「軽井沢と東京の二拠点生活」で変化したことは？ その楽しさを、フードディレクター・川上ミホが語る

フードディレクターの川上ミホさんが、軽井沢と東京の二拠点生活について語った。

川上さんが登場したのは11月3日（水・祝）にオンエアした『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL MITSUBISHI OUTLANDER PHEV presents FIND YOUR NEW LIFE』。地方移住、2拠点生活、ワーケーションなどの言葉が定着した今、「自分らしい暮らし」をテーマにお届けする9時間の特別番組だ。ナビゲーターはサッシャ、ナレーションで早見沙織も参加し、よりよい暮らしのあり方を探った。

軽井沢生活で、自然環境への関心が強くなった

新鮮な食材が豊富な軽井沢は、フードディレクターの仕事にも多くの相乗効果をもたらしてくれているそう。生産者たちとの距離感が近いので、以前よりも食材が生まれた背景を意識したり、季節の生命の循環をこれまで以上に肌で感じるようになり、仕事だけでなく暮らしや生き方そのものに影響をおよぼしていると感じているという。

サッシャ：軽井沢の紅葉はどこで見るのが最高ですか？
川上：どこを見ても紅葉なんです。街中を走っていても、ちょっと森に入っても、ちょっとずつ色が違ったりして、それぞれの見どころがあります。
サッシャ：いいなあ！　そんななか川上さんファミリーが軽井沢にお宅を構えたのは2020年の3月ころですよね。
川上：そうです。
サッシャ：1年半ちょっとということですが、東京と軽井沢を行ったり来たり、一番の変化はなんでしょうか。
川上：たくさん変化はありましたが、一番大きかったのは自然環境への関心がすごく強くなったことです。前から自然はすごく好きで関心はあったんですが、実際に暮らしてみることでより身近になったというか。自分と自然環境がすごく地続きで、自分が起こした選択や行動によって自然環境も、それから子どもに与える影響もすごく大きくなったなと感じています。木や動物、虫が生活している環境を目の当たりにすることによって、自分の暮らし方をどういう風にしていったらいいんだろう？と考えるきっかけにもなります。
サッシャ：地球規模の視点に変わるということですか？
川上：だんだんと広くなってきたと思います。

家族も変化。チーム感が強くなった

環境への意識をするようになってきたという軽井沢生活は、家族との生活や関係にも変化をもたらしているという。

川上：一番、軽井沢に拠点を構えたことで大きく変化したのが都会育ちの主人で、彼が一番自然を満喫しています。家族を誘って外に連れ出すということが多くなったのでより多くの時間を外ですごすようになって、チーム感みたいなものも以前より強くなった気がします。
サッシャ：どんなところに連れ出してくださるんですか？
川上：近いところですと白糸の滝だったり、あとは長野県は車で30分ぐらい走らせたところにワイナリーだったりオーガニックファームがあったりするので、そういうところにもよく出かけています。
サッシャ：そういうのが身近にあるのがいいですね。生活拠点が2つになれば生活が変わるのはもちろんですが、なにか新たに始めたことはありますか？
川上：庭ができたので、引っ越してきてから家庭菜園を始めました。
サッシャ：いいですねえ！
川上：でも意外と難しくてよく失敗しています（笑）。「お庭で採れたてのお野菜が食べられたらいいな」と思ったんですけれど、森の中で野菜が育つ環境というのがちょっと難しいようで、苦戦しています。ただ、土を育てるという意味でコンポスト、キッチンから出る生ごみを土に還すようなことは続けていて、そちらのほうは少しずつ感じがつかめてきたところですね。ハマる理由がわかる気がします。
サッシャ：来年は成功することを願っております。
川上：ありがとうございます（笑）。

山道でも安心感があった、新型アウトランダーPHEV

川上さんはもともと20年以上のペーパードライバーだったが、軽井沢に拠点を持つことで運転を再開。はじめは緊張することもあったものの、現在では毎日乗っているという。そんな川上さんは新型アウトランダーPHEVにも試乗し、その様子は、「新型アウトランダーPHEV」オンライン発表会の動画で楽しめる。この動画には、番組で実施した豪華プレゼントが当たるクイズのヒントも隠れている。正解者の中から抽選で2名様に、とっておきの宿を選べるカタログギフトをプレゼント。応募は締切は11月7日(日)23:59まで受付中だ。 ・プレゼント応募は公式サイトから
https://www.j-wave.co.jp/holiday/20211103/

サッシャ：実は川上さんとは発表会の動画でもご一緒させていただいておりまして、その節はお世話になりました。実際の軽井沢暮らしでの車ライフを見せてくれています。ご自宅も映っていますが、素敵なお家です。
川上：ありがとうございます。本当に森の中でサルだったりリスだったりが遊びに来る場所です。
サッシャ：お家の形も独特でこだわりもありそうです。
川上：家族がすごす場所として軽井沢を選んだので、部屋を分けずにフラットなワンルームタイプになっています。
サッシャ：実際に新型アウトランダーPHEVに乗ってみていかがでしたか？
川上：ビックリしました。山道を乗ったので、ちょっと足回りは最初怖いかなと思ったんですが、山のグネグネ道も安定していてグラつかない。本当にレスポンスが早くて、曲がりたいと思った方向に体にフィットしてついてきてくれる感じですね。動画のなかでは私は「バスケットボール選手みたい」という風に表現したんですが、もうひとつ「ドラゴンボールの筋斗雲（きんとうん）があったら、こんな感じだろうな」と。
サッシャ：孫悟空の筋斗雲。
川上：そうですね。そんな感じの軽くて、滑らかな乗り心地だったのが印象的ですね。
サッシャ：このへんは動画で詳しく語ってくださっていますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

「わかっているようでわかっていなかったこと」

前述の動画には川上さんの子どもも登場。軽井沢での生活によって子どもにはどのような影響があったのだろうか。

川上：ものすごくダイナミックに変わるということではないんですが、細かいところで言うと虫に触れるようになるとか、草や鳥の名前を覚えているとか、そういったところが大きいですね。あとは身近にいろいろな生き物がいるということで、自分や人以外の多様な生き物が存在しているということを自然に肌で感じ取っているなというのは見ていて感じています。
サッシャ：たくましくなった感じですね。
川上：かなりワイルドになったと思います（笑）。
サッシャ：都会生活から自然の生活になると得るものも多いんでしょうが、シンプルライフというか生活のなかで省くものも出てくるんじゃないかなと感じますが、そのあたりはご家族で生活していてどうですか？
川上：ライフスタイルはすごくシンプルになったというのは間違いないです。たとえば細かいところではコンビニに行く回数が減ったとか、夜早く寝るとか。あとは不便なことを不便と思わなくなった、便利を求めなくなったというのも大きいです。
サッシャ：不便を不便と感じないというのは、それを楽しむということですか？
川上：不便なことが当たり前になって、あらかじめ用意されていた便利なことを求めなくなったというのがあります。あきらめともちょっと違うんですが、そうあるものはそうあるものとして、自然に受け止められるようになったというのが大きいと思います。

サッシャは「都会生活者からすると気になるのが人間関係」と、軽井沢におけるコミュニティについて質問すると、川上さんは「人間関係は濃いです（笑）」と回答。都会生活との違いを解説した。

川上：都会生活は個々を重視した心地よさがあります。逆に軽井沢は人とのつながりが心地よいというか。軽井沢の場合は当事者として地域に関わっていく機会がすごく増えました。
サッシャ：子どもを交えた行事とかもあったりするということですか？
川上：やっぱり子どもがいることで、そのあたりがより広がっているなと思います。

川上さんは仕事の関係で、週に2～3日は東京で過ごす生活を送っている。東京と軽井沢の違いについて訊かれると、「時間の流れが違うのと、土との距離感が違う」と答えた。

川上：土から離れていた分、軽井沢で暮らすことで、わかっているようでわかっていなかったことに、たくさん出会っていますね。
サッシャ：素敵な言葉です。わかっているようでわかっていなかった。なんとなく頭の中ではわかっているけど、実際に触れていないというか。
川上：やっぱり人と土とのつながりにハッとすることも多いです。
サッシャ：さまざまなことを考えて聴いてくださっている方もいると思います。拠点とか自分の居場所を複数持つことは、川上さんの場合はご自分の人生やご家族も含めて、どんな影響を与えているんでしょうか。
川上：暮らすことで、自分ごととして考えることになる。そうすると旅とはまたちょっと違う物事の深度というか、ものの見方が違う角度から見られることでより深く感じたり考えたりできるので、とても実りがあります。

川上さんの活動詳細は公式サイトまで。