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吉岡里帆がkemioに訊いた、嫌なことを整理する方法。「人生はこういうことの繰り返しだ」と気づけば…

吉岡里帆がkemioに訊いた、嫌なことを整理する方法。「人生はこういうことの繰り返しだ」と気づけば…

吉岡里帆とkemioがJ-WAVEで対談。kemioが仕事やライフスタイルについて語った。

kemioが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。6月20日(日)のオンエア内容をテキストで紹介する。

メディアに露出するようになるも…力不足実感し海外へ

kemioはYouTube、Instagram、TwitterなどのSNSを駆使してマルチに活躍する動画クリエイター。YouTubeのチャンネル登録者数は190万人を超えている(2021年6月現在)。モデル、タレントとしても活動しており、kemioが執筆したエッセイ『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』(KADOKAWA)は、幅広い世代からの支持を集めた。現在、kemioの活動拠点はニューヨークのため、吉岡とkemioはリモートでの対談をおこなった。

吉岡:以前はロサンゼルスに住まれていたんですよね。海外の生活はいかがですか?
kemio:すごく楽しいです。毎日がアドベンチャーみたい。日本では経験したことがないようなことがいっぱい起こるので、充実するしワクワクします。
吉岡:最高ですね。ご出身が東京で、活動の拠点をニューヨークに移されたのが2016年とお聞きしました。ちょうど動画クリエイターとして活動されていた時期だったと思うのですが、なぜそのタイミングでニューヨークに?
kemio:高校を卒業してから、今はなくなってしまった「Vine(6秒動画投稿アプリ)」というサービスがきっかけで、テレビとかに出させていただけるようになったんですね。だけど、自分の知識のなさとか経験値の低さをすごく感じたんです。

20歳を迎えたkemioは、これまでの仕事で得た収入を有効活用したいと考え、海外での生活資金に充てることを決めたと話す。

吉岡:めちゃくちゃ素敵ですね。向上心もあるし、何よりアクティブなのがすごいなと思いました。
kemio:全然そんなことないですよ、めちゃくちゃ中身ないでーす(笑)。ありがとうございます。たしかに、「いつ死ぬのかわからない」というマインドで生きている気がします。

アメリカのエンタメ好きのルーツはケーブルテレビ

kemioは幼少期からアメリカのエンタメに興味があったという。吉岡はkemioがどんな作品に触れてきたのかを探った。

吉岡:子どもの頃に影響を受けたものとか、今でも大好きなアメリカの作品ってありますか?
kemio:自分は小さい頃から祖父母が育ててくれたんですけど、両方とも共働きで。家に居るときはケーブルテレビをつけっぱなしで暮らしていたんですね。当時のケーブルテレビは海外ドラマとか色がバッキバキで目がチカチカするような色使いのアニメが流れていたんです。今考えると、そういうのも観たことで惹かれていったのかなって思います。
吉岡:私もケーブルテレビでそういう作品を観ていました! 『スポンジ・ボブ』とか。かわいいアニメがいっぱいあるし、また観たいなと思っています。昔のことだからタイトルも思い出せない作品もたくさんあって。
kemio:わかります。イラストの感じはわかるのに具体的に名前が出てこないんですよね。
吉岡:そうそう(笑)。上映会みたいに昔のアニメをたくさん観たいなって思うことがあります。
kemio:同意です。

「何気ない日常」の発信を愛してくれる視聴者たち

kemioは動画コンテンツを公開するにあたり、「お金をかけた凝った企画よりも、何気ないことを発信したほうが視聴者に伝わりやすい」と以前のインタビューで発言している。

kemio:僕の動画を観てくださっている方たちって面白くって愛おしくって。僕もYouTubeの配信者としてトレンドを意識して、お金をかけた企画の動画を出したりするんです。だけど、そういう動画って全然伸びなくって。
吉岡:(笑)。
kemio:何も考えないで「ある日起こったこと」みたいなことを発信したほうが、みなさんに観ていただけたり喜んでくれたりするんですよ。(結果が)読めないなって思って、面白いです。
吉岡:kemioさんから見て、「自分もこういう動画を作りたいな」と思うものはありますか?
kemio:僕、本当にパソコンが苦手というか、パソコンとの仲がよくなくて。YouTubeをやられている方って画質とか音質とか編集をこだわられている方がいるので、そういうのができたらよかったなって思います。今からでも勉強すればできるんですけど。

アメリカ生活の配信は「デジタル遺書」

アメリカで生活をはじめてから、本格的にYouTubeでの活動をはじめたkemio。動画を発信してくなかで、心境の変化はあったのだろうか?

kemio:アメリカに引っ越して最初の2年間ぐらいは語学の学校に行っていたんですけど、午前中で授業が終わっちゃって。当時はアメリカの友だちもいなかったので、午後からはやることがなかったんですね。それで、日本にいるみなさんに「アメリカの生活はこんな感じだよ」と届けたくなって。あとは、いつ死ぬかわからない恐ろしい国でもあるので、「デジタル遺書」みたいな感じで動画に残せたらいいなと気持ちが変わっていきました。

明るい語り口からもハッピーなオーラが漂うkemio。吉岡が「気持ちが落ち込んだりすることありますか?」と問うと、「ありすぎて困るくらいです」と対処法を明かした。 吉岡:そういうときってどうやって回復しますか? リスナーの方も使えるような技があれば教えてほしいです。
kemio:僕は嫌なことは寝たら忘れるタイプなんですけど、昔はズルズルと引きずっていたんですね。一つひとつの悩みに対する“オペ”の時間がすごくかかっていました。だけど、いつからか苦しいこととか嫌なことがあったらノートに書くようになって。そのノートを数ヶ月後に読み返したときに「あんなことで悩んでいたんだ」って感情になったんですよ。
吉岡:へえ~!
kemio:そこからは「人生はこういうことの繰り返しだ」と考えるようになって、楽になりました。
吉岡:すごい。しかも、すぐに真似できそうなことですね。ありがとうございます。

整理整頓について語り合う

ライフスタイルにまつわる「苦手なこと」を質問すると、kemioは「整理整頓」と答え、「整理整頓が世界ランキング最下位ぐらいできない」と語った。

kemio:モノを捨てられない性格だし、買い物も好きなのでどんどんモノが増えてしまって。なので、こんまりさん(片づけコンサルタント・近藤麻理恵さん)を呼びたい。
吉岡:(笑)。ファンからのプレゼントもたくさんあるんじゃないですか?
kemio:そうですね。ありがたいことに。でもどこから整理したらいいからわからなくて。どうやってお片付けされていますか?
吉岡:私は片付けが大好きなタイプです。でも、私もkemioさんと一緒で、いただいたものとか思い出を感じるものを捨てられないです。そこにちょっとでも愛を感じたら捨てられない。
kemio:わかります。
吉岡:普段使わないものとかも全部置いちゃうから、こんまりさんもおっしゃっていたんですけど、「モノの住所」を決めてあげます。使ったモノは決まった場所に戻してあげるというか。そんな感じで片付けを頑張っています。
kemio:僕、モノに一生捜索願いを出している気がします。
吉岡:かわいそうだからお家に帰してあげてください(笑)。
kemio:わかりました。すぐに探しに行きます。
吉岡:「モノが泣いている」と思ったら片付けてあげられるかもしれないです。

「仲がいい」から「共に暮らせる」とは限らない

kemioは現在、ルームメイトのマイルズと共に暮らしている。ルームメイトと共同生活を送るうえで心掛けていることや、ルームシェア生活を継続させるポイントついて訊いた。

kemio:お互いの生活に干渉しないことと、できることなら共同生活をしないこと(笑)。
吉岡:(笑)。喧嘩になったりしますか?
kemio:そうですね。アメリカの若い世代ってルームメイトと暮らすことが多いのですが、ほとんどが揉めて共同生活を解消していますね。あとは、友だちとは絶対にルームシェアしてはいけないと思います。
吉岡:なんでなんで?
kemio:仲がいいと「一緒に住んだら楽しいだろうな」って思うかもしれないですけど、「住む」と「遊ぶ」って全然違うんですよ。
吉岡:ああ~。
kemio:「あっ、ここは片付けないんだ」とか「電気をつけっぱなしにしちゃうんだ」みたいなことをお互い感じちゃって。人それぞれ生活のルーティーンとかやり方が違うから、共同生活って難しいですよね。

番組では仕事からライフスタイルまで、さまざまなトピックで盛り上がった。活動が多岐にわたるkemioに、吉岡が「何かお知らせはありますか?」と質問すると……。

kemio:適当に生きているので、たまにkemioをググってくださーい(笑)。
吉岡:わかりました(笑)。

『UR LIFESTYLE COLLEGE』では、心地よい音楽とともに、より良いライフスタイルを考える。オンエアは毎週日曜18時から。

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2020年6月27日28時59分まで

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番組情報
UR LIFESTYLE COLLEGE
毎週日曜
18:00-18:54