ハワイ在住のファッションモデル・SHIHOが、瞑想の魅力について語った。
SHIHOが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『Diamond head ETHICAL WAVE』(ナビゲーター:坂口真生/豊田エリー)。ここでは10月23日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
日々の暮らしに瞑想を取り入れて14年。2021年9月には、より簡単に楽しくできる瞑想法を紹介したガイドブック『NNATURAL MEDITATION IN HAWAII はじめての瞑想 BY SHIHO』(辰巳出版)を刊行した。
坂口:3年前に生活の拠点を日本からハワイに移されたということで、このあたりの心境や理由を教えてください。
SHIHO:ちょうど3年前に家族で韓国のハワイ親善大使をやっていたんです。そんなきっかけもあって、「いろいろな挑戦をしてみたいな」と自分のなかにあったのと、ずっと日本にいて10年後の自分をイメージしたときに、環境を変えて新しくいろいろ学んだり生活を変えたりしてみてもいいんじゃないかなと思って。夫も日本じゃなくても仕事ができる状況で、娘もちょうど幼稚園が終わるころだったので、英語教育を考えて、ハワイの学校にうまく受かったことをきっかけに、家族そろってハワイに移りました。
坂口:僕も20代のころによくハワイに行っていて大好きなんですね。だから、うらやましいです。SHIHOさんのなかで、日本とハワイの生活の違いはなんでしょうか。
SHIHO:ハワイは自然が近くにあるというか。家を一歩出たら海があって風が吹いていて、木々が揺れていて、空が広くて太陽の光をさんさんと感じる。自然が目の前にある暮らしをハワイでは体験できます。犬の散歩に行くと毎朝鳥肌が立っている感じですよね。
坂口:僕も瞑想歴は長くて、独学で20歳前後からやっているんけど、やっていない時期も長くて。ただ最近は集中してやっています。SHIHOさんは瞑想を具体的に毎日どのくらいされていますか? そのステップがすごく気になります。
SHIHO:私も10年ぐらいは独学で、ただ座るというのをずっとやっていて。40歳ぐらいになってヴィパッサナー瞑想や超越瞑想を習いにいきました。ストイックに1日1時間とかやっていたときもあったんですけど、最近は15~20分ヨガをやったあとに、20~40分ぐらい瞑想をするという感じです。だからトータル1時間弱ぐらいです。
坂口:私も同じぐらいです。
SHIHO:あら、気が合いそうですね!
坂口:朝型ですか?
SHIHO:朝日とともに派です。
坂口:おうちのどんな場所でやられているんですか?
SHIHO:自分のベッドルームにちょっとスペースがあるので、そこで窓を開けて太陽のほうの東の空を見ながらやる感じですね。
坂口:気持ちよさそうですね。
SHIHO:著書の『NATURAL MEDITATION IN HAWAII はじめての瞑想 BY SHIHO』で瞑想のメソッドを、4メソッド10パターンぐらい紹介していて。36瞑想、72瞑想、108瞑想という、鐘の音と呼吸の数を数えていく瞑想法があるんですが、夜寝る前にはそれがとてもオススメです。YouTubeで「36瞑想」と検索していただけると出てくると思うので、いますぐできます。
『NATURAL MEDITATION IN HAWAII はじめての瞑想 BY SHIHO』では、QRコードが掲載されており、それを読み込むことでも瞑想の動画を観ることができる。
SHIHO:たとえば、座らなくても、帰り道の電車のなかとかお料理しながら、ちょっとした時間で、おうちでリラックスするときにその音を聴いてもらうだけでも、日常に落ち着いた時間を入れるというか、静かな時間、自分のなかに隙間を作るような時間を持てて、それだけでもいろいろなことが変わってくると思います。
坂口:電車のときやお料理のときだと「それって瞑想じゃないんじゃない?」と思っている人が多いと思うんですよね。
SHIHO:みなさんがいつも意識するのは、だいたい頭のなかの思考だったり、心のなかの感情だったり、あとは外で起こっていることや携帯といったいろいろな情報だと思います。あとは自分たちの役割としてやらなければいけないこと、やることにとらわれていると思うんですけど、瞑想ってそうじゃない時間に、そうじゃないものに意識を向けていく時間なんですね。生きていく上で大切な呼吸だったり心臓の音だったり。内臓は自分の意識では止められない、止まらないものの動きじゃないですか。意識しているものじゃなくて無意識のなかに動いているものがある。その無意識のものに意識を向けていくのが私にとって瞑想なんです。その無意識な時間を意識してみよう、そこからなにかが始まるよというお話です。
坂口:それが大事なんですよね。都会にいる我々が、「自動操縦」と呼ばれている、無意識でいろいろなことをやって時間が過ぎているということですよね。
SHIHO:すごく大切なものを忘れているというか、人間は「生きてる」って思っているけど、実は「生かされている」ということだったり、そこに感謝することだったり。そこからものを見ることで、いつもの見え方が変わってきたり、気づかないことに気づけたりすると思うんです。いまのコロナ禍の混沌としたなかで上手に生きていく秘訣が、その時間のなかにあるとすごく実感しています。それを教えてくれる、気づかせてくれる簡単な方法が瞑想だなと感じていて。これをもっとたくさんの人とシェアしたいという想いから、この本やメソッドができました。
『Diamond head ETHICAL WAVE』は3年先の生き方を探るエシカルな60分。放送は毎週土曜日18時から。
SHIHOが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『Diamond head ETHICAL WAVE』(ナビゲーター:坂口真生/豊田エリー)。ここでは10月23日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
ハワイの自然のなかで生活
SHIHOは、ファッションモデルとして雑誌、テレビ、ラジオと幅広く活動。3年前にはハワイに移住し、活動の場を日本から海外へ広げている。ヨガブームの火付け役でもあり、『SHIHO loves YOGA ~おうちヨガ~』(エムオン・エンタテインメント)、『やせトレ SHIHO SECRET METHOD』(集英社)、出産後に出版したヨガストレッチDVD本 『トリニティスリム“全身やせ”ストレッチ』はシリーズ累計40万部を突破した。日々の暮らしに瞑想を取り入れて14年。2021年9月には、より簡単に楽しくできる瞑想法を紹介したガイドブック『NNATURAL MEDITATION IN HAWAII はじめての瞑想 BY SHIHO』(辰巳出版)を刊行した。
坂口:3年前に生活の拠点を日本からハワイに移されたということで、このあたりの心境や理由を教えてください。
SHIHO:ちょうど3年前に家族で韓国のハワイ親善大使をやっていたんです。そんなきっかけもあって、「いろいろな挑戦をしてみたいな」と自分のなかにあったのと、ずっと日本にいて10年後の自分をイメージしたときに、環境を変えて新しくいろいろ学んだり生活を変えたりしてみてもいいんじゃないかなと思って。夫も日本じゃなくても仕事ができる状況で、娘もちょうど幼稚園が終わるころだったので、英語教育を考えて、ハワイの学校にうまく受かったことをきっかけに、家族そろってハワイに移りました。
坂口:僕も20代のころによくハワイに行っていて大好きなんですね。だから、うらやましいです。SHIHOさんのなかで、日本とハワイの生活の違いはなんでしょうか。
SHIHO:ハワイは自然が近くにあるというか。家を一歩出たら海があって風が吹いていて、木々が揺れていて、空が広くて太陽の光をさんさんと感じる。自然が目の前にある暮らしをハワイでは体験できます。犬の散歩に行くと毎朝鳥肌が立っている感じですよね。
ヨガと瞑想でトータル1時間が日課
坂口は自身の瞑想経験を明かしつつ、14年の瞑想歴を持つSHIHOに、日々の瞑想法について問いかけた。坂口:僕も瞑想歴は長くて、独学で20歳前後からやっているんけど、やっていない時期も長くて。ただ最近は集中してやっています。SHIHOさんは瞑想を具体的に毎日どのくらいされていますか? そのステップがすごく気になります。
SHIHO:私も10年ぐらいは独学で、ただ座るというのをずっとやっていて。40歳ぐらいになってヴィパッサナー瞑想や超越瞑想を習いにいきました。ストイックに1日1時間とかやっていたときもあったんですけど、最近は15~20分ヨガをやったあとに、20~40分ぐらい瞑想をするという感じです。だからトータル1時間弱ぐらいです。
坂口:私も同じぐらいです。
SHIHO:あら、気が合いそうですね!
坂口:朝型ですか?
SHIHO:朝日とともに派です。
坂口:おうちのどんな場所でやられているんですか?
SHIHO:自分のベッドルームにちょっとスペースがあるので、そこで窓を開けて太陽のほうの東の空を見ながらやる感じですね。
坂口:気持ちよさそうですね。
「無意識のものを意識する」で日々は変化していく
コロナ禍のメンタルを保つ手段として、国際連合や日本の大企業など、さまざまなところで瞑想が取り入れられている。そこでSHIHOに「夜寝る前にできるオススメの瞑想方法」を訊いた。SHIHO:著書の『NATURAL MEDITATION IN HAWAII はじめての瞑想 BY SHIHO』で瞑想のメソッドを、4メソッド10パターンぐらい紹介していて。36瞑想、72瞑想、108瞑想という、鐘の音と呼吸の数を数えていく瞑想法があるんですが、夜寝る前にはそれがとてもオススメです。YouTubeで「36瞑想」と検索していただけると出てくると思うので、いますぐできます。
【SHIHO36瞑想】7分 サウンド・バス&呼吸で心身を浄化する36瞑想
SHIHO:たとえば、座らなくても、帰り道の電車のなかとかお料理しながら、ちょっとした時間で、おうちでリラックスするときにその音を聴いてもらうだけでも、日常に落ち着いた時間を入れるというか、静かな時間、自分のなかに隙間を作るような時間を持てて、それだけでもいろいろなことが変わってくると思います。
坂口:電車のときやお料理のときだと「それって瞑想じゃないんじゃない?」と思っている人が多いと思うんですよね。
SHIHO:みなさんがいつも意識するのは、だいたい頭のなかの思考だったり、心のなかの感情だったり、あとは外で起こっていることや携帯といったいろいろな情報だと思います。あとは自分たちの役割としてやらなければいけないこと、やることにとらわれていると思うんですけど、瞑想ってそうじゃない時間に、そうじゃないものに意識を向けていく時間なんですね。生きていく上で大切な呼吸だったり心臓の音だったり。内臓は自分の意識では止められない、止まらないものの動きじゃないですか。意識しているものじゃなくて無意識のなかに動いているものがある。その無意識のものに意識を向けていくのが私にとって瞑想なんです。その無意識な時間を意識してみよう、そこからなにかが始まるよというお話です。
坂口:それが大事なんですよね。都会にいる我々が、「自動操縦」と呼ばれている、無意識でいろいろなことをやって時間が過ぎているということですよね。
SHIHO:すごく大切なものを忘れているというか、人間は「生きてる」って思っているけど、実は「生かされている」ということだったり、そこに感謝することだったり。そこからものを見ることで、いつもの見え方が変わってきたり、気づかないことに気づけたりすると思うんです。いまのコロナ禍の混沌としたなかで上手に生きていく秘訣が、その時間のなかにあるとすごく実感しています。それを教えてくれる、気づかせてくれる簡単な方法が瞑想だなと感じていて。これをもっとたくさんの人とシェアしたいという想いから、この本やメソッドができました。
『Diamond head ETHICAL WAVE』は3年先の生き方を探るエシカルな60分。放送は毎週土曜日18時から。
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2021年10月30日28時59分まで
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番組情報
- Diamond head ETHICAL WAVE
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毎週土曜18:00-18:54
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坂口真生/豊田エリー