山﨑賢人と土屋太鳳がダブル主演のNetflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』が話題となっている。麻生羽呂の人気コミックが原作のサスペンスだ。
同作の魅力について、J-WAVEでは山﨑賢人と土屋太鳳にインタビューを行った。自身の役を演じる上でこだわった点とは。
ふたりのトークがオンエアされたのは、J-WAVEが9時間にわたってNetflixの魅力をお届けした特別番組『J-WAVE NEW YEAR SPECIAL Netflix presents PLANET HOME』(ナビゲーター:クリス・ペプラー、玄理)。放送日は2021年1月1日(金・祝)。
主人公のアリス(有栖良平)とウサギ(宇佐木柚葉)が突然放り込まれた謎の世界「今際の国」で命をかけたゲームをクリアする過程で、信頼を築きながら生き延びるために知能と体力を駆使して奮闘するという物語だ。
(Netflix公式サイトより)
まず、アリス役の山﨑とウサギ役の土屋が、それぞれの役について語った。
山﨑:アリスはテレビゲームやパズルゲームが得意だったりする、普段はうだつのあがらない人生を過ごしている若者です。その中で、突如命をかけたゲームに参加させられて、そこで才能を発揮して生き抜いていきます。生きるか死ぬかの極限状態を自分でリアルに感じて演じなければいけなくて、友だちが死んでしまうかもしれないとか、周りの人が死んでしまうかもしれないとか、自分が死んでしまうかもしれないという気持ちに持っていくことが大変でした。
命と真正面から向き合い、自分の弱さ、そしてそれを乗り越えて見つかる強さを演じる。山﨑は「そういうところがこの作品の好きな点でもあり、苦労した点でもあり、こだわった点でもあります」と語った。
一方のウサギは、父を亡くし、「自分は一人で生きる」と思っている若い女性だ。アリスと出会って、人と生きることや人を思う気持ちの大切さを実感して成長していく。
土屋:クライミングをやっている女の子の役なので、2回ほど練習をさせていただきました。クライミングをしている方のビデオも見させていただいたんですけど、壁を歩いているかのように進んでいるので本当にすごいんですよね。オリンピックのクラ イミングは絶対に応援しようと思いましたし、また機会があれば挑戦したいと思います。
ウサギの亡くなった父もクライミングをしていた。いくつも生きるための方法を教えてくれた父が亡くなり、これからどう生きていけばいいのかわからなくなってしまう。その役作りについて土屋はこう語る。
土屋:ウサギは父から教えてもらったスペックを使うために頑張って生きようとする姿は、外から見たら自立していて強く見えるとは思うけど、それって強いからこそパキッと折れてしまいやすいと思うので、強さの中に弱さがあることを意識しながら演じさせていただきました。
土屋:この場面は映像でどうなるんだろうなってシーンがわりと多かった気がするんですけど、実際にできあがった映像を観て「本物だ!」って。こうやって映像のパズルを組み立てていくんだなって実感しました。これまで私はあまりCGを使った作品に携わることがなかったけど、(山﨑)賢人くんはあるんじゃないですか?
山﨑:『キングダム』は(佐藤)信介さんが監督でそれもすごかったですね。『今際の国のアリス』は8話あったけど、その全てが映画のようなクオリティーというか。この作品は変な生きものが出てきたりするわけじゃなく、渋谷の街のシーンは、スクランブル交差点のセットで撮ったシーンと実際に渋谷で撮ったシーンがあるけど、そのつなぎ目に違和感がないように、めちゃめちゃCGが使われているすごさがありました。舞台が日本なので普段生活しているような景色なんです。これが本当のすごさだって感じました。
土屋:うんうん。すごかったよね。
山﨑:渋谷だったよね(笑)。
『今際の国のアリス』に登場する渋谷のスクランブル交差点のシーンは、北関東にあるセットで撮影され、そのセットは渋谷の街並みの1階部分だけで、2階以上の建物は全てCGで作られているという。また、渋谷駅構内のトイレのシーンは、この作品のために再現されたそうだ。
山﨑:撮影していた時期は、(新型コロナウイルスの影響を受ける)今のような状況ではなかったんですけど、生きるということに真正面から向き合って自分の大切な人のことをちゃんと大切に想ったり、生きる意味をちゃんと感じて強く生きていくということを伝える、いいドラマだと思います。あと、謎解きの要素もあるし、美術やVFX、映像のスケールも大きいので、そういうエンターテインメントとしてどんな人でも楽しんでもらえる作品だと思います。重く考えずに楽しんで観てもらえたらと思っています。
土屋:生き抜くってちょっと離れているというか、ちょっと実感しづらいと思うけど、社会とか学校とかそれぞれの場所でみんながいろんなものに翻弄されながら生きていると思います。賢人くんも話していたけど、大切な人を大切にする、大切なものを大切にするということの大切さがすごく込められた作品になっているので、ぜひそういったことを感じてもらいたいと思います。
『今際の国のアリス』はシーズン2の制作が決定。山﨑、土屋と、佐藤監督の続投も発表され、ますます注目を集めていきそうだ。
山﨑: Netflixは、隙間時間があったらすぐタブレットで観ちゃうくらいの感覚になっていますね。Netflixのオリジナル作品だと、『ブラック・ミラー』と『ストレンジャー・シングス 未知の世界』を観ていますね。SFも好きでパラレルワールドに行って、恋愛もあり青春もあり、バトルもありみたいな全部詰まっている感じで。
『ブラック・ミラー』
【あらすじ】
急速な進化を遂げたテクノロジーがもたらす歪みと人間の醜い業が交わる時、そこに広がるのは世にも不思議で奇妙な世界……。オムニバスで綴るSFシリーズ。
(Netflix公式サイトより)
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』
【あらすじ】
姿を消した少年、人目を忍び行われる数々の実験、破壊的な超常現象、突然現れた少女。すべての不可解な謎をつなぐのは、小さな町に隠された恐ろしい秘密。
(Netflix公式サイトより)
土屋:オリジナルコンテンツだけじゃなくて、今までのいろんな国の昔の映画とかも掘り起こして観ています。自分が次に出演する作品に向けてちょっと迷っているときに、「国境を越えた方々はどういう風に作品を向き合うのかな?」と考えながら観たりしていますね。映画『私の頭の中の消しゴム』を観て「こういう風に表現されるんだな」とか「もっと練習しなきゃ」とか。あとはアーティストのドキュメンタリーを観て、やっぱり人って偶然性みたいなものを求めるけど、偶然性が生まれるためにすごく努力をして練習しているんだなって感じました。
同番組ではふたりのインタビュー以外にも、「日本作品」「音楽モノ」「海外ドラマ」など部門別にNo.1作品を発表した。結果はこちら( https://www.j-wave.co.jp/holiday/20210101/award.html )。
※閲覧する媒体によって「山崎賢人」になっている場合があります。崎は「たつさき」が正式表記です。
同作の魅力について、J-WAVEでは山﨑賢人と土屋太鳳にインタビューを行った。自身の役を演じる上でこだわった点とは。
ふたりのトークがオンエアされたのは、J-WAVEが9時間にわたってNetflixの魅力をお届けした特別番組『J-WAVE NEW YEAR SPECIAL Netflix presents PLANET HOME』(ナビゲーター:クリス・ペプラー、玄理)。放送日は2021年1月1日(金・祝)。
生きるか死ぬか? 極限状態をリアルに演じる難しさ
『今際の国のアリス』は昨年末の12月10日から配信スタートし、日本国内のみならずアジアやヨーロッパ、南米、中東など世界40カ国でNetflixの視聴回数に基づくランキングで、トップ10入りを果たした大注目作品だ。『GANTZ』シリーズや『アイアムアヒーロー』、『キングダム』など漫画原作の実写で定評のある佐藤信介が監督を務めた。日本のドラマでは観ることができなかったスケールとクオリティーの最新VFXが話題だ。主人公のアリス(有栖良平)とウサギ(宇佐木柚葉)が突然放り込まれた謎の世界「今際の国」で命をかけたゲームをクリアする過程で、信頼を築きながら生き延びるために知能と体力を駆使して奮闘するという物語だ。
(Netflix公式サイトより)
『今際の国のアリス』予告編 – Netflix
山﨑:アリスはテレビゲームやパズルゲームが得意だったりする、普段はうだつのあがらない人生を過ごしている若者です。その中で、突如命をかけたゲームに参加させられて、そこで才能を発揮して生き抜いていきます。生きるか死ぬかの極限状態を自分でリアルに感じて演じなければいけなくて、友だちが死んでしまうかもしれないとか、周りの人が死んでしまうかもしれないとか、自分が死んでしまうかもしれないという気持ちに持っていくことが大変でした。
命と真正面から向き合い、自分の弱さ、そしてそれを乗り越えて見つかる強さを演じる。山﨑は「そういうところがこの作品の好きな点でもあり、苦労した点でもあり、こだわった点でもあります」と語った。
一方のウサギは、父を亡くし、「自分は一人で生きる」と思っている若い女性だ。アリスと出会って、人と生きることや人を思う気持ちの大切さを実感して成長していく。
土屋:クライミングをやっている女の子の役なので、2回ほど練習をさせていただきました。クライミングをしている方のビデオも見させていただいたんですけど、壁を歩いているかのように進んでいるので本当にすごいんですよね。オリンピックのクラ イミングは絶対に応援しようと思いましたし、また機会があれば挑戦したいと思います。
ウサギの亡くなった父もクライミングをしていた。いくつも生きるための方法を教えてくれた父が亡くなり、これからどう生きていけばいいのかわからなくなってしまう。その役作りについて土屋はこう語る。
土屋:ウサギは父から教えてもらったスペックを使うために頑張って生きようとする姿は、外から見たら自立していて強く見えるとは思うけど、それって強いからこそパキッと折れてしまいやすいと思うので、強さの中に弱さがあることを意識しながら演じさせていただきました。
これは本物!? VFXで渋谷の街並みを再現
VFXは、『今際の国のアリス』の大きな見どころのひとつ。現実と虚構が入り交じる「渋谷」は必見だ。土屋:この場面は映像でどうなるんだろうなってシーンがわりと多かった気がするんですけど、実際にできあがった映像を観て「本物だ!」って。こうやって映像のパズルを組み立てていくんだなって実感しました。これまで私はあまりCGを使った作品に携わることがなかったけど、(山﨑)賢人くんはあるんじゃないですか?
山﨑:『キングダム』は(佐藤)信介さんが監督でそれもすごかったですね。『今際の国のアリス』は8話あったけど、その全てが映画のようなクオリティーというか。この作品は変な生きものが出てきたりするわけじゃなく、渋谷の街のシーンは、スクランブル交差点のセットで撮ったシーンと実際に渋谷で撮ったシーンがあるけど、そのつなぎ目に違和感がないように、めちゃめちゃCGが使われているすごさがありました。舞台が日本なので普段生活しているような景色なんです。これが本当のすごさだって感じました。
土屋:うんうん。すごかったよね。
山﨑:渋谷だったよね(笑)。
『今際の国のアリス』に登場する渋谷のスクランブル交差点のシーンは、北関東にあるセットで撮影され、そのセットは渋谷の街並みの1階部分だけで、2階以上の建物は全てCGで作られているという。また、渋谷駅構内のトイレのシーンは、この作品のために再現されたそうだ。
『今際の国のアリス』メイキング映像 – Netflix
「大切なものを大切にする」を描く作品
山﨑と土屋が『今際の国のアリス』を通じて伝えたいメッセージを語った。山﨑:撮影していた時期は、(新型コロナウイルスの影響を受ける)今のような状況ではなかったんですけど、生きるということに真正面から向き合って自分の大切な人のことをちゃんと大切に想ったり、生きる意味をちゃんと感じて強く生きていくということを伝える、いいドラマだと思います。あと、謎解きの要素もあるし、美術やVFX、映像のスケールも大きいので、そういうエンターテインメントとしてどんな人でも楽しんでもらえる作品だと思います。重く考えずに楽しんで観てもらえたらと思っています。
土屋:生き抜くってちょっと離れているというか、ちょっと実感しづらいと思うけど、社会とか学校とかそれぞれの場所でみんながいろんなものに翻弄されながら生きていると思います。賢人くんも話していたけど、大切な人を大切にする、大切なものを大切にするということの大切さがすごく込められた作品になっているので、ぜひそういったことを感じてもらいたいと思います。
『今際の国のアリス』はシーズン2の制作が決定。山﨑、土屋と、佐藤監督の続投も発表され、ますます注目を集めていきそうだ。
お気に入りのNetflixコンテンツは…
山﨑と土屋は、視聴者としてもNetflixを楽しんでいる。ふたりのお気に入りの作品は?山﨑: Netflixは、隙間時間があったらすぐタブレットで観ちゃうくらいの感覚になっていますね。Netflixのオリジナル作品だと、『ブラック・ミラー』と『ストレンジャー・シングス 未知の世界』を観ていますね。SFも好きでパラレルワールドに行って、恋愛もあり青春もあり、バトルもありみたいな全部詰まっている感じで。
『ブラック・ミラー』
【あらすじ】
急速な進化を遂げたテクノロジーがもたらす歪みと人間の醜い業が交わる時、そこに広がるのは世にも不思議で奇妙な世界……。オムニバスで綴るSFシリーズ。
(Netflix公式サイトより)
ブラック・ミラー <シーズン3> 予告編 - Netflix
【あらすじ】
姿を消した少年、人目を忍び行われる数々の実験、破壊的な超常現象、突然現れた少女。すべての不可解な謎をつなぐのは、小さな町に隠された恐ろしい秘密。
(Netflix公式サイトより)
ストレンジャー・シングス 未知の世界』第1話 特別映像 - Netflix
同番組ではふたりのインタビュー以外にも、「日本作品」「音楽モノ」「海外ドラマ」など部門別にNo.1作品を発表した。結果はこちら( https://www.j-wave.co.jp/holiday/20210101/award.html )。
※閲覧する媒体によって「山崎賢人」になっている場合があります。崎は「たつさき」が正式表記です。
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2021年1月8日28時59分まで
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番組情報
- J-WAVE NEW YEAR SPECIAL Netflix presents PLANET HOME
-
1月1日(金・祝)9:00-17:55