MIZ、心地よいスタジオライブを披露「みんな大変なんだって意識は、ずっと持っていたい」【音源あり】

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)では、「音楽を止めるな!」と題して、毎日スタジオライブをおこなっている。 3月31日(火)のオンエアでは、MONO NO AWAREの玉置周啓と加藤成順によるアコースティックユニット・MIZがスタジオライブを披露した。


■アコースティックの音色が響き合うスタジオライブを披露!

はじめに、あっこゴリラがMIZを結成した理由について訊くと……。

加藤:MIZは「ライブハウスでアコースティックをやって、そのよさが出るのか」と疑問を持ったから、生音の響きやいい空間でとにかくライブをしていきたくて、(玉置)周啓とやっていこうみたいな感じで生まれました。

MIZは『春』と『君に会った日は』を披露。美しいアコースティックの音色と歌声がスタジオに響き渡った。

【『春』をradikoで聴く】(2020年4月7日28時59分まで)

【『君に会った日は』をradikoで聴く】(2020年4月7日28時59分まで)


■ベトナムで楽曲を制作 「ここには人間本来の熱量がある」

スタジオライブを終えたMIZは「今、ライブができる環境がありがたかった。人に演奏を聴いてもらえたことがうれしかった」と話す。

玉置:本番直前にトイレに行ったんですけど、手を念入りに洗うことが推奨されているため、すごく念入りに洗ったら北極くらい手がかじかんじゃって、ライブはギリギリでした(笑)。でも、無事にやり終えてよかったです。
あっこゴリラ:よかったね(笑)。MIZの2人って1993年生まれ若いのに、やってる音楽は大先輩みたいな感じだよね。日本オリジナルな感じで、めちゃめちゃカッコいいと思った。しかもジャケットがヤバいんですよね。

MIZ は4月22日(水)にMIZのデビューアルバム『Ninh Binh Brother's Homestay』をリリースする。そのシングルカットとして、4月1日に『パレード』を配信開始。4月15日(水)に7インチアナログ『春 / パレード』をリリースする。

あっこゴリラ:『春 / パレード』のジャケットには「ベトナムの清らかな風、匂い、光を閉じ込めた」とあるけど、ベトナムで制作したんですか?
玉置:そう、(この)2曲はベトナムで撮って、アルバム『Ninh Binh Brother's Homestay』に収録する残りの8曲は今までやってきた曲です。僕らはベトナムのハノイとニンビンに滞在しました。ハノイはバイク文化だから物理的に空気がドープな感じがあって。
あっこゴリラ:ベトナムって湿度が90パーセント超えの日もあるくらいだよね。信号もないからバイクも車もずっと走っているか、どこで道を渡れるかわからないけど、なんか渡れるんだよね(笑)。そのドープな感じね。
玉置:それが人間本来の熱量、ものを作ってお金を稼いぐみたいなものと僕は結びついているような気がして、一方で日本はものすごく清潔になってきているから、ベトナムに来て「この感じだ」って。僕たちの地元、東京・八丈島の風景とかを思い出しました。


■ベトナムの空気感を閉じ込めた

4月22日(水)にリリースするデビューアルバム『Ninh Binh Brother's Homestay』の話題にもなり……。

玉置:このアルバムでベトナムの環境音を入れようとしていたけど、ハノイはうるさ過ぎるなと思って、勘で成順が見つけたニンビンの宿泊施設に移動しました。そこの名前が「Ninh Binh Brother’s Homestay」で、そのままタイトルにしました。
あっこゴリラ:めっちゃ、いい!
玉置:そこの一番広いファミリールームを借りて10曲を録音しました。
あっこゴリラ:なんで、このアルバムのシングルカットとして『春 / パレード』を7インチアナログでリリースしたの?
加藤:レコードだと空気感が出るというか、音源として一番いいかたちだと思って。窓を開けて録音したり、鳥の声が聴こえてきたり、そういう空気感が入っている7インチアナログになっているので、ぜひ聴いてもらいたいですね。
あっこゴリラ:これから、いろんな国に行って曲を作ってほしい。
加藤:やりたいですね。


■これからも音楽を大切にしていきたい

最後に、MIZはリスナーにメッセージを送った。

玉置:今、ライブができない状態です。それは風評とかではなく、新型コロナウイルスに感染しやすいから。でも、今日こうやってライブができたことによって、普段どれだけありがたい環境で音楽ができていたのかをものすごく実感しました。これは他のミュージシャンも一緒だと思うし、ミュージシャン以外のいろんな職業の方が普段と違った環境とか条件で仕事をすることになっているんだろうなと想像ができるので、僕は変に批判とかをしないで、みんな大変なんだなって意識はずっと持っていたいなと。それぞれの生活があることに、もっと想像力を働かせて生きていきたいなと思います。それに付随して音楽は絶対になくならないと思っています。

J-WAVEは新型コロナウイルスの影響で多くのライブイベントが中止となる中、「大好きな音楽を、アーティストを、ライブハウスを応援したい」という想いで、4月1日(水)から「#音楽を止めるな」プロジェクトを始動した。

玉置:今、こういう状況だから「音楽を止めるな」は、音楽業界意外にも、「飲食業界を止めるな」とか言い換えられる言葉で、誰しも当てはまることじゃないかなと思います。僕たちはこれからも音楽を大切にしていきたいと思います。
あっこゴリラ:一緒に頑張っていこうね!
加藤:頑張りましょう!

リスナーに熱いメッセージを届けてくれたMIZの音楽やこれからの活動に注目してほしい。詳しくは公式サイトから。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年4月7日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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