J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。2月1日(月)のオンエアでは、ゴスペラーズの村上てつやがリモートでゲスト出演。ゴスペラーズは2月5日(金)に、5カ月連続新曲配信企画「G25 ~ゴスペラーズが足りない~」の第5弾の楽曲『風が聴こえる』を配信リリース。
村上:2年前に、ちょっと自分たちの才能に自信がなくなってきたので、新しい才能に出会いたいって発表をしたら700曲も集まったんです。その中で細井さんが素晴らしい曲を書いてくださって、僕たちが歌うことになりました。助かりますね、本当に。
西沢:(笑)。メンバー5人が誰かに頼ってると、仕事しろよってなるからね。
村上:そもそも我々は頼り合っているんですよ。楽曲をひとりではほとんど仕上げられないですからね。
西沢:「今回は誰が曲を作る?」とか「誰がリードをとる?」とか、「5人のパートはこうだ」とかいろいろあるじゃないですか。でも、言っても5人ですよ。これまでにシングルを52枚も出すと「この前はおまえがやったな」「次はおまえだ」くらいになるの?
村上:押しつけるくらいだったらいいんですけどね(笑)。そうでもないですよ。
西沢:「今回はこういうふうにやるんだ」とかメンバー間でせめぎ合いはあるの?
村上:せめぎ合いはあるけど、最後お手上げになったらスタッフに決めてもらうっていう……。
西沢:あはは(笑)。自信作でも売れるか売れないかはわからないもんね。
村上:『ひとり』は歌詞がない状況ではあったからなんですけど、90年代に一度選曲会議でアルバム曲の候補に出したけどボツになってますからね。だからわからないですよね。まあ、歌詞が書けたからああいうふうになったんですけどね。
西沢:じゃあ、今までボツになった曲でも『ひとり』以上の曲になり得るかもしれないわけだよね。
村上:どのシンガーもそういうことってあるんじゃないですか。
西沢:ゴスペラーズはこれまで、リリースした曲で「この歌詞はこのメロディーの方がよかった」ってケースはあるんですか?
村上:それはあまり考えたことはないですけど、リリースするタイミングが違ったら、この曲のほうが売れたんじゃないのって思っている曲はありますよね。
西沢:プロはそこまで考えないといけないからね(笑)。
村上:いや、考えきれなかったからそうなったんですけどね(笑)。
西沢:700曲から何曲を採用したんですか?
村上:1曲です。選考に残って最後の数曲で本当に悩みましたけどね。最後の最後は多数決が割れたくらいでした。僕たちは多数決ってめったにやらないんですけど、これに関しては多数決しかないなって。
西沢:ゴスペラーズは民主主義とはかけ離れていると思っていましたけどね。ここで民主主義が復活とは。
村上:僕たちは民主主義ではないかもしれないけど、過度な平等主義ですから。
西沢:そうですか(笑)。でも、700曲の1曲ってすごい倍率だよね。ゴスペラーズの誰かが隠れて応募しても、たぶん選ばれてなかったですよ。
村上:ははは(笑)。
番組では新曲『風が聴こえる』を宇宙初オンエアした。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20210201182012
西沢:この曲、なんか初心に返ったような、リセットされたような感じがするね。
村上:ちょっと若めでしょ?
西沢:いつも定番のアレンジをやりたがらないじゃん。
村上:そうですね。アレンジは細井さんの楽曲を中心にしながら北山(陽一)がつけたんですけど、楽曲が呼んでるものが風の爽快感みたいなところで、僕らが忘れていたとまでは言わないですけど、そういう空気を吹き込んでもらえる楽曲で、特に若いスタッフとかから人気がありましたね。
西沢:ゴスペラーズは配信ライブだと最悪楽器がなくてもいいから、非常に身軽な状態でできますよね。
村上:今回はバンド入れます。アカペラだけはキツいですからね(笑)。
また、ゴスペラーズは約19年ぶりとなるアカペラ曲で構成されたアルバム『アカペラ2』を3月10日(水)にリリース。4月からは9都市23公演を巡る全国ツアー「ゴスペラーズ坂ツアー2021 “アカペラ” #あなたの街にハーモニーを」開催予定だ。
村上:世の中がこんな状況ですが、いい風が吹いてほしいと願っています。もう一喜一憂し過ぎると本当につらいので、粛々と準備をしております。
西沢:やっぱりがっかりすることも多い?
村上:そりゃ、多いですよね。自分たちもそうだけど、待っていてくれた人のことを想像しだしちゃうとキリがないじゃないですか。スタッフのこととか。ライブスタッフなんてほとんど会えてないですからね。
西沢:イベントに従事する人はみんな仕事がなくてね。
村上:厳しいですけど、簡単にどうにかなるじゃないですからね。規模感とかの変更も本当に大変ですからね。ひとつのライブが配信ライブになると「機材はどうするの?」とか。
西沢:ゴスペラーズのレベルになると、機材をタンカーで動かしますからね。
村上:さすがに国内でやってます(笑)。
ゴスペラーズの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
700曲から選ばれた新曲『風が聴こえる』
新曲『風が聴こえる』は、ゴスペラーズ初の試みとなるアカペラ楽曲の一般公募を行い選ばれた楽曲。この曲は、神奈川県出身のシンガー・ソングライター、細井タカフミが手掛けている。村上:2年前に、ちょっと自分たちの才能に自信がなくなってきたので、新しい才能に出会いたいって発表をしたら700曲も集まったんです。その中で細井さんが素晴らしい曲を書いてくださって、僕たちが歌うことになりました。助かりますね、本当に。
西沢:(笑)。メンバー5人が誰かに頼ってると、仕事しろよってなるからね。
村上:そもそも我々は頼り合っているんですよ。楽曲をひとりではほとんど仕上げられないですからね。
西沢:「今回は誰が曲を作る?」とか「誰がリードをとる?」とか、「5人のパートはこうだ」とかいろいろあるじゃないですか。でも、言っても5人ですよ。これまでにシングルを52枚も出すと「この前はおまえがやったな」「次はおまえだ」くらいになるの?
村上:押しつけるくらいだったらいいんですけどね(笑)。そうでもないですよ。
西沢:「今回はこういうふうにやるんだ」とかメンバー間でせめぎ合いはあるの?
村上:せめぎ合いはあるけど、最後お手上げになったらスタッフに決めてもらうっていう……。
西沢:あはは(笑)。自信作でも売れるか売れないかはわからないもんね。
『ひとり』は歌詞が書けたからこそ形になった
村上はゴスペラーズのヒット曲『ひとり』について、こんな裏話を披露する。村上:『ひとり』は歌詞がない状況ではあったからなんですけど、90年代に一度選曲会議でアルバム曲の候補に出したけどボツになってますからね。だからわからないですよね。まあ、歌詞が書けたからああいうふうになったんですけどね。
西沢:じゃあ、今までボツになった曲でも『ひとり』以上の曲になり得るかもしれないわけだよね。
村上:どのシンガーもそういうことってあるんじゃないですか。
西沢:ゴスペラーズはこれまで、リリースした曲で「この歌詞はこのメロディーの方がよかった」ってケースはあるんですか?
村上:それはあまり考えたことはないですけど、リリースするタイミングが違ったら、この曲のほうが売れたんじゃないのって思っている曲はありますよね。
西沢:プロはそこまで考えないといけないからね(笑)。
村上:いや、考えきれなかったからそうなったんですけどね(笑)。
風の爽快感を感じる一曲になった
村上は今回の一般公募企画を通して、自分たちが思っている以上にアカペラ好きがいることに驚き、「公募に700曲も集まったこと自体が僕らのパワーになった」と語る。西沢:700曲から何曲を採用したんですか?
村上:1曲です。選考に残って最後の数曲で本当に悩みましたけどね。最後の最後は多数決が割れたくらいでした。僕たちは多数決ってめったにやらないんですけど、これに関しては多数決しかないなって。
西沢:ゴスペラーズは民主主義とはかけ離れていると思っていましたけどね。ここで民主主義が復活とは。
村上:僕たちは民主主義ではないかもしれないけど、過度な平等主義ですから。
西沢:そうですか(笑)。でも、700曲の1曲ってすごい倍率だよね。ゴスペラーズの誰かが隠れて応募しても、たぶん選ばれてなかったですよ。
村上:ははは(笑)。
番組では新曲『風が聴こえる』を宇宙初オンエアした。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20210201182012
西沢:この曲、なんか初心に返ったような、リセットされたような感じがするね。
村上:ちょっと若めでしょ?
西沢:いつも定番のアレンジをやりたがらないじゃん。
村上:そうですね。アレンジは細井さんの楽曲を中心にしながら北山(陽一)がつけたんですけど、楽曲が呼んでるものが風の爽快感みたいなところで、僕らが忘れていたとまでは言わないですけど、そういう空気を吹き込んでもらえる楽曲で、特に若いスタッフとかから人気がありましたね。
いい風が吹いてほしいと願っている
ゴスペラーズは新型コロナウィルスの影響で、1月のファンクラブツアーの延期が決定。2月の苗場でのライブも中止となったが、その開催日であった2月27日(土)に配信ライブを実施することが決定した。西沢:ゴスペラーズは配信ライブだと最悪楽器がなくてもいいから、非常に身軽な状態でできますよね。
村上:今回はバンド入れます。アカペラだけはキツいですからね(笑)。
また、ゴスペラーズは約19年ぶりとなるアカペラ曲で構成されたアルバム『アカペラ2』を3月10日(水)にリリース。4月からは9都市23公演を巡る全国ツアー「ゴスペラーズ坂ツアー2021 “アカペラ” #あなたの街にハーモニーを」開催予定だ。
村上:世の中がこんな状況ですが、いい風が吹いてほしいと願っています。もう一喜一憂し過ぎると本当につらいので、粛々と準備をしております。
西沢:やっぱりがっかりすることも多い?
村上:そりゃ、多いですよね。自分たちもそうだけど、待っていてくれた人のことを想像しだしちゃうとキリがないじゃないですか。スタッフのこととか。ライブスタッフなんてほとんど会えてないですからね。
西沢:イベントに従事する人はみんな仕事がなくてね。
村上:厳しいですけど、簡単にどうにかなるじゃないですからね。規模感とかの変更も本当に大変ですからね。ひとつのライブが配信ライブになると「機材はどうするの?」とか。
西沢:ゴスペラーズのレベルになると、機材をタンカーで動かしますからね。
村上:さすがに国内でやってます(笑)。
ゴスペラーズの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
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2021年2月8日28時59分まで
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番組情報
- GROOVE LINE
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