ハリー杉山と長濱ねるが、気になる映画ニュースや現在公開中の映画『ディア・エヴァン・ハンセン』の魅力について語り合った。
トークが繰り広げられたのは、ふたりがナビゲーターを務める、J-WAVEで放送中の番組『POP OF THE WORLD』のワンコーナー「DOGA FOR YA!」。ここでは12月4日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
現在25歳のトム・ホランドが「もし30歳を過ぎてもスパイダーマンを演じていたらおかしいよね」と20代での卒業を示唆していたが、この発表にファンだけでなくマーベルスタジオとソニーピクチャーズもトム・ホランド演じるスパイダーマンを愛してやまず、手放したくない様子が伝わってくる。
長濱:トム・ホランドで3部作を制作すると公式で言っちゃいましたね。
ハリー:マーベルの代表的なヒーローであるスパイダーマンはとりあえず生きていくってことだよね。でもわかんないじゃん。常に我々は「どのタイミングで(ヒーローが)いなくなるのか」って考えるからね。
長濱:ちなみにプロデューサーのエイミー・パスカルは「あと100本くらい作りたい」というくらい、トム・ホランドなしでスパイダーマン映画を作る気はないと話しているみたいです。惚れこんでいますね。
ハリー:安くない?
長濱:本当ですよ。当選は完全に運ですよね。
ハリー:なんか出てくるんじゃないの?
長濱:こわーい! ちなみにこれは、現在「Disney+」で配信がスタートしている新作映画『ホーム・スイート・ホーム・アローン』を記念した企画です。主人公の少年マックス・マーサーを演じるのは、映画『ジョジョ・ラビット』でヨハネス・“ジョジョ”・ベッツラーの親友ヨーキー役を演じたアーチー・イェーツくんです。
長濱:タイトル通り主人公はエヴァン・ハンセンです。エヴァンは自分宛に書いた「ディア・エヴァン・ハンセン」の手紙を持っていて、それを同級生のコナーがからかい半分に持ち去ってしまいます。そのあとコナーが自ら命を絶ってしまい、取り上げられていたエヴァンの手紙をコナーの両親が見つけます。「ディア・エヴァン・ハンセン」と書かれていたので、息子がエヴァンへ宛てた遺書だとコナーの両親は勘違いしちゃうんです。
ハリー:エヴァンがコナーの親友だったって思っちゃうんだよね。
長濱:そうです。エヴァンは悲しみに暮れるコナーの両親を見て、これ以上苦しめたくないと思って「コナーと親友だったよ」と嘘の思い出を語っていきます。
作品を見たリスナーからは「率直にすごく感動しました。僕はこの映画をハンセンの目線になって見ましたが、正直であることの難しさ、そして大切さが本当によくわかりました」「何気なくついてしまった嘘が始まりで、もう取り戻せないほど進んでしまう。嘘はいけないことだけど、私もきっとこの優しい嘘をついてしまうと思います。2人は優しい嘘はアリですか?」などのメッセージが寄せられた。リスナーからの質問にハリーは次のように回答する。
ハリー:僕は全然アリだなと思っているけど、真実を隠してはいけないとも思うから、大丈夫じゃないときに僕は「大丈夫だよ」って言いませんね。その人になって世の中を見てみて、その嘘がちょっとでも後押しになるならつくかもしれないけど、基本的にはオブラートに包みながら真実を伝えます。
長濱は、最近の経験を交えて「人のためになる優しさ」について話す。
長濱:最近、人から「あなたの優しさは、目の前の人に優しいって思われたい優しさだよね」って言われて。それは怒られたとかではなくて、「目先の優しさは大きく見たら、その人にとって優しくない場合もある」「その優しさは本当の優しさじゃないかもしれない」って言われたんです。私、それでハッとして、母に「人に優しくするってどういうことなの?」って相談しました。このエヴァンも優しさから嘘をついたんですけど、その人のためになる優しさってなんだろうって考えたときに、母が「目の前の人にでも優しくできているのならそれを大切にしたほうがいいし、ひとつずつやっていかないといけないんじゃないかな」って言ってくれて、それですごく救われて。
長濱は母からのアドバイスや読んだ小説から「優しい嘘や八方美人は目の前の相手を傷つけたくない、いやな気持ちにさせたくない」という思いから生まれるのでは、と語る。
ハリー:その先にあるターゲットにもよるよね。人生の分岐点なら僕はズバっと言うタイプ。やっぱりその人の身になって本当に何がありがたいのかなと思うと、長い目で見たときには意外と痛烈な事実のほうがありがたいってなるかもしれない。
長濱:この映画は、主人公だけじゃなくて周りの登場人物の人生も描いているので、見る人によって投影・共感する人が違うのかなと思います。
ハリー:映画を観たら僕とねるちゃんみたいにディスカッションしてほしいんだよね。友だちでもいいし、家族でも大切な人でも。映画を観たあとにディスカッションをするのが一番の醍醐味。
長濱:そうですよね。まだ観ていない方は、ぜひ劇場でチェックしてみてください。
『POP OF THE WORLD』の「DOGA FOR YA!」では、話題の洋画や海外ドラマから毎週1作品をピックアップして紹介。その作品の魅力や、文化的背景について語る。放送は毎週土曜日7時5分頃から。
トークが繰り広げられたのは、ふたりがナビゲーターを務める、J-WAVEで放送中の番組『POP OF THE WORLD』のワンコーナー「DOGA FOR YA!」。ここでは12月4日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
マーベルスタジオとの契約満了を迎えるトム・ホランドだが…
2017年の公開の映画『スパイダーマン:ホームカミング』からスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じてきたトム・ホランド。2022年1月7日に日本公開となるシリーズ3作目『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でマーベルスタジオとの契約が満了を迎えるため、スパイダーマン役を卒業するという噂があった。しかし、マーベルスタジオとソニーピクチャーズは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開後、「トム・ホランドを主演に迎え、新たなスパイダーマン3部作を制作する」と発表した。現在25歳のトム・ホランドが「もし30歳を過ぎてもスパイダーマンを演じていたらおかしいよね」と20代での卒業を示唆していたが、この発表にファンだけでなくマーベルスタジオとソニーピクチャーズもトム・ホランド演じるスパイダーマンを愛してやまず、手放したくない様子が伝わってくる。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』予告3 1月7日(金)全国の映画館で公開! #全ての運命が集結する――
ハリー:マーベルの代表的なヒーローであるスパイダーマンはとりあえず生きていくってことだよね。でもわかんないじゃん。常に我々は「どのタイミングで(ヒーローが)いなくなるのか」って考えるからね。
長濱:ちなみにプロデューサーのエイミー・パスカルは「あと100本くらい作りたい」というくらい、トム・ホランドなしでスパイダーマン映画を作る気はないと話しているみたいです。惚れこんでいますね。
映画『ホーム・アローン』の家に泊まれるチャンス!
クリスマスの定番ともいえる映画『ホーム・アローン』で主人公の少年ケビン・マカリスターが住む、誰もが憧れてしまう広くてゴージャスでかわいい家が、アメリカの民泊サービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」を通じて一夜限りで貸し出しされる。その価格はなんと25ドル(約2830円)。家の様子は1990年公開の映画で使われたときとほぼ同じ。予約開始はアメリカ東部時間で12月7日14時から。利用できるのは12月12日の一晩のみということで、倍率はかなり高そうだ。しかしホリデイシーズンにあの家に泊まれれば一生の思い出になるのではないだろうか。ハリー:安くない?
長濱:本当ですよ。当選は完全に運ですよね。
ハリー:なんか出てくるんじゃないの?
長濱:こわーい! ちなみにこれは、現在「Disney+」で配信がスタートしている新作映画『ホーム・スイート・ホーム・アローン』を記念した企画です。主人公の少年マックス・マーサーを演じるのは、映画『ジョジョ・ラビット』でヨハネス・“ジョジョ”・ベッツラーの親友ヨーキー役を演じたアーチー・イェーツくんです。
ホーム・スイート・ホーム・アローン|予告編|Disney+ (ディズニープラス)
相手のためについた優しい嘘が思わぬ方向へ…
現在公開中の映画『ディア・エヴァン・ハンセン』。トニー賞で6部門を受賞し、グラミー賞とエミー賞にも輝いたブロードウェイミュージカルを映画化した作品だ。監督を『ワンダー 君は太陽』のスティーブン・チョボスキー、ミュージカル楽曲を『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』『アラジン』など大ヒットミュージカル映画に携わってきたベンジ・パセックとジャスティン・ポールが担当した。映画『ディア・エヴァン・ハンセン』予告編《2021年11月26日(金)公開》
ハリー:エヴァンがコナーの親友だったって思っちゃうんだよね。
長濱:そうです。エヴァンは悲しみに暮れるコナーの両親を見て、これ以上苦しめたくないと思って「コナーと親友だったよ」と嘘の思い出を語っていきます。
作品を見たリスナーからは「率直にすごく感動しました。僕はこの映画をハンセンの目線になって見ましたが、正直であることの難しさ、そして大切さが本当によくわかりました」「何気なくついてしまった嘘が始まりで、もう取り戻せないほど進んでしまう。嘘はいけないことだけど、私もきっとこの優しい嘘をついてしまうと思います。2人は優しい嘘はアリですか?」などのメッセージが寄せられた。リスナーからの質問にハリーは次のように回答する。
ハリー:僕は全然アリだなと思っているけど、真実を隠してはいけないとも思うから、大丈夫じゃないときに僕は「大丈夫だよ」って言いませんね。その人になって世の中を見てみて、その嘘がちょっとでも後押しになるならつくかもしれないけど、基本的にはオブラートに包みながら真実を伝えます。
長濱は、最近の経験を交えて「人のためになる優しさ」について話す。
長濱:最近、人から「あなたの優しさは、目の前の人に優しいって思われたい優しさだよね」って言われて。それは怒られたとかではなくて、「目先の優しさは大きく見たら、その人にとって優しくない場合もある」「その優しさは本当の優しさじゃないかもしれない」って言われたんです。私、それでハッとして、母に「人に優しくするってどういうことなの?」って相談しました。このエヴァンも優しさから嘘をついたんですけど、その人のためになる優しさってなんだろうって考えたときに、母が「目の前の人にでも優しくできているのならそれを大切にしたほうがいいし、ひとつずつやっていかないといけないんじゃないかな」って言ってくれて、それですごく救われて。
長濱は母からのアドバイスや読んだ小説から「優しい嘘や八方美人は目の前の相手を傷つけたくない、いやな気持ちにさせたくない」という思いから生まれるのでは、と語る。
ハリー:その先にあるターゲットにもよるよね。人生の分岐点なら僕はズバっと言うタイプ。やっぱりその人の身になって本当に何がありがたいのかなと思うと、長い目で見たときには意外と痛烈な事実のほうがありがたいってなるかもしれない。
長濱:この映画は、主人公だけじゃなくて周りの登場人物の人生も描いているので、見る人によって投影・共感する人が違うのかなと思います。
ハリー:映画を観たら僕とねるちゃんみたいにディスカッションしてほしいんだよね。友だちでもいいし、家族でも大切な人でも。映画を観たあとにディスカッションをするのが一番の醍醐味。
長濱:そうですよね。まだ観ていない方は、ぜひ劇場でチェックしてみてください。
『POP OF THE WORLD』の「DOGA FOR YA!」では、話題の洋画や海外ドラマから毎週1作品をピックアップして紹介。その作品の魅力や、文化的背景について語る。放送は毎週土曜日7時5分頃から。
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2021年12月11日28時59分まで
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番組情報
- POP OF THE WORLD
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毎週土曜6:00-8:00