石崎ひゅーいが、コロナ禍の過ごし方や、名前の由来でもあるデヴィッド・ボウイへの想いなどを語った。
石崎が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。オンエアは7月2日(金)。
石崎は7月7日(水)、『ブラックスター』を配信リリースする。サッポロ生ビール黒ラベルの七夕企画オリジナルタイアップ楽曲で、スペシャルムービーには俳優の磯村勇斗が出演している。
石崎の同番組への出演は前回から6年ぶり。オープニングではステイホーム期間に関する会話を展開した。
クリス:新型コロナはどうだった?
石崎:最初はちょっと悩みましたね。「(音楽を)鳴らしちゃっていいのかな?」みたいなのはあったんですけど、今は逆に「鳴らしていかないとな」というふうに思っています。
クリス:なるほどね。個人的にはどう? 音楽家としての仕事以外に、自分のなかで感じたことや影響はあった?
石崎:そこまでアウトドアではないので、なにもせずに家にいることができちゃうタイプで。
クリス:あんまり苦じゃなかった?
石崎:そこまで苦ではなかったですね。でもLINEで電話して友だちと飲んだりとかはやってました。
クリス:楽しかった?
石崎:切るタイミングがちょっと難しいですね。
クリス:そうだね。あれで“Zoom慣れ”してるやつがわかるよね。なんかスカッと「では!」みたいな感じで退出するじゃん。
石崎:できないです。
クリス:あれは粋だよね。「さよなら」とか言わないんだよ。「じゃあちょっと次があるんで」とか言って、チャットで「さよなら」って。かっこいいんだよ。
クリス:最近、音楽はどう? デヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』をまた聴いている感じですか?
石崎:そうですね。『ジギー・スターダスト』とか、トム・ウェイツとかを聴いています。
クリス:ひゅーいくんの名前はデヴィッド・ボウイからきてるもんね。
石崎:そうなんですよ。
クリス:お母さんがデヴィッド・ボウイの大ファンで。「ひゅーい」の英語表記は「HUWIE」じゃない。ボウイの「BOWIE」の「B」の上下の横線を消して「O」の上の横線も消したら「HUWIE」になるよね。
石崎:うわ、本当だ。俺、初めて知りました。
クリス:文字をもっとデジタルっぽくすればさ。お母さんが考えたのかな。
石崎:考えたんですかね? わからないですけど。「ヒューイ・ルイスからとったって言ったほうがわかりやすいのに」としか思ってませんでした(笑)。
クリス:ボウイが亡くなって何年経つんだ? 5年ぐらい?
石崎:そうですね。
クリス:だから、ひゅーいくんが前回番組に出たときはまだ存命だったんだね。
石崎:そうですよね。
クリス:亡くなったときはショックだった?
石崎:いやでも最初から現実的な感じじゃないので、そこまであまり衝撃は受けなかったんですけど、『★』(読み方:ブラックスター)の『ラザルス』を聴いたときに「うわあ」って思いました。そこまで考えてあったんだっていう。
クリス:あの人は幕引きまで考えていたからすごいよね。
デヴィッド・ボウイが亡くなる2日前にリリースされたアルバム『★』について、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティが、ボウイからファンへの「別れのギフト」だったとFacebookに投稿している。
石崎:命を懸けてデヴィッド・ボウイをやっていたんだな、自分がそんなことできるかなって。しかもかっこいいじゃないですか。
クリス:肉体は果てても彼の音楽は生きるわけだから、やっぱりすごいよね。アーティストを貫いたから。
石崎:しかも最後はアンビエントみたいな感じになって、またさらに変わったじゃん、みたいな。
クリス:あんなにとんがっているんだけど、にこやかなんだよね。いつも笑顔を忘れないというか。エッジの効いた人ってあんまり、にやけるかもしれないけどニコニコはしないじゃない。でもいつも笑顔で接している感じがあってさ。だから会ったことないんだけど、すごく親近感があって。やっぱり偉大なアーティストでも、人間たるものはみんな亡くなっていくわけだけど、俺はすごく悲しくて。デヴィッド・ボウイはヤバかったね。
石崎:クリスさんの青春みたいな感じですか?
クリス:そうだね。俺は高校以前から。最初は『ジギー・スターダスト』の『スターマン』ぐらいからかな。初来日のときに山本寛斎さんが衣装をやって、デヴィッド・ボウイが亡くなったあとに衣装展みたいなのがあって、そのときに山本寛斎さんもいらっしゃったんだよね。寛斎さんも亡くなっちゃったけど。
名前の由来にもなっているデヴィッド・ボウイに対して「特別な想いはある?」とクリスは石崎に質問する。
石崎:「星になった」みたいな、天国にいるというか、「おまえらのことを上から見ているよ」みたいになってくれたおかげで、逆にそういう憧れに対して歌いやすくなったっていうのはちょっと思っていて。
クリス:逆に本当のレジェンドになったという感じなのかな。宇宙ステーションにあがったカナダの宇宙飛行士が宇宙ステーションでボウイの『スペース・オディティ』を演奏したときに、ボウイがえらい喜んでいて。あれが確かボウイが亡くなる1年ぐらい前かな。たぶんボウイは自分の状況を悟っていたというか、わかっていたから、もしかしたら違うかもしれないけど、宇宙でこの歌を歌ってもらったというのは、彼にとってはすごくいい冥土の土産になったんじゃないかな。彼も宇宙に旅立つわけだから、その序章みたいな感じで。俺この歌けっこう好きなんだよね。
7月9日(金)の同番組にも、引き続き石崎が登場する。『SAPPORO BEER OTOAJITO』の放送は毎週金曜23時から。
石崎の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
石崎が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。オンエアは7月2日(金)。
石崎は7月7日(水)、『ブラックスター』を配信リリースする。サッポロ生ビール黒ラベルの七夕企画オリジナルタイアップ楽曲で、スペシャルムービーには俳優の磯村勇斗が出演している。
電話やオンライン飲み会、慣れている人は「退出」も粋
【関連記事】「星空の下で聴きたい音楽」プレイリスト公開中! 石崎ひゅーい、緒方恵美らが選曲石崎の同番組への出演は前回から6年ぶり。オープニングではステイホーム期間に関する会話を展開した。
クリス:新型コロナはどうだった?
石崎:最初はちょっと悩みましたね。「(音楽を)鳴らしちゃっていいのかな?」みたいなのはあったんですけど、今は逆に「鳴らしていかないとな」というふうに思っています。
クリス:なるほどね。個人的にはどう? 音楽家としての仕事以外に、自分のなかで感じたことや影響はあった?
石崎:そこまでアウトドアではないので、なにもせずに家にいることができちゃうタイプで。
クリス:あんまり苦じゃなかった?
石崎:そこまで苦ではなかったですね。でもLINEで電話して友だちと飲んだりとかはやってました。
クリス:楽しかった?
石崎:切るタイミングがちょっと難しいですね。
クリス:そうだね。あれで“Zoom慣れ”してるやつがわかるよね。なんかスカッと「では!」みたいな感じで退出するじゃん。
石崎:できないです。
クリス:あれは粋だよね。「さよなら」とか言わないんだよ。「じゃあちょっと次があるんで」とか言って、チャットで「さよなら」って。かっこいいんだよ。
デヴィッド・ボウイ『ラザルス』を聴いたときの衝撃
続いて、2016年に他界したアーティスト、デヴィッド・ボウイの話題に。クリス:最近、音楽はどう? デヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』をまた聴いている感じですか?
石崎:そうですね。『ジギー・スターダスト』とか、トム・ウェイツとかを聴いています。
クリス:ひゅーいくんの名前はデヴィッド・ボウイからきてるもんね。
石崎:そうなんですよ。
クリス:お母さんがデヴィッド・ボウイの大ファンで。「ひゅーい」の英語表記は「HUWIE」じゃない。ボウイの「BOWIE」の「B」の上下の横線を消して「O」の上の横線も消したら「HUWIE」になるよね。
石崎:うわ、本当だ。俺、初めて知りました。
クリス:文字をもっとデジタルっぽくすればさ。お母さんが考えたのかな。
石崎:考えたんですかね? わからないですけど。「ヒューイ・ルイスからとったって言ったほうがわかりやすいのに」としか思ってませんでした(笑)。
クリス:ボウイが亡くなって何年経つんだ? 5年ぐらい?
石崎:そうですね。
クリス:だから、ひゅーいくんが前回番組に出たときはまだ存命だったんだね。
石崎:そうですよね。
クリス:亡くなったときはショックだった?
石崎:いやでも最初から現実的な感じじゃないので、そこまであまり衝撃は受けなかったんですけど、『★』(読み方:ブラックスター)の『ラザルス』を聴いたときに「うわあ」って思いました。そこまで考えてあったんだっていう。
クリス:あの人は幕引きまで考えていたからすごいよね。
デヴィッド・ボウイが亡くなる2日前にリリースされたアルバム『★』について、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティが、ボウイからファンへの「別れのギフト」だったとFacebookに投稿している。
David Bowie - Lazarus (Video)
クリス:肉体は果てても彼の音楽は生きるわけだから、やっぱりすごいよね。アーティストを貫いたから。
石崎:しかも最後はアンビエントみたいな感じになって、またさらに変わったじゃん、みたいな。
宇宙へ旅立ったデヴィッド・ボウイ
数々の著名人へインタビューしてきたクリスだが、デヴィッド・ボウイと面識はない。しかしクリスはデヴィッド・ボウイの訃報を受けて涙したことを告白。クリス:あんなにとんがっているんだけど、にこやかなんだよね。いつも笑顔を忘れないというか。エッジの効いた人ってあんまり、にやけるかもしれないけどニコニコはしないじゃない。でもいつも笑顔で接している感じがあってさ。だから会ったことないんだけど、すごく親近感があって。やっぱり偉大なアーティストでも、人間たるものはみんな亡くなっていくわけだけど、俺はすごく悲しくて。デヴィッド・ボウイはヤバかったね。
石崎:クリスさんの青春みたいな感じですか?
クリス:そうだね。俺は高校以前から。最初は『ジギー・スターダスト』の『スターマン』ぐらいからかな。初来日のときに山本寛斎さんが衣装をやって、デヴィッド・ボウイが亡くなったあとに衣装展みたいなのがあって、そのときに山本寛斎さんもいらっしゃったんだよね。寛斎さんも亡くなっちゃったけど。
名前の由来にもなっているデヴィッド・ボウイに対して「特別な想いはある?」とクリスは石崎に質問する。
石崎:「星になった」みたいな、天国にいるというか、「おまえらのことを上から見ているよ」みたいになってくれたおかげで、逆にそういう憧れに対して歌いやすくなったっていうのはちょっと思っていて。
クリス:逆に本当のレジェンドになったという感じなのかな。宇宙ステーションにあがったカナダの宇宙飛行士が宇宙ステーションでボウイの『スペース・オディティ』を演奏したときに、ボウイがえらい喜んでいて。あれが確かボウイが亡くなる1年ぐらい前かな。たぶんボウイは自分の状況を悟っていたというか、わかっていたから、もしかしたら違うかもしれないけど、宇宙でこの歌を歌ってもらったというのは、彼にとってはすごくいい冥土の土産になったんじゃないかな。彼も宇宙に旅立つわけだから、その序章みたいな感じで。俺この歌けっこう好きなんだよね。
7月9日(金)の同番組にも、引き続き石崎が登場する。『SAPPORO BEER OTOAJITO』の放送は毎週金曜23時から。
石崎の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
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2021年7月9日28時59分まで
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番組情報
- SAPPORO BEER OTOAJITO
-
毎週金曜23:00-23:30