GRAPEVINE の田中和将が、日々のルーティンやお気に入りのモノについて語った。
田中が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」。ここでは5月22日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
田中:とはいえ、8時とか8時半に目覚ましを合わせて、起きるのはけっきょく9時くらいになってしまうパターンが多いですね。
渡辺:起きてから決まってやることはありますか?
田中:コーヒーを飲みたいんですけど、起きてすぐコーヒーを飲むのは胃に負担がかかるかなという怖さがあるので、まず牛乳を1杯。
山田:コーヒー牛乳じゃだめなんですか?
田中:だめなんです。コーヒーの苦みを味わいたいので、わざわざ牛乳を先に飲みます。
山田:胃をコーティングするような。
渡辺:それが終わると、すぐお仕事モードになるタイプ?
田中:どうでしょうね。僕らみたいな業種は昼イチから働くことが多いですから。
渡辺:じゃあ朝のゆとりの時間がありますね。
田中:そうですね、仕事に出かけるまでちょっとあるので。
田中:雑種で、もうずいぶん大きくなってきました。
山田:最初から懐く子でしたか?
田中:懐いてなくはないんですけど、もともと野良猫だったから警戒心は強いほうなんじゃないですかね。
渡辺:猫がいることで何か変わりました?
田中:癒しができたみたいな感じで、家が明るくなりました。
山田:キャラクターとしては、どういうタイプの猫ちゃんなんですか?
田中:完全に気まぐれタイプで、いわゆるツンデレですね。そのツンデレに家族みんなやられまくってる感じです。
本好きな田中に、渡辺は「寝る前に読んだ本が面白かったら一気に読みますか?」と質問する。
田中:いえ、本はじっくり読むタイプで、たとえばトイレ用とか移動用とか、いろんなところに置いてるんです。だから3冊くらい同時進行していて、毎回忘れるので、ちょっと戻って読むからなかなか進まないっていう。
渡辺:そういう読み方か~(笑)。
山田:じゃあお手洗い用は、お手洗いのときしか進まないってことですか?
田中:そうですね。
山田:じゃあけっこう時間がかかりますね。
渡辺:私もトイレに本があるんですけど、私の場合トイレはちょっと勉強っぽい本にしてるんですよ。食べ物の辞典とか江戸時代の東京の街が書いてある本とか。どこから読んでもいいものだと、だいたい何ページかで終わって。
山田:たしかに、続きものだと私も田中さんみたいに絶対に忘れちゃう。
田中:それ参考にさせていただきます。
渡辺:だから私にとっては、トイレは先生なんですよ。
田中:知識を入れる場なんですね。
田中:僕47歳なんですけど、40代になってから本を読むときに気になり始めて、老眼鏡を早く使いすぎまして、それがないとつらくなってきました。
山田:本を読むときだけかけられるんですか?
田中:そうですね。
渡辺:今は老眼鏡もおしゃれになってるから、見つけようによってはいいのがあるんですよ。もちろん普通のフレームにレンズを入れてもいいわけだから。
田中:そうですね。今どきはデザインもおしゃれですよね。
渡辺:こればっかりは、ほぼ全員にやってくる話ですから(笑)。
「人生を変えた買い物」を訊くと、田中は「やっぱりギターを始めてミュージシャンになりましたから、ギターが大きいんじゃないかなと思います」と回答する。
渡辺:最初のギターは自分で買ったんですか?
田中:最初のギターは買ってもらったと思います。しかも通信販売の、昔の雑誌の背表紙とかに載ってるエレキギター初心者セットみたいなのを。
山田:いくつくらいのときですか?
田中:中学1、2年生くらいですね。
そんな田中が「今ほしいもの」は、ドイツのギターデザイナー・ディエター・ゴルスドルフが立ち上げたギターブランド「DUESENBERG(デューセンバーグ)」のギターだという。
田中:音もいいらしいんですけど、基本的に自分で弾いてみないとわからないじゃないですか。だから音は置いといて、見た目が抜群にかっこいいですね。
渡辺:高いやつですか?
田中:まあ、そこそこ。ヴィンテージもありますけど、そんなめちゃくちゃ古いギターじゃないんですよ。ギブソンとかフェンダーみたいに歴史があるやつではないので、そこまで古いのはないです。
渡辺:17枚もアルバムを出されているので、「ベテラン」と言っていいですか?
田中:そうですね、自分らでもベテランって言ってますからね(笑)。
渡辺:前作から約2年ぶりですけど、ステイホーム期間もあり、作り方は変わりましたか?
田中:僕らは基本的に変えられませんでした。なので、2020年の1年間がなかなか難しい時期で、予定より半年くらい押してしまいまして。みんなで集まって作り始めるのがちょっと遅れましたね。
渡辺は、田中が書く歌詞を「詩」に近いと感じているという。
渡辺:文章は普段から溜めていますか?
田中:いえ、歌詞に関しては全然ストックしていないですね。言葉や言い回し、ネタみたいなものはメモしているんですけど、詞としては一切書いてないです。逆に曲に引っ張り出してもらうというか、曲を演奏しながらみんなであーだこーだいじくりながらイメージしていく感じですね。
続いて、アルバム『新しい果実』のタイトルに込めた思いを語った。
田中:『ねずみ浄土』の歌詞から取りました。この歌詞もタイトルも、いろんな取り方ができて、今このご時世で「新しい果実」って、立場や環境によって思うところがあると思うんです。そういう意味では「新しい果実」っていうタイトルは、アルバムを象徴しているかなと思います。
渡辺:『ねずみ浄土』にはアダムとイブも出てきますね。
田中:そうですね。旧約聖書上だとアダムとイブは「禁断の実」つまり「知識の実」を食べて、それが人の罪のオリジナル「原罪」になったといわれています。
渡辺:『新しい果実』はフレッシュなイメージでもあるんだけど、その奥に違うイメージが隠されているわけですね。
田中:2020年はどんどん予定がなくなってしまいましたから、ずいぶん久しぶりなので楽しみですね。
渡辺:例年とは違う心境ですか?
田中:そうですね。2020年も2021年も、単発とはいえ、いいタイミングでライブがやれました。それをしていて思ったのは、ひとつひとつが愛おしいというか、大事。今までないがしろにしていたわけじゃないんですけど、「こういうことを我々はやってるんだな」という自覚や覚悟。より感慨深く思いましたね。
渡辺:他のメンバーも含めて、「GRAPEVINEはこういうもんだな」っていうのは変わっていくものですか? それとも変わらずにあるものですか?
田中:僕らもずいぶん長いので、できれば音楽的には変わっていきたいし、変わっていってなんぼと思っているとこもあるんですけど、けっきょく変わらないっていうところはずっとついてきますね。それはそれでよさなんだと思いますし、強みなのかなとも思います。
GRAPEVINEの最新情報は、公式サイトまで。
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」では、ゲストのライフスタイルを構築しているルーティンを深堀りする。オンエアは毎週土曜日の9時10分頃から。
過去のゲストのトークは「カスタムライフ」WEBサイトにも掲載されているので、ぜひチェックしてほしい。
田中が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」。ここでは5月22日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
コーヒーの前に牛乳を1杯飲む理由
田中は、「ミュージシャンは一般的に朝遅いイメージがありますけど、僕は子どもが生まれてから比較的早く起きるようにしています」と朝の様子を語った。田中:とはいえ、8時とか8時半に目覚ましを合わせて、起きるのはけっきょく9時くらいになってしまうパターンが多いですね。
渡辺:起きてから決まってやることはありますか?
田中:コーヒーを飲みたいんですけど、起きてすぐコーヒーを飲むのは胃に負担がかかるかなという怖さがあるので、まず牛乳を1杯。
山田:コーヒー牛乳じゃだめなんですか?
田中:だめなんです。コーヒーの苦みを味わいたいので、わざわざ牛乳を先に飲みます。
山田:胃をコーティングするような。
渡辺:それが終わると、すぐお仕事モードになるタイプ?
田中:どうでしょうね。僕らみたいな業種は昼イチから働くことが多いですから。
渡辺:じゃあ朝のゆとりの時間がありますね。
田中:そうですね、仕事に出かけるまでちょっとあるので。
ツンデレ猫に家族みんながメロメロ
続いて話題は田中のリラックスタイムへ。田中は2020年から猫を飼い始めたという。きっかけは捨てられた猫を保護したことだった。田中:雑種で、もうずいぶん大きくなってきました。
山田:最初から懐く子でしたか?
田中:懐いてなくはないんですけど、もともと野良猫だったから警戒心は強いほうなんじゃないですかね。
渡辺:猫がいることで何か変わりました?
田中:癒しができたみたいな感じで、家が明るくなりました。
山田:キャラクターとしては、どういうタイプの猫ちゃんなんですか?
田中:完全に気まぐれタイプで、いわゆるツンデレですね。そのツンデレに家族みんなやられまくってる感じです。
本好きな田中に、渡辺は「寝る前に読んだ本が面白かったら一気に読みますか?」と質問する。
田中:いえ、本はじっくり読むタイプで、たとえばトイレ用とか移動用とか、いろんなところに置いてるんです。だから3冊くらい同時進行していて、毎回忘れるので、ちょっと戻って読むからなかなか進まないっていう。
渡辺:そういう読み方か~(笑)。
山田:じゃあお手洗い用は、お手洗いのときしか進まないってことですか?
田中:そうですね。
山田:じゃあけっこう時間がかかりますね。
渡辺:私もトイレに本があるんですけど、私の場合トイレはちょっと勉強っぽい本にしてるんですよ。食べ物の辞典とか江戸時代の東京の街が書いてある本とか。どこから読んでもいいものだと、だいたい何ページかで終わって。
山田:たしかに、続きものだと私も田中さんみたいに絶対に忘れちゃう。
田中:それ参考にさせていただきます。
渡辺:だから私にとっては、トイレは先生なんですよ。
田中:知識を入れる場なんですね。
人生を変えた大きな買い物は「ギター」
田中の生活を彩るお気に入りのアイテムは、「老眼鏡」だという。「お気に入りというわけじゃなく、やむにやまれず使ってるんですけど」と、使い始めたきっかけを語った。田中:僕47歳なんですけど、40代になってから本を読むときに気になり始めて、老眼鏡を早く使いすぎまして、それがないとつらくなってきました。
山田:本を読むときだけかけられるんですか?
田中:そうですね。
渡辺:今は老眼鏡もおしゃれになってるから、見つけようによってはいいのがあるんですよ。もちろん普通のフレームにレンズを入れてもいいわけだから。
田中:そうですね。今どきはデザインもおしゃれですよね。
渡辺:こればっかりは、ほぼ全員にやってくる話ですから(笑)。
「人生を変えた買い物」を訊くと、田中は「やっぱりギターを始めてミュージシャンになりましたから、ギターが大きいんじゃないかなと思います」と回答する。
渡辺:最初のギターは自分で買ったんですか?
田中:最初のギターは買ってもらったと思います。しかも通信販売の、昔の雑誌の背表紙とかに載ってるエレキギター初心者セットみたいなのを。
山田:いくつくらいのときですか?
田中:中学1、2年生くらいですね。
そんな田中が「今ほしいもの」は、ドイツのギターデザイナー・ディエター・ゴルスドルフが立ち上げたギターブランド「DUESENBERG(デューセンバーグ)」のギターだという。
田中:音もいいらしいんですけど、基本的に自分で弾いてみないとわからないじゃないですか。だから音は置いといて、見た目が抜群にかっこいいですね。
渡辺:高いやつですか?
田中:まあ、そこそこ。ヴィンテージもありますけど、そんなめちゃくちゃ古いギターじゃないんですよ。ギブソンとかフェンダーみたいに歴史があるやつではないので、そこまで古いのはないです。
タイトル「新しい果実」はアルバムを象徴した言葉
GRAPEVINEは、2021年5月26日(水)に17枚目のアルバム『新しい果実』をリリース。アルバムリリース前には、シングル『Gifted』、『ねずみ浄土』、『目覚ましはいつも鳴りやまない』を配信リリースした。GRAPEVINE - 「Gifted」(Official Lyric Video)
田中:そうですね、自分らでもベテランって言ってますからね(笑)。
渡辺:前作から約2年ぶりですけど、ステイホーム期間もあり、作り方は変わりましたか?
田中:僕らは基本的に変えられませんでした。なので、2020年の1年間がなかなか難しい時期で、予定より半年くらい押してしまいまして。みんなで集まって作り始めるのがちょっと遅れましたね。
渡辺は、田中が書く歌詞を「詩」に近いと感じているという。
渡辺:文章は普段から溜めていますか?
田中:いえ、歌詞に関しては全然ストックしていないですね。言葉や言い回し、ネタみたいなものはメモしているんですけど、詞としては一切書いてないです。逆に曲に引っ張り出してもらうというか、曲を演奏しながらみんなであーだこーだいじくりながらイメージしていく感じですね。
続いて、アルバム『新しい果実』のタイトルに込めた思いを語った。
田中:『ねずみ浄土』の歌詞から取りました。この歌詞もタイトルも、いろんな取り方ができて、今このご時世で「新しい果実」って、立場や環境によって思うところがあると思うんです。そういう意味では「新しい果実」っていうタイトルは、アルバムを象徴しているかなと思います。
渡辺:『ねずみ浄土』にはアダムとイブも出てきますね。
田中:そうですね。旧約聖書上だとアダムとイブは「禁断の実」つまり「知識の実」を食べて、それが人の罪のオリジナル「原罪」になったといわれています。
渡辺:『新しい果実』はフレッシュなイメージでもあるんだけど、その奥に違うイメージが隠されているわけですね。
約2年ぶりの全国ツアーも開催!
6月からは、ニューアルバムを携えて2年ぶりの全国ツアー「GRAPEVINE tour2021」を開催予定だ。田中:2020年はどんどん予定がなくなってしまいましたから、ずいぶん久しぶりなので楽しみですね。
渡辺:例年とは違う心境ですか?
田中:そうですね。2020年も2021年も、単発とはいえ、いいタイミングでライブがやれました。それをしていて思ったのは、ひとつひとつが愛おしいというか、大事。今までないがしろにしていたわけじゃないんですけど、「こういうことを我々はやってるんだな」という自覚や覚悟。より感慨深く思いましたね。
渡辺:他のメンバーも含めて、「GRAPEVINEはこういうもんだな」っていうのは変わっていくものですか? それとも変わらずにあるものですか?
田中:僕らもずいぶん長いので、できれば音楽的には変わっていきたいし、変わっていってなんぼと思っているとこもあるんですけど、けっきょく変わらないっていうところはずっとついてきますね。それはそれでよさなんだと思いますし、強みなのかなとも思います。
GRAPEVINEの最新情報は、公式サイトまで。
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」では、ゲストのライフスタイルを構築しているルーティンを深堀りする。オンエアは毎週土曜日の9時10分頃から。
過去のゲストのトークは「カスタムライフ」WEBサイトにも掲載されているので、ぜひチェックしてほしい。
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2021年5月29日28時59分まで
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番組情報
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