DEAN FUJIOKA、友近のマルチな活躍を絶賛。ストイックなだけじゃない「気の抜けたこだわり」を大切に

J-WAVEで放送中の番組『ROPPONGI PASSION PIT』(ナビゲーター:DEAN FUJIOKA/三原勇希)。各界で活躍する情熱を持ったゲストを迎えて、「好き」や「情熱」をテーマにトークを展開。

9月12日(土)のオンエアでは、お笑いタレント・友近が登場。これまでの道のりを語り、友近が扮する人気キャラクター「西尾一男」のネタを披露した。

友近&ゆりやんレトリィバァのYouTubeチャンネルでDEANがネタに?

友近は2000年に大阪NSC(吉本総合芸能学院)に入学。バッファロー吾郎など先輩芸人から注目され、舞台やテレビ番組の露出が増える。2002年にひとり芸No.1決定戦「R-1ぐらんぷり」ファイナルに進出。2003年には「NHK新人演芸大賞」で大賞を受賞する。モノマネをはじめ、緻密な人物描写をもとに作り出された架空キャラクターの憑依芸を得意とし、劇場やテレビ、YouTubeなどで活躍している。

三原:おふたりは、お会いするのは久しぶりですか?
友近:久々だと思ってなかったんだけど、3年ぶり。
DEAN:あっという間。
友近:それまではNHK連続テレビ小説『あさが来た』で一緒にやらせてもらって、そこからバラエティで共演したけど、こんなにあいだが空いていたかと思うとビックリ。
DEAN:一瞬でしたね。今日、楽しみにしていました。
友近:私も久々に会えると思って。嬉しいわあ。
三原:YouTubeでボス(DEAN)がネタになっていましたね。
DEAN:そう(笑)。ネタにしていただいて。

10分頃~

友近:あれは、ゆりやん(レトリィバァ)が言ってたんだよね。「ディーン・フジオカ加速ディーン」。
DEAN:そうそう(笑)。
友近:ずっと言ってるのよ(笑)。なんかしらないんだけどね。クセみたいに「ディーンディーン、フジオカディーンディンディンディーン」って、DEANさんの名前をずっと言うっていう。わけのわからない、ネタなのかなんなのか……。ゆりやんは急にああいうことを言い出すから。
DEAN:やっぱりいきなりなんですか?
友近:そうよ。だからびっくりするのよ。どういうふうな着地点かもわからず、私はいつも聞いてるから。
DEAN:本当にそうなんですね。いやあ、スリリング。

ローカル番組のレポーターから芸人に!

友近は愛媛のローカル番組のレポーターから芸人になったという異色の経歴の持ち主だ。

友近:25歳まで愛媛のローカル番組のレポーターをやっていました。レポーターなんだけど、タレント寄りのおもしろいと思うことを言ってみたりする、そういう人だったんです。愛媛の松山の女の子を紹介する番組で、モノマネとかをやったときに、ディレクターさんや局の人が「おもしろい」と言ってくれて、それから“お笑い系レポーター"みたいになって。でもテレビだと、やっても編集される部分がもちろんあるし、情報を伝えるよりネタをやりたいという思いが年々強くなって、「やっぱり勝負したいな」と、レポーターを辞めて大阪NSCで1年間勉強しました。
DEAN:そういう経緯だったんですね。友近さんって“本物のマルチ"だと思うんです。
友近:うれしい! ちょっと聞かせてもらっていい? どういうところが?
DEAN:僕もたまに「マルチですね」って言われるんですけど「いや、友近さんに比べたら……」って思うんですよね。だって芝居ができて、歌がすばらしくて、人のことを笑わせられて、ネタもバリエーションがあって。そしてYouTuber。
友近:「友近 / 楽演チャンネル」を5月から始めました。

・「友近 / 楽演チャンネル」
https://www.youtube.com/channel/UCeNXGZTC9dHwrgco7JcefsA

DEAN:マルチでしょ。
友近:そう聞けばそうなんだけど、芸人は意外と多いですよね。芝居ができたり歌がうまかったりする人が多いので。そういう面でいくと、確かにいろいろとやらせてもらっていますね。

急遽、プロアルバイター・西尾一男が降臨!

ここで、「憑依型」の芸を確立している友近が、人気キャラクター・西尾一男のネタを惜しげもなく披露した。

三原:プロアルバイター・西尾一男が人気ですよね。
友近:今日、一男ちゃん呼びましょうか?
DEAN:来てるんですか!?
友近:ピザを頼んでいただければ……。
DEAN:あ、もしもし?
西尾:はい! ピザキャップの西尾一男でございます。
三原:あはは(笑)。
西尾:どうしたん?
DEAN:あの、パイナップルと……。
西尾:パイナップルいうのは、いきなりトッピング、ふりかけの話やね? まずは寸法を言うて? M寸かいな?
DEAN:M寸で(笑)。
西尾:M寸やね。
DEAN:M寸の、そこに……。
西尾:パイン言うたね、いま。
DEAN:パインと、何を乗っけようか。
西尾:海鮮は大丈夫?
DEAN:海鮮もOK。
西尾:かしわは?
DEAN:かしわ……?
三原:鶏?
西尾:鶏、鶏。おたくは「かしわ」ってわからんのかね?
DEAN:わからなかった(笑)。
西尾:ほな、鶏とパインと、ほんで海鮮。
DEAN:タバスコは自分で?
西尾:サービスでつけとくから、そんなことは気にせんで大丈夫です。
DEAN:あはは(笑)。コーラふたつもお願いします。ダイエットコークで。
西尾:ダイエットしとるんですか? わしもダイエットしとってね。ほんで魚肉ソーセージばっかり食べて、ダイエットばっかりしとった時期があったんですよ。それで段取りしますんで! はい、どうもありがとうございました。情報の提供、西尾一男がお送りしました。ども!

友近の決意「自分がおもしろいと思うものをずっとやり続けよう」

友近の華麗な憑依芸が終わると、DEANは「すごい!」と拍手をおくった。しかし、世間にネタが認められるまでは苦労もあったそうだ。

三原:(ネタの意図が)伝わらないパターンもあるんですか?
友近:あります。デビュー当時は女子中高生が審査員をするオーディションみたいなのをずっと受けていたんです。そのころから私は「極妻」とかスナックのママ、金融ネタとかをやっていたんですけど、10代20代の子から共感を得られないというか。私はおもしろいと思ってやっているけど、お客さんは笑わない。でも袖で芸人さんたちが笑ってくれていたので、「プロの人たちが笑ってくれている」ということが自信につながっていきました。目の前のお客さんが笑わなくても「そのネタを捨てるのはやめよう」と思って、自分がおもしろいと思うものをずっとやり続けようと。最初はウケないことばっかりでしたけど、笑いの価値観が人それぞれ違うし、ここでネタを変えたらもったいないしと常に分析しながらやっていた感じですね。
DEAN:へえ! すごくストイックなところと、友近さんという存在が興味をひくという、力が抜けた感じとこだわりの両方を感じます。
友近:その分析はうれしい。私はストイックでガーッという芸人でもないんですよ。芸人だったらネタにこだわるのは当たり前だし「これをやりたいな」と思うことを映像化したり、ネタにしたりするためにやってる。そのなかで「愛すべきバカ」みたいなキャラをやるのが楽しいし、そこに笑いや哀愁があるのがいいので、ストイックの言葉だけで片付けられると困るなと思っていたから、すごくうれしいです。

『ROPPONGI PASSION PIT』は、東京・六本木に出現した、いろいろな人の“情熱"が集まり、重なり合い、さらに熱を増して燃え上がる秘密基地として、みんなの熱い思いを電波に乗せて発信。放送は毎週土曜の23時から。
radikoで聴く
2020年9月19日28時59分まで

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番組情報
ROPPONGI PASSION PIT
毎週土曜
23:00-23:54

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