新型コロナウイルス感染拡大により、現在もロックダウンが続いているイギリス。今、街や人々はどのようになっているのか。そして、ラジオ局の人々の働き方は。J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)では4月7日(火)、イギリスのラジオ局「Worldwide FM」に電話をつないで話を訊いた。
■ロックダウン中のロンドンをレポート
電話をつないだのは、「Worldwide FM」のラジオプロデューサーで音楽コーディネーターの木村真理さん。オンエア時で、ロックダウンがスタートしてから約2週間が経過。「家から出ないで人の命を守るように」という声が日ごとに増し、緊張感が高まっているという。
木村:自宅でテレビを観ていると、エリザベス女王が国民に「ウイルスとの戦いに成功しよう」というエールを送るスピーチをしたのですが、これは本当に珍しいことなんですね。ボリス・ジョンソン英首相が集中治療室に入っていましたし、「新型コロナウイルスに対して緊張感を持ちなさい」というメッセージがヒリヒリと伝わってきています。
サッシャ:ロックダウン中にできること、できないことを教えていただけますか?
木村:まず、学校や図書館など、人が集まる場所は閉鎖されています。そして、人に会うことも禁止されています。友だちはもちろんですが、一緒に住んでいない家族と会うことも禁止です。
できることのひとつに「生活に必要な食料品や家庭用品の買い出しに行くこと」があるが、スーパーの入店には人数制限がされており、カップルや家族と共に買い物に行くことは禁止されている。
木村:お店で並ぶ場合も2メートルの間隔を守る必要があるので、街は静かなのですが、至るところに行列ができています。あとは、ロンドンの人たちのマスク着用が習慣化されました。イギリスの人たちが新型コロナウイルスを警戒していることが感じられます。
■ロックダウンでラジオ局はどのように変化したのか
ロックダウンが始まる前から、ロンドンの人たちはテレワークに切り替えていたという。ラジオ局は、どのように日々のオンエアを届けているのか。
木村:「Worldwide FM」ではスタジオをクローズして、全スタッフが自宅作業で局をまわしています。スタッフ間のコミュニケーションは、「Slack」というビジネス向けのチャットプログラムを通して会話をしています。1日1度はビデオ会議をして編成の打ち合わせをしていて、その際に健康状態の確認もしています。あとは、身支度をして仕事に取り組んでいるかということもチェックしています。若いスタッフには「パジャマのままで仕事をしてはダメだよ」という指導があったりしました。
番組制作に関しては、技術担当が番組制作のガイドラインを作り、各ナビゲーターやDJに配っているという。
サッシャ:どんな番組を放送しているんですか?
木村:番組の内容は通常とほぼ変わらないのですが、それぞれが思うメッセージを配信しています。「Worldwide FM」自体が音楽を世界各国から届けてもらっているという性質があるので、ローカルのアーティストにフォーカスしたり、病気で亡くなってしまったアーティストの追悼番組をしたりといったものが増えてきています。
■音楽とラジオで人々を癒す
番組では、「Worldwide FM」を立ち上げたジャイルス・ピーターソンさんによる日本に向けたメッセージを公開した。
ピーターソン:きっと我々はこの困難を乗り越えられます。そして、音楽とラジオは、僕にとってもみんなにとっても癒しを届けてくれる存在だと思います。音楽を通じて少しでも気分がよくなるといいなと思います。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースをその裏側から光を当て、様々な視点から紹介する。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年4月14日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone
■ロックダウン中のロンドンをレポート
電話をつないだのは、「Worldwide FM」のラジオプロデューサーで音楽コーディネーターの木村真理さん。オンエア時で、ロックダウンがスタートしてから約2週間が経過。「家から出ないで人の命を守るように」という声が日ごとに増し、緊張感が高まっているという。
木村:自宅でテレビを観ていると、エリザベス女王が国民に「ウイルスとの戦いに成功しよう」というエールを送るスピーチをしたのですが、これは本当に珍しいことなんですね。ボリス・ジョンソン英首相が集中治療室に入っていましたし、「新型コロナウイルスに対して緊張感を持ちなさい」というメッセージがヒリヒリと伝わってきています。
サッシャ:ロックダウン中にできること、できないことを教えていただけますか?
木村:まず、学校や図書館など、人が集まる場所は閉鎖されています。そして、人に会うことも禁止されています。友だちはもちろんですが、一緒に住んでいない家族と会うことも禁止です。
できることのひとつに「生活に必要な食料品や家庭用品の買い出しに行くこと」があるが、スーパーの入店には人数制限がされており、カップルや家族と共に買い物に行くことは禁止されている。
木村:お店で並ぶ場合も2メートルの間隔を守る必要があるので、街は静かなのですが、至るところに行列ができています。あとは、ロンドンの人たちのマスク着用が習慣化されました。イギリスの人たちが新型コロナウイルスを警戒していることが感じられます。
■ロックダウンでラジオ局はどのように変化したのか
ロックダウンが始まる前から、ロンドンの人たちはテレワークに切り替えていたという。ラジオ局は、どのように日々のオンエアを届けているのか。
木村:「Worldwide FM」ではスタジオをクローズして、全スタッフが自宅作業で局をまわしています。スタッフ間のコミュニケーションは、「Slack」というビジネス向けのチャットプログラムを通して会話をしています。1日1度はビデオ会議をして編成の打ち合わせをしていて、その際に健康状態の確認もしています。あとは、身支度をして仕事に取り組んでいるかということもチェックしています。若いスタッフには「パジャマのままで仕事をしてはダメだよ」という指導があったりしました。
番組制作に関しては、技術担当が番組制作のガイドラインを作り、各ナビゲーターやDJに配っているという。
サッシャ:どんな番組を放送しているんですか?
木村:番組の内容は通常とほぼ変わらないのですが、それぞれが思うメッセージを配信しています。「Worldwide FM」自体が音楽を世界各国から届けてもらっているという性質があるので、ローカルのアーティストにフォーカスしたり、病気で亡くなってしまったアーティストの追悼番組をしたりといったものが増えてきています。
■音楽とラジオで人々を癒す
番組では、「Worldwide FM」を立ち上げたジャイルス・ピーターソンさんによる日本に向けたメッセージを公開した。
ピーターソン:きっと我々はこの困難を乗り越えられます。そして、音楽とラジオは、僕にとってもみんなにとっても癒しを届けてくれる存在だと思います。音楽を通じて少しでも気分がよくなるといいなと思います。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースをその裏側から光を当て、様々な視点から紹介する。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年4月14日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone