマを観たリスナーから、こんなメッセージが届いた。「すごくすてきなストーリーで、泣きながら温かい気持ちになりました。亡くなった家族や一緒に暮らしていた動物たちが生まれ変わって会いに来てくれたらうれしいし、きっとドラマのようなことってあるんじゃないかなと思ってしまいます」
石田:『妻、小学生になる。』は亡くなった妻が小学生に生まれ変わって現れるという物語で、たしかに突拍子もなくあり得ないような気がする話なんですけど、私はどこかで、もしかしたらこういうことって気がつかないだけであるんじゃないかって思えてならないんですよね。もしそうだとしたら、近くに幸せとかすてきなことが転がっているのに気がつかないことがたくさんあるってことだよなって思うと、ちょっと幸せな気持ちになるんです。そういうドラマだと思います。これからどんどん展開していくので、ぜひ観てください。
別のリスナーからは「俳優の仕事をしていなかったら、どんな仕事に就きたかったですか?」と質問が届いた。
石田:私は美術大学とかに行きたかったです。もともと芸術が好きで、絵を描くのも好きだったし、美術館も大好きだったし、自分の手で表現することをすごくしたかったですね。そもそも芸能界は15歳のときに自由が丘を歩いていて声をかけられたことがきっかけで入りましたけど、そもそも自分の人生計画では高校から美術系の学校に行こうと思っていたんです。今からでももしできることなら大学とか行きたいですね。大学って何歳からでも行けるんですよね?
石田は「勉強したい気持ちがいつもある」と続ける。
石田:机の上で勉強するのはあまり好きじゃないんだけど、学びたい気持ちはありますね。俳優の仕事をしていますけど、平行していろんなことを学びたいっていつも思っています。
石田ゆり子の最新情報は、公式サイトまで。
次回の『LILY'S TONE』は4月3日(日)25時から。大橋トリオをゲストに迎えお届けする。
また、番組ではリスナーからの写真やメッセージをつないで、一本の短いオリジナルミュージックビデオを作る企画が進行中。「東京」または「東京の空」と聞いてイメージする写真やメッセージを3月10日(木)まで募集している。応募は番組ホームページ内「メッセージを送る」から。
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2022年3月6日28時59分まで
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