“アーティスト”矢部浩之が歌手デビューの心境と、石崎ひゅーいとのエピソードなどを語った。
矢部が登場したのは、J-WAVEで放送中の『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。オンエアは11月15日(月)。矢部は12月22日(水)にデビューシングル『スタンドバイミー』をリリースする。
サッシャ:それにしてもミュージシャンですよ、驚きました。最初やるって聞いたときはメチャメチャ驚きました。
矢部:でしょ?
ノイハウス:「でしょ」って(笑)。
矢部:みんな混乱したと思うんです(笑)。
サッシャ:僕は「え? 僕の知ってる矢部さんですか?」って思いました。
矢部:混乱したのは自分もそうで。もともとはラジオのなかで、自分が1回卒業していた『オールナイトニッポン』に戻ってきて「なんか楽しみたいな」と。「じゃあ歌なんか歌ってみたら面白いんちゃうか?」ぐらいの、最初はほんの企画やったんです。
ノイハウス:カラオケとか以外で歌ったことはあったんですか?
矢部:『オールナイトニッポン』内ではふざけてというか、リスナーが喜んでくれるので。「歌ヘタ」な感じを喜んでくれていて。
ノイハウス:でも今回の曲はそんなふざけている感じじゃないじゃないですか。
矢部:そうなんです。そうなってしまったんです。
最初は軽い気持ちで言いだしてみたものの、徐々に自分を取り囲む人物が本格派の顔ぶれになっていき「あ、これは穏やかじゃないぞ……」と感じたという矢部。突然「よしもとミュージック」と「ユニバーサル ミュージック合同会社」による共同音楽レーベル「YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.」から、アーティスト第一弾としてデビューすると聞かされたそうだ。
サッシャ:責任重大じゃないですか。
矢部:重大。
サッシャ:(笑)。
ノイハウス:それはちゃんとやらないと。
矢部:マネージャーに言ったんです「マネージャーのせいや」と。
サッシャ:ブッキングしたのが悪いと(笑)。
矢部:そう。シャレで言ったけど、吉本に持って帰って話を大きくしすぎた。それでもう逃げるに逃げられなくなって、腹をくくったんです。これは『オールナイト』でやっているようなおふざけじゃ無理、ダメ、作っていただいた石崎ひゅーいさんにも失礼にあたる。決して歌うまくないしテクニックもないから、一生懸命歌うしかない!と、追いつめられて腹くくったんです。
ノイハウス:(笑)。
サッシャ:これがうまくいかないとレーベルどうなるんですか?
矢部:もうヤバいですよね、第二弾の方にも失礼ですよ。だからある意味、背負ってます。
サッシャ:石崎ひゅーいさんに曲作ってもらったってすごくないですか。
矢部:そうなんですよ。石崎ひゅーいさんだったら菅田将暉くんの有名な歌があるので。それをイメージしたら「歌えるかな、俺」って(笑)。
サッシャ・ノイハウス:(笑)。
矢部:俺、自分の(歌ってる)姿が見えへんかった。勝手なイメージで「これ無理ちゃうか?」と自信をなくしました。そこからひゅーいくんと顔合わせしていろいろ話していたら、もうすごくいい人で、こっちがリラックスするようなことばかり言ってくれて。一番よかったのは「ナイナイ世代です」って言ってくれてたんです。ちょうど37歳ぐらいかな? だからちょっとテレビつけたらバラエティでは我々がやっていた時代でそういうのを観てくれていたので、顔合わせのときに「ほぼできてるんです」と言ってくれて。
サッシャ:曲をですか?
矢部:お話は前もってスタッフからいってるんですけど「うわあ」と思って。関西で「さぶいぼ」って言うんですけど鳥肌が立ちましたね。そこからは楽しみで仕方なくて。それでLINE交換してもらって数日後に僕のLINEに楽曲が来たんです。
サッシャ:音楽データが届いた?
矢部:届いたんです。それも俺、人生で始めてやから。
サッシャ:自分用の歌が届く、まだ誰も世界で聴いてない音楽が。
矢部:そう! それで「聴いてみてください」って。
ノイハウス:どういうところで聴いたんですか?
矢部:自分の部屋です。子どもがまだ小っちゃい男の子2人なので、寝静まってからイヤホンして。なんか知らんけどメチャメチャ緊張して聴き始めて、もう最初のピアノの音で「うわあ」と。まあとにかくメチャメチャええ歌。最初に思ったのは「俺じゃないほうがええ」って(笑)。
サッシャ:いい歌だから。
矢部:そう。これなんやったらもう、ひゅーいくんが(歌うのが)絶対いいやんと思って。これが正直な感想です。でもよくよく考えたら歌詞とかは全部私とかナインティナインにリンクされていて。
サッシャ:ラブが詰まってますよね。
矢部:これはすごいなと。逆にこの楽曲にも「もう逃げられませんよ」というメッセージも入っていて(笑)。ここでも腹くくりましたね。
番組では『スタンドバイミー』をオンエア。矢部は自身の曲が流れることにまだ慣れず他人事に感じてしまうことを告白しながらも、ミュージックビデオの撮影を振り返った。
サッシャ:ミュージックビデオももうお撮りになってたじゃないですか。劇場で1人歌うみたいな。なかなかないですよね、大体劇場のマイクの前だとナインティナインで2人ですからね。
矢部:いやそうなんです。あれもミュージックビデオの監督さんが格好よくしてくれた、メチャメチャ格好よくしてくれたんですよね。
サッシャ:歩いて入ってくるところから始まってね。
矢部:なにもわからないので「なんか1個だけテーマというか設定ください、どうしたらいいですか?」って聞いたら、監督が「哀愁だけください」って。
サッシャ:格好いい! なんですかそのロマンチックな感じ。
矢部:「ええー!」って言うて。俺も50やから勝手に哀愁は出ると思うと(笑)。そうしたら「そのままの矢部さんで歌ってください」と、それも気を使っていただいて。本当にそのままで歌いました、自然体で。あとはプロの方が格好よくしてくださるんで。
アーティスト矢部浩之の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
矢部が登場したのは、J-WAVEで放送中の『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。オンエアは11月15日(月)。矢部は12月22日(水)にデビューシングル『スタンドバイミー』をリリースする。
ミュージシャン・矢部浩之が誕生した経緯
この日はお笑いコンビ・ナインティナインとしてではなくミュージシャンとして登場した矢部は、デビューに至った経緯について説明した。サッシャ:それにしてもミュージシャンですよ、驚きました。最初やるって聞いたときはメチャメチャ驚きました。
矢部:でしょ?
ノイハウス:「でしょ」って(笑)。
矢部:みんな混乱したと思うんです(笑)。
サッシャ:僕は「え? 僕の知ってる矢部さんですか?」って思いました。
矢部:混乱したのは自分もそうで。もともとはラジオのなかで、自分が1回卒業していた『オールナイトニッポン』に戻ってきて「なんか楽しみたいな」と。「じゃあ歌なんか歌ってみたら面白いんちゃうか?」ぐらいの、最初はほんの企画やったんです。
ノイハウス:カラオケとか以外で歌ったことはあったんですか?
矢部:『オールナイトニッポン』内ではふざけてというか、リスナーが喜んでくれるので。「歌ヘタ」な感じを喜んでくれていて。
ノイハウス:でも今回の曲はそんなふざけている感じじゃないじゃないですか。
矢部:そうなんです。そうなってしまったんです。
最初は軽い気持ちで言いだしてみたものの、徐々に自分を取り囲む人物が本格派の顔ぶれになっていき「あ、これは穏やかじゃないぞ……」と感じたという矢部。突然「よしもとミュージック」と「ユニバーサル ミュージック合同会社」による共同音楽レーベル「YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.」から、アーティスト第一弾としてデビューすると聞かされたそうだ。
サッシャ:責任重大じゃないですか。
矢部:重大。
サッシャ:(笑)。
ノイハウス:それはちゃんとやらないと。
矢部:マネージャーに言ったんです「マネージャーのせいや」と。
サッシャ:ブッキングしたのが悪いと(笑)。
矢部:そう。シャレで言ったけど、吉本に持って帰って話を大きくしすぎた。それでもう逃げるに逃げられなくなって、腹をくくったんです。これは『オールナイト』でやっているようなおふざけじゃ無理、ダメ、作っていただいた石崎ひゅーいさんにも失礼にあたる。決して歌うまくないしテクニックもないから、一生懸命歌うしかない!と、追いつめられて腹くくったんです。
ノイハウス:(笑)。
サッシャ:これがうまくいかないとレーベルどうなるんですか?
矢部:もうヤバいですよね、第二弾の方にも失礼ですよ。だからある意味、背負ってます。
石崎ひゅーいは「すごくいい人」 届いた楽曲を聴いて…
『スタンドバイミー』は作詞作曲を石崎ひゅーいが担当。彼との出会いや自身のもとに楽曲が届いた瞬間について振り返った。矢部:そうなんですよ。石崎ひゅーいさんだったら菅田将暉くんの有名な歌があるので。それをイメージしたら「歌えるかな、俺」って(笑)。
サッシャ・ノイハウス:(笑)。
矢部:俺、自分の(歌ってる)姿が見えへんかった。勝手なイメージで「これ無理ちゃうか?」と自信をなくしました。そこからひゅーいくんと顔合わせしていろいろ話していたら、もうすごくいい人で、こっちがリラックスするようなことばかり言ってくれて。一番よかったのは「ナイナイ世代です」って言ってくれてたんです。ちょうど37歳ぐらいかな? だからちょっとテレビつけたらバラエティでは我々がやっていた時代でそういうのを観てくれていたので、顔合わせのときに「ほぼできてるんです」と言ってくれて。
サッシャ:曲をですか?
矢部:お話は前もってスタッフからいってるんですけど「うわあ」と思って。関西で「さぶいぼ」って言うんですけど鳥肌が立ちましたね。そこからは楽しみで仕方なくて。それでLINE交換してもらって数日後に僕のLINEに楽曲が来たんです。
サッシャ:音楽データが届いた?
矢部:届いたんです。それも俺、人生で始めてやから。
サッシャ:自分用の歌が届く、まだ誰も世界で聴いてない音楽が。
矢部:そう! それで「聴いてみてください」って。
ノイハウス:どういうところで聴いたんですか?
矢部:自分の部屋です。子どもがまだ小っちゃい男の子2人なので、寝静まってからイヤホンして。なんか知らんけどメチャメチャ緊張して聴き始めて、もう最初のピアノの音で「うわあ」と。まあとにかくメチャメチャええ歌。最初に思ったのは「俺じゃないほうがええ」って(笑)。
サッシャ:いい歌だから。
矢部:そう。これなんやったらもう、ひゅーいくんが(歌うのが)絶対いいやんと思って。これが正直な感想です。でもよくよく考えたら歌詞とかは全部私とかナインティナインにリンクされていて。
サッシャ:ラブが詰まってますよね。
矢部:これはすごいなと。逆にこの楽曲にも「もう逃げられませんよ」というメッセージも入っていて(笑)。ここでも腹くくりましたね。
MV撮影、監督からのオーダーは「哀愁」
番組では『スタンドバイミー』をオンエア。矢部は自身の曲が流れることにまだ慣れず他人事に感じてしまうことを告白しながらも、ミュージックビデオの撮影を振り返った。
サッシャ:ミュージックビデオももうお撮りになってたじゃないですか。劇場で1人歌うみたいな。なかなかないですよね、大体劇場のマイクの前だとナインティナインで2人ですからね。
矢部:いやそうなんです。あれもミュージックビデオの監督さんが格好よくしてくれた、メチャメチャ格好よくしてくれたんですよね。
サッシャ:歩いて入ってくるところから始まってね。
矢部:なにもわからないので「なんか1個だけテーマというか設定ください、どうしたらいいですか?」って聞いたら、監督が「哀愁だけください」って。
サッシャ:格好いい! なんですかそのロマンチックな感じ。
矢部:「ええー!」って言うて。俺も50やから勝手に哀愁は出ると思うと(笑)。そうしたら「そのままの矢部さんで歌ってください」と、それも気を使っていただいて。本当にそのままで歌いました、自然体で。あとはプロの方が格好よくしてくださるんで。
アーティスト矢部浩之の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
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2021年11月22日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
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月・火・水・木曜9:00-13:00