J-WAVE(81.3FM)×「MUSIC FUN !」連動企画である、深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』。“すごい"音楽をつくるクリエイターが“WOW"と思ういい音楽とは? 毎月1人のクリエイターがマンスリープレゼンターとして登場し、ゲストとトークを繰り広げる。
11月のマンスリープレゼンターはNulbarichのJQ。11月13日(金)のオンエアでは、三浦大知がゲストに登場した。 ここでは、三浦が感じる曲と映像の関係性や、楽曲制作の裏側について語った部分を紹介しよう。
三浦:ダンサーとかだとダンスビデオを観て、その曲を好きになることがとても多いと思うので。
JQ:なるほど。それは非常に興味深い。
三浦:例えばそこで自分の好きな振付師だったりダンサーだったりが、その曲で踊っているのを観て、「こういう音があるんだ」って。ダンスだと人によってとる音だったり、何を表現するかが違ったりするじゃないですか。その楽曲に対して、「めちゃくちゃカッコいい!」ってパフォーマンスをしているダンサーを観ると、よりその曲が好きになるというか、そういう部分はすごくあると思います。
JQ:僕自身は、映像や、その曲で踊る人を観て「この曲カッコいい」ってなることがなかったんです。
三浦:ダンサー間でNulbarichの曲が好きな人は多いし、それで踊ってる人もめちゃくちゃたくさんいるから、ダンスから知って曲を好きになっているダンサーも多いと思います。
JQ:それはちょっと声を大にしてもっと言ってほしいですね(笑)。
三浦:もちろんです(笑)。
三浦はNulbarichのミュージックビデオに、ダンサーの彪流(TAKERU)が出演していたことが、とても羨ましかったそうだ。
三浦:もともと彪流くんが小さいときに一緒にパフォーマンスしていたんです。「Nulbarichのミュージックビデオに出るの!?」「いいな!」って、みんなでめちゃくちゃ盛り上がっていました。
JQ:そう聞いても、僕のミュージックビデオに出てくださいとは言えないです(笑)。
三浦:言ってくださいよ(笑)。
JQ:いつか一緒にコラボとかできたらいいですよね。
三浦:もちろんです。ぜひ。
三浦:だいたい同時進行な感じはしますね。
JQ:パフォーマンスすることと、歌うことと、作ることが同時進行だと。
三浦:作っているときに、「パフォーマンスするんだったらこういうことだろうな」とか「ここだったら、ダンサーが何人くらいでこんな感じだったらいいのかな」とか。
JQ:マジで。ヤバくない?
三浦:なんとなくのイメージですよ(笑)。それ通りにやって全然よくないときもありますから。でも自分は画のイメージが強いのかもしれないですね。なんとなくその音とか、こういう曲をやってみたいなとなったときに、画というか景色みたいなものがあって。
JQ:それこそ映像を観て「この曲が好き」ってなった経験があるから。
三浦:そうかもしれないですね。
JQ:同時進行でいろんなものがリンクし合いながら曲を作っていくわけですね。
三浦は自身の楽曲制作の方法を明かす。
三浦:基本的に自分でトラックを作れないので……。一時期トライしたこともあるんですけど、「ダメだ」って感じだったので(笑)。それに気付いたので、今は基本的には三浦大知というフィールドでいろんな処方で音楽が作れたらいいなと思っています。完全に作ってもらったものをパフォーマンスする側として歌うこともあれば、ゼロからイチの過程をちゃんとやりたい場合はトラックメーカーと「今日はどんなのやりますか」「こんなのはどうかなと思っています」みたいな話をしながら、その方にコードとかを弾いてもらって「そのコードがいいですね」ってやりながらですね。
JQ:マニピュレートしてもらって、一緒に作っていくと。なるほど。作詞はいつするんですか?
三浦:歌詞を書くことが大の苦手なので、一回持ち帰りたいっていうか。メロディを作ったあとに、ちゃんと歌詞を練りたいっていう気持ちがあったんですけど、最近は練っても下手っていうか、苦手だって判明したので、逆にメロディを作っているときに言葉をのせたほうが「じゃあメロディはこっちのほうがいいかな」「コードはこっちのほうがよくて、ビートはこの感じがいいかな」って、言葉がのったときのニュアンスがわかりやすいなって思って。
JQ:確かに。
三浦:いいか悪いかはわからないけど、その場で歌詞をバッと書いちゃうことを、ここ最近でやるようになりました。
三浦は11月11日にニューシングル『Antelope』をリリースした。
【関連記事】三浦大知、新曲『Antelope』で表現したこと
JQ:この歌詞もメロディと一緒に作ったんですか?
三浦:これは歌詞をほとんどその場で書きました。
JQ:壮大なバラードを作るときも、体の表現の動きのビジョンは見えていたんですか?
三浦:ダンスって表現なので、この場所にあったほうがいいのか、ないほうがいいのかっていうのはちゃんとしなきゃなって思っていて、どの部分でも踊ってればいいということでもないと思うので。この曲に関しては、最後のアウトロ部分はすぐダンスのイメージが湧いたので、ここは踊るべきなんだろうなっていうのはあって、でも歌の部分はちゃんと歌が届くようなものにしたほうがいいのかなっていうことを思っているので、現状はダンスのイメージはあまりなく、しっかりと歌う感じですね。
番組では、三浦がダンスを始めたきっかけや、コロナ禍での心境、これからのビジョンについて語る一面もあった。
三浦大知の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。
・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ
https://www.youtube.com/c/musicfun_jp
11月のマンスリープレゼンターはNulbarichのJQ。11月13日(金)のオンエアでは、三浦大知がゲストに登場した。 ここでは、三浦が感じる曲と映像の関係性や、楽曲制作の裏側について語った部分を紹介しよう。
MVやダンスを観て楽曲を好きになることも多い
三浦とJQはKREVAが主催する「908 FESTIVAL」で共演を果たして以来、親交を深めている。そんなふたりの音楽談義はミュージックビデオの話題に。三浦は楽曲をチェックするとき、MVなどの「映像はめちゃくちゃ観る」のだという。三浦:ダンサーとかだとダンスビデオを観て、その曲を好きになることがとても多いと思うので。
JQ:なるほど。それは非常に興味深い。
三浦:例えばそこで自分の好きな振付師だったりダンサーだったりが、その曲で踊っているのを観て、「こういう音があるんだ」って。ダンスだと人によってとる音だったり、何を表現するかが違ったりするじゃないですか。その楽曲に対して、「めちゃくちゃカッコいい!」ってパフォーマンスをしているダンサーを観ると、よりその曲が好きになるというか、そういう部分はすごくあると思います。
JQ:僕自身は、映像や、その曲で踊る人を観て「この曲カッコいい」ってなることがなかったんです。
三浦:ダンサー間でNulbarichの曲が好きな人は多いし、それで踊ってる人もめちゃくちゃたくさんいるから、ダンスから知って曲を好きになっているダンサーも多いと思います。
JQ:それはちょっと声を大にしてもっと言ってほしいですね(笑)。
三浦:もちろんです(笑)。
三浦はNulbarichのミュージックビデオに、ダンサーの彪流(TAKERU)が出演していたことが、とても羨ましかったそうだ。
三浦:もともと彪流くんが小さいときに一緒にパフォーマンスしていたんです。「Nulbarichのミュージックビデオに出るの!?」「いいな!」って、みんなでめちゃくちゃ盛り上がっていました。
JQ:そう聞いても、僕のミュージックビデオに出てくださいとは言えないです(笑)。
三浦:言ってくださいよ(笑)。
JQ:いつか一緒にコラボとかできたらいいですよね。
三浦:もちろんです。ぜひ。
三浦大知というフィールドの中で、いろんな「処方」で音楽を作りたい
ダンサーとして、シンガーとして、さらに制作者として表現し続けている三浦に、JQは「それぞれを一緒に考えているのか、それとも分かれているのか」と質問する。三浦:だいたい同時進行な感じはしますね。
JQ:パフォーマンスすることと、歌うことと、作ることが同時進行だと。
三浦:作っているときに、「パフォーマンスするんだったらこういうことだろうな」とか「ここだったら、ダンサーが何人くらいでこんな感じだったらいいのかな」とか。
JQ:マジで。ヤバくない?
三浦:なんとなくのイメージですよ(笑)。それ通りにやって全然よくないときもありますから。でも自分は画のイメージが強いのかもしれないですね。なんとなくその音とか、こういう曲をやってみたいなとなったときに、画というか景色みたいなものがあって。
JQ:それこそ映像を観て「この曲が好き」ってなった経験があるから。
三浦:そうかもしれないですね。
JQ:同時進行でいろんなものがリンクし合いながら曲を作っていくわけですね。
三浦は自身の楽曲制作の方法を明かす。
三浦:基本的に自分でトラックを作れないので……。一時期トライしたこともあるんですけど、「ダメだ」って感じだったので(笑)。それに気付いたので、今は基本的には三浦大知というフィールドでいろんな処方で音楽が作れたらいいなと思っています。完全に作ってもらったものをパフォーマンスする側として歌うこともあれば、ゼロからイチの過程をちゃんとやりたい場合はトラックメーカーと「今日はどんなのやりますか」「こんなのはどうかなと思っています」みたいな話をしながら、その方にコードとかを弾いてもらって「そのコードがいいですね」ってやりながらですね。
JQ:マニピュレートしてもらって、一緒に作っていくと。なるほど。作詞はいつするんですか?
三浦:歌詞を書くことが大の苦手なので、一回持ち帰りたいっていうか。メロディを作ったあとに、ちゃんと歌詞を練りたいっていう気持ちがあったんですけど、最近は練っても下手っていうか、苦手だって判明したので、逆にメロディを作っているときに言葉をのせたほうが「じゃあメロディはこっちのほうがいいかな」「コードはこっちのほうがよくて、ビートはこの感じがいいかな」って、言葉がのったときのニュアンスがわかりやすいなって思って。
JQ:確かに。
三浦:いいか悪いかはわからないけど、その場で歌詞をバッと書いちゃうことを、ここ最近でやるようになりました。
三浦は11月11日にニューシングル『Antelope』をリリースした。
【関連記事】三浦大知、新曲『Antelope』で表現したこと
JQ:この歌詞もメロディと一緒に作ったんですか?
三浦:これは歌詞をほとんどその場で書きました。
JQ:壮大なバラードを作るときも、体の表現の動きのビジョンは見えていたんですか?
三浦:ダンスって表現なので、この場所にあったほうがいいのか、ないほうがいいのかっていうのはちゃんとしなきゃなって思っていて、どの部分でも踊ってればいいということでもないと思うので。この曲に関しては、最後のアウトロ部分はすぐダンスのイメージが湧いたので、ここは踊るべきなんだろうなっていうのはあって、でも歌の部分はちゃんと歌が届くようなものにしたほうがいいのかなっていうことを思っているので、現状はダンスのイメージはあまりなく、しっかりと歌う感じですね。
番組では、三浦がダンスを始めたきっかけや、コロナ禍での心境、これからのビジョンについて語る一面もあった。
三浦大知の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。
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2020年11月20日28時59分まで
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番組情報
- WOW MUSIC
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毎週金曜24:30-25:00