アーティストとリアルな空間が共有できるライブの機会が限定されるようになってから、一年以上が経った。なにものにもかえがたいあの熱量をラジオでシェアすべく、J-WAVEでは夏のキャンペーン「HOT SUMMER BEAT ~熱狂をふたたび~」を実施中だ。
珠玉のライブ音源を100曲目指してオンエアする「BEST SINGIN’ LOUD ANTHEM 100」など、熱狂するほど楽しめる多様な企画をお届けしている。
・「HOT SUMMER BEAT ~熱狂をふたたび~」公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/special/summerbeat/
このキャンペーンと連動し、次世代のJ-WAVEをつくる大学生・専門学生のコミュニティサークル「WACODES(ワコーズ)」のメンバーが「熱狂した思い出のライブ」についてコラムを連載。
最終回を担当するのは、大学4年生の“けいとま”。 2019年に横浜スタジアムで開催された「"Suchmos THE LIVE" YOKOHAMA STADIUM」を振り返る。
(J-WAVE NEWS編集部)
【大学生が「熱狂したライブ」振り返る連載】
14歳で味わった「事件」のような音楽空間。大学生がマーク・ロンソンのDJプレイを振り返る
https://news.j-wave.co.jp/2021/07/post-8199.html
思い出したら泣いてしまった─大学生が振り返る、ジャミロクワイ来日公演での熱狂
https://news.j-wave.co.jp/2021/07/post-8235.html
「Talking Rock! FES. 2021」で熱狂! 大学生が2年ぶりのフェス参加で感じた、スポーツのような楽しさ
https://news.j-wave.co.jp/2021/08/post-8273.html
J-WAVEの『SAISON CARD TOKIO HOT 100』で『STAY YUNE』を初めて聴いたときの衝撃は忘れない。聴いたことないような彼らのグルーブは当時高校生の僕には未知な「夜」の雰囲気があってワクワクした。あと、周りの友達より大人になったような気がしてちょっと顔もニヤけてしまったりもした。
彼らの曲を聴いていたら「Suchmosが聴いてる曲って何なんだろう?」というような疑問を抱いた。そこでジャミロクワイやディアンジェロがルーツなのだということを知り、その後僕はどんどん自分で音楽を掘るようになって段々と音楽の幅を広げていった。
そんな僕の音楽の原点である彼らが2019年、かねてからの目標であった横浜スタジアムでのライブを遂に決行するとのことで、その姿を目に焼き付けるべく浜スタへ向かった。
台風15号が接近するなかで奇跡的に雨が止み始まったライブはこれまでにリリースした曲や新曲も含めた20曲が披露され、曲はそれぞれダンサブルな雰囲気や少しメロウな雰囲気などのアレンジがされていて、まさに「生音」な感じが心地いい最高の空間だった。
そして何より、彼らが終始笑顔でお互いを見ながら演奏している姿がすごく印象的だった。その笑顔が、彼らがこの場所に立てた喜びだけでなく、これまでのたくさんの経験や道のりを経て今日念願のこの日を楽しんでいるということを実感させた。
ライブも終盤戦。再び大雨が降りだす中で演奏された『Pacific Blues』。彼らから生み出される音は優しいながらも燃えるような熱を帯びていて、まさに“魂”の演奏だった。今までリズムに乗りながら心地よく聴いていた僕も、この瞬間はジッと立ち、その“魂”を全身で感じた。音の迫力によるものだろう。心臓から全身へ向けてブワっと震える感覚がして鳥肌が止まらなかった。
そして最後、アンコールの『Life Easy』では観客がスマホで照らす幻想的な景色を眺めながら、ゆるやかに、“悠々自適”に幕を閉じた。
この日のライブは間違いなく僕の中で一生の記憶として刻まれるものとなった。
Suchmosは今、修行の旅に出ている。今の厳しい世の中の状況とも重なり、生で彼らの音楽を聴くことはできない。だが、必ず僕らの前に姿を見せ、彼らの“魂”を感じる瞬間はやってくるはずだ。そのときは僕もまた、彼らのライブに足を運びたいと思う。
■けいとま プロフィール
音楽と洋服が好きな大学4年生。美術館巡りにもハマりはじめ、最近行った『ファッション・イン・ジャパン』では、デヴィット・ボウイのジャンプスーツに「ホンモノだ!」と感激する。
ホームページ:https://www.j-wave.co.jp/special/wacodes/
Twitter:https://twitter.com/jwavewacodes
Instagram:https://www.instagram.com/jwavewacodes/
珠玉のライブ音源を100曲目指してオンエアする「BEST SINGIN’ LOUD ANTHEM 100」など、熱狂するほど楽しめる多様な企画をお届けしている。
・「HOT SUMMER BEAT ~熱狂をふたたび~」公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/special/summerbeat/
このキャンペーンと連動し、次世代のJ-WAVEをつくる大学生・専門学生のコミュニティサークル「WACODES(ワコーズ)」のメンバーが「熱狂した思い出のライブ」についてコラムを連載。
最終回を担当するのは、大学4年生の“けいとま”。 2019年に横浜スタジアムで開催された「"Suchmos THE LIVE" YOKOHAMA STADIUM」を振り返る。
(J-WAVE NEWS編集部)
【大学生が「熱狂したライブ」振り返る連載】
14歳で味わった「事件」のような音楽空間。大学生がマーク・ロンソンのDJプレイを振り返る
https://news.j-wave.co.jp/2021/07/post-8199.html
思い出したら泣いてしまった─大学生が振り返る、ジャミロクワイ来日公演での熱狂
https://news.j-wave.co.jp/2021/07/post-8235.html
「Talking Rock! FES. 2021」で熱狂! 大学生が2年ぶりのフェス参加で感じた、スポーツのような楽しさ
https://news.j-wave.co.jp/2021/08/post-8273.html
心臓から全身へ向けて、ブワっと震える感覚
高校一年生のころ、僕を一気に音楽の世界へ引きずり込んだアーティスト、それがSuchmosだ。J-WAVEの『SAISON CARD TOKIO HOT 100』で『STAY YUNE』を初めて聴いたときの衝撃は忘れない。聴いたことないような彼らのグルーブは当時高校生の僕には未知な「夜」の雰囲気があってワクワクした。あと、周りの友達より大人になったような気がしてちょっと顔もニヤけてしまったりもした。
彼らの曲を聴いていたら「Suchmosが聴いてる曲って何なんだろう?」というような疑問を抱いた。そこでジャミロクワイやディアンジェロがルーツなのだということを知り、その後僕はどんどん自分で音楽を掘るようになって段々と音楽の幅を広げていった。
そんな僕の音楽の原点である彼らが2019年、かねてからの目標であった横浜スタジアムでのライブを遂に決行するとのことで、その姿を目に焼き付けるべく浜スタへ向かった。
台風15号が接近するなかで奇跡的に雨が止み始まったライブはこれまでにリリースした曲や新曲も含めた20曲が披露され、曲はそれぞれダンサブルな雰囲気や少しメロウな雰囲気などのアレンジがされていて、まさに「生音」な感じが心地いい最高の空間だった。
そして何より、彼らが終始笑顔でお互いを見ながら演奏している姿がすごく印象的だった。その笑顔が、彼らがこの場所に立てた喜びだけでなく、これまでのたくさんの経験や道のりを経て今日念願のこの日を楽しんでいるということを実感させた。
ライブも終盤戦。再び大雨が降りだす中で演奏された『Pacific Blues』。彼らから生み出される音は優しいながらも燃えるような熱を帯びていて、まさに“魂”の演奏だった。今までリズムに乗りながら心地よく聴いていた僕も、この瞬間はジッと立ち、その“魂”を全身で感じた。音の迫力によるものだろう。心臓から全身へ向けてブワっと震える感覚がして鳥肌が止まらなかった。
そして最後、アンコールの『Life Easy』では観客がスマホで照らす幻想的な景色を眺めながら、ゆるやかに、“悠々自適”に幕を閉じた。
この日のライブは間違いなく僕の中で一生の記憶として刻まれるものとなった。
Suchmosは今、修行の旅に出ている。今の厳しい世の中の状況とも重なり、生で彼らの音楽を聴くことはできない。だが、必ず僕らの前に姿を見せ、彼らの“魂”を感じる瞬間はやってくるはずだ。そのときは僕もまた、彼らのライブに足を運びたいと思う。
■けいとま プロフィール
音楽と洋服が好きな大学4年生。美術館巡りにもハマりはじめ、最近行った『ファッション・イン・ジャパン』では、デヴィット・ボウイのジャンプスーツに「ホンモノだ!」と感激する。
「J-WAVE WACODES」について
大学生・専門学生コミュニティ「J-WAVE WACODES」は、J-WAVEの主催する各種イベントに参加、特別番組の企画、番組と連動したアンケート調査など、さまざまな活動を行っています。詳しい活動は下記からチェック!ホームページ:https://www.j-wave.co.jp/special/wacodes/
Twitter:https://twitter.com/jwavewacodes
Instagram:https://www.instagram.com/jwavewacodes/
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