ダンスパフォーマンスグループs**t kingz(シットキングス)のshojiが自身の過去やチーム結成に至った経緯などを語った。
shojiが登場したのは、2月23日(水・祝)にJ-WAVEで放送した特別番組『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL TDK presents THE FANG』(ナビゲーター:稲葉 友、藤原麻里菜)。
この番組は、TDKのブランドキャンペーン「尖った大胆さ、くれよ。」と連動。9時間にわたり、尖った感性の個性あふれる人々を応援する内容でお届けした。
稲葉:もともと運動神経があまりよくなかったっていう情報が入ってきています。この経歴とはなかなか結びつかないんですが、本当なんですか?
shoji:本当にすごく運動神経が悪くて、高校生まで自転車に乗れなかったほどです。
藤原:え?
shoji:真っ直ぐ走れないっていう(笑)。大学でダンスを始めたタイミングで「自転車にも乗りたい」と思って必死に練習して、やっと18歳で自転車に乗れるようになりました。
藤原:ダンスからの自転車?
shoji:そうですね。ダンスとともに少しずつ体を動かすことを覚えて、自転車に乗れるようになっていきました。
稲葉:人類で数少ない順番逆……大体チャリ先ですよ。
shoji:そうですね(笑)。
稲葉:ほかの運動とかはどうなんですか?
shoji:いまだに苦手で。昔よりは少しまともになったんですけど、やっぱりどちらかというと動くと笑われるタイプですね(笑)。
稲葉:ボールを投げるのとかは?
shoji:ボールは基本投げても投げたい方向にいかないし、ボールを蹴っても蹴ったつもりの方向にはいかないです。
藤原:急に親近感!
稲葉:ラケットとか道具を使う系のスポ―ツも?
shoji:どこまでも球を追いかけてはいくんですけど、基本当たらないですね(笑)。
藤原:ダンスと体の使い方が違うんですか?
shoji:ダンスを始めてからは、運動もなんとなく理屈がわかってきました。昔とくらべると動きはよくなったのかな?とは思うんですけどね。
動くことで人に笑われたりすることがつらかったというshojiは、当時のテレビで活躍していたDA PUMPや安室奈美恵らを観て憧れを抱いたそう。そして大学生になって周囲に自分の過去を知る人がいなくなったことから、「いましかない!」と自分を変えるためにダンスを始めたという。
稲葉:いままで聞いたなかで、最高の大学デビューかもしれない。
藤原:大学からのダンスってけっこう遅くないですか?
shoji:遅いほうではあったんですが、ものすごくのめり込みました。当時も本当にまさか自分が将来的にダンサーになるとは思わず、普通に就職活動もして一度サラリーマンになったんです。ダンスをしながら仕事をしてという感じだったので、まさかこんな人生を歩むことになるとは思ってもいませんでしたね。
shoji:本当に1回だけ踊るつもりで踊ったんです。「日本にないような音楽、歌詞の世界観を表現するようなダンスのパフォーマンスをしよう」と1回やったら「これはいままでとなんか違うぞ」となって。自分のなかでも本当にすごい出会いでしたね。
稲葉:その瞬間で体や心が理解するんですね。
shoji:なので「次なにする?」みたいになって、気が付いたら1年経って、10年経って……みたいな感じでいまがあります。
稲葉:その後、アメリカ最大のダンスコンテストBody Rockで2010年、2011年と連続優勝。連続ですよ? 1回でも優勝すごいのに。この快挙を成し遂げるまでに自分で自分を追い込まないといけない相当しんどい作業があったと思いますが、それはどうでしたか?
shoji:いま思い出すと、ちょっと普通じゃないようなスケジュールで練習していたほど、とにかく夢中でした。それこそ仕事しているときは、渋谷のコインロッカーに(着替えなどを)1週間分入れておいたんです。朝9時とか10時から会社に行って、夜10時ぐらいに仕事終わったあとスタジオに入って、みんなで朝の6時7時まで夜中練習して、そのまま漫画喫茶でシャワーだけ浴びて、着替えて仕事行くみたいな。
稲葉:寝てないですね?
shoji:そうなんですよ(笑)。
稲葉:いま、睡眠が見当たらなかったです。見落としてないですよね?
shoji:あっても2、3時間漫画喫茶で寝るみたいな生活をしていたんですけど、とにかく踊ることが喜びで。それがなによりもリフレッシュだったので、つらいとは思わなかったんですよね。
稲葉:睡眠って本能のはずなんですけど、上回ってくるんですね。
shoji:そのぐらい夢中になれたから、こういう人生を歩めたのかな?というのは本当にうれしいなとは思うんですけど。
稲葉:それでも追い続けられる原動力は、やっぱり「楽しい」というところなんですか? 楽しいだけでそんな突っ走れますか?
shoji:やっぱりつらいこともあったし、何度も挫折しましたよ。それこそ初めてアメリカに行ったときダンスレッスンの振付を全然覚えられなくて、レッスンの途中でダンススタジオから走って逃げたこともありました(笑)。そんななかでも頑張れたのは、仲間がいたからだと思います。
3人のメンバーがいたからこそダンスを続けられてきたと語るshojiだが、「自分が金魚のフンのように感じて悩んだ時期」もあったと告白。そこで自分でなにができるのかを考え、サラリーマン時代の経験を活かして会社を立ち上げ、チームを法人化したという。
shoji:だからこそいろいろな大手の事務所とやりとりして仕事をとっていけるようになったり、舞台ができたりするようになりました。自分が存在できる場所をなんとなく探りながら、いまに至るという感じです。
藤原:クリエイティブなこともやりつつ、スキルも磨きつつ、会社やビジネスもやって。
稲葉:続けるために必要な要素、土台をしっかり整えたわけですね。
藤原:4人だからこそそれができているというのがすばらしい。
shoji:1人じゃ逃げていたと思います。
稲葉:shojiさんご自身も面接官として出演されているんですか?
shoji:そうなんですよ(笑)。
稲葉:若者たちを応援するミュージカルムービーとなっていますけど、振付のポイントは?
shoji:サビのところにTDKのイニシャルがこっそり隠されているんです。若干わかりづらいところはあるんですけど、面白く作れたらなと思って振付をしました。
s**t kingzの最新情報は、公式サイトまたはTwitterまで。
shojiが登場したのは、2月23日(水・祝)にJ-WAVEで放送した特別番組『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL TDK presents THE FANG』(ナビゲーター:稲葉 友、藤原麻里菜)。
この番組は、TDKのブランドキャンペーン「尖った大胆さ、くれよ。」と連動。9時間にわたり、尖った感性の個性あふれる人々を応援する内容でお届けした。
実は運動が苦手! 自転車に乗れなかった
s**t kingzはshoji、kazuki、NOPPO、Oguriの4人で構成される、世界が注目するダンスパフォーマンスグループ。アメリカ最大のダンスコンテスト「Body Rock」で2010、2011年と連続優勝。世界各国からオファーが殺到し、これまで25か国以上を訪問。ダンスでストーリーを表現する無言芝居で人気を博し、ダンサーという枠を飛び越えたパフォーマンスは、演劇、映画、音楽など各業界からの高い評価を集めている。稲葉:もともと運動神経があまりよくなかったっていう情報が入ってきています。この経歴とはなかなか結びつかないんですが、本当なんですか?
shoji:本当にすごく運動神経が悪くて、高校生まで自転車に乗れなかったほどです。
藤原:え?
shoji:真っ直ぐ走れないっていう(笑)。大学でダンスを始めたタイミングで「自転車にも乗りたい」と思って必死に練習して、やっと18歳で自転車に乗れるようになりました。
藤原:ダンスからの自転車?
shoji:そうですね。ダンスとともに少しずつ体を動かすことを覚えて、自転車に乗れるようになっていきました。
稲葉:人類で数少ない順番逆……大体チャリ先ですよ。
shoji:そうですね(笑)。
稲葉:ほかの運動とかはどうなんですか?
shoji:いまだに苦手で。昔よりは少しまともになったんですけど、やっぱりどちらかというと動くと笑われるタイプですね(笑)。
稲葉:ボールを投げるのとかは?
shoji:ボールは基本投げても投げたい方向にいかないし、ボールを蹴っても蹴ったつもりの方向にはいかないです。
藤原:急に親近感!
稲葉:ラケットとか道具を使う系のスポ―ツも?
shoji:どこまでも球を追いかけてはいくんですけど、基本当たらないですね(笑)。
藤原:ダンスと体の使い方が違うんですか?
shoji:ダンスを始めてからは、運動もなんとなく理屈がわかってきました。昔とくらべると動きはよくなったのかな?とは思うんですけどね。
動くことで人に笑われたりすることがつらかったというshojiは、当時のテレビで活躍していたDA PUMPや安室奈美恵らを観て憧れを抱いたそう。そして大学生になって周囲に自分の過去を知る人がいなくなったことから、「いましかない!」と自分を変えるためにダンスを始めたという。
稲葉:いままで聞いたなかで、最高の大学デビューかもしれない。
藤原:大学からのダンスってけっこう遅くないですか?
shoji:遅いほうではあったんですが、ものすごくのめり込みました。当時も本当にまさか自分が将来的にダンサーになるとは思わず、普通に就職活動もして一度サラリーマンになったんです。ダンスをしながら仕事をしてという感じだったので、まさかこんな人生を歩むことになるとは思ってもいませんでしたね。
寝る間を惜しんで猛練習
shojiはs**t kingz結成の経緯も語った。もともと大学生のころはサークルの人たちと一緒に踊り、都内のクラブなどでパフォーマンスを披露していたそう。s**t kingzは当時多数開催されていたダンスイベントで繋がりを持ち、あるとき「4人で1回だけ一緒に踊ってみようよ」という話が持ち上がったという。shoji:本当に1回だけ踊るつもりで踊ったんです。「日本にないような音楽、歌詞の世界観を表現するようなダンスのパフォーマンスをしよう」と1回やったら「これはいままでとなんか違うぞ」となって。自分のなかでも本当にすごい出会いでしたね。
稲葉:その瞬間で体や心が理解するんですね。
shoji:なので「次なにする?」みたいになって、気が付いたら1年経って、10年経って……みたいな感じでいまがあります。
稲葉:その後、アメリカ最大のダンスコンテストBody Rockで2010年、2011年と連続優勝。連続ですよ? 1回でも優勝すごいのに。この快挙を成し遂げるまでに自分で自分を追い込まないといけない相当しんどい作業があったと思いますが、それはどうでしたか?
shoji:いま思い出すと、ちょっと普通じゃないようなスケジュールで練習していたほど、とにかく夢中でした。それこそ仕事しているときは、渋谷のコインロッカーに(着替えなどを)1週間分入れておいたんです。朝9時とか10時から会社に行って、夜10時ぐらいに仕事終わったあとスタジオに入って、みんなで朝の6時7時まで夜中練習して、そのまま漫画喫茶でシャワーだけ浴びて、着替えて仕事行くみたいな。
稲葉:寝てないですね?
shoji:そうなんですよ(笑)。
稲葉:いま、睡眠が見当たらなかったです。見落としてないですよね?
shoji:あっても2、3時間漫画喫茶で寝るみたいな生活をしていたんですけど、とにかく踊ることが喜びで。それがなによりもリフレッシュだったので、つらいとは思わなかったんですよね。
稲葉:睡眠って本能のはずなんですけど、上回ってくるんですね。
shoji:そのぐらい夢中になれたから、こういう人生を歩めたのかな?というのは本当にうれしいなとは思うんですけど。
稲葉:それでも追い続けられる原動力は、やっぱり「楽しい」というところなんですか? 楽しいだけでそんな突っ走れますか?
shoji:やっぱりつらいこともあったし、何度も挫折しましたよ。それこそ初めてアメリカに行ったときダンスレッスンの振付を全然覚えられなくて、レッスンの途中でダンススタジオから走って逃げたこともありました(笑)。そんななかでも頑張れたのは、仲間がいたからだと思います。
3人のメンバーがいたからこそダンスを続けられてきたと語るshojiだが、「自分が金魚のフンのように感じて悩んだ時期」もあったと告白。そこで自分でなにができるのかを考え、サラリーマン時代の経験を活かして会社を立ち上げ、チームを法人化したという。
shoji:だからこそいろいろな大手の事務所とやりとりして仕事をとっていけるようになったり、舞台ができたりするようになりました。自分が存在できる場所をなんとなく探りながら、いまに至るという感じです。
藤原:クリエイティブなこともやりつつ、スキルも磨きつつ、会社やビジネスもやって。
稲葉:続けるために必要な要素、土台をしっかり整えたわけですね。
藤原:4人だからこそそれができているというのがすばらしい。
shoji:1人じゃ逃げていたと思います。
ダンス中に隠された「TDK」
s**t kingzはTDKが展開しているキャンペーン「尖った大胆さ、くれよ。」で、キャンペーンのブランドムービーの振付を担当している。shoji:そうなんですよ(笑)。
稲葉:若者たちを応援するミュージカルムービーとなっていますけど、振付のポイントは?
shoji:サビのところにTDKのイニシャルがこっそり隠されているんです。若干わかりづらいところはあるんですけど、面白く作れたらなと思って振付をしました。
s**t kingzの最新情報は、公式サイトまたはTwitterまで。
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2022年3月2日28時59分まで
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番組情報
- J-WAVE HOLIDAY SPECIAL TDK presents THE FANG
-
2022年2月23日(水)9:00-17:55