IMAX、4DX、DolbyAtmos……近年、映画館で様々な上映形態を見かけるようになった。最新技術の導入によって、私たち映画鑑賞スタイルはただ「観る」ことから「体感する」ことに変化しつつある。先日、ソニー・ピクチャーズが「ScreenX」を展開するCJ 4DPlexとの契約を発表した。これをきっかけに、体感型の映画鑑賞スタイルはさらなる広がりを見せるのだろうか。
このニュースを取り上げたのは、8月4日(水)放送のJ-WAVEの番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」。
サッシャ:2020年の段階から、2021年に公開するワーナーブラザーズの映画はすべて劇場と配信サービスで同時公開することが決まりました。ワーナー系の配信サービスは「HBO Max」ですが、日本ではその権利を持っているU-NEXTから配信されます。
しかし、劇場公開の興行収入に応じてギャランティ契約をしているハリウッド俳優たちは、ストリーミングサービスが盛り上がることにより収入が減る問題があるとサッシャは指摘する。実際に、映画『ブラック・ウィドウ』で主演・製作総指揮を務めたスカーレット・ヨハンソンが、同作がDisney+のプレミアアクセスで劇場と同時公開されたことにより興収が振るわず、本来受け取るはずだった報酬が減ったとして、米ディズニーを訴えたことが話題になったばかりだ。
コロナ禍で世界的に劇場への客足が遠のいている今、「どうすれば観客を劇場に呼び込めるか」が重要となる。そこで注目されているのが、3面マルチプロジェクション・映画上映システム「ScreenX」。従来の正面スクリーンに加えて、左右の壁に映像が投影され、270度の視界で映画を鑑賞できる新次元3面マルチ映画上映システムだ。(ユナイテッド・シネマ公式サイトより)
(8月4日より公開中の映画『BLACKPINK THE MOVIE』/ScreenXでも公開)
サッシャ:実はこれ、すでに国内にあるんです。日本を含む限られた劇場にあるんですが、まだそこまでメジャーにはなっていません。みんなコロナ禍で家の中を快適にするために、テレビを大きくしたりサラウンドシステムを作ってみたり、サウンドバーみたいなのを買ってみたり、家で映画館のように楽しめる環境を作った人がずいぶん増えたと思います。映画館に戻るモチベーションが少し低くなってきているところで、この「ScreenX」が出てきました。今回、ソニー・ピクチャーズが「ScreenX」と3年15作品の契約をしたんですね。
ノイハウス:その15作品は270度のスクリーンで観られるんですね。
サッシャ:第1弾は、アメリカで9月に公開される映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年日本公開)です。スパイダーマンの悪役ヴェノムを描く映画『ヴェノム』の続編ですね。そのあと3年間で15作品が観られます。正面だけじゃなくて劇場の横の壁もスクリーンになっているというイメージですね。これまでは音がサラウンドだったんだけど、今度は映像がサラウンドになっていく感覚と言ったらいいんでしょうか。
ノイハウスは「そこまではなかなか家では実現できない。こういうのがあると映画館で観ようかなとなる」と感想を述べる。
劇場でしかできない「体験」をどう作っていくか。各映画会社や映画館がさまざまなアイデアを模索するなか、「ScreenX」は新たな劇場体験の価値を提供する手段として今後注目されるかもしれない。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
このニュースを取り上げたのは、8月4日(水)放送のJ-WAVEの番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」。
270度のスクリーンで映画を堪能
「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、サッシャとノイハウスが気になるニュースを紹介する。今回は「270度の映画スクリーン」に関するニュースを紹介した。サッシャ:2020年の段階から、2021年に公開するワーナーブラザーズの映画はすべて劇場と配信サービスで同時公開することが決まりました。ワーナー系の配信サービスは「HBO Max」ですが、日本ではその権利を持っているU-NEXTから配信されます。
しかし、劇場公開の興行収入に応じてギャランティ契約をしているハリウッド俳優たちは、ストリーミングサービスが盛り上がることにより収入が減る問題があるとサッシャは指摘する。実際に、映画『ブラック・ウィドウ』で主演・製作総指揮を務めたスカーレット・ヨハンソンが、同作がDisney+のプレミアアクセスで劇場と同時公開されたことにより興収が振るわず、本来受け取るはずだった報酬が減ったとして、米ディズニーを訴えたことが話題になったばかりだ。
コロナ禍で世界的に劇場への客足が遠のいている今、「どうすれば観客を劇場に呼び込めるか」が重要となる。そこで注目されているのが、3面マルチプロジェクション・映画上映システム「ScreenX」。従来の正面スクリーンに加えて、左右の壁に映像が投影され、270度の視界で映画を鑑賞できる新次元3面マルチ映画上映システムだ。(ユナイテッド・シネマ公式サイトより)
BLACKPINK THE MOVIE
— ScreenX (@screenxofficial) July 28, 2021
On Aug 4th, It’s time to meet BLACKPINK in your cinema! Check-out the ScreenX Trailer and get ready for THE MOVIE.
Additional screening dates may vary, check your local venues.
More info
@ https://t.co/prVNoTsxiG
@ https://t.co/zl1lVkJcpJ pic.twitter.com/CmVLfyjiOu
(8月4日より公開中の映画『BLACKPINK THE MOVIE』/ScreenXでも公開)
サッシャ:実はこれ、すでに国内にあるんです。日本を含む限られた劇場にあるんですが、まだそこまでメジャーにはなっていません。みんなコロナ禍で家の中を快適にするために、テレビを大きくしたりサラウンドシステムを作ってみたり、サウンドバーみたいなのを買ってみたり、家で映画館のように楽しめる環境を作った人がずいぶん増えたと思います。映画館に戻るモチベーションが少し低くなってきているところで、この「ScreenX」が出てきました。今回、ソニー・ピクチャーズが「ScreenX」と3年15作品の契約をしたんですね。
ノイハウス:その15作品は270度のスクリーンで観られるんですね。
サッシャ:第1弾は、アメリカで9月に公開される映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年日本公開)です。スパイダーマンの悪役ヴェノムを描く映画『ヴェノム』の続編ですね。そのあと3年間で15作品が観られます。正面だけじゃなくて劇場の横の壁もスクリーンになっているというイメージですね。これまでは音がサラウンドだったんだけど、今度は映像がサラウンドになっていく感覚と言ったらいいんでしょうか。
ノイハウスは「そこまではなかなか家では実現できない。こういうのがあると映画館で観ようかなとなる」と感想を述べる。
劇場でしかできない「体験」をどう作っていくか。各映画会社や映画館がさまざまなアイデアを模索するなか、「ScreenX」は新たな劇場体験の価値を提供する手段として今後注目されるかもしれない。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
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2021年8月11日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
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月・火・水・木曜9:00-13:00
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サッシャ、ノイハウス萌菜