J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。12月10日(木)のオンエアでは、スカートの澤部 渡が番組に初出演。スカートは12月16日(水)、ニューアルバム『アナザー・ストーリー』をリリースする。
西沢:ということで、音楽業界の“へそ”を狙っている方なんですけれども。
澤部:(笑)。
西沢:ニューアルバム『アナザー・ストーリー』は、澤部 渡名義じゃなくて、スカート名義なんですね。
澤部:そうなんです。スカートという名義で、バンドみたいなものとしてやっています。
『アナザー・ストーリー』は、インディーズ時代の曲を再録したもの。リラックスした環境下で制作できたそう。
澤部:自主レーベルでやっていたときは情熱だけでやっていて、音質だとかそういうのがわりと後手後手になっていたんです。
西沢:まあそうでしょうね。
澤部:それでメジャーレーベルに所属できるようになって「こういう贅沢な環境でレコードが作れるんだったら、昔の曲にもう一度光を当ててみたい」と思いまして。なので、けっこうライブでやっているようなリラックスした雰囲気で制作にも取り組めましたね。
西沢:なるほど、けっこうアレンジは変えたんですか?
澤部:逆に変えなかったです。アレンジを変えようと思えばいくらでも変えられたんだと思うんですけど、そういうものではなく、音がよくなって、それぞれがうまくなって……みたいなものをレコードにもう1回残してみたいなと思ったんです。
西沢:なるほど、よくわかりますよ。あのとき自分の全部の力を出したけど、環境が整わなかったからいま聴くといまひとつだけど、本当はもっとポテンシャルが高いに違いないっていう。
澤部:そうそう。でも昔の録音もそれはそれですごく好きなんです。そのときにしか録れなかったものが録れたという気持ちはあるんです。
西沢:2006年といまの機材って全然違うもんね。
澤部:そうですね。
西沢:2006年って、俺はまだビジョンを使ってましたよ。
ビジョン(Vision)は、アップルのMacintosh向けに販売されていた音楽制作ソフトだ。
澤部:ビジョンかあ。
西沢:もうないもん。
澤部:そっか、もうビジョンはないんですか。
西沢:いまはデジタルパフォーマーになりました。
デジタルパフォーマー(Digital Performer)は、マークオブザユニコーン社製のMIDIシーケンサー、デジタルオーディオワークステーションソフトウェアのこと。
澤部:デジパフォは使っている方多いですよね。
西沢:すみませんね、プロっぽい話で。
澤部:(笑)。
『アナザー・ストーリー』はジャケットにもこだわった。空間立体を描くアーティスト・カワイハルナがイラストレーションを、グラフィックデザイナーの森敬太がアートディレクションをつとめている。透明なフィルムを何枚も重ねた、実物を見てこそ楽しめる特殊パッケージだ。
西沢:理科の教科書で人体がどんどん骨になっていくみたいな?
澤部:そういう感じです。
西沢:ごめんね、あとから気がつくんだけど「アーティストにプラスにならないよな」みたいな表現が多くて。
澤部:わかりやすくていいと思います(笑)。
西沢:スカートとして、ライブはやっていくんですか?
澤部:もちろんやれたらいいんですけど、実はまだ決まってないんです。もしなにかあったらお知らせしたいなとは思っています。
澤部:難しいことを聞きますね。
西沢:深い話ですよ。
澤部:僕はいまのところ、音楽を作るのが好きなんです。「自分でしか作れないものがどこかにあるんじゃないか?」という気持ちがあって。そのまま歳をとって自分が60になって70になって、どういう曲を作るのかというのがすごく気になるんです。
西沢:やっぱり年齢によって変わっていくもの?
澤部:だと思います。やっぱり若いときには若いときにしか書けない曲というのがあると思うんですけど。そうじゃなくなってきたときに、いろいろな曲が書けてくると思うんです。僕はムーンライダーズやスパークスが好きなんですけど、年齢を重ねるごとに別にのすごみがどんどん出てくるんですよね。もし自分がそうなったらどういう風になるんだろうな?というのは気になります。
西沢:じゃあ先は長いですね。澤部 渡とスカートはどう使い分けていくんですか?
澤部:スカートというバンドの澤部という感じです。
西沢:じゃあ今後はスカートを表にどんどん出していく?
澤部:そうですね、ぜひよろしくお願いします。
スカートの最新情報は、公式サイトまたは、澤部のTwitterまで。
インディーズ時代の楽曲に光を当てたニューアルバム
澤部は2006年の大学時代にアーティストデビュー。自身のレーベル「カチュカ・サウンズ」でのリリースを経て、2014年にカクバリズムへ移籍。メジャーでのリリースも注目を集め、高畑充希の主演ドラマ『忘却のサチコ』や、大泉洋の主演映画『そらのレストラン』で楽曲が起用されるなど、音楽ファンのみならず存在感を示している。また、スピッツや鈴木慶一のレコーディングに参加するマルチプレイヤーとしても知られている。西沢:ということで、音楽業界の“へそ”を狙っている方なんですけれども。
澤部:(笑)。
西沢:ニューアルバム『アナザー・ストーリー』は、澤部 渡名義じゃなくて、スカート名義なんですね。
澤部:そうなんです。スカートという名義で、バンドみたいなものとしてやっています。
『アナザー・ストーリー』は、インディーズ時代の曲を再録したもの。リラックスした環境下で制作できたそう。
澤部:自主レーベルでやっていたときは情熱だけでやっていて、音質だとかそういうのがわりと後手後手になっていたんです。
西沢:まあそうでしょうね。
澤部:それでメジャーレーベルに所属できるようになって「こういう贅沢な環境でレコードが作れるんだったら、昔の曲にもう一度光を当ててみたい」と思いまして。なので、けっこうライブでやっているようなリラックスした雰囲気で制作にも取り組めましたね。
西沢:なるほど、けっこうアレンジは変えたんですか?
澤部:逆に変えなかったです。アレンジを変えようと思えばいくらでも変えられたんだと思うんですけど、そういうものではなく、音がよくなって、それぞれがうまくなって……みたいなものをレコードにもう1回残してみたいなと思ったんです。
西沢:なるほど、よくわかりますよ。あのとき自分の全部の力を出したけど、環境が整わなかったからいま聴くといまひとつだけど、本当はもっとポテンシャルが高いに違いないっていう。
澤部:そうそう。でも昔の録音もそれはそれですごく好きなんです。そのときにしか録れなかったものが録れたという気持ちはあるんです。
西沢:2006年といまの機材って全然違うもんね。
澤部:そうですね。
西沢:2006年って、俺はまだビジョンを使ってましたよ。
ビジョン(Vision)は、アップルのMacintosh向けに販売されていた音楽制作ソフトだ。
澤部:ビジョンかあ。
西沢:もうないもん。
澤部:そっか、もうビジョンはないんですか。
西沢:いまはデジタルパフォーマーになりました。
デジタルパフォーマー(Digital Performer)は、マークオブザユニコーン社製のMIDIシーケンサー、デジタルオーディオワークステーションソフトウェアのこと。
澤部:デジパフォは使っている方多いですよね。
西沢:すみませんね、プロっぽい話で。
澤部:(笑)。
透明なフィルムが重なる特殊パッケージ
「アナザー・ストーリー」のジャケット公開!!!!バキバキ過ぎて実物届くまでお見せできませんでした。イラストレーションはカワイハルナさん、アートディレクションは毎度お馴染み森敬太さん。素敵、最高、かわいい、いかしてる、かっこいい!!!!! pic.twitter.com/Xs3lUWLmo3
— 澤部渡 (@skirt_oh_skirt) December 9, 2020
『アナザー・ストーリー』はジャケットにもこだわった。空間立体を描くアーティスト・カワイハルナがイラストレーションを、グラフィックデザイナーの森敬太がアートディレクションをつとめている。透明なフィルムを何枚も重ねた、実物を見てこそ楽しめる特殊パッケージだ。
西沢:理科の教科書で人体がどんどん骨になっていくみたいな?
澤部:そういう感じです。
西沢:ごめんね、あとから気がつくんだけど「アーティストにプラスにならないよな」みたいな表現が多くて。
澤部:わかりやすくていいと思います(笑)。
西沢:スカートとして、ライブはやっていくんですか?
澤部:もちろんやれたらいいんですけど、実はまだ決まってないんです。もしなにかあったらお知らせしたいなとは思っています。
アーティストとしての原動力は「自分でしか作れないものがどこかにあるんじゃないか?」
そんな澤部に、「アーティストとして活動するというのはどういうことか?」という質問を投げかけた。澤部:難しいことを聞きますね。
西沢:深い話ですよ。
澤部:僕はいまのところ、音楽を作るのが好きなんです。「自分でしか作れないものがどこかにあるんじゃないか?」という気持ちがあって。そのまま歳をとって自分が60になって70になって、どういう曲を作るのかというのがすごく気になるんです。
西沢:やっぱり年齢によって変わっていくもの?
澤部:だと思います。やっぱり若いときには若いときにしか書けない曲というのがあると思うんですけど。そうじゃなくなってきたときに、いろいろな曲が書けてくると思うんです。僕はムーンライダーズやスパークスが好きなんですけど、年齢を重ねるごとに別にのすごみがどんどん出てくるんですよね。もし自分がそうなったらどういう風になるんだろうな?というのは気になります。
西沢:じゃあ先は長いですね。澤部 渡とスカートはどう使い分けていくんですか?
澤部:スカートというバンドの澤部という感じです。
西沢:じゃあ今後はスカートを表にどんどん出していく?
澤部:そうですね、ぜひよろしくお願いします。
スカートの最新情報は、公式サイトまたは、澤部のTwitterまで。
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2020年12月17日28時59分まで
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番組情報
- GROOVE LINE
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月・火・水・木曜16:30-19:00