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「これが倉科カナ!?」 髪40cmカットで挑んだ映画『女たち』は、女優の“ぶつかりあい”が爆発

「これが倉科カナ!?」 髪40cmカットで挑んだ映画『女たち』は、女優の“ぶつかりあい”が爆発

『GONIN』『銃2020』などで知られる伝説的映画プロデューサーの奥山和由がチームオクヤマ25周年記念作品として手掛ける、映画『女たち』(内田伸輝監督作)が来春公開される。そのクランクアップ記者会見が18日都内で行われ、篠原ゆき子、倉科カナ、そしてプロデューサー・奥山和由が出席した。

武蔵野興業100周年&チームオクヤマ25周年記念作品。半身不随となった母親の介護に追われる美咲(篠原)、そんな美咲に罵詈雑言を浴びせる母親・美津子(高畑淳子)、美咲の親友で心に闇を抱える養蜂家・香織(倉科)。とある山あいの小さな町を舞台に、ギリギリの精神状態で日々を過ごす女たちの生き様を描く。

映画『女たち』予告

主演の篠原は「緊急事態宣言を経たからこその精神状態がいい形で出た。もう“やっちまえ!”感があった」とコロナ禍での混沌とした感情がダイレクトに作品に反映されたそうで「精神的にも肉体的にも苦しい撮影で、円形脱毛症ができました。それくらい集中して取り組んだ作品。自分の醜いところも、わがままなところも晒して、鼻水だらけでした」と体当たりを報告。高畑との壮絶な喧嘩場面もあるそうで、奥山は「女優さんたちの生々しい感情をどこまで引き出せるかが勝負でしたが、高畑さんと篠原さんの喧嘩は怪獣の決戦みたい。ぶつかり合いの感情の激しさがあった」と見どころに挙げていた。

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篠原ゆき子

倉科も「コロナ禍で孤独を味わい、焦りやネガティブな感情が出ましたが、そのネガティブな感情を今回の役に活かして演じることができました。私自身出演舞台が中止になり、表現の場がない苦しさもありました。それがあったからこその“全部出しちゃえ!”感があった」と実感を込めていた。

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倉科カナ

そんな倉科は、役作りのために自発的に髪の毛を約40センチカット。「台本を読んだときに香織に髪の毛の長いイメージがなくて、髪が揺れる感じが生理的に気持ち悪く感じました。切らずに結んでもいいけれど、それでは役とは結び付かない。いつでも死に飛び込める感覚がほしくてスッキリさせたかった」と断髪理由を説明。ロングヘアーを40センチ切ることには「抵抗はありませんでした。いかに役に近づけるかが大切。見た目でできることならば何でもやります」と女優魂をうかがわせた。

そんな倉科に奥山は「100人見たら100人が“これが倉科カナ!?”と思うくらいの演技をしている。僕も正直『こんなにできるんだ!?』と思った。香織はある種バランスを崩すような女性だが、倉科さんは実際にバランスを崩したことがあるのではないかと思うくらいリアルでした」と絶賛していた。

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(c)映画「女たち」製作委員会

奥山は、映画監督・北野武を生んだレジェンダリー・プロデューサーとしても知られる。奥山とのタッグを心待ちにしていたという倉科は「エネルギッシュでなんでも受け止めてくれるプロデューサー。倉科カナという女優に大切な学びを与えてくれました」と感謝しきり。『銃2020』に引き続いての篠原は「ひょうひょうとして見えるけれど、実は努力家。心の底から映画好きで、純粋に映画を作りたいと思っている。ほかの誰よりも純真な映画プロデューサー」と愛着を口にした。

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(c)映画「女たち」製作委員会

奥山は本作について「原作もないオリジナル作品で、何もないところからスタート。製作する上では、なぜ自分は映画を作りたいのか?という根本の部分まで遡った。そして純粋な映画作りをやり切りたいと思った。そして人間の魅力を焼き付けたいと思った」と情熱を込めて「女優同士のぶつかり合いもそうだが、今の時代の閉塞感の中でそのぶつかり合いが爆発している。時代と上手く添い寝できた作品になるはず」と完成に期待を込めた。

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(c)映画「女たち」製作委員会

映画『女たち』は来春公開予定。公式サイトはこちら

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クランクアップ記者会見にて

(文・写真=石井隼人)

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