Vaundy、コラボをしてみたいのは永野芽衣。「役者の声」の魅力を語る

Vaundyが自身の楽曲制作のときのインスピレーションの源や、今後コラボをしてみたい人物などについて語った。

Vaundyが登場したのは、12月16日（木）に放送されたJ-WAVEの番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」（ナビゲーター：サッシャ、ノイハウス萌菜）だ。

インスピレーションの源は？

Vaundyは2021年も、およそ2か月に1回というハイペースで曲を世に出し続けてきた。もともと「定期的に作っていく」という思いで楽曲制作をしているというVaundyは、どのように作品を生み出しているのだろうか。

ノイハウス：作るときに「今回はこういう世界観にする」と決めるのか、作りながら決まっていくんですか？
Vaundy：基本的になにも狙っていないんです。好きなもの、このときこの場所に必要なものはこれかな？　というのを頭のなかでたぶん選択して作っているんだと思います。
サッシャ：いろいろな音楽を聴くということ？
Vaundy：音楽は音楽家のなかでは本当に聴いてないほうだと思います。
サッシャ：ウソ！　そうなんですか。
Vaundy：家のなかで僕はあまり音楽を聴かないんです。自分の曲を作るときに出ている、自分の音ぐらいしか聴いてないと思う（笑）。
ノイハウス：インスピレーションというのはどういうところから拾っているんですか？ Vaundy：映画を観たりとか、それこそ僕はアニメとかが好きなのでアニメを観たり。別にそんなに音楽と関係ないところからいろいろな吸収を勝手にしていて。音楽は外を歩いているときとか移動中にとかには聴くんです。「外に出るときだけは聴こう」と思って（笑）。
サッシャ：ある意味、自分に課しているの？
Vaundy：なんか「聴いておこうかな」と聴いたりはしています。
サッシャ：映画やアニメからインスピレーションと言っていましたが、映画もバックグラウンドで音楽が流れていたりとか、アニメも主題歌や効果音があったりとか、意外と映画やアニメも曲という意味だけじゃなくて、音楽にあふれていますよね。
Vaundy：挿入歌だったり劇中歌だったり、サウンドトラックになるような音だったりとか、そういうものも知らないうちに体に入っていっているのかな？　好きな音楽は外に出て聴いたりすることのほうが多いです。

役者と一緒に歌ってみたい

2021年、VaundyはAimerの『地球儀 with Vaundy』の楽曲制作とプロデュースを手がけた。今後のコラボ曲にも注目が集まるが、Vaundyにはある構想があるのだという。

サッシャ：今年はAimerさんともコラボしました。どうですか？　憧れだったんですよね。
Vaundy：超憧れでした。そうか、これも今年なのか……。
サッシャ：思い出してみるとどうですか？
Vaundy：もう僕のなかでは古い思い出ですけれども、本当に感動しました。いい人だし一緒にやっていて楽しい人だなと。もっと一緒に音楽を作りたいなと思う人でした。
サッシャ：ミュージックビデオでは向き合って歌っていますが、目を見て歌うの緊張しなかったですか？
Vaundy：いや、緊張しますよ。
サッシャ・ノイハウス：（笑）。
Vaundy：Aimerさんも緊張していました（笑）。「緊張する！」って言ってて、そりゃ緊張するよなと。
サッシャ：ほかにもこれからコラボとか「この人と歌いたい」とかあるんですか？
Vaundy：僕けっこう俳優さんの声とかも好きで。歌手って歌っているので歌に特化した声になっていくと僕は思っているんです。俳優さんとか女優さんってまた違う人たちで、感情表現をよりよく伝えるための声に進化していくと思うんです、出し方とかが。そういう人たちが歌う音楽ってより感情的でなにかを伝えようとする力が強いんじゃないかなと思っていて。一緒に歌ってみたりしたいなと思います。
サッシャ：特に「この人の声が好き」という人は誰かいるんですか？
Vaundy：声は永野芽衣さんがメチャメチャ好きなんです。
サッシャ：へー！
Vaundy：人としてメチャメチャ好きというのもあるんですけど声が本当に好きで。目をつぶって聞いているだけで誰かわかるじゃないですか。そういう人ってけっこう珍しいなと思っていて。意外とわからなかったりするじゃないですか。何人かいて「誰がしゃべっただろう」って意外とわからなくて。でも芽衣さんはパッと耳に入ってくるというか。聞いたら「あ、芽衣さんだ」って。まあたぶん僕が好きなだけなのかもしれないですけど（笑）。
サッシャ：でも特徴のある声ですからね。
Vaundy：そういう「歌うのかなこの人？」みたいなのは全然ありだなと思います。
ノイハウス：それをきっかけに歌ってない方も歌うんじゃないですか？　Vaundyさんとのコラボなら。
Vaundy：全然、やりましょう！
ノイハウス：（笑）。
サッシャ：曲提供やコラボがあるかもしれません。

Vaundyの「大切な人」は？

現在J-WAVEでは「PASS THE LOVE」と題して、暖かな気持ち「LOVE」を自分の周りの大切な人に繋いでいこうというテーマのキャンペーンを実施中だ。そこでVaundyに「大切な人は？」という質問を投げかけた。

Vaundy：友だちとか家族とか、あとは事務所の人たちとかですかね。ライブチームとかけっこういろいろな人が、僕のものづくりを手伝ってくれている人たちの顔が浮かんできます。
サッシャ：音楽をやる道筋をつけてくれた人は誰なんですか？
Vaundy：自分ですね（笑）。
サッシャ：家族とかでもなく？
Vaundy：誰がきっかけかわからない、母だとは思うんですが「やれば？」みたいな、みんなノリが軽い人たちなんで（笑）。僕が小さいころに、気づいたら「自分で歌手になりたい」と言っていて。カラオケとかに行って「歌がうまい」って言ってもらって「歌がうまいんだ俺」って（笑）。
サッシャ：自信をつけてね。
Vaundy：大切な人はいま一緒にライブを作ってくれている人とか、バンドメンバーとかですね。大切な人たちが多いので。
サッシャ：じゃあスペシャルサンクスを書くときに、一番目を誰にするかは難しいですね。
Vaundy：いやあ、もう大変ですよ。
ノイハウス：そういうときは「あいうえお順」じゃないですか？
Vaundy：そうなると思います。
サッシャ：愛にあふれているVaundyさんのお人柄を感じられます。

Vaundyの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜～木曜の12時30分ごろから。