J-WAVE(81.3FM)では、インターネットオーディオ事業を担うJAVE(ジェイブ)によるデジタル音声コンテンツ配信サービス「SPINEAR」(スピナー)にて、作家・沢木耕太郎によるノンフィクションの名著『凍』連続ドラマの配信をスタートいたします。
世界的なクライマーである山野井泰史と山野井妙子による、ヒマラヤの難峰ギャチュンカン登頂挑戦の記録と記憶。風雪、幾度もの雪崩、直面する死の氷壁……。想像を絶する困難に立ち向かう2人の生死を分けた決断とは――。絶望的な状況から生還を果たす人間の精神と肉体の物語を連続ドラマ化。声の出演は、山野井泰史役を三上博史、山野井妙子役を田畑智子、ストーリーテラーを長塚圭史、若村麻由美。
沢木耕太郎『凍』は、2019年3月にJ-WAVE開局30周年を記念した特別番組にてラジオドラマ化され、第56回ギャラクシー賞で奨励賞を受賞し話題に。今回「SPINEAR」に向け、連続ドラマとして大幅にリメイクして配信がスタートします。2回目以降の配信は毎週月曜朝5:00、SPINEARおよびApple Podcasts、Google Podcasts、Spotifyなどの主要なリスニングサービスにおいて聴取いただけます。
SPINEAR【 https://spinear.com/ 】
「J-WAVE NEWS」では、三上博史、田畑智子、長塚圭史、若村麻由美が収録を終えたときにインタビューを実施しました。4人は作品に、何を感じたのでしょうか。以下にコメントを再掲します。
■湧きあがるものに任せて演じた
――収録を終えてみての率直な感想をお訊きかせください。
三上:最終的に判断してくださる監督がおられるので、最近、演じるときには、なるべく考えないようにしています。本能の赴くままにというか、湧きあがるものに任せています。今回もそれが顕著にあって。何をしていたのかを覚えていない。こんなことを言ったな、という記憶はあるんだけど……。山野井さんが導いてくれるところにスコンと入れた感じでしたね。もちろん、実際はもっと過酷な状況ですが……僕は33階の暖かいスタジオでよかったなと思いました。
田畑:自分の声だけで、ここまでの壮大な物語を表現するということで、どこまで本当に近づけるのか……自分でも決めていっちゃわないほうがいいんだろうなと思いました。山野井さんご夫妻はお互いをリスペクトし合っている関係なので、三上さんのお声の雰囲気をいただいて、私もそこを表現できたらな、と思いながらやりました。
長塚:4人で朗読するということで、最初は4人でパートを分けるというのがどうなるのかと思っていましたが、読んでいるうちに面白くなりました。スタッフさんも「リズムができてきた」と話していたように、これに音が入ったらイメージを膨らませやすくなるのかなと思います。『凍』はやったことのないタイプなので、面白かったですね。
若村:沢木耕太郎さんの臨場感あふれる筆致に、手に汗を握りながら読む感覚でした。私も5545メートルまではヒマラヤトレッキングをしたことがあり、そこから見上げた8000メートル級の山々を思い出しました。しかし、6000メートル以上の登山は別世界です。空気感を想像しながら……生死をさまよったご夫妻のその瞬間の感覚みたいなものが、ナレーションを読み終わった今も残っています。
■普段の暮らしのなかに幸せを見つける尊さ
――山野井夫妻についてどんなことを思われましたか?
三上:よくぞこのふたりが出会ったな、と。わからない人は「なぜ?」となってしまうところ、お互いを理解し合っていると思いました。普通は、それぞれ職業や生きる場所が違いますが、このふたりは一緒。みんなそういう人に出会えたらいいのに。
田畑:なかなか出会うことのない、似た者同士なふたりだと思いました。同じ志を持っていることを、言葉を交わさなくても理解し合っている。理想な感じがします。
長塚:強いなと思いました。諦めないことが生還につながる……生き物としての強さを激しく感じます。
若村:壮絶な冒険を経験され、しかも生還なさったということが、何よりも素晴らしいと思いました。帰ってきた妙子さんが、「料理ができる、作ったものを自分で食べられる、それだけで幸せな満ち足りた気分になれた」と言う箇所がとても好きで、普段の暮らしのなかに幸せを見つける尊さを感じました。
■オンエアに向けてコメント
三上:J-WAVE 30周年おめでとうございます。ドンピシャ世代なので、こういう企画に参加させてもらえて、すごくうれしいです。本能の赴くまま、湧きあがるものに任せて演じました。ぜひ多くのみなさんに聴いてほしいです。
田畑:山野井夫妻は、超越したふたりだと演じてみて思いました。J-WAVE 30周年のスケールの大きいお話なので、聴いている方々に爽快な気分になっていただければと思います。臨場感が伝わったらうれしいです。
長塚:読み始めてすぐストーリーに引き込まれ、山野井夫妻の状況を想像し、ハラハラしました。臨場感とスリルがある、なかなか珍しいラジオドラマだと思います。夫妻のすごみが十分に伝わる作品になると思いますので、ぜひ聴いていただきたいです。
若村:沢木耕太郎さんの臨場感あふれる筆致に、手に汗を握りました。過酷な状況下で生死をさまよったご夫妻の、その瞬間の感覚を味わったかのようです。リスナーのみなさんにも、おふたりの生きる証にふれ、ご自身の生きる力にしていただけたらと思います。
■SPINEARについて
SPINEARは、J-WAVEのインターネットオーディオ事業を担うJAVE(ジェイブ)による完全無料のデジタル音声コンテンツ配信サービスです。世界中の音声ドラマ、ドキュメンタリー、コメディー、ニュース、そしてSPINEARが独自に制作したオリジナル音声コンテンツを提供していきます。SPINEARが配信する音声コンテンツは、SPINEARおよびApple Podcasts、Google Podcasts、Spotifyなどの主要なリスニングサービスにおいて聴取可能です。
世界的なクライマーである山野井泰史と山野井妙子による、ヒマラヤの難峰ギャチュンカン登頂挑戦の記録と記憶。風雪、幾度もの雪崩、直面する死の氷壁……。想像を絶する困難に立ち向かう2人の生死を分けた決断とは――。絶望的な状況から生還を果たす人間の精神と肉体の物語を連続ドラマ化。声の出演は、山野井泰史役を三上博史、山野井妙子役を田畑智子、ストーリーテラーを長塚圭史、若村麻由美。
沢木耕太郎『凍』は、2019年3月にJ-WAVE開局30周年を記念した特別番組にてラジオドラマ化され、第56回ギャラクシー賞で奨励賞を受賞し話題に。今回「SPINEAR」に向け、連続ドラマとして大幅にリメイクして配信がスタートします。2回目以降の配信は毎週月曜朝5:00、SPINEARおよびApple Podcasts、Google Podcasts、Spotifyなどの主要なリスニングサービスにおいて聴取いただけます。
SPINEAR【 https://spinear.com/ 】
「J-WAVE NEWS」では、三上博史、田畑智子、長塚圭史、若村麻由美が収録を終えたときにインタビューを実施しました。4人は作品に、何を感じたのでしょうか。以下にコメントを再掲します。
■湧きあがるものに任せて演じた
――収録を終えてみての率直な感想をお訊きかせください。
三上:最終的に判断してくださる監督がおられるので、最近、演じるときには、なるべく考えないようにしています。本能の赴くままにというか、湧きあがるものに任せています。今回もそれが顕著にあって。何をしていたのかを覚えていない。こんなことを言ったな、という記憶はあるんだけど……。山野井さんが導いてくれるところにスコンと入れた感じでしたね。もちろん、実際はもっと過酷な状況ですが……僕は33階の暖かいスタジオでよかったなと思いました。
田畑:自分の声だけで、ここまでの壮大な物語を表現するということで、どこまで本当に近づけるのか……自分でも決めていっちゃわないほうがいいんだろうなと思いました。山野井さんご夫妻はお互いをリスペクトし合っている関係なので、三上さんのお声の雰囲気をいただいて、私もそこを表現できたらな、と思いながらやりました。
長塚:4人で朗読するということで、最初は4人でパートを分けるというのがどうなるのかと思っていましたが、読んでいるうちに面白くなりました。スタッフさんも「リズムができてきた」と話していたように、これに音が入ったらイメージを膨らませやすくなるのかなと思います。『凍』はやったことのないタイプなので、面白かったですね。
若村:沢木耕太郎さんの臨場感あふれる筆致に、手に汗を握りながら読む感覚でした。私も5545メートルまではヒマラヤトレッキングをしたことがあり、そこから見上げた8000メートル級の山々を思い出しました。しかし、6000メートル以上の登山は別世界です。空気感を想像しながら……生死をさまよったご夫妻のその瞬間の感覚みたいなものが、ナレーションを読み終わった今も残っています。
■普段の暮らしのなかに幸せを見つける尊さ
――山野井夫妻についてどんなことを思われましたか?
三上:よくぞこのふたりが出会ったな、と。わからない人は「なぜ?」となってしまうところ、お互いを理解し合っていると思いました。普通は、それぞれ職業や生きる場所が違いますが、このふたりは一緒。みんなそういう人に出会えたらいいのに。
田畑:なかなか出会うことのない、似た者同士なふたりだと思いました。同じ志を持っていることを、言葉を交わさなくても理解し合っている。理想な感じがします。
長塚:強いなと思いました。諦めないことが生還につながる……生き物としての強さを激しく感じます。
若村:壮絶な冒険を経験され、しかも生還なさったということが、何よりも素晴らしいと思いました。帰ってきた妙子さんが、「料理ができる、作ったものを自分で食べられる、それだけで幸せな満ち足りた気分になれた」と言う箇所がとても好きで、普段の暮らしのなかに幸せを見つける尊さを感じました。
■オンエアに向けてコメント
三上:J-WAVE 30周年おめでとうございます。ドンピシャ世代なので、こういう企画に参加させてもらえて、すごくうれしいです。本能の赴くまま、湧きあがるものに任せて演じました。ぜひ多くのみなさんに聴いてほしいです。
田畑:山野井夫妻は、超越したふたりだと演じてみて思いました。J-WAVE 30周年のスケールの大きいお話なので、聴いている方々に爽快な気分になっていただければと思います。臨場感が伝わったらうれしいです。
長塚:読み始めてすぐストーリーに引き込まれ、山野井夫妻の状況を想像し、ハラハラしました。臨場感とスリルがある、なかなか珍しいラジオドラマだと思います。夫妻のすごみが十分に伝わる作品になると思いますので、ぜひ聴いていただきたいです。
若村:沢木耕太郎さんの臨場感あふれる筆致に、手に汗を握りました。過酷な状況下で生死をさまよったご夫妻の、その瞬間の感覚を味わったかのようです。リスナーのみなさんにも、おふたりの生きる証にふれ、ご自身の生きる力にしていただけたらと思います。
■SPINEARについて
SPINEARは、J-WAVEのインターネットオーディオ事業を担うJAVE(ジェイブ)による完全無料のデジタル音声コンテンツ配信サービスです。世界中の音声ドラマ、ドキュメンタリー、コメディー、ニュース、そしてSPINEARが独自に制作したオリジナル音声コンテンツを提供していきます。SPINEARが配信する音声コンテンツは、SPINEARおよびApple Podcasts、Google Podcasts、Spotifyなどの主要なリスニングサービスにおいて聴取可能です。
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