J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。
2020年11月19日(木)のオンエアでは、「ガールズポップアイコンたちはどんな革命を起こしたのか」をテーマにお届けした。ゲストは、音楽ジャーナリストの高橋芳朗と歌手のAI。
この企画は、あっこゴリラの持ち込み。女性に、そして社会に影響を与えてきたガールズポップアイコンを、世代ごとにみていく。
あっこゴリラ:まず80年代ぐらいからいきたいと思いますが、この時代と言えばマドンナですよね。マドンナは当時、どんなアイコンだったんですか?
高橋:マドンナは19歳のときにニューヨークに出てきて、1982年、24歳でデビューします。当初は、その風貌から「マリリン・モンローの再来」と評されました。1984年、『Like a Virgin』で初の全米ナンバーワンヒットを放って、すぐさまセックスシンボルに。そんなマドンナのファッションを真似た少女たち「Wannabe's」が急増し、社会現象にまで発展しました。
あっこゴリラ:それまではそういうセックスアピールをするようなアーティストっていたんですか?
高橋:ここまで奔放な感じの人はなかなかいなかったと思います。なので、そういう意味でも、女性の選択肢の幅を拡げた存在だったと思います。
あっこゴリラ:AIさんは、世代的に後追いですか?
AI:そうですね。でも、マドンナの曲はほとんど知ってますね。きっとマドンナのおかげでアメリカの女性は、あんなにアティテュードがあるような性格が伴ったんじゃないかと。そのくらいの影響が大きかった気がしますね。
高橋:本当に影響力はザ・ビートルズ級だと思います。マドンナがいなかったら、女性の社会的地位はまた変わってたんじゃないかなって思いますね。
AI:マドンナのおかげで、“これやっていいんだ”って思えるようになった感じがしますよね。
あっこゴリラ:当時マドンナは、どんなことを歌ってたんですか?
高橋:メインで表現してたのは、伝統的な女性像の否定です。わかりやすく言うなら、女らしさからの解放ですね。マドンナ自身が様々なイメージをまとうことで、女性の美の基準に多様性をもたらしたところがあります。現在のLGBTQ解放もそうですが、女らしさからの解放と同時に男性も男らしさから解放されて、マドンナって人類のために闘ってる感じがしますよね。
AI:間違いない! マドンナ最高だよね。
あっこゴリラ:マドンナはその時代の流れの中でそういう表現をして、女性アーティストの許容領域を劇的に広げましたんですね。やっぱりレディー・ガガなんかもそういう影響受けてるんですか?
高橋:そうですね。レディー・ガガの『Born This Way』なんかは、メッセージ性/曲調的にも完全にマドンナの『Express Yourself』のアップデートバージョンって感じですよね。
次に紹介したのは、ビヨンセ。
高橋:グループ時代からウーマンパワーを讃えるメッセージを発信していて、映画『チャーリーズ・エンジェル』の主題歌になった『Independent Women』はその代表例です。あと『Girl』は、ガールフッドや元気が出る失恋ソングの先駆的作品と言ってもいいんじゃないかなと思います。ソロに移行後も、『Single Ladies(Put a Ring On It)』や『Run the World(Girls)』といったエンパワメントソングを発表しています。最近、Black Lives Matterの影響を受けた最新作『Lemonade』では、社会的/政治的メッセージを取り入れるようになりました。
あっこゴリラ:AIさんは、ビヨンセはリアルタイムで聴いてました?
AI:もう青春ですね。ビヨンセもそうですけど、やっぱりデスティニーズ・チャイルドの頃から好きで、『Bills, Bills, Bills』とか『Say My Name』って曲があるんですけど、だいたい男性をディスってるんですよ(笑)。そこがまた最高で、高校時代とか自分も周りの友達もそれを聴いて歌って、ちょっと強い気持ちになったりとかしてましたね。
高橋:90年代って、ヒップホップカルチャーが強くなった時代なので、おのずとマッチョな価値観に支配されがちになるんですよね。そういうところでビヨンセが強い女性像を打ち出したっていうのが大きいですよね。
あっこゴリラ:他のアーティストもそうですが、ビヨンセはライブパフォーマンスでも女性たちに大きな影響を与えたような気がしますが、そのへんはどうですか?
高橋:やっぱり決定的なのは、2018年のコーチェラフェスティバルのパフォーマンスですかね。翌年には、Netflixで『HOMECOMING』っていうドキュメントが配信されて、アメリカでも大絶賛され、「アメリカの文化のターニングポイント」とまで言われました。
続いて取り上げたのは、テイラー・スウィフト。
高橋:テイラー・スウィフトがデビューしたのは2006年、16歳のときです。当時の主な女性アーティストとしては、ビヨンセ、リアーナ、アリシア・キーズ、グウェン・ステファニー、ファーギー、ピンク、アヴリル・ラヴィーンらが大活躍していましたが、ティーンポップのアイコンになる決定的な存在はいなかったんですよね。そんなときにポッと出てきたのがテイラーです。
あっこゴリラ:そのテイラーが、同じ女性たちから大きな支持を得たきっかけは何ですか?
高橋:デビュー当時から元カレへのリベンジソングを歌っていたんですが、決定打になったのは俳優ジェイク・ジレンホールとの恋を題材にしたと言われている、2012年の初の全米ナンバーワンヒット『We Are Never Ever Getting Back Together』です。一連のリベンジソングはゴシップ的に消費されることが多かったんですが、女性が恋愛について自由に意見できる風潮を作ったことはすごく重要かなと思います。
あっこゴリラ:テイラーって、デビュー当時から音楽性やメッセージ性もかなり変化してますよね?
高橋:はい。2019年のアルバム『Lover』でLGBTQ解放を題材にした『You Need to Calm Down』、トキシックマスキュリニティ(有害な男性性)を扱った『The Man』など、社会的メッセージを強く打ち出すようになりました。それまでは政治的なスタンスは発信してなかったんですが、これはトップアーティストには珍しいことなんですよね。
あっこゴリラ:そうですよね。日本って、アーティストが政治的なことを発信するとまだ風当たりが強いですけど、アメリカでは逆にアーティストが正式表明しないことの方が珍しいんですよね。そこに違いがありますよね。
高橋:テイラーは、保守層/共和党支持者に支えられたカントリーミュージックの出自ながら、民主党支持/反ドナルド・トランプを表明しました。これってすごくリスキーなことなんです。保守派からバッシングを浴びたりしましたが、そのリスクを顧みず、2019年の中間選挙、今年の大統領選では若者への投票を積極的にうながすなど、オピニオンリーダーとして存在感を発揮しました。
あっこゴリラ:精神が強いですよね。
高橋:ロールモデルとしての責任感が強いんだと思います。今年公開されたNetflixのドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』を見ると、そんな彼女の近年の闘いぶりがよくわかると思います。
最後に取り上げたのは、ビリー・アイリッシュ。
高橋:2016年、15歳でデビューしてるんですけど、そんなビリーが強く打ち出しているのは、ジェンダーロール(性別によって社会から期待される役割)からの解放/脱却です。性的に見られたくないために、わざと体の線が見えない大きいサイズの服を着ていることは有名ですよね。今年の5月には、ショートフィルム『Not My Responsibility』をYouTubeで公開し、彼女の服装や体型を中傷するボディシェイマー(他人の体型を批判する人)たちに反論しました。
あっこゴリラ:そうなんですね。
高橋:ビリーの態度は本格ブレイクする前のデビュー当時から一貫していて、彼女が基本的にフォトシューティングで笑っていないのは、“女性は幼いころから愛想よくしていること、笑顔でいることを教え込まれる”、そういう風潮に対する反発があります。ビリー曰く、「自分以外の誰かに笑顔を見せる気はない。見せたいのはあくまで本当の自分」というメッセージなんですよね。
あっこゴリラ:強い!
AI:すごいね。
高橋:ただ、いきなり若くして大成功を収めたことによって、ちょっとナーバスになっちゃったようなところもあるんですよね。
あっこゴリラ:私がビリーから新しさとちょっとシンパシーというか安心感みたいなものを得られているのは、ビリーがそのメンタルヘルスの部分を出してくれるからなんですよね。そういうのってリアルだし、私はすごくエンパワーメントされますね。
高橋:ビリーは、実際にメンタルヘルスを曲の題材にもしていて、“病んでるところを見せてもいいんじゃない”って言ってますよね。
あっこゴリラ:ハッピーって最高なんだけど、それ以外のことって社会的に出したらちょっとNGな空気がけっこうありますよね。だからもうちょっとその許容が広がるといいなって思いますね。
あっこゴリラ:最後に、これからどんなことを歌う女性アイコンが出てくると思いますか?
高橋:ひとつの指標としてあげたいのが、アリアナ・グランデかなと思っています。先日のアメリカ大統領選を見据えてリリースした新曲『positions』は、女性の地位向上と社会進出をテーマしています。カマラ・ハリスが女性初の副大統領就任を確実にしたこと、同時に行われた連邦議会選挙でも女性議員の当選が過去最多になったことを受けて、時代を象徴するアンセムになりました。これはアリアナに限らず、長らく政治的スタンスについて沈黙していたテイラーがここ数年社会活動にも積極的になってきたことにも象徴的ですが、これからのポップアイコンはエンターテイナーやトレンドセッターとしての才覚はもとより、アクティビスト的資質が必要不可欠になってくるのではないかなと思います。
2020年11月19日(木)のオンエアでは、「ガールズポップアイコンたちはどんな革命を起こしたのか」をテーマにお届けした。ゲストは、音楽ジャーナリストの高橋芳朗と歌手のAI。
女らしさからの解放を歌ったマドンナ
この企画は、あっこゴリラの持ち込み。女性に、そして社会に影響を与えてきたガールズポップアイコンを、世代ごとにみていく。
あっこゴリラ:まず80年代ぐらいからいきたいと思いますが、この時代と言えばマドンナですよね。マドンナは当時、どんなアイコンだったんですか?
高橋:マドンナは19歳のときにニューヨークに出てきて、1982年、24歳でデビューします。当初は、その風貌から「マリリン・モンローの再来」と評されました。1984年、『Like a Virgin』で初の全米ナンバーワンヒットを放って、すぐさまセックスシンボルに。そんなマドンナのファッションを真似た少女たち「Wannabe's」が急増し、社会現象にまで発展しました。
あっこゴリラ:それまではそういうセックスアピールをするようなアーティストっていたんですか?
高橋:ここまで奔放な感じの人はなかなかいなかったと思います。なので、そういう意味でも、女性の選択肢の幅を拡げた存在だったと思います。
あっこゴリラ:AIさんは、世代的に後追いですか?
AI:そうですね。でも、マドンナの曲はほとんど知ってますね。きっとマドンナのおかげでアメリカの女性は、あんなにアティテュードがあるような性格が伴ったんじゃないかと。そのくらいの影響が大きかった気がしますね。
高橋:本当に影響力はザ・ビートルズ級だと思います。マドンナがいなかったら、女性の社会的地位はまた変わってたんじゃないかなって思いますね。
AI:マドンナのおかげで、“これやっていいんだ”って思えるようになった感じがしますよね。
あっこゴリラ:当時マドンナは、どんなことを歌ってたんですか?
高橋:メインで表現してたのは、伝統的な女性像の否定です。わかりやすく言うなら、女らしさからの解放ですね。マドンナ自身が様々なイメージをまとうことで、女性の美の基準に多様性をもたらしたところがあります。現在のLGBTQ解放もそうですが、女らしさからの解放と同時に男性も男らしさから解放されて、マドンナって人類のために闘ってる感じがしますよね。
AI:間違いない! マドンナ最高だよね。
あっこゴリラ:マドンナはその時代の流れの中でそういう表現をして、女性アーティストの許容領域を劇的に広げましたんですね。やっぱりレディー・ガガなんかもそういう影響受けてるんですか?
高橋:そうですね。レディー・ガガの『Born This Way』なんかは、メッセージ性/曲調的にも完全にマドンナの『Express Yourself』のアップデートバージョンって感じですよね。
強い女性像を打ち出したビヨンセ
次に紹介したのは、ビヨンセ。
高橋:グループ時代からウーマンパワーを讃えるメッセージを発信していて、映画『チャーリーズ・エンジェル』の主題歌になった『Independent Women』はその代表例です。あと『Girl』は、ガールフッドや元気が出る失恋ソングの先駆的作品と言ってもいいんじゃないかなと思います。ソロに移行後も、『Single Ladies(Put a Ring On It)』や『Run the World(Girls)』といったエンパワメントソングを発表しています。最近、Black Lives Matterの影響を受けた最新作『Lemonade』では、社会的/政治的メッセージを取り入れるようになりました。
あっこゴリラ:AIさんは、ビヨンセはリアルタイムで聴いてました?
AI:もう青春ですね。ビヨンセもそうですけど、やっぱりデスティニーズ・チャイルドの頃から好きで、『Bills, Bills, Bills』とか『Say My Name』って曲があるんですけど、だいたい男性をディスってるんですよ(笑)。そこがまた最高で、高校時代とか自分も周りの友達もそれを聴いて歌って、ちょっと強い気持ちになったりとかしてましたね。
高橋:90年代って、ヒップホップカルチャーが強くなった時代なので、おのずとマッチョな価値観に支配されがちになるんですよね。そういうところでビヨンセが強い女性像を打ち出したっていうのが大きいですよね。
あっこゴリラ:他のアーティストもそうですが、ビヨンセはライブパフォーマンスでも女性たちに大きな影響を与えたような気がしますが、そのへんはどうですか?
高橋:やっぱり決定的なのは、2018年のコーチェラフェスティバルのパフォーマンスですかね。翌年には、Netflixで『HOMECOMING』っていうドキュメントが配信されて、アメリカでも大絶賛され、「アメリカの文化のターニングポイント」とまで言われました。
女性が恋愛について自由に意見できる風潮を作ったテイラー・スウィフト
続いて取り上げたのは、テイラー・スウィフト。
高橋:テイラー・スウィフトがデビューしたのは2006年、16歳のときです。当時の主な女性アーティストとしては、ビヨンセ、リアーナ、アリシア・キーズ、グウェン・ステファニー、ファーギー、ピンク、アヴリル・ラヴィーンらが大活躍していましたが、ティーンポップのアイコンになる決定的な存在はいなかったんですよね。そんなときにポッと出てきたのがテイラーです。
あっこゴリラ:そのテイラーが、同じ女性たちから大きな支持を得たきっかけは何ですか?
高橋:デビュー当時から元カレへのリベンジソングを歌っていたんですが、決定打になったのは俳優ジェイク・ジレンホールとの恋を題材にしたと言われている、2012年の初の全米ナンバーワンヒット『We Are Never Ever Getting Back Together』です。一連のリベンジソングはゴシップ的に消費されることが多かったんですが、女性が恋愛について自由に意見できる風潮を作ったことはすごく重要かなと思います。
あっこゴリラ:テイラーって、デビュー当時から音楽性やメッセージ性もかなり変化してますよね?
高橋:はい。2019年のアルバム『Lover』でLGBTQ解放を題材にした『You Need to Calm Down』、トキシックマスキュリニティ(有害な男性性)を扱った『The Man』など、社会的メッセージを強く打ち出すようになりました。それまでは政治的なスタンスは発信してなかったんですが、これはトップアーティストには珍しいことなんですよね。
あっこゴリラ:そうですよね。日本って、アーティストが政治的なことを発信するとまだ風当たりが強いですけど、アメリカでは逆にアーティストが正式表明しないことの方が珍しいんですよね。そこに違いがありますよね。
高橋:テイラーは、保守層/共和党支持者に支えられたカントリーミュージックの出自ながら、民主党支持/反ドナルド・トランプを表明しました。これってすごくリスキーなことなんです。保守派からバッシングを浴びたりしましたが、そのリスクを顧みず、2019年の中間選挙、今年の大統領選では若者への投票を積極的にうながすなど、オピニオンリーダーとして存在感を発揮しました。
あっこゴリラ:精神が強いですよね。
高橋:ロールモデルとしての責任感が強いんだと思います。今年公開されたNetflixのドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』を見ると、そんな彼女の近年の闘いぶりがよくわかると思います。
ジェンダーロールからの解放を体現するビリー・アイリッシュ
最後に取り上げたのは、ビリー・アイリッシュ。
高橋:2016年、15歳でデビューしてるんですけど、そんなビリーが強く打ち出しているのは、ジェンダーロール(性別によって社会から期待される役割)からの解放/脱却です。性的に見られたくないために、わざと体の線が見えない大きいサイズの服を着ていることは有名ですよね。今年の5月には、ショートフィルム『Not My Responsibility』をYouTubeで公開し、彼女の服装や体型を中傷するボディシェイマー(他人の体型を批判する人)たちに反論しました。
あっこゴリラ:そうなんですね。
高橋:ビリーの態度は本格ブレイクする前のデビュー当時から一貫していて、彼女が基本的にフォトシューティングで笑っていないのは、“女性は幼いころから愛想よくしていること、笑顔でいることを教え込まれる”、そういう風潮に対する反発があります。ビリー曰く、「自分以外の誰かに笑顔を見せる気はない。見せたいのはあくまで本当の自分」というメッセージなんですよね。
あっこゴリラ:強い!
AI:すごいね。
高橋:ただ、いきなり若くして大成功を収めたことによって、ちょっとナーバスになっちゃったようなところもあるんですよね。
あっこゴリラ:私がビリーから新しさとちょっとシンパシーというか安心感みたいなものを得られているのは、ビリーがそのメンタルヘルスの部分を出してくれるからなんですよね。そういうのってリアルだし、私はすごくエンパワーメントされますね。
高橋:ビリーは、実際にメンタルヘルスを曲の題材にもしていて、“病んでるところを見せてもいいんじゃない”って言ってますよね。
あっこゴリラ:ハッピーって最高なんだけど、それ以外のことって社会的に出したらちょっとNGな空気がけっこうありますよね。だからもうちょっとその許容が広がるといいなって思いますね。
ポップアイコンは、アクティビスト的資質が必要不可欠
高橋は今後について、「アジアあるいはアジア系のポップアイコンの登場に期待」と延べ、ロンドンを拠点とする日本人シンガーのRina Sawayamaや、アメリカでもブレイクしたK-POPのガールクラッシュ・BLACKPINKの名前を挙げた。あっこゴリラ:最後に、これからどんなことを歌う女性アイコンが出てくると思いますか?
高橋:ひとつの指標としてあげたいのが、アリアナ・グランデかなと思っています。先日のアメリカ大統領選を見据えてリリースした新曲『positions』は、女性の地位向上と社会進出をテーマしています。カマラ・ハリスが女性初の副大統領就任を確実にしたこと、同時に行われた連邦議会選挙でも女性議員の当選が過去最多になったことを受けて、時代を象徴するアンセムになりました。これはアリアナに限らず、長らく政治的スタンスについて沈黙していたテイラーがここ数年社会活動にも積極的になってきたことにも象徴的ですが、これからのポップアイコンはエンターテイナーやトレンドセッターとしての才覚はもとより、アクティビスト的資質が必要不可欠になってくるのではないかなと思います。
番組情報
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