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中山秀征と中田英寿が日本酒トーク。「飲むと止まらないにごり酒」とは?

中山秀征と中田英寿が日本酒トーク。「飲むと止まらないにごり酒」とは?

中山秀征がJ-WAVEで、オススメのいなり寿司や日本酒を紹介。また、長年続ける書道について語った。聞き手は中田英寿、堀口ミイナ。

中山が登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『TDK VOICES FROM NIHONMONO』。中田が日本各地で出会った、文化、伝統、食の数々。その土地でしか出会えない日本の本物=“にほんもの”を堀口とお届けする番組。ここで紹介するのは2月20日(日)のオンエア。

食と酒に造詣が深い中山

中田は「ひでさん(中山)もお酒が好きなこともあって、たまにご飯に連れて行ってくれる存在」と中山を紹介。

中田:ひでさんがこの番組に来てくれたらいいなと思ってオファーしたら、すぐに来てくれてうれしいですよ。
中山:こちらこそヒデさん(中田)にはお世話になっているので。今日はダブルヒデですね(笑)。僕がご飯に連れて行っていただいているんですから。本当においしいお店とお酒をいっぱい紹介してくれて。あと日本酒の試飲会も招待してもらって、いつもベロベロですよ(笑)。

中山は、中田は「食と酒にとことんこだわっていて知らないことがない」と話す。

中山:ワールドカップの結果のほうが知らなかったですからね。
中田:全然知らない(笑)。俺、観てないから。
中山:こうやって何かにこだわって追求する人ってすごいなって思うんですよね。ヒデさんは日本のよさを若い人にどんどん知ってほしいっていう気持ちが相当強いんじゃないかなって思うんです。
中田:生きることを極めたいって感じですね。普段食べたり飲んだり、着たりすることもそうだけど、全部知りたい。
中山:だから追求するんですね。
中田:そうですね。
中山:すごくないですか。こんなの言えないですからね。

芸能関係者に馴染み深い「おつな寿司」

中山は群馬県出身。実家は縫製工場を営み、父はいわゆる職人だった。

中山:背広の型紙を作って、それに合わせて生地を裁断して東京に送るって感じで、いろんなブランドのものを作っていました。ミシンが家に何十台もあって従業員がたくさんいて、家の敷地が工場でした。

そんな中山は、「日本の本物」=「にほんもの」として、東京・六本木にあるすし店「おつな寿司」のいなり寿司を持参した。

中山:普通のいなり寿司と見た目が違いますよね。
中田:裏巻きですよね。
中山:そう。油揚げを裏にしてシャリを包んでいるんですけど、これには意味があるんです。我々の業界ですと、新番組が始まるときとか必ずこれを差し入れします。おいなりさんの裏を食うってことで、「裏番組を食って頑張ろう」って験担ぎとして差し入れするんですね。
中田:へえ。そうなんですね。
中山:もともとこのお店がそういう意味で作ったのかどうかはわからないけど、芸能関係の人は特番とか場合にこれを差し入れすることが多いですね。
中田:今でもそうなんですか?
中山:今でもそうです。これを何十個も差し入れてます。

早速、中田と堀口が試食。「(油揚げを)裏返すほうがフワフワしているから、味が染みてておいしい」と絶賛する。

中山:この甘塩っぱさがいいでしょ? 僕はこれを食べ出すと止まらなくなっちゃうんですよ。いくらでも食べられちゃうっていう。
中田:ひでさんも好きなんですね。
中山:大好き。差し入れしておきながら自分の分も買うんですね。これは日本的な差し入れかなって思います。
中田:ひでさんはどういう食の好みがあるんですか?
中山:けっこう、味の濃いものだったり、しょっぱいものだったりとか。シンプルに言うと、ベースは漬物が好きなんです。特に群馬の方ってベースがしょっぱいんですね。それでご飯と一緒に食べたりお酒のつまみにして。父親が梅干しを作ったり、夏はキュウリを糠漬けしたりする家だったので。

飲んだら止まらなくなるにごり酒

また、中山はオススメの酒もスタジオに持参。栃木県の酒蔵「仙禽(せんきん)が手掛けるにごり酒「雪だるま」を紹介した。

中山:ヒデさんに紹介してもらったお酒です(笑)。
中田:この間。うちの会社で試飲会をやって、ひでさん来たときに「僕の最近のいちばんのオススメだ」って言って出したのがこのお酒です。
中山:ラベルの雪だるまの絵がかわいいですよね。
中田:これを細かく説明すると、非常に濃いにごり酒で、そのにごりが雪だるまをイメージするような、スノーフレークのような感じの見た目なので「雪だるま」という商品名で冬にしかでないんですけど、これがうまいんですよね。
中山:これを飲ませてもらったときに、「これ何ですか?」って話になって、そこからハマりっぱなしです。

早速、中山と中田は「雪だるま」で乾杯した。

中山:このお酒は、まず口当たりがいいのと、ちょっと発酵している感覚があってシュワッとするんですよね。
中田:そうなんです。このバランスのよさが本当においしくて、お酒があまり得意じゃない人から大好きな人まで万人受けする最高の1本ですね。
中山:先日、ヒデさんにこれをプレゼントしてもらって、秒で飲んでしまいました(笑)。
中田:あはは(笑)。
中山:前も止まらなかったけど、今日も止まらないです。

「尋常じゃない爽やかさ」リンゴのお酒

続けて中田は同じ酒蔵「仙禽」の「ドメーヌ・パーラー ナチュール・シードル」を中山に勧める。

中田:なぜか日本酒の酒蔵がリンゴのお酒を作っているんです。
中山:へえ。
中田:僕も飲んだことないんだけど……。

早速、中田と中山が試飲。中田は「しっかりと酸味がきいている」と口にする。

中山:これ、スコーンときますね。尋常じゃない爽やかさ(笑)。
中田:おいしい。
中山:飲み心地もおいしい。
中田:普段、ひでさんはどんなお酒を飲むことが多いですか?
中山:冗談抜きで、ヒデさんと会ってから日本酒ばっかり飲んでる。
中田:昔から日本酒が好きだって言われてましたよね。
中山:そう。若いときは日本酒を飲んでて、大吟醸とかを覚えるんですよね。それからだんだんワインとか焼酎とかウイスキーとかにいって、ヒデさんと会ってそこで日本酒の深みにハマったんです。だから今はどの日本酒にしようかなってなってます。
中田:うれしいな。
中山:それは完全にヒデさん効果だからね。そうしたら身内がお酒を作っていてそれを飲んだりすると、世界でいろんな縁があるなって思いますね。

いつか書道の個展をやりたい

中田が「今、いちばんの趣味は?」と訊くと、中山は「長年続けている書道」と答えた。

中山:この間も国立新美術館で開催されてた「独立書展」に出展させてもらって初めて佳作をいただいたんです。
堀口:書道はいつから始められたんですか?
中山:小学1年からですね。ここにきて自分の作品を作り出して、いつか個展をやりたいんですよ。ヒデさんもやっているんですよね?
中田:僕も3年くらい前から、あまりにも自分の字が下手だなと思って、書道ではないんですけど筆ペンとかボールペンで毎朝30分、3年くらいだからトータル1000日くらいは毎日書き続けています。
中山:お酒をたくさん飲んだら朝起きられないです。それでなおかつ書いてるって聞いてびっくりしちゃって。
中田:朝30分書くということをすると、頭がまずスッキリと整理されて目覚めがすごくいいのと、毎日書くと少しずつ字がうまくなるんですよね。
中山:じゃあ、今度見せてください。
中田:いやいや、やめてください(笑)。ひでさんに教えてもらいたいですね。

中山は「僕、ヒデさんが作ったお酒のラベルに字を書く機会があったら書かせてほしい」とお願いすると、中田は「やってほしい。ぜひ」と快諾した。

中山:もともと日本的なものが好きで、書道はいちばん長く続いたものなんです。だからより一層書いてますね。
中田:今はやっぱりインターネットで文字を打つ時代で、書くことをしないじゃないですか。だからこそ書くということってすごく大事だと思うんですよね。ひでさん、今度書道展に連れて行ってください。
中山:ぜひ一緒に観に行きましょう。

『TDK VOICES FROM NIHONMONO』の放送は毎週日曜日の12時から。

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番組情報
TDK VOICES FROM NIHONMONO
毎週日曜
12:00-12:54