和田アキ子『YONA YONA DANCE』がYouTubeやTikTokで話題となっている。プロデュースを手がけたフレデリックの三原健司(Vo./Gt.)が制作秘話を語った。
三原がリモートで登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」。放送日は10月12日(火)。
フレデリックは10月6日に新曲『サイカ』を配信リリースした。
西沢:すごく盛り上がってるよね。
三原:面白い状況になってますね。
西沢:TikTokとかは狙ってたの?
三原:もともとTikTokとかで盛り上がったらいいよねって話もあって楽曲制作をしていたんですけど、和田さんに提供するとなるとやっぱりR&Bの女王とも言われるお方なので「そこに寄せた楽曲をつくるのも面白いな」とは思いつつも、フレデリック色満載のほうが面白いんじゃないかっていうことで、色をそのまま出すような楽曲をつくりましたね。
西沢:意外にアッコさん声を張り上げてないよね。
三原:でも声の力強さとか太さはご健在だったので、声を思い切り張らないにしても全然自分とは違うなってレコーディング中に感じてました。やっぱり伝説の方でしたね。
三原は和田への楽曲提供によって、もともとフレデリックを知らない人が「こういうバンドなんだ」と意識してもらえたことによって、自分たちの活動がより楽しくなったと語った。
西沢:すごいハイトーンボイスが切なさを醸し出していますよね。歌って苦しそうだからそこも切ない感じがしますね。
三原:キーも高いところにいるので、そこでちょっと苦しい感じから切なさを出せないかなって工夫しました。
西沢:狙ったんだ。それは当たりですね。
三原:ありがとうございます。
西沢:でもあんまりキーを高くするとカラオケで歌ってもらえません。
三原:あはは(笑)。それはありますよね。
『サイカ』はテレビアニメ『さんかく窓の外側は夜』(TOKYO MXほか)のオープニングテーマにもなっている。
西沢:どうやってテレビアニメの作品に曲を寄せたんですか?
三原:アニメの概要とか原作の単行本を自分たちが読ませてもらったり、ストーリーを踏まえた上で自分たちが思うことだったりテーマ的なところを大事にしたうえで、かつ音はフレデリックが持っているものをちゃんと大事にしました。アニメのお話をいただいたからこそ、そこの世界観にはちゃんと合うものにはしたいけど、ミュージシャンとして鳴らしたい音は鳴らすっていう譲れないものは大切にしました。
西沢:完成した曲がテレビアニメにのった一体感も意識してつくるんですよね。
三原:最近映像を勉強し始めて、自分もそれをなんとなく意識するんですけど、完成した映像を見てこれはプロの仕事だなって思わされるんで感動しかないですね。そこも想像しながらこういうふうに音が鳴ったらいいなとか一緒に制作をするんですけど、自分の想像を遙かに超えてくるなってわかりました。すごいですよね。
『サイカ』のジャケットデザインは三原康司が制作した。
西沢:このビジュアルにある手は誰の手?
三原:僕の手をコラージュして康司が描いてくれました。
西沢:これは両親がものすごく喜ぶね。
三原:喜びますね(笑)。
西沢:親孝行としてひとつやったんじゃないかってくらい。
三原:ははは(笑)。バンドやってるだけでだいぶ……親孝行になってるのかな。わからないですけど。
西沢:ふたりが共倒れする前に、ひとりは普通に就職してくれって言われなかった?
三原:僕らの場合は双子だから、インディーズでバンドの給料もなにもなくてバイトとかしてるときは親にめちゃくちゃ心配をかけてたと思いますけど、結構「好きなことをやりなさい」って言って送り出してくれました。
双子として生まれた三原だが、弟と音楽性は違ったという。
三原:康司は洋楽嗜好だったり楽器だったりアレンジだったりに興味があって、僕は日本の音楽のメロディーとか歌詞とかがすごく好きでって感じで、双子でも好きな部分はちょっと違ったりしましたね。
西沢:楽器を中心にやる人と曲作りを中心にやる人とその頃から分かれてるんだね。
三原:そうでしたね。音楽を始めたときから方向性が違ったので、それがよかったと思います。
西沢:子どもをミュージシャンにしたい親へのアドバイスってありますか?
三原:僕らは双子だけど、親はワンセットで考えないようなところがありました。双子だからふたりとも同じような感じで育てることがなかったんです。世間から見たら双子だけど三原健司と三原康司という男がいて、性格が違うことを早くから気づいていたので、健司は健司に合う育て方、康司は康司に合う育て方みたいなものを早い段階からしてもらっていたので、ふたりとも同じ習い事をさせるとかそういうことはあまりなかったですね。だからお互い全然違う性格になったのかなと思いますね。
フレデリックは10月31日(日)から全国ツアー「FREDERHYTHM TOUR 2021~思い出にされるくらいなら二度とあなたに歌わないよ~」がスタート。フレデリックの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の18時10分ごろから。
三原がリモートで登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」。放送日は10月12日(火)。
フレデリックは10月6日に新曲『サイカ』を配信リリースした。
和田アキ子は「やっぱり伝説の方でした」
TiKToKで人気を集める、和田アキ子『YONA YONA DANCE』。フレデリックは、どんな思いで制作したのか。三原:面白い状況になってますね。
西沢:TikTokとかは狙ってたの?
三原:もともとTikTokとかで盛り上がったらいいよねって話もあって楽曲制作をしていたんですけど、和田さんに提供するとなるとやっぱりR&Bの女王とも言われるお方なので「そこに寄せた楽曲をつくるのも面白いな」とは思いつつも、フレデリック色満載のほうが面白いんじゃないかっていうことで、色をそのまま出すような楽曲をつくりましたね。
西沢:意外にアッコさん声を張り上げてないよね。
三原:でも声の力強さとか太さはご健在だったので、声を思い切り張らないにしても全然自分とは違うなってレコーディング中に感じてました。やっぱり伝説の方でしたね。
三原は和田への楽曲提供によって、もともとフレデリックを知らない人が「こういうバンドなんだ」と意識してもらえたことによって、自分たちの活動がより楽しくなったと語った。
@kageihina 和田アキ子さんと踊らにゃ損!
♬ Yona Yona Dance - Akiko Wada
アニメ『さんかく窓の外側は夜』主題歌で意識したこと
フレデリックは10月6日に新曲『サイカ』を配信リリース。作詞・作曲は三原の双子の弟・三原康司が担当した。西沢:すごいハイトーンボイスが切なさを醸し出していますよね。歌って苦しそうだからそこも切ない感じがしますね。
三原:キーも高いところにいるので、そこでちょっと苦しい感じから切なさを出せないかなって工夫しました。
西沢:狙ったんだ。それは当たりですね。
三原:ありがとうございます。
西沢:でもあんまりキーを高くするとカラオケで歌ってもらえません。
三原:あはは(笑)。それはありますよね。
『サイカ』はテレビアニメ『さんかく窓の外側は夜』(TOKYO MXほか)のオープニングテーマにもなっている。
西沢:どうやってテレビアニメの作品に曲を寄せたんですか?
三原:アニメの概要とか原作の単行本を自分たちが読ませてもらったり、ストーリーを踏まえた上で自分たちが思うことだったりテーマ的なところを大事にしたうえで、かつ音はフレデリックが持っているものをちゃんと大事にしました。アニメのお話をいただいたからこそ、そこの世界観にはちゃんと合うものにはしたいけど、ミュージシャンとして鳴らしたい音は鳴らすっていう譲れないものは大切にしました。
西沢:完成した曲がテレビアニメにのった一体感も意識してつくるんですよね。
三原:最近映像を勉強し始めて、自分もそれをなんとなく意識するんですけど、完成した映像を見てこれはプロの仕事だなって思わされるんで感動しかないですね。そこも想像しながらこういうふうに音が鳴ったらいいなとか一緒に制作をするんですけど、自分の想像を遙かに超えてくるなってわかりました。すごいですよね。
『サイカ』のジャケットデザインは三原康司が制作した。
西沢:このビジュアルにある手は誰の手?
三原:僕の手をコラージュして康司が描いてくれました。
西沢:これは両親がものすごく喜ぶね。
三原:喜びますね(笑)。
西沢:親孝行としてひとつやったんじゃないかってくらい。
三原:ははは(笑)。バンドやってるだけでだいぶ……親孝行になってるのかな。わからないですけど。
西沢:ふたりが共倒れする前に、ひとりは普通に就職してくれって言われなかった?
三原:僕らの場合は双子だから、インディーズでバンドの給料もなにもなくてバイトとかしてるときは親にめちゃくちゃ心配をかけてたと思いますけど、結構「好きなことをやりなさい」って言って送り出してくれました。
双子として生まれた三原だが、弟と音楽性は違ったという。
三原:康司は洋楽嗜好だったり楽器だったりアレンジだったりに興味があって、僕は日本の音楽のメロディーとか歌詞とかがすごく好きでって感じで、双子でも好きな部分はちょっと違ったりしましたね。
西沢:楽器を中心にやる人と曲作りを中心にやる人とその頃から分かれてるんだね。
三原:そうでしたね。音楽を始めたときから方向性が違ったので、それがよかったと思います。
西沢:子どもをミュージシャンにしたい親へのアドバイスってありますか?
三原:僕らは双子だけど、親はワンセットで考えないようなところがありました。双子だからふたりとも同じような感じで育てることがなかったんです。世間から見たら双子だけど三原健司と三原康司という男がいて、性格が違うことを早くから気づいていたので、健司は健司に合う育て方、康司は康司に合う育て方みたいなものを早い段階からしてもらっていたので、ふたりとも同じ習い事をさせるとかそういうことはあまりなかったですね。だからお互い全然違う性格になったのかなと思いますね。
フレデリックは10月31日(日)から全国ツアー「FREDERHYTHM TOUR 2021~思い出にされるくらいなら二度とあなたに歌わないよ~」がスタート。フレデリックの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の18時10分ごろから。
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2021年10月19日28時59分まで
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番組情報
- GROOVE LINE
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月・火・水・木曜16:30-19:00