
J-WAVEは毎年ゴールデンウィークに、六本木ヒルズと共にフリーライブイベント「J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S」を開催してきた。2021年は例年とはスタイルを変更し、新たな試みとして、J-WAVEのオンエアと六本木ヒルズ内での音声ARによる企画を実施する(緊急事態宣言解除後に開催予定。詳細は公式サイトまで)。
4月29日(木・祝)にはラジオ上で『TOKYO M.A.P.S』を再現した『TOKYO M.A.P.S SPIN-OFF TOMITA LAB EDITION』(ナビゲーター:冨田ラボ、藤田琢己)をオンエア。ここでは冨田と藤田が、リモートでゲスト出演したWONKの長塚健斗(Vo)とトークを繰り広げた様子をお届けする。
WONK は4月7日に新曲『FLOWERS』をリリースした。
冨田:それが健斗さんとは最初だよね?
長塚:そうですね。
冨田:そのあと、ライブとかで何度かご一緒して、また今回『MAP for LOVE』にもね。ありがとうね。
長塚:こちらこそありがとうございます。
『MAP for LOVE』には長塚をはじめ、坂本真綾、長岡亮介(ペトロールズ)、Naz、bird、藤原さくら、堀込泰行、吉田沙良(モノンクル)、Ryohu(KANDYTOWN)の9名のシンガー・ラッパーが参加する豪華な顔ぶれとなっており、長塚はオファーがきたときの胸の内を明かした。
長塚:お話をいただいたときに、参加されるメンバーの方々のお名前を伺って「すごいメンバーだな」と。
冨田・藤田:(笑)。
長塚:「マジか、ありがたすぎるぞ」というのが最初の印象だったんです。ちょうどそのころ、昨年6月にリリースした僕らのアルバムのレコーディングのど真ん中だったんです。もう佳境も佳境ぐらいのタイミングでお話をいただいて(笑)。「その合間になんとか歌を録ってお返ししないと!」となって、一生懸命歌った記憶があります。
冨田:それで一生懸命歌って送ってくれて、わりと最後のほうだったんだよね、健斗さんのが来たのが。
長塚:何番目だったんでしたっけ……?
冨田:一番最後かと思ったら、まだもう1人あとにいたっていう(笑)。
長塚・藤田:(笑)。
冨田は「健斗さんに日本語の歌を僕の曲で歌ってもらえたというのが、すごく大きなポイントだった」と振り返った。
冨田:僕は英語を歌っている健斗さんしか知らなかったから、最初は健斗さんに英語の歌を歌ってもらった。ただこの『MAP for LOVE』は、人が9人ぐらい入れ代わり立ち代わりで歌うでしょ? 健斗さんだけ英語っていうのは、ちょっとフォームとしておかしいので。それで別に相談もなしに普通に日本語の歌詞でお願いした。そしたらすばらしい日本語の歌が返ってきたんだけど。日本語を歌うということに対しては、特別な意識とかはなかったですか?
長塚:普段、英語でばかり歌詞を書くことが多いので、『MAP for LOVE』のレコーディングが、自分のなかでのいろいろなきっかけになったところがすごくあったんです。
冨田:ホント? うれしい。
長塚:はい。日本語の響きや発音は言語として独特で、すばらしいものがあるじゃないですか。あらためて昔の歌謡曲だったりとか、日本語の名曲と言われるものをたくさん聴き返すようになりましたね。なので日本語の歌詞を書いて歌うことに対する興味が、あれ以来すごく湧いています。
冨田:健斗さん、日本語すばらしかったのよ。
長塚:ありがとうございます。
冨田:ときどき、英語ですごく歌い慣れている人だと、日本語になると歌い方というか印象がすごく変わっちゃう人とかもいるのね。それがいい場合もあるし、そうじゃない場合もあるだろうけど。健斗さんの場合はWONKでかっこいいなと思った感じが、そのまま日本語でも表現できている感じがして。
長塚:うれしいです。
長塚:この1年で、配信ライブにおけるライブの作り方を集中して作ったのですが、それがあったからこそ自分たちのなかでリアルなライブの作り方の意識が変わりました。このあいだ、ワンマンツアーが中止になって東京公演だけやったんですけど、そのときも事前リハーサルの濃さが全然変わりました。去年までやっていたライブよりもさらに濃度の濃いライブができるなという風には思ってます。
冨田:楽しみだね。
藤田:このコロナ禍を自分たちのきっかけや得たものとして、次に昇華できるというのはすごいですね。
長塚:都市のなかで埋もれている、なかなか伝わりにくい感情が音楽になってちりばめられていると言いますか、人の声を代弁しているのが音楽なんじゃないかなと。『MAP for LOVE』も「苦しいときだけど、あなたのそばにいるよ」という、寄り添ってあげる気持ちを表している優しい、愛情にあふれた曲だと思っているんです。『FLOWERS』も、それに近い感情を元に作っている楽曲で、なかなか表現できなかった自分の心のなかの応援したい、人を支えてあげたいという気持ちを言葉と音楽の力を少し借りて表現していたんです。そういう感情を表現するのに、音の力が補完してくれるじゃないですけど、この1年でそういうものだと僕は思いましたね。
冨田:そう思う。音楽は歌詞で言っていることの濃淡を補完する役目が絶対にありますよね。感情の微妙な動きを言葉以上に伝えてくれるときがあるよね。
WONKの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
4月29日(木・祝)にはラジオ上で『TOKYO M.A.P.S』を再現した『TOKYO M.A.P.S SPIN-OFF TOMITA LAB EDITION』(ナビゲーター:冨田ラボ、藤田琢己)をオンエア。ここでは冨田と藤田が、リモートでゲスト出演したWONKの長塚健斗(Vo)とトークを繰り広げた様子をお届けする。
WONK は4月7日に新曲『FLOWERS』をリリースした。
日本語歌詞を歌うきっかけになった『MAP for LOVE』
長塚は冨田の新曲『MAP for LOVE』に参加。冨田はWONKの楽曲と初めて出会ったときの印象について「全員かっこいい。全体がかっこいい」と感じたという。長塚の歌声に惚れ込んで『Let it ride』の作詞と歌唱のオファーをしたことが、2人の馴れ初めだと振り返った。冨田:それが健斗さんとは最初だよね?
長塚:そうですね。
冨田:そのあと、ライブとかで何度かご一緒して、また今回『MAP for LOVE』にもね。ありがとうね。
長塚:こちらこそありがとうございます。
『MAP for LOVE』には長塚をはじめ、坂本真綾、長岡亮介(ペトロールズ)、Naz、bird、藤原さくら、堀込泰行、吉田沙良(モノンクル)、Ryohu(KANDYTOWN)の9名のシンガー・ラッパーが参加する豪華な顔ぶれとなっており、長塚はオファーがきたときの胸の内を明かした。
長塚:お話をいただいたときに、参加されるメンバーの方々のお名前を伺って「すごいメンバーだな」と。
冨田・藤田:(笑)。
長塚:「マジか、ありがたすぎるぞ」というのが最初の印象だったんです。ちょうどそのころ、昨年6月にリリースした僕らのアルバムのレコーディングのど真ん中だったんです。もう佳境も佳境ぐらいのタイミングでお話をいただいて(笑)。「その合間になんとか歌を録ってお返ししないと!」となって、一生懸命歌った記憶があります。
冨田:それで一生懸命歌って送ってくれて、わりと最後のほうだったんだよね、健斗さんのが来たのが。
長塚:何番目だったんでしたっけ……?
冨田:一番最後かと思ったら、まだもう1人あとにいたっていう(笑)。
長塚・藤田:(笑)。
冨田は「健斗さんに日本語の歌を僕の曲で歌ってもらえたというのが、すごく大きなポイントだった」と振り返った。
冨田:僕は英語を歌っている健斗さんしか知らなかったから、最初は健斗さんに英語の歌を歌ってもらった。ただこの『MAP for LOVE』は、人が9人ぐらい入れ代わり立ち代わりで歌うでしょ? 健斗さんだけ英語っていうのは、ちょっとフォームとしておかしいので。それで別に相談もなしに普通に日本語の歌詞でお願いした。そしたらすばらしい日本語の歌が返ってきたんだけど。日本語を歌うということに対しては、特別な意識とかはなかったですか?
長塚:普段、英語でばかり歌詞を書くことが多いので、『MAP for LOVE』のレコーディングが、自分のなかでのいろいろなきっかけになったところがすごくあったんです。
冨田:ホント? うれしい。
長塚:はい。日本語の響きや発音は言語として独特で、すばらしいものがあるじゃないですか。あらためて昔の歌謡曲だったりとか、日本語の名曲と言われるものをたくさん聴き返すようになりましたね。なので日本語の歌詞を書いて歌うことに対する興味が、あれ以来すごく湧いています。
冨田:健斗さん、日本語すばらしかったのよ。
長塚:ありがとうございます。
冨田:ときどき、英語ですごく歌い慣れている人だと、日本語になると歌い方というか印象がすごく変わっちゃう人とかもいるのね。それがいい場合もあるし、そうじゃない場合もあるだろうけど。健斗さんの場合はWONKでかっこいいなと思った感じが、そのまま日本語でも表現できている感じがして。
長塚:うれしいです。
コロナ禍で変化した意識
WONKは配信ライブはもちろん、SNSでも積極的に発信するなどステイホーム期間においても精力的に活動。逆境を乗り越えるなかで、ライブの作り方に関しても意識の変化があったという。長塚:この1年で、配信ライブにおけるライブの作り方を集中して作ったのですが、それがあったからこそ自分たちのなかでリアルなライブの作り方の意識が変わりました。このあいだ、ワンマンツアーが中止になって東京公演だけやったんですけど、そのときも事前リハーサルの濃さが全然変わりました。去年までやっていたライブよりもさらに濃度の濃いライブができるなという風には思ってます。
冨田:楽しみだね。
藤田:このコロナ禍を自分たちのきっかけや得たものとして、次に昇華できるというのはすごいですね。
『MAP for LOVE』と『FLOWERS』に込められた想い
最後に冨田は番組のテーマである「都市と音楽」にちなみ、長塚が都市と音楽の関係性についてどのように思っているのかを尋ねると、「(街の)いろいろなところが音楽や音であふれている。言葉でうまく表現できない感情を音楽の力を借りて歌にしているのが、音楽だと思うんです」と語りだした。長塚:都市のなかで埋もれている、なかなか伝わりにくい感情が音楽になってちりばめられていると言いますか、人の声を代弁しているのが音楽なんじゃないかなと。『MAP for LOVE』も「苦しいときだけど、あなたのそばにいるよ」という、寄り添ってあげる気持ちを表している優しい、愛情にあふれた曲だと思っているんです。『FLOWERS』も、それに近い感情を元に作っている楽曲で、なかなか表現できなかった自分の心のなかの応援したい、人を支えてあげたいという気持ちを言葉と音楽の力を少し借りて表現していたんです。そういう感情を表現するのに、音の力が補完してくれるじゃないですけど、この1年でそういうものだと僕は思いましたね。
冨田:そう思う。音楽は歌詞で言っていることの濃淡を補完する役目が絶対にありますよね。感情の微妙な動きを言葉以上に伝えてくれるときがあるよね。
WONKの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
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2021年5月6日28時59分まで
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番組情報
- TOKYO M.A.P.S SPIN-OFF TOMITA LAB EDITION
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2021年4月29日(木・祝)9:00-17:55
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冨田ラボ、藤田琢己
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