J-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「ROAD TO INNOVATION」。7月24日(金)のオンエアでは、長渕 剛が登場。長渕の意外な過去が明かされた。
川田:スタジオにふたりっきりで、ドキドキが止まりません。
長渕:僕も今日ドキドキしてきましたよ。しかも六本木なんて、僕は40年この世界にいるんだけど、数えるぐらいしか来たことがないね。出身は熊本ですよね? 僕は隣だからね。
川田:鹿児島ですよね。
長渕:だから六本木なんていうのは敷居が高くてね(笑)。
川田:ここは六本木のけやき坂スタジオというところで、このあいだは息子さんがいらっしゃってました。
長渕:お世話になりました。
川田:長渕さんはJ-WAVEにご出演されたことはありますか?
長渕:僕は何回かお世話になったことはあるんだけれど、なかなかお呼びがかからないみたいで(笑)。なんかさ、J-WAVEってしゃれた感じがするじゃないですか。
川田:そうですね。
長渕:僕からすると、J-WAVEが設立されて「J-WAVE」の音楽が流れた瞬間からいるんだけど、「高嶺の女と話ができるのかな?」ぐらいの憧れでね。自分には絶対にゲットできない女性に会いに行く前の気分みたいなさ(笑)。
川田:あはは(笑)。
長渕:そんな感じがJ-WAVEにはあるのよ。
川田:僕らとしては「出ていただけるのかしら?」ってドキドキしながらオファーをさせていただきました。
長渕:ほんとですか? とんでもないですよ。
川田:事前に打ち合わせをさせていただいてびっくりしたんですが、事前の打ち合わせに長渕さんがいらっしゃるんですね。
長渕:基本的にはやる。
川田:びっくりしました。それで、こういう企画意図をお伝えしたらその場で即断してくださって「出るよ」って言ってくれまして、あの時点で夢みたいでした。
Tommy:長渕 剛さんは表現に富むタイプであり、また社会的なタイプです。大胆なタイプでもあり、時間をかけて慎重に検討するよりも、むしろ即座に行動を起こします。時世があなたの行動に大きな影響を与えています。最高の成果が得られるよう、自分自身で目標を設定する傾向があります。
川田:僕から見たら完全にその通りですが、ご本人はいかがですか?
長渕:近いねえ。これは逆から見ると、考えないで行動するやつっていう感じもするよね(笑)。
川田:いやいや、表現に富むとかはもちろんですけども、大胆とか社会性とかはやっぱり僕らが知っている長渕さんの側面というか。パブリックイメージの長渕 剛はそうですけどね。
長渕:これ、悪いことは言わないの?
川田:悪いことも言います。でも、大胆さと即決具合も僕は(打ち合わせのときに)目の前で見ましたから。
長渕:早いね。Yes or Noがはっきりしていないとダメなので。「これをやりたい」「やる」「どうなの?」「できる?」「できない?」って。もじもじしているのはダメね。できなきゃできないで次の算段を考えちゃうタイプなので。
川田:すごくわかります。はっきりしていてほしいですよね。
長渕:そうなの。特に女性に対しては返答をはっきりさせたい。「僕が好き?」「嫌い?」「どっち?」みたいな(笑)。
川田:僕は女性に対してはそんなに言えないですけど、友だちにははっきりしていてほしいです。楽しいのか悲しいのか。
長渕:だよね。心のなかでは好きになった女性に対してはっきりしてほしい?
川田:してほしいですけど、イエスかノーかわからないところが、いいところもありますね(笑)。
長渕:なるほどねえ(笑)。
川田:僕はこういう話をJ-WAVEですること自体初めてです。
長渕:そうか(笑)。
川田:とてもありがたいです。
長渕:実は、みんなは笑うかもしれないけど、はるか昔の高校時代に、なんとなくの感覚で「コンピューターがあと10年すれば世界を支配するんだ」なんてさ。
川田:すごい感覚ですね。
長渕:鹿児島県立鹿児島南高等学校という高校があるんだけど、「情報処理科」の二期生なんです。そこで学んだのがCOBOL言語とかPL/Iとか。
川田:これはびっくりですよ。
長渕:そういうのをやって、フローチャートシートでフローチャートを書いていたの。売上伝票から囲碁のなんとかってゲームまでをなんとなくやって。高校2年生まではすごく興味があってね。それこそ昔はNEAC-2200システムっていう畳一畳分ぐらいの箱型のコンピューターですよ。カッカッカってリールが回るやつが2台あったの。コンピューター部員になると白衣を着てさ、僕らは四季問わず23℃に管理された部屋のなかで教育を受けられるわけ。それがなんかかっこよくてさ。だけど2年生まではついていけたけど3年からは無理。ギターを弾き始めたでしょ? ギターばっかり弾いていたから。
川田:いやでも、ギターに触れてくれてよかったですけどね。
長渕:そうか(笑)。
川田:コンピューターも、当時は温度を保たないといけないとか、無駄に大きかったりとかしていましたよね。
長渕:十夢くんの場合は、そういう学校を出たわけ?
川田:僕は完全に独学です。
長渕:ミシンを縫っていたわけじゃないんだよね。
川田:よくご存じですね(笑)。ミシンメーカーにいたときもあるんですけども。ミシンのときはプログラミングでミシンを制御するというのをやっていました。
長渕:なんでそこに入ったの? 学校を出たわけじゃないんでしょ?
川田:大学時代に作っていた謎のホームページがあって、それがすごくプログラミングを駆使したやつで、取締役の目にとまって「おまえスゲエな」となったんです。
長渕:なるほどね。買われてNASAなんかに行かないでくれよ。
川田:僕は日本のために頑張ります(笑)。
長渕:あはは(笑)。
川田:プログラムと音楽ってちょっと隣り合っているなと思うところがあるんです。長渕さんもすごく緻密な音楽と魂が同居している。僕はコンピューターも同じだと思っていて、整然と書くプログラムと人間の想いを合わせることで、夢みたいなことが実装できるんじゃないかと思って続けているんです。
長渕:うんうん。
川田:なんか僕の話を聞いてくれて……。すみません(笑)。
長渕:俺は興味があるのよ。だから今日は六本木まで来たの。
川田:ありがたい。
長渕:どういう思考回路で機械、コンピューターと会話をしているのかなって、すごく興味があったの。
川田:すごく音楽的なものが大きいと思います。フィーリングというか。
長渕:昔から音楽は好きだったんだ?
川田:大好きですね。フォークギターで。長渕さんの曲で、難しいアルペジオのすごい『夏祭り』とかはできないですね。どうやって弾いているのか、いまだにわからないです。
長渕:うれしいな。ギターを弾いたなんて聞くとね。
【後編】長渕 剛「この歌で生きられた」 死にたいほどの苦悩を救った自身の曲は?
六本木にドキドキ「数えるぐらいしか来たことがない」
長渕は鹿児島県、川田は熊本県と、ふたりとも九州出身だ。長渕が、地方出身者だからこそ六本木にあるJ-WAVEに特別な想いを抱いていることを明かした。川田:スタジオにふたりっきりで、ドキドキが止まりません。
長渕:僕も今日ドキドキしてきましたよ。しかも六本木なんて、僕は40年この世界にいるんだけど、数えるぐらいしか来たことがないね。出身は熊本ですよね? 僕は隣だからね。
川田:鹿児島ですよね。
長渕:だから六本木なんていうのは敷居が高くてね(笑)。
川田:ここは六本木のけやき坂スタジオというところで、このあいだは息子さんがいらっしゃってました。
長渕:お世話になりました。
川田:長渕さんはJ-WAVEにご出演されたことはありますか?
長渕:僕は何回かお世話になったことはあるんだけれど、なかなかお呼びがかからないみたいで(笑)。なんかさ、J-WAVEってしゃれた感じがするじゃないですか。
川田:そうですね。
長渕:僕からすると、J-WAVEが設立されて「J-WAVE」の音楽が流れた瞬間からいるんだけど、「高嶺の女と話ができるのかな?」ぐらいの憧れでね。自分には絶対にゲットできない女性に会いに行く前の気分みたいなさ(笑)。
川田:あはは(笑)。
長渕:そんな感じがJ-WAVEにはあるのよ。
川田:僕らとしては「出ていただけるのかしら?」ってドキドキしながらオファーをさせていただきました。
長渕:ほんとですか? とんでもないですよ。
川田:事前に打ち合わせをさせていただいてびっくりしたんですが、事前の打ち合わせに長渕さんがいらっしゃるんですね。
長渕:基本的にはやる。
川田:びっくりしました。それで、こういう企画意図をお伝えしたらその場で即断してくださって「出るよ」って言ってくれまして、あの時点で夢みたいでした。
長渕の性格を分析! 白黒はっきりしたいタイプ
番組アシスタントを務めるAI(人工知能)「Tommy」が、過去の取材記事や作品などのデータをもとに、長渕の性格分析をおこなった。Tommy:長渕 剛さんは表現に富むタイプであり、また社会的なタイプです。大胆なタイプでもあり、時間をかけて慎重に検討するよりも、むしろ即座に行動を起こします。時世があなたの行動に大きな影響を与えています。最高の成果が得られるよう、自分自身で目標を設定する傾向があります。
川田:僕から見たら完全にその通りですが、ご本人はいかがですか?
長渕:近いねえ。これは逆から見ると、考えないで行動するやつっていう感じもするよね(笑)。
川田:いやいや、表現に富むとかはもちろんですけども、大胆とか社会性とかはやっぱり僕らが知っている長渕さんの側面というか。パブリックイメージの長渕 剛はそうですけどね。
長渕:これ、悪いことは言わないの?
川田:悪いことも言います。でも、大胆さと即決具合も僕は(打ち合わせのときに)目の前で見ましたから。
長渕:早いね。Yes or Noがはっきりしていないとダメなので。「これをやりたい」「やる」「どうなの?」「できる?」「できない?」って。もじもじしているのはダメね。できなきゃできないで次の算段を考えちゃうタイプなので。
川田:すごくわかります。はっきりしていてほしいですよね。
長渕:そうなの。特に女性に対しては返答をはっきりさせたい。「僕が好き?」「嫌い?」「どっち?」みたいな(笑)。
川田:僕は女性に対してはそんなに言えないですけど、友だちにははっきりしていてほしいです。楽しいのか悲しいのか。
長渕:だよね。心のなかでは好きになった女性に対してはっきりしてほしい?
川田:してほしいですけど、イエスかノーかわからないところが、いいところもありますね(笑)。
長渕:なるほどねえ(笑)。
川田:僕はこういう話をJ-WAVEですること自体初めてです。
長渕:そうか(笑)。
川田:とてもありがたいです。
ギターを弾き始めるまでの意外な高校生活
川田は今回、開発者としての人生をかけて長渕の全楽曲を分析してきたと話す。すると長渕は、プログラミングを学んでいたという、意外な経歴を語った。長渕:実は、みんなは笑うかもしれないけど、はるか昔の高校時代に、なんとなくの感覚で「コンピューターがあと10年すれば世界を支配するんだ」なんてさ。
川田:すごい感覚ですね。
長渕:鹿児島県立鹿児島南高等学校という高校があるんだけど、「情報処理科」の二期生なんです。そこで学んだのがCOBOL言語とかPL/Iとか。
川田:これはびっくりですよ。
長渕:そういうのをやって、フローチャートシートでフローチャートを書いていたの。売上伝票から囲碁のなんとかってゲームまでをなんとなくやって。高校2年生まではすごく興味があってね。それこそ昔はNEAC-2200システムっていう畳一畳分ぐらいの箱型のコンピューターですよ。カッカッカってリールが回るやつが2台あったの。コンピューター部員になると白衣を着てさ、僕らは四季問わず23℃に管理された部屋のなかで教育を受けられるわけ。それがなんかかっこよくてさ。だけど2年生まではついていけたけど3年からは無理。ギターを弾き始めたでしょ? ギターばっかり弾いていたから。
川田:いやでも、ギターに触れてくれてよかったですけどね。
長渕:そうか(笑)。
川田:コンピューターも、当時は温度を保たないといけないとか、無駄に大きかったりとかしていましたよね。
長渕:十夢くんの場合は、そういう学校を出たわけ?
川田:僕は完全に独学です。
長渕:ミシンを縫っていたわけじゃないんだよね。
川田:よくご存じですね(笑)。ミシンメーカーにいたときもあるんですけども。ミシンのときはプログラミングでミシンを制御するというのをやっていました。
長渕:なんでそこに入ったの? 学校を出たわけじゃないんでしょ?
川田:大学時代に作っていた謎のホームページがあって、それがすごくプログラミングを駆使したやつで、取締役の目にとまって「おまえスゲエな」となったんです。
長渕:なるほどね。買われてNASAなんかに行かないでくれよ。
川田:僕は日本のために頑張ります(笑)。
長渕:あはは(笑)。
川田:プログラムと音楽ってちょっと隣り合っているなと思うところがあるんです。長渕さんもすごく緻密な音楽と魂が同居している。僕はコンピューターも同じだと思っていて、整然と書くプログラムと人間の想いを合わせることで、夢みたいなことが実装できるんじゃないかと思って続けているんです。
長渕:うんうん。
川田:なんか僕の話を聞いてくれて……。すみません(笑)。
長渕:俺は興味があるのよ。だから今日は六本木まで来たの。
川田:ありがたい。
長渕:どういう思考回路で機械、コンピューターと会話をしているのかなって、すごく興味があったの。
川田:すごく音楽的なものが大きいと思います。フィーリングというか。
長渕:昔から音楽は好きだったんだ?
川田:大好きですね。フォークギターで。長渕さんの曲で、難しいアルペジオのすごい『夏祭り』とかはできないですね。どうやって弾いているのか、いまだにわからないです。
長渕:うれしいな。ギターを弾いたなんて聞くとね。
【後編】長渕 剛「この歌で生きられた」 死にたいほどの苦悩を救った自身の曲は?
番組情報
- 『J-WAVE INNOVATION WORLD』
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毎週金曜20:00-22:00