J-WAVEで放送中の番組『START LINE』(ナビゲーター:長谷川ミラ)のワンコーナー「CITROËN AWESOME COLORS」。4月23日(金)のオンエアでは、タレント・りゅうちぇるがゲストに登場。「多様性を受け入れる社会」とはどういうものか、りゅうちぇるに考えを訊いた。
りゅうちぇる:今日も「今からラジオに行ってくるね」って言ったら「また遊びに行くのかよ」って言われて(笑)。「仕事だよ」って伝えました。
長谷川:かわいい! 子育ては難しいですか?
りゅうちぇる:大変なときはありますね。イヤイヤ期は終わって子どもの個性が出てきて、楽しい反面「どうしてうまくいかないんだろう」って思うこともあります。
りゅうちぇるは子育てを通じて自身の成長を感じるという。
りゅうちぇる:「2歳だから」とか言わず、しっかり人として向き合って乗り越えていっている気がします。だから、子どもに親にしてもらっている感覚です。子どもが生まれるまでは「こういうことを教えるんだ」って身構えていたんですけど、子どもから教わることが多いんですよ。子どもが僕のことを大人にしてくれているって毎日思いますね。
長谷川:そうなんだ。子育ては楽しいですか?
りゅうちぇる:うん。だけど、子どもがいなかった時期の、夜遊びではしゃいでいた楽しさとは違いますね。心がじんわりとあたたかくなるような楽しさが増えたかな。みんなに絶対味わってほしいものとは思わないし、いろんな生き方があっていいと思うけれど、子どもはやっぱりかわいいですね。
りゅうちぇるは厚生労働省後援の「イクメン オブ ザイヤー2018」の受賞者に選ばれた経験を持つ。その際、受賞に喜びながらも、「イクメン」という言葉への違和感も表明した。
長谷川:授賞式をリアルタイムで拝見しました。なかなか不満を声に出してくれるタレントさんっていないですよね。女性タレントさんにしか「子育てはどうですか?」って訊かないし。
りゅうちぇる:そうそう。
長谷川:なぜ男性には訊かないんだろうって思っていたところに、りゅうちぇるさんがコメントを出されていて。
りゅうちぇる:囲み取材にも答えたけど、我慢できずにTwitterやInstagramでも発信しちゃいました。あとから「僕って我が強すぎる。芸能界に向いてない。我慢することも学ばなきゃかな」って思ったけど、みんなから「よくぞ言ってくれた!」という声もいただいたので、言ってよかったのかなって。それに、(長谷川)ミラちゃんがそのときのことを覚えていてくれたことが嬉しいです。
長谷川:りゅうちぇるさんみたいな芸能人がもっと増えてほしい。節度は大事だと思うけど、声をあげるべきときにしっかりと意思表明するのは大事なことだと思うから。
りゅうちぇる:芸能人って知らず知らずに一般人の理想像になっちゃうじゃん。だから、せっかくこういうお仕事をさせてもらっているから「こうじゃなくてもいいんじゃない?」って言いたいなって気持ちがあります。
長谷川:その思いを感じます。りゅうちぇるさんが声をあげてくれたことで、「イクメン」という言葉に疑問を持たなかった人も疑問を持ち始めると思うんです。
りゅうちぇる:僕は「自分らしく生きると謙虚ではなくなる」とは思わないんですけど、そう考えない人も世のなかにはいるんですね。「自分らしく生きれば人に迷惑がかかるだろ」って考え方をしている人がいる。僕がそういう意味で言ったわけではなくてもね。そして、そういうことを言う人に対して僕が「そういう人もいるよね」って言えてはじめて「多様性を受け入れる社会」と言えるんじゃないかなって思ってる。
長谷川:なるほど。
りゅうちぇる:いろんな人がいて、いろんな考え方の人がいる。「いろんな意見があってもいいよね。だけど、自分の意見を強要はしないでね」ってできれば、多様性を受け入れる社会になるんだと思います。
長谷川:その通りだと思います。ジェンダーや人種の社会問題だけの話じゃなくて、意見を言った人に対して「違うよ」ではなく「へえ、そうなんだ」って言える世の中になってほしいですよね。
りゅうちぇる:「へえ、そうなんだ」って言える人は、自分に自信がある人。“セルフラブ”ができていて自分に余裕がある人になれば、自分と他者との違いを認められると思う。なので、余裕のある暮らしが多様性を受け入れる社会に繋がっていくのかなと思いますね。
長谷川:つまり、「多様性とはこういうものだ」と他者に伝える前に、一旦巻き戻って自分にフォーカスをあててみよう、と。
りゅうちぇる:そう。
長谷川は「『セルフラブ』は最近のキーワード。『今のままでいいんだよ』が最初の一歩」と同意する。
りゅうちぇる:自分を愛するっていうよりも、自分のダメなところを認めたり許したりすることからはじめればいいんじゃないかな。大人になってから、より実感するけど、闘うことだけが「強さ」ではなくて、人生には「逃げ」も必要なんですよね。逃げることも学んだほうがいい気がする。何かから逃げている人に対しても、「自分を愛してるね、さすがだよ」って僕は言ってあげたい。いろんな形で自分を甘やかすところから。「自分を愛する」ってきれいごとじゃん? だって自分を愛せないときもいっぱいあるじゃん。だから、まずは「自分を甘やかす」ぐらいからはじめるのがいいのかなって。
りゅうちぇる:息子と過ごす時間は楽しい時間ではあるけど、リラックスってなると、息子が寝たあととかの夫婦の時間ですかね。ふたりでいろいろ語ります。それがないとケンカが増えると思うので。あと、朝は必ず瞑想をします。
長谷川:へえ!
りゅうちぇる:「やりたいことがあったはずなのに違うことに集中してない?」って心の整理整頓をするために瞑想したり、キャンドルを焚いたりするのが好きですね。
長谷川:素敵。奥様との時間を大切にされているんですね。
りゅうちぇる:奥さんとの時間がないと病む。ケンカが増えないためにも、今のパートナーが何を考えているのか、パートナーの心を知っていたいって気持ちがありますね。
りゅうちぇるの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『START LINE』のワンコーナー「CITROËN AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くあの人のストーリーをお届け。放送は毎週金曜日の18時10分から。
子どもから教わることがたくさんある
りゅうちぇるは、ファッションモデルのぺこと2016年に結婚。2018年に第一子が誕生した。「僕がおしゃべりだからか、しゃべり始めたのがすっごく早かったんですよ」と成長を明かす。りゅうちぇる:今日も「今からラジオに行ってくるね」って言ったら「また遊びに行くのかよ」って言われて(笑)。「仕事だよ」って伝えました。
長谷川:かわいい! 子育ては難しいですか?
りゅうちぇる:大変なときはありますね。イヤイヤ期は終わって子どもの個性が出てきて、楽しい反面「どうしてうまくいかないんだろう」って思うこともあります。
りゅうちぇるは子育てを通じて自身の成長を感じるという。
りゅうちぇる:「2歳だから」とか言わず、しっかり人として向き合って乗り越えていっている気がします。だから、子どもに親にしてもらっている感覚です。子どもが生まれるまでは「こういうことを教えるんだ」って身構えていたんですけど、子どもから教わることが多いんですよ。子どもが僕のことを大人にしてくれているって毎日思いますね。
長谷川:そうなんだ。子育ては楽しいですか?
りゅうちぇる:うん。だけど、子どもがいなかった時期の、夜遊びではしゃいでいた楽しさとは違いますね。心がじんわりとあたたかくなるような楽しさが増えたかな。みんなに絶対味わってほしいものとは思わないし、いろんな生き方があっていいと思うけれど、子どもはやっぱりかわいいですね。
りゅうちぇるは厚生労働省後援の「イクメン オブ ザイヤー2018」の受賞者に選ばれた経験を持つ。その際、受賞に喜びながらも、「イクメン」という言葉への違和感も表明した。
イクメンオブザイヤーを受賞させていただいた僕が言うのもあれだけど...イクメンという言葉が無くなるくらい パパも子育てに当たり前に向き合えて 別にパパが子育てをしてても 全然驚かれないような 大切な子供を 夫婦で協力して話し合いながら育てていけるといいな...
— RYUCHELL (@RYUZi33WORLD929) October 18, 2018
長谷川:授賞式をリアルタイムで拝見しました。なかなか不満を声に出してくれるタレントさんっていないですよね。女性タレントさんにしか「子育てはどうですか?」って訊かないし。
りゅうちぇる:そうそう。
長谷川:なぜ男性には訊かないんだろうって思っていたところに、りゅうちぇるさんがコメントを出されていて。
りゅうちぇる:囲み取材にも答えたけど、我慢できずにTwitterやInstagramでも発信しちゃいました。あとから「僕って我が強すぎる。芸能界に向いてない。我慢することも学ばなきゃかな」って思ったけど、みんなから「よくぞ言ってくれた!」という声もいただいたので、言ってよかったのかなって。それに、(長谷川)ミラちゃんがそのときのことを覚えていてくれたことが嬉しいです。
長谷川:りゅうちぇるさんみたいな芸能人がもっと増えてほしい。節度は大事だと思うけど、声をあげるべきときにしっかりと意思表明するのは大事なことだと思うから。
りゅうちぇる:芸能人って知らず知らずに一般人の理想像になっちゃうじゃん。だから、せっかくこういうお仕事をさせてもらっているから「こうじゃなくてもいいんじゃない?」って言いたいなって気持ちがあります。
長谷川:その思いを感じます。りゅうちぇるさんが声をあげてくれたことで、「イクメン」という言葉に疑問を持たなかった人も疑問を持ち始めると思うんです。
「多様性を受け入れる」とはどういうことか
「多様性を受け入れる社会を目指そう」「誰もが自分らしく生きられるように」。そんな空気感が世に広まってきたが、「それはどういう状態か」は人によって定義が揺れている。りゅうちぇるは、どう考えているのか。りゅうちぇる:僕は「自分らしく生きると謙虚ではなくなる」とは思わないんですけど、そう考えない人も世のなかにはいるんですね。「自分らしく生きれば人に迷惑がかかるだろ」って考え方をしている人がいる。僕がそういう意味で言ったわけではなくてもね。そして、そういうことを言う人に対して僕が「そういう人もいるよね」って言えてはじめて「多様性を受け入れる社会」と言えるんじゃないかなって思ってる。
長谷川:なるほど。
りゅうちぇる:いろんな人がいて、いろんな考え方の人がいる。「いろんな意見があってもいいよね。だけど、自分の意見を強要はしないでね」ってできれば、多様性を受け入れる社会になるんだと思います。
長谷川:その通りだと思います。ジェンダーや人種の社会問題だけの話じゃなくて、意見を言った人に対して「違うよ」ではなく「へえ、そうなんだ」って言える世の中になってほしいですよね。
りゅうちぇる:「へえ、そうなんだ」って言える人は、自分に自信がある人。“セルフラブ”ができていて自分に余裕がある人になれば、自分と他者との違いを認められると思う。なので、余裕のある暮らしが多様性を受け入れる社会に繋がっていくのかなと思いますね。
長谷川:つまり、「多様性とはこういうものだ」と他者に伝える前に、一旦巻き戻って自分にフォーカスをあててみよう、と。
りゅうちぇる:そう。
長谷川は「『セルフラブ』は最近のキーワード。『今のままでいいんだよ』が最初の一歩」と同意する。
りゅうちぇる:自分を愛するっていうよりも、自分のダメなところを認めたり許したりすることからはじめればいいんじゃないかな。大人になってから、より実感するけど、闘うことだけが「強さ」ではなくて、人生には「逃げ」も必要なんですよね。逃げることも学んだほうがいい気がする。何かから逃げている人に対しても、「自分を愛してるね、さすがだよ」って僕は言ってあげたい。いろんな形で自分を甘やかすところから。「自分を愛する」ってきれいごとじゃん? だって自分を愛せないときもいっぱいあるじゃん。だから、まずは「自分を甘やかす」ぐらいからはじめるのがいいのかなって。
パートナーとの対話時間が増えればケンカの頻度は減る
りゅうちぇるがリラックスするのは、夫婦の対話の時間と瞑想の時間だという。りゅうちぇる:息子と過ごす時間は楽しい時間ではあるけど、リラックスってなると、息子が寝たあととかの夫婦の時間ですかね。ふたりでいろいろ語ります。それがないとケンカが増えると思うので。あと、朝は必ず瞑想をします。
長谷川:へえ!
りゅうちぇる:「やりたいことがあったはずなのに違うことに集中してない?」って心の整理整頓をするために瞑想したり、キャンドルを焚いたりするのが好きですね。
長谷川:素敵。奥様との時間を大切にされているんですね。
りゅうちぇる:奥さんとの時間がないと病む。ケンカが増えないためにも、今のパートナーが何を考えているのか、パートナーの心を知っていたいって気持ちがありますね。
りゅうちぇるの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『START LINE』のワンコーナー「CITROËN AWESOME COLORS」では、自分らしく輝くあの人のストーリーをお届け。放送は毎週金曜日の18時10分から。
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2021年4月30日28時59分まで
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