そうめんがおいしい季節だが、飽きてきた人も少なくないのでは。また、シンプルな調理法であるがゆえに「これで合ってるのかな」「もっとおいしく食べる方法があるのでは」と思うこともあるだろう。
J-WAVEで放送中の番組『SOCIEDAD GASTRONOMICA』(ナビゲーター:横山エリカ・馬場康夫)では、そうめんを特集。おすすめのそうめん専門店や、おいしい食べ方を紹介した。8月15日(土)のオンエア。
田中:実は、お店では当初すだちを使ったそうめんのメニューはなかったんです。「阿波や壱兆」は徳島そうめんのお店ということもあって、必ず徳島産のすだちを何かの添え物に使っているのですが、時期によっては、お客さんに使われないまま戻ってくることがあったんですね。それがもったいないと感じたので、試行錯誤を重ねて、薄くスライスして食べてもらう方法を思いつきました。そんな経緯があって「すだちそうめん」は生まれました。
横山:では、薄切りにはこだわりがあるのでしょうか。
田中:そうですね。すだちの種や皮がまったく気にならないレベルまで薄切りにしています。すだちにはスダチチンという成分が含まれていて、アンチエイジングとダイエット効果が期待されているそうです。
横山:菊の花びらのように、すだちの薄切りが盛り付けられていて美しいですね。
田中:母の味付けの出汁と青柚子の皮のすりおろしを加えて完成です。
横山が「すだちそうめん」を試食し、味の感想を語った。
横山:とても爽やかな香りです。すだちの酸味が最初にガツンときます。そうめんもかなりコシがあり、お出汁がとてもおいしいです。最後まで飲み干したい味ですね。
ソーメン二郎:沸騰したお湯にそうめんを入れる前に、1粒の梅干しを入れます。梅干しに含まれるクエン酸の効果で麺が締まるんですよ。手延べそうめんではない、機械で生産されたそうめんを茹でるときに梅干しを入れると、コシが強くなりますよ。
食べ方によっては、そうめん本来の味が損なわれてしまう場合がある。
ソーメン二郎:ボウルの氷水にそうめんを入れたままにして食べるのではなく、氷水でそうめんをしめてから器に入れて、すぐに食べてください。
馬場:氷水に入れたまま食べるのは昔からあるスタイルですよね。
ソーメン二郎:その食べ方だと、そうめんが水を吸ってしまうんですね。職人さんが作ってくれたそうめんのコシが失われてしまうのでオススメしません。
横山:最近はそうめんのアレンジレシピがすごく増えていますよね。
ソーメン二郎:僕はめんつゆで食べるのも好きなのですが、その味だけだと飽きてきてしまうんですよね。なので、そうめん自体のおいしさを味わってもらうレシピを考えました。まずご提案するのは、そうめんをオリーブオイルと塩で食べる方法です。スペイン産やイタリア産のエキストラバージンのオリーブオイルがオススメです。
<食べ方>
1.茹でて水切りしたそうめんにオリーブオイルを3まわし程度かける。
2.ハーブ系の塩を加えて完成。
ソーメン二郎:そうめん自体の細さや喉ごしを意識することができると思います。この食べ方によって、麺自体の旨味に意識を向けることができますよ。めんつゆで食べる場合、サバ缶やバジルを加えてみるのもオススメです。
ほかにも、意外な組み合わせのレシピを紹介。
ソーメン二郎:めんつゆのなかに納豆、キムチ、たくわんのみじん切りを混ぜて入れるとおいしいですよ。たくわんのコリコリ感とそうめんのつるつる感がマッチします。味のアクセントとしてワサビを入れるのもいいですね。ぜひ試してみてください。
横山:そうめんを、スイーツとして食べる方法もあるそうですね。
ソーメン二郎:僕の地元である奈良県は、お雑煮の餅はきなこを付けて食べるんです。小麦粉ときなこって合うんですよ。なので、そうめんにも黒蜜ときなこをかけて食べます。小学生ぐらいからやっていますね。意外と思われるかもしれませんが、おいしいですよ。
『SOCIEDAD GASTRONOMICA』では、毎週、料理人やグルメ・食材などの知識人たちが番組(秘密結社)に集い、最新の食についての世間話、世界の郷土料理について語り、時には食べ歩きをおこなう。
J-WAVEで放送中の番組『SOCIEDAD GASTRONOMICA』(ナビゲーター:横山エリカ・馬場康夫)では、そうめんを特集。おすすめのそうめん専門店や、おいしい食べ方を紹介した。8月15日(土)のオンエア。
専門店の、コシがある「すだちそうめん」
東中野にあるそうめん専門店「阿波や壱兆」では、徳島ブランドである半田そうめんを使った「すだちそうめん」が人気メニュー。店主の田中嘉織さんに、ナビゲーターの横山がこだわりを訊いた。田中:実は、お店では当初すだちを使ったそうめんのメニューはなかったんです。「阿波や壱兆」は徳島そうめんのお店ということもあって、必ず徳島産のすだちを何かの添え物に使っているのですが、時期によっては、お客さんに使われないまま戻ってくることがあったんですね。それがもったいないと感じたので、試行錯誤を重ねて、薄くスライスして食べてもらう方法を思いつきました。そんな経緯があって「すだちそうめん」は生まれました。
横山:では、薄切りにはこだわりがあるのでしょうか。
田中:そうですね。すだちの種や皮がまったく気にならないレベルまで薄切りにしています。すだちにはスダチチンという成分が含まれていて、アンチエイジングとダイエット効果が期待されているそうです。
横山:菊の花びらのように、すだちの薄切りが盛り付けられていて美しいですね。
田中:母の味付けの出汁と青柚子の皮のすりおろしを加えて完成です。
横山が「すだちそうめん」を試食し、味の感想を語った。
横山:とても爽やかな香りです。すだちの酸味が最初にガツンときます。そうめんもかなりコシがあり、お出汁がとてもおいしいです。最後まで飲み干したい味ですね。
そうめんの茹で方
番組後半では、ゲストにそうめん研究家のソーメン二郎さんが登場。オススメのそうめんの茹で方を紹介した。ソーメン二郎:沸騰したお湯にそうめんを入れる前に、1粒の梅干しを入れます。梅干しに含まれるクエン酸の効果で麺が締まるんですよ。手延べそうめんではない、機械で生産されたそうめんを茹でるときに梅干しを入れると、コシが強くなりますよ。
食べ方によっては、そうめん本来の味が損なわれてしまう場合がある。
ソーメン二郎:ボウルの氷水にそうめんを入れたままにして食べるのではなく、氷水でそうめんをしめてから器に入れて、すぐに食べてください。
馬場:氷水に入れたまま食べるのは昔からあるスタイルですよね。
ソーメン二郎:その食べ方だと、そうめんが水を吸ってしまうんですね。職人さんが作ってくれたそうめんのコシが失われてしまうのでオススメしません。
つゆを変える、具を変える。そうめんのアレンジ
普通のそうめんに飽きたら、アレンジしてみよう。横山:最近はそうめんのアレンジレシピがすごく増えていますよね。
ソーメン二郎:僕はめんつゆで食べるのも好きなのですが、その味だけだと飽きてきてしまうんですよね。なので、そうめん自体のおいしさを味わってもらうレシピを考えました。まずご提案するのは、そうめんをオリーブオイルと塩で食べる方法です。スペイン産やイタリア産のエキストラバージンのオリーブオイルがオススメです。
<食べ方>
1.茹でて水切りしたそうめんにオリーブオイルを3まわし程度かける。
2.ハーブ系の塩を加えて完成。
ソーメン二郎:そうめん自体の細さや喉ごしを意識することができると思います。この食べ方によって、麺自体の旨味に意識を向けることができますよ。めんつゆで食べる場合、サバ缶やバジルを加えてみるのもオススメです。
ほかにも、意外な組み合わせのレシピを紹介。
ソーメン二郎:めんつゆのなかに納豆、キムチ、たくわんのみじん切りを混ぜて入れるとおいしいですよ。たくわんのコリコリ感とそうめんのつるつる感がマッチします。味のアクセントとしてワサビを入れるのもいいですね。ぜひ試してみてください。
横山:そうめんを、スイーツとして食べる方法もあるそうですね。
ソーメン二郎:僕の地元である奈良県は、お雑煮の餅はきなこを付けて食べるんです。小麦粉ときなこって合うんですよ。なので、そうめんにも黒蜜ときなこをかけて食べます。小学生ぐらいからやっていますね。意外と思われるかもしれませんが、おいしいですよ。
『SOCIEDAD GASTRONOMICA』では、毎週、料理人やグルメ・食材などの知識人たちが番組(秘密結社)に集い、最新の食についての世間話、世界の郷土料理について語り、時には食べ歩きをおこなう。
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2020年8月22日28時59分まで
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番組情報
- SOCIEDAD GASTRONOMICA
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毎週土曜18:00-18:54