「新型アウトランダーPHEV」に乗ってみると…? 快適で美しい最上級の車、その魅力をレポート

今年10月にフルモデルチェンジをした、三菱自動車の新型アウトランダーPHEV。力強くもスタイリッシュなデザインで、環境に配慮した走りの面でもさらなるパワーアップした。今回は、リポーターの竹中三佳が、三菱自動車の開発者にインタビューをしつつ、新型アウトランダーPHEVの魅力に迫る。

充電もできる「いいとこどり」のハイブリット車

竹中が訪れたのは、東京の田町駅に直結の三菱自動車本社にあるショールーム。

目の前に現れた新型アウトランダーPHEVの第一印象について、竹中は「フェイスや大きめなホイールなどから、力強さを感じつつも、側面を見ると、のびやかな直線が入っていて、その直線の落とす陰影が滑らかで美しいです」と語る。
早速、三菱自動車で開発を担当している谷本隆さんにお話を伺った。

竹中:新型アウトランダーPHEVを目の前にして、圧倒的な迫力があるんですが、そもそも「PHEV」とはどんな車なのでしょうか?

谷本:PHEVとは「プラグイン・ハイブリッドEV」の略です。通常のハイブリッド車と同じように、電気で動くモーターとガソリンで動くエンジンを搭載しており、さらにプラグイン(充電できる機能)がついた車です。なので、日常使いで、近所にお買い物をしたり、通勤をしたりするときには、エンジンをかけずにEVとして使っていただくことができる車になっています。

竹中:ガソリンと電気、そして車でも充電できるという、すべての機能をいいとこどりした車、ということでしょうか?

谷本:はい。おっしゃる通りですね。
竹中:昨今、地球温暖化も叫ばれていますから、環境問題にも十分配慮されていますよね。エンジンをかけずにEVとして走るということは、給油回数も減りそうですよね。

谷本:そうですね、グッと減ると思います。普段使いはEVで走っていただけるのですが、例えば長距離を走るときや、充電をし忘れてしまったときなどはガソリンエンジンがついていますから、発電をしながらハイブリット車として走れます。

竹中:しかも車への充電がお家で簡単にできると伺いました。

谷本:そうですね、充電器を差すことによって、ご家庭でも簡単に充電することができます。

竹中:充電したり、ほかのものに電気を蓄えたりするそうですが、具体的にどういった使い方ができますか?

谷本:お客様によっていろいろな使い方を開拓いただいているんですけども、例えばキャンプ。車の中にあるコンセントに差すだけで、ホットプレートでお料理ができたりします。
竹中:かなり充実したキャンプライフが送れますね!どれくらいの電気を使えるのですか?

谷本:電気は1500Wまで使えますので、ドライヤーや電子レンジなども使っていただけます。

竹中:パワフルなんですね。車に蓄えた電気が使えるということは、災害時にも使えますよね。

谷本:おっしゃる通りです。例えば、家が停電してしまったときには、この車のコンセントを使っていただければ、いざというときにも役に立ちます。

“世界で売れた車”が発売以来のフルモデルチェンジ

従来のアウトランダーPHEV、そして今回発売された新型は、どんな特徴や違いがあるのだろうか。

谷本:まず従来のアウトランダーPHEVからご紹介いたしますと、環境性能ももちろんですが、SUVの使い勝手や走りの良さというところで、日本のみならず、本場ヨーロッパでも非常に好評いただいてきました。

竹中:ヨーロッパは悪路も多く、路面環境があまりよくないイメージですが、そういうものにも対応して、評価されているということなんですか?
谷本:そうですね。

竹中:見た目が大きめなので、走行音のことが気になるのですが。

谷本:非常に静かです。今回はPHEVでも、我々は特にEV的な走りにこだわって作っています。なのでモーターで静かに走ることができますので、車内もとても静か。例えば、高速道路で走っているときの会話なんか、すごく楽になると思います。

竹中:小さなお子さんを乗せている方で、「せっかく寝たのに!」というのがないということですね(笑)。

谷本:きっと喜んでいただけると思います。

竹中:やっぱりレースなどを通して、走りにこだわってきた三菱自動車ならではという感じですね。

谷本:そうですね。これからも三菱自動車は環境性能に加えて、安全や安心、そして快適性を追い求めていければと思います。

竹中:今回は2013年の発売以来のフルモデルチェンジということですが、具体的にはどのような点が変わったのですか?

谷本:これまで好評いただいていた環境性能、三菱らしい走りというものをさらにグッと上げてきました。アウトランダーは、三菱のフラッグシップなんですね。そういった意味で、最上級にふさわしい、ワンランク上の内装と外観を目指してつくってきました。

竹中:確かに、見ているとどことなく“未来感”を感じます。シンプルだけど、とてもスタイリッシュな印象ですが、デザインのポイントはどういったところでしょうか?

谷本:横から見ると、流麗な横のラインと、それからボンネットやルーフなどが水平基調で、とてもまとまりのあるデザインではないかなと思っています。また20インチホイールは、存在感をぜひ強調できればと思っておりました。
竹中:これは存在感がありつつも、東京をはじめ、都会の風景にも馴染む。そんなおしゃれな車に仕上がっていますよね。

座り心地の良い座席は、背中を押してくれるマッサージ機能付き!

竹中が新型アウトランダーPHEVの運転席へ。乗る前は「ちょっと車高が高くて乗りにくいのかな」と想像していたが、実際はドアが広いため乗り込みやすいとコメントした。
谷本:ドアの下のサイドシルの部分ごと開くようになっているので、乗り込むときに、より運転席に近いところから乗っていただくことができます。

竹中:座席もかなり座り心地がいいです。マットなブラックのレザーに、手仕事感のあるオレンジのステッチが本当に上質。遠出しても疲れにくいようなシートですね。

谷本:これは最上級グレードの内装なのですが、“欧州プレミアムブランド並”ということをキーワードに、モダンかつスポーティーな空間を演出できればと思っています。
竹中:本当にラウンジのような空間ですよね。あれ、シートが動き出しましたね? これはなんですか?

谷本:これはリフレッシュ機能がついていまして、背中を優しく押してくれるマッサージをしてくれます。

竹中:えぇ、最高じゃないですか! 長距離運転の強い味方ですよね。それから、メーターもかなり見やすくて。目の前のモニターの絵が次々変わるのですが、これはなんですか?

谷本:これは、この車の売りのひとつでもある、ドライブモードセレクターです。ダイヤルを回してもらうと、路面状況に合わせた7種類の車の走り方ができるようになっています。
竹中:未来感ありますね。天井もかなり高くて、窓もありますね。2列目後部座席の後ろ側まで開くんですね。かなりの開放感です。ところで、J-WAVEのリスナーの皆さんは音楽にこだわっている方が多いんですけども、そういった面はいかがでしょうか?

谷本:はい。このグレードにはですね、BOSEのプレミアムサウンドシステムが搭載されています。

竹中:車にBOSE!音楽も十分楽しめそうですね。私の部屋で聞くよりいい音質で聞ける気がします(笑)。

こだわりが詰まった新型アウトランダーPHEVをぜひ体験して!

PHEVにしては珍しい3列7人乗り。竹中は後部座席に移動して乗り心地を確かめる。

竹中:かなり広く感じます。ゆったりとしていますね。
谷本:そうですね。従来型よりもさらに広げていますので、後席でもゆったり過ごしていただけると思います。

竹中:私は身長165センチですが、足元もゆったりで、後ろのシートもかなり上質にできていますね。隅々まで配慮が行き渡って、高級感もしっかり漂って、さらに環境にもやさしい。欲しい要素全て兼ね備えたお車ですね。あ、これはコンセントですか?

谷本:はい。コンセントでも充電できますし、USBも2つ付いていますので、みなさん移動しながら充電することができると思います。

竹中:しかも、エアコンもそれぞれで温度設定できるんですね!後ろの席と前の席だと温暖差があってよく喧嘩になりますけど、これならそれぞれの好みに合わせることができるので、嬉しいですね。

新型アウトランダーPHEVはオンライン発表会も行われ、現在も動画で楽しむことができる。美しさや乗りやすさを体感できる内容だ。気になる人はチェックしてみては。
(制作・編集=ピース株式会社、構成=五月女菜穂)
番組情報
J-WAVE HOLIDAY SPECIAL MITSUBISHI OUTLANDER PHEV presents FIND YOUR NEW LIFE
2021年11月3日(水・祝)
9:00-17:55

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