坂本真綾がニューシングル『独白↔躍動』を、12月9日にリリースした。『躍動』はユアネスとの共作で、古閑翔平(Gt)が作曲を、編曲・演奏をバンドで行っている。
ユアネスが木曜日にナビゲーターを務める、J-WAVEで放送中の番組『THE KINGS PLACE』では12月10日(木)、ゲストに坂本が登場。古閑と、楽曲について語り合った。坂本は『躍動』に込めた思いとは。
坂本:いきなり楽曲制作のお願いをされて、ビックリしたんじゃないですか?
古閑:超ビックリしました。ライブ帰りの車の中でマネージャーさんに「古閑くん、ちょっと仕事の連絡がきてます」って言われて、内容を伝えられたときに意味がわからなくて。どういうことだろうって。
坂本:あはは(笑)。
古閑:一瞬、時が止まって。他のメンバーも「えっ、どういうこと?」みたいに時が止まってるんですよ。ザワザワ、って。それで、みんなが「えっ、真綾さん!? あの坂本真綾さん!?」って車内が爆盛り上がりしてました(笑)。わりと長い移動時間だったんですけど、それを聞いてからずっと楽しかったですね。
坂本:よかった。
坂本:本当に面白かったし、展開が意外でしたね。最初から詞を書く視点で聴いちゃってたのもあるけど、「どんな歌詞を書こう」ってすごく気持ちを高まらせてくれるメロディだなって。一番のサビが終わったあとにグッときて、「ここの展開がこの曲の肝なんじゃないか」「ここに大事なことを言おう」とか思いながら聴いていましたね。
古閑:わー。メロディのことを考察しながら歌詞を入れてくださっているのは、僕自身あらためて(うれしいです)。
坂本:普段、メロディを書くときは歌詞と同時に作りますか?
古閑:僕はいつも歌詞を最後に書きます。なので、メロディが全部できて、歌詞を入れるときにちょっとずつメロディを変えていきます。
坂本:なるほどね。だから、今回私が書いた歌詞も、あとで「こういうメロディにした方が合うんじゃないですか」とかアドバイスしてくれたんですね。
古閑:『躍動』はスマートフォン向けゲーム『Fate/Grand Order』の第2部後期主題歌です。そういった背景の作品の世界観を一番に意識して歌詞を書かれているのか、まず自分が歌うことを想定してポイントシーンとか発音の関係を考えて言葉を選ばれているのか、いかがでしょうか。
坂本:『躍動』はゲームの物語の世界観に合わせなければいけないですけど、同時に自分自身の思いも入れていきたいなっていうのもあって。あと今回のようにメロディが面白いと、(言葉の)意味はいったん置いておいて、右脳スイッチを入れて(笑)、感覚だけで「この音符だから『なーい』で終わりたい」とか「ここは小さい『っ』を入れたい」とか、そういうのを先にちりばめたりもしますね。
古閑:なるほど、それで組み立てていくわけですね。
坂本は「今回はメロディが面白かったから『このリズム感を崩さないで日本語をはめていくにはどうしたらいいかな』など考える一方で、「これをユアネスが絶対にカバーしてほしい」って思っていたと明かす。
坂本:できるなら、黒川さんボーカルバージョンを、って。
古閑:メンバーのみんな、聞きましたか。みんなすごくニヤけていますよ。
坂本:黒川さんに歌ってもらう前提で歌詞を書いていました。「黒川さんが歌っても似合うだろうな」って。いつかそのバージョンも聴いてみたいですね。
古閑:(この話を聞いた黒川は)泣いてますよ(笑)。ぜひ、そのときは完全な状態でお披露目できるように頑張りたいなって、あらためて思いました。
坂本:ゲームの物語に合わせてっていう部分もあるんですけど、世の中のムードもそうだし、周りの人の意見に押されたり流されたり、勝手に決められたりして、自分の意見がどこにあるかよくわからなくなっちゃうなって思うことがあったんです。そういう止まることも許されない忙しい毎日の中で、自分の鼓動というか、自分の内なる声に耳を澄ませて、どうやったら荒波を乗り越えていけるのかというテーマをどうしても書きたかったので、まずはテーマありきで書いていきました。
古閑:『躍動』の歌詞ができたときに、楽曲を聴いていて、イヤなことがあったりしたときに、この曲の歌詞がすごく支えになりました。ベースの田中雄大とこの楽曲の話をしていたときに、「この歌詞って、今の僕らに響く」みたいな話もしていたので。
坂本:本当! うれしい。
古閑:そのタイミングでも、あらためて(坂本)真綾さんの書かれた歌詞の曲を聴きたいなって思ったので、この曲は本当に大切な楽曲になりました。
坂本:嬉しい。光栄です。
坂本は「こんな世の中が終わったら、ちょっとお姉さんと一緒にお酒でも飲みに行きましょう(笑)」と語りかけ、「わー! この言葉だけで僕らはすごくいい曲が書けるので、また楽しみにしていてください!」と盛り上がった。
坂本真綾の最新情報は、公式サイトまで。
ユアネスが木曜日にナビゲーターを務める、J-WAVEで放送中の番組『THE KINGS PLACE』では12月10日(木)、ゲストに坂本が登場。古閑と、楽曲について語り合った。坂本は『躍動』に込めた思いとは。
制作の依頼を受けたユアネス、驚きのあまり「時が止まった」
ユアネスと共作した『躍動』について、坂本は「素晴らしい楽曲を書いていただいてありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。坂本真綾 - 『躍動』 from 「坂本真綾×Fate/Grand Order 5th Anniversary Special Live」
古閑:超ビックリしました。ライブ帰りの車の中でマネージャーさんに「古閑くん、ちょっと仕事の連絡がきてます」って言われて、内容を伝えられたときに意味がわからなくて。どういうことだろうって。
坂本:あはは(笑)。
古閑:一瞬、時が止まって。他のメンバーも「えっ、どういうこと?」みたいに時が止まってるんですよ。ザワザワ、って。それで、みんなが「えっ、真綾さん!? あの坂本真綾さん!?」って車内が爆盛り上がりしてました(笑)。わりと長い移動時間だったんですけど、それを聞いてからずっと楽しかったですね。
坂本:よかった。
「どんな歌詞を書こう」と気持ちが高まるメロディだった
坂本は古閑が手掛けた『躍動』のメロディを初めて聴いた印象を、こう振り返る。坂本:本当に面白かったし、展開が意外でしたね。最初から詞を書く視点で聴いちゃってたのもあるけど、「どんな歌詞を書こう」ってすごく気持ちを高まらせてくれるメロディだなって。一番のサビが終わったあとにグッときて、「ここの展開がこの曲の肝なんじゃないか」「ここに大事なことを言おう」とか思いながら聴いていましたね。
古閑:わー。メロディのことを考察しながら歌詞を入れてくださっているのは、僕自身あらためて(うれしいです)。
坂本:普段、メロディを書くときは歌詞と同時に作りますか?
古閑:僕はいつも歌詞を最後に書きます。なので、メロディが全部できて、歌詞を入れるときにちょっとずつメロディを変えていきます。
坂本:なるほどね。だから、今回私が書いた歌詞も、あとで「こういうメロディにした方が合うんじゃないですか」とかアドバイスしてくれたんですね。
右脳スイッチを入れて歌詞を書く
普段、坂本はメロディに歌詞を入れる際に、どんなことを心掛けているのだろうか? その制作方法について古閑が質問する。古閑:『躍動』はスマートフォン向けゲーム『Fate/Grand Order』の第2部後期主題歌です。そういった背景の作品の世界観を一番に意識して歌詞を書かれているのか、まず自分が歌うことを想定してポイントシーンとか発音の関係を考えて言葉を選ばれているのか、いかがでしょうか。
坂本:『躍動』はゲームの物語の世界観に合わせなければいけないですけど、同時に自分自身の思いも入れていきたいなっていうのもあって。あと今回のようにメロディが面白いと、(言葉の)意味はいったん置いておいて、右脳スイッチを入れて(笑)、感覚だけで「この音符だから『なーい』で終わりたい」とか「ここは小さい『っ』を入れたい」とか、そういうのを先にちりばめたりもしますね。
古閑:なるほど、それで組み立てていくわけですね。
坂本は「今回はメロディが面白かったから『このリズム感を崩さないで日本語をはめていくにはどうしたらいいかな』など考える一方で、「これをユアネスが絶対にカバーしてほしい」って思っていたと明かす。
坂本:できるなら、黒川さんボーカルバージョンを、って。
古閑:メンバーのみんな、聞きましたか。みんなすごくニヤけていますよ。
坂本:黒川さんに歌ってもらう前提で歌詞を書いていました。「黒川さんが歌っても似合うだろうな」って。いつかそのバージョンも聴いてみたいですね。
古閑:(この話を聞いた黒川は)泣いてますよ(笑)。ぜひ、そのときは完全な状態でお披露目できるように頑張りたいなって、あらためて思いました。
『躍動』の歌詞がすごく支えになった
さらに、トークは『躍動』の世界観を深掘ることに。古閑は『躍動』の作詞作りで特に意識したことについて、坂本に訊いた。坂本:ゲームの物語に合わせてっていう部分もあるんですけど、世の中のムードもそうだし、周りの人の意見に押されたり流されたり、勝手に決められたりして、自分の意見がどこにあるかよくわからなくなっちゃうなって思うことがあったんです。そういう止まることも許されない忙しい毎日の中で、自分の鼓動というか、自分の内なる声に耳を澄ませて、どうやったら荒波を乗り越えていけるのかというテーマをどうしても書きたかったので、まずはテーマありきで書いていきました。
古閑:『躍動』の歌詞ができたときに、楽曲を聴いていて、イヤなことがあったりしたときに、この曲の歌詞がすごく支えになりました。ベースの田中雄大とこの楽曲の話をしていたときに、「この歌詞って、今の僕らに響く」みたいな話もしていたので。
坂本:本当! うれしい。
古閑:そのタイミングでも、あらためて(坂本)真綾さんの書かれた歌詞の曲を聴きたいなって思ったので、この曲は本当に大切な楽曲になりました。
坂本:嬉しい。光栄です。
坂本は「こんな世の中が終わったら、ちょっとお姉さんと一緒にお酒でも飲みに行きましょう(笑)」と語りかけ、「わー! この言葉だけで僕らはすごくいい曲が書けるので、また楽しみにしていてください!」と盛り上がった。
坂本真綾の最新情報は、公式サイトまで。
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2020年12月17日28時59分まで
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月・火・水・木曜25:00-26:00
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