J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』。「音楽を愛する全ての人と作り上げる「(超)進化型音楽番組」だ。毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。
2020年11月17日(火)のオンエアは、「スウィートナインティーンミュージック〜19歳の本音」をテーマにお届け。大人でも子どもでもない19歳という時期、第一線で活躍する先輩ミュージシャンはどんなことを考えていたのか。OKAMOTO'Sのハマ・オカモト、奥田民生、スピッツの崎山龍男(Dr.)に19歳の頃の話を訊いた。
その頃、どんな音楽を聴いていたのか。
ハマ・オカモト:僕は高校生のときにソウルやファンクなどブラックミュージックに出会って、モータウン、フィラデルフィア・ソウルなどを聴いてました。その一方で、ジョン・メイヤー・トリオなどブルースギタリストが好きでよく聴いてましたね。17、18歳くらいに下北沢のライブハウス「ガレージ」でバンドの手伝いをしてたんですが、当時目標にしていた大人は、まさにそこに集っていた大人の皆さんです。理想のミュージシャン像ですね。自分も大人になったらこんな風になれたらいいなと思ってました。
改めて19歳の自分について、「調子乗っていたでしょうね。あはははは。髪も長くて、写真を見ると怖い顔してるんですよね。でも頑張ってました。19歳にしかできないことと19歳だからこその可愛さみたいなものがあったんじゃないですかね」と続けた。
奥田:19歳の頃はまだ広島で専門学生でした。バンドはやってたけど、ユニコーンに入るのはもっとあとで、ユニコーン前夜という年齢だったと思います。当時はわりと呑気に練習スタジオでバイトしたり、そこでバンドの練習したり、夜は喫茶店でバイトしてました。喫茶店でバイトと言っても、友だちがみんな集まるような場所で遊んでるような感じでしたね。将来のことは、就職もしないでバンドやろうとしていたくらいなので、まともに考えてなかった感じかもしれないです。プロになるかどうかの自信もなかったし、とりあえずやることやるしかないと思っていましたね。あの頃は、悩む間もなくユニコーンですぐに上京したので、あまり悩んだってことはなかったですね。
そんな奥田が、当時憧れていた人物とは?
奥田:昔からライブツアーに憧れがあって、広島にいる頃からそういう暮らしをしたいと思っていたので、色々なところをツアーで回る先輩たちに憧れて、自分もそうなりたいと思っていました。当時はよくPOLICEとか聴いてて、ザ・ビートルズは一回離れていたかもしれない。あとは、作曲のお手本として安全地帯も聴いてました。その頃の僕は音楽もそんなに詳しくなかったし、本当に無知の人って感じでしたね。
崎山:19歳の頃は専門学生で、スピッツにちょうどサポート加入した歳です。その頃、学校のサークルのバンドを5つくらい掛け持ちしてて、文化祭に出たバンドの半分は僕がドラムをやってました。あはははは。少しでも練習したかったので、一つでも多くのバンドを引き受けて、出来るだけ多くスタジオに入れるようにと思っていましたね。専門学生の頃は、学校のリハスタの管理をやっていたので、合間に入れたりもして、そのときにギターの(三輪)テツヤや田村(明浩)や(草野)マサムネも来ていて、マサムネは僕のことをそこで初めて見たんじゃないかな。
その頃、将来についてはどのように考えていたのだろうか。
崎山:学校を卒業するときくらいにはもうスピッツをやってて、続けたかったので就職はせず、バイトをしながらスピッツをやっていました。月に3~4日はライブがあったので、休めるバイトをしながら活動していました。当時は人生についての悩みはなかったですね。ドラムについての技術や練習する場所の悩みはあったけどね(笑)。19歳の頃に聴いてたのは、レッド・ツェッペリンとかディープ・パープルなど、好きなドラマーのハードロックをよく聴いて真似してました。日本だとLOUDNESSに影響を受けましたね。当時の自分を振り返ると、ドラムにしてもやっぱりだいぶ力んでいたなって思います。力み過ぎて、30分くらいのステージでもヘトヘトになってましたね。あはははは。
Kaito:「インナージャーニー」と「リュックと添い寝ごはん」が会うのは久々ですよね。こういった場所で会うのはちょっと緊張しますね。早速「本音ボックス」を引いていましょう。まずは松本くんからお願いします。
松本:はい。(本音ボックスを引いて)ぶっちゃけ、音楽で食べていくことで期待と不安どちらが大きいですか?
Kaito:生々しい(笑)! 松本くんどうですか?
松本:う~ん、不安の方が大きいけど、不安が大きれければ大きいほど幸せなのかなって考えていますね。
カモシタ:大人!
Kaito:僕らとは違いますね。あはははは。サラちゃんはどうですか?
カモシタ:私は、いま音楽をやっているのも流れ着いた場所みたいな感じで、ここまで本当に楽しかったら、これからも楽しい方向に向かえたらいいかなって思っています。なるようになるかなって感じで。
Kaito:これはフロントマンとして、ちょっと不安ですね。あはははは。でも、僕もほぼ一緒で、本当に偶然が重なり合って、いまこうしていさせていただいています。逆にこの1年間くらいが調子良すぎたので、ここからどうなるのか怖いんですよね。でも頑張るしかないよね。
カモシタ:頑張ろう!
Kaito:(本音ボックスを引いて)20歳になったらやりたいことは?
カモシタ:うわぁ~! いっぱいある。松本くんは?
松本:20歳ちょうどにコンビニでお酒を買う! これはやっぱりやってみたいですね。
Kaito:時刻が変わる瞬間にってことですよね。人生一回しかできないことですもんね。サラちゃんは?
カモシタ:“20歳になって、それやってるんだ~”みたいなことやりたいですね。例えば、子どもが行くような場所に行くとか。
Kaito:アンパンマンミュージアムとか?
カモシタ:それいいですね。あはははは。
Kaito:適当だな(笑)。僕はないんですよね。つまらない答えなんですけど、別に20歳になったからって何かが変わるとかいうわけじゃないと思って。お酒とか、解禁されるものもあるけど、そういうのもいいかなっていうのがあって。
松本:大人ですね~。(本音ボックスを引いて)いま音楽以外で興味があることは?
カモシタ:私は、いまインドのもの全般にめちゃめちゃハマってて。YouTubeで、インドの屋台でおじさんが作ってる料理の動画とかをずっと見てるんですよ。あはははは。
松本:ちょっと雑な感じのですよね。
カモシタ:そうそうそう。それ見てると、今悩んでることとか忘れて幸せになっちゃって、“デカく生きよう”って思います。松本くんは?
松本:洋服ですね。いろんなジャンルの服を着たいですね。
Kaito:服が好きなんですね。僕は、この『SONAR MUSIC』で前回「サウナとカレー」の特集をしてたんですけど、「サウナ」です。本当にサウナが好きで、最近すごいですよね。
松本:最高っす! 僕もよく行きます!
Kaito:今はコロナ禍で深掘りできてないから、落ち着いたらおすすめスポットとか回りたいなって思ってます。
2020年11月17日(火)のオンエアは、「スウィートナインティーンミュージック〜19歳の本音」をテーマにお届け。大人でも子どもでもない19歳という時期、第一線で活躍する先輩ミュージシャンはどんなことを考えていたのか。OKAMOTO'Sのハマ・オカモト、奥田民生、スピッツの崎山龍男(Dr.)に19歳の頃の話を訊いた。
ハマ・オカモトが19歳の頃に聴いていた音楽は
ハマ・オカモト:19歳はデビューした歳で、ストレスから尿管結石にもなりました。あはははは。将来については、深く何かを考えて行動していたというよりは、趣味で音楽をしながら、教師になって母校に戻れたらと思って大学で勉強していました。OKAMOTO'Sのメンバーはみんな中高の同級生で、そんな自分たちがデビューするというのは、環境もすごく変わるし、漠然とですがいろんな不安があって相当なプレッシャーでした。それを跳ね除けるために真剣に音楽をして、真剣に楽器に打ち込み、努力して立ち向かっていきました。その頃、どんな音楽を聴いていたのか。
ハマ・オカモト:僕は高校生のときにソウルやファンクなどブラックミュージックに出会って、モータウン、フィラデルフィア・ソウルなどを聴いてました。その一方で、ジョン・メイヤー・トリオなどブルースギタリストが好きでよく聴いてましたね。17、18歳くらいに下北沢のライブハウス「ガレージ」でバンドの手伝いをしてたんですが、当時目標にしていた大人は、まさにそこに集っていた大人の皆さんです。理想のミュージシャン像ですね。自分も大人になったらこんな風になれたらいいなと思ってました。
改めて19歳の自分について、「調子乗っていたでしょうね。あはははは。髪も長くて、写真を見ると怖い顔してるんですよね。でも頑張ってました。19歳にしかできないことと19歳だからこその可愛さみたいなものがあったんじゃないですかね」と続けた。
奥田民生「あの頃はあまり悩んだことがなかった」
ユニコーン、そしてソロとしても活躍する奥田民生。19歳の頃、どのように過ごしていたのか。奥田:19歳の頃はまだ広島で専門学生でした。バンドはやってたけど、ユニコーンに入るのはもっとあとで、ユニコーン前夜という年齢だったと思います。当時はわりと呑気に練習スタジオでバイトしたり、そこでバンドの練習したり、夜は喫茶店でバイトしてました。喫茶店でバイトと言っても、友だちがみんな集まるような場所で遊んでるような感じでしたね。将来のことは、就職もしないでバンドやろうとしていたくらいなので、まともに考えてなかった感じかもしれないです。プロになるかどうかの自信もなかったし、とりあえずやることやるしかないと思っていましたね。あの頃は、悩む間もなくユニコーンですぐに上京したので、あまり悩んだってことはなかったですね。
そんな奥田が、当時憧れていた人物とは?
奥田:昔からライブツアーに憧れがあって、広島にいる頃からそういう暮らしをしたいと思っていたので、色々なところをツアーで回る先輩たちに憧れて、自分もそうなりたいと思っていました。当時はよくPOLICEとか聴いてて、ザ・ビートルズは一回離れていたかもしれない。あとは、作曲のお手本として安全地帯も聴いてました。その頃の僕は音楽もそんなに詳しくなかったし、本当に無知の人って感じでしたね。
崎山龍男、19歳当時はバンドを5つ掛け持ち
スピッツの崎山龍男(Dr.)が19歳だった頃は、どう過ごしていたのか。崎山:19歳の頃は専門学生で、スピッツにちょうどサポート加入した歳です。その頃、学校のサークルのバンドを5つくらい掛け持ちしてて、文化祭に出たバンドの半分は僕がドラムをやってました。あはははは。少しでも練習したかったので、一つでも多くのバンドを引き受けて、出来るだけ多くスタジオに入れるようにと思っていましたね。専門学生の頃は、学校のリハスタの管理をやっていたので、合間に入れたりもして、そのときにギターの(三輪)テツヤや田村(明浩)や(草野)マサムネも来ていて、マサムネは僕のことをそこで初めて見たんじゃないかな。
その頃、将来についてはどのように考えていたのだろうか。
崎山:学校を卒業するときくらいにはもうスピッツをやってて、続けたかったので就職はせず、バイトをしながらスピッツをやっていました。月に3~4日はライブがあったので、休めるバイトをしながら活動していました。当時は人生についての悩みはなかったですね。ドラムについての技術や練習する場所の悩みはあったけどね(笑)。19歳の頃に聴いてたのは、レッド・ツェッペリンとかディープ・パープルなど、好きなドラマーのハードロックをよく聴いて真似してました。日本だとLOUDNESSに影響を受けましたね。当時の自分を振り返ると、ドラムにしてもやっぱりだいぶ力んでいたなって思います。力み過ぎて、30分くらいのステージでもヘトヘトになってましたね。あはははは。
座談会「19歳の本音トーク」開催
放送では、インナージャーニーのKaitoとカモシタサラ、リュックと添い寝ごはんの松本ユウによる、19歳同士の座談会を開催。「19歳の本音トーク」ということで、番組が用意した「本音ボックス」の中からトークテーマを引いて、それぞれ答えてもらった。松本:はい。(本音ボックスを引いて)ぶっちゃけ、音楽で食べていくことで期待と不安どちらが大きいですか?
Kaito:生々しい(笑)! 松本くんどうですか?
松本:う~ん、不安の方が大きいけど、不安が大きれければ大きいほど幸せなのかなって考えていますね。
カモシタ:大人!
Kaito:僕らとは違いますね。あはははは。サラちゃんはどうですか?
カモシタ:私は、いま音楽をやっているのも流れ着いた場所みたいな感じで、ここまで本当に楽しかったら、これからも楽しい方向に向かえたらいいかなって思っています。なるようになるかなって感じで。
Kaito:これはフロントマンとして、ちょっと不安ですね。あはははは。でも、僕もほぼ一緒で、本当に偶然が重なり合って、いまこうしていさせていただいています。逆にこの1年間くらいが調子良すぎたので、ここからどうなるのか怖いんですよね。でも頑張るしかないよね。
カモシタ:頑張ろう!
カモシタ:うわぁ~! いっぱいある。松本くんは?
松本:20歳ちょうどにコンビニでお酒を買う! これはやっぱりやってみたいですね。
Kaito:時刻が変わる瞬間にってことですよね。人生一回しかできないことですもんね。サラちゃんは?
カモシタ:“20歳になって、それやってるんだ~”みたいなことやりたいですね。例えば、子どもが行くような場所に行くとか。
Kaito:アンパンマンミュージアムとか?
カモシタ:それいいですね。あはははは。
Kaito:適当だな(笑)。僕はないんですよね。つまらない答えなんですけど、別に20歳になったからって何かが変わるとかいうわけじゃないと思って。お酒とか、解禁されるものもあるけど、そういうのもいいかなっていうのがあって。
松本:大人ですね~。(本音ボックスを引いて)いま音楽以外で興味があることは?
カモシタ:私は、いまインドのもの全般にめちゃめちゃハマってて。YouTubeで、インドの屋台でおじさんが作ってる料理の動画とかをずっと見てるんですよ。あはははは。
松本:ちょっと雑な感じのですよね。
カモシタ:そうそうそう。それ見てると、今悩んでることとか忘れて幸せになっちゃって、“デカく生きよう”って思います。松本くんは?
松本:洋服ですね。いろんなジャンルの服を着たいですね。
Kaito:服が好きなんですね。僕は、この『SONAR MUSIC』で前回「サウナとカレー」の特集をしてたんですけど、「サウナ」です。本当にサウナが好きで、最近すごいですよね。
松本:最高っす! 僕もよく行きます!
Kaito:今はコロナ禍で深掘りできてないから、落ち着いたらおすすめスポットとか回りたいなって思ってます。
番組情報
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