J-WAVEで放送中の番組『MIDNIGHT CHIME』(ナビゲーター:たなかみさき)。3月9日(月)のオンエアでは、前回に引き続きファッションモデル・前田エマがゲストに登場。性や恋についてのトークや、ラジオの魅力について語った。
【関連記事】「女の子らしく」じゃなく、楽しみたいだけ。モデル・前田エマ×たなかみさきがジェンダーを語り合う
■生きている一秒一秒が全部ネタにできる
前半は、かるたをめくりながらトークテーマを展開。最初のテーマは「性の悩み。他人にどこまで話せる?」に。
たなか:私は明け透けに話してしまう。でも、人には話を練り上げてから話す。公開できる程度に話すかな。
前田:私は話さない。みいちゃん(たなかみさき)のラジオをけっこう聴いてるんだけど、みんな切実に悩んだり、勇気を振り絞ってお手紙を送ってくれたりするなと思って。私は文章を書く仕事もしていて、いつか書きたいなと思っているお話があるの。それに自分の悩みとかをネタにしたいなと思ってるから、そういうのはノートにためて、いつかネタにしようって。
たなか:いいね。そういうことを話すタイプではなくて、書きためていくことで自分の性の悩みとか人に話せない悩みを理解するというか、反芻できるような感じなのかな。
前田:私は根がめちゃめちゃポジティブな人間だから、イヤなこととかちょっと自分おかしいのかなって思うこともいつかネタにしちゃおう、みたいな(笑)。
たなか:ネタにできる職業だしね。
前田:むしろ個性みたいな。だから、「OK、ネタにするわ!」って感じ。いつか出せたら(笑)。
続いてのテーマは「今、恋をしている?」。
たなか:私は年中してるけど。
前田:私もいつでもときめいてるよ。私は常に好きなものとか人とかがいる。
たなか:(前田)エマちゃんと会う度に好きなものが更新されてるよね。
前田:一途だけど、興味がどんどん広がっていっちゃうんだよね。
たなか:今、一番何に恋してるんですか?
前田:それはちょっと秘密にしようかな(笑)。いつかネタにする。
たなか:ため込むタイプだね。
前田:この仕事をやっていて救われるなと思うことは、生きている一秒一秒が全部ネタにできるから、悲しいこともうれしいことも、ハマってることもときめいていることも。だから、幸せだなって思う。
たなか:自分の感情を大事にしようって思うよね。発表する場がない人も、そう思えたらいいよね。
その話の流れから、前田は自身が好きな武田百合子『富士日記』を紹介した。
前田:武田さんの旦那さん(武田泰淳)がすごく文豪で、その方が亡くなってから文章を書くことをはじめたみたいで。そうとうお年を召してからなんだけど、本人的には溜めていたわけではないと思うけど、そういう今まで積み重ねてきた日記をそうやって出せるっていいなって。そうやって(日記を)溜めとくといいなって思った。
たなか:それを開いたときに、昔の自分を肯定してあげられる作業にもなるよね。思いをとどめるってことは。
前田:自分のいろいろな過去を救ってあげられるよね。
■前田エマ「ラジオはすごく不思議な場所」
後半は、ラジオについての話題になり……。
たなか:ラジオ好き?
前田:とっても好き。中学生の頃からずっと聴いてるね。
たなか:私も作業中とかはラジオ派だね。ラジオを好きになったきっかけは?
前田:中学生のときに聴き始めたのは、好きなミュージシャンがラジオ番組をしていたから。リスナーに電話をかけたりしてつながっている感じがして「好きなミュージシャンと電話できるの!」みたいな。そこにまず感動して。そのあとも、ずっとミュージシャンのラジオ番組を聴いていたけど、たとえばオススメの音楽を流してくれるじゃん。その曲がそのミュージシャンの次作にカバーされて収録されていたりして、ラジオはそういうその人の心の変化を感じ取れるから、すごく楽しい。
たなか:それってラジオ独特のよさだよね。距離の近さとか。
前田は、ラジオは情報が声しかなく、自分の考えていることを照らし合わせて聴けることも魅力のひとつだと語る。
たなか:対話していたり、動画で見たりするよりも、ラジオの方が聴き入ってる気がする。
前田:ラジオで話す人と私だけ、みたいな特別感もあるし、でもいろんな人とつながっていることも感じられるから、すごく不思議な場所だなと思う。
たなか:ラジオで話す側になってはじめてわかったのは、やっぱり正直でいないと。カッコつけなくいように心掛けている。自分の声がマイクで聴こえると、ちょっとカッコつけそうになるんだよね。
前田:そうそう(笑)。
たなか:でも、正直に飾らずにいないとリスナーにバレるから。リスナーは絶対に鋭い方たちなので、呆れられないように頑張るというか。
前田は今後やってみたいラジオの企画として「朗読」をあげた。
前田:物語とか詩とかを朗読するっていいんじゃないですか。
たなか:朗読会やってみたいね。私はよくこのラジオで歌を披露してるから、また誰かとデュエットできたらいいなと思うけど、朗読もいいよね。
前田:朗読も音楽がない歌みたいな、空気の上に言葉をのせていく感じで、意味が伝わるとかはけっこうどうでもよくて、その音の響きを楽しむ感じ。
たなか:シンガーソングライターの前野健太さんのラジオで、人の歌を朗読するコーナーがあるんだよね。あれ、すごくいいよ。こんなことを言っていたんだって。朗読だと何の歌かわからないのがすごく面白くて。
前田:逆に紐解いていくのが面白いね。
たなか:じゃあ、朗読会やりましょ。
前田:やりましょう。おたのもうします(笑)。
『MIDNIGHT CHIME』では、恋、仕事、家族、そして性の話題をゲストと共にトークしていく。オンエアは毎週月曜26時から。
また、番組のInstagramでは、たなかの描き下ろしイラストも掲載。こちらも要チェック!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月16日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『MIDNIGHT CHIME』
放送日時:毎週月曜 26時-26時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/chime/ オフィシャルインスタグラム:https://www.instagram.com/midnight813_/
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■生きている一秒一秒が全部ネタにできる
前半は、かるたをめくりながらトークテーマを展開。最初のテーマは「性の悩み。他人にどこまで話せる?」に。
たなか:私は明け透けに話してしまう。でも、人には話を練り上げてから話す。公開できる程度に話すかな。
前田:私は話さない。みいちゃん(たなかみさき)のラジオをけっこう聴いてるんだけど、みんな切実に悩んだり、勇気を振り絞ってお手紙を送ってくれたりするなと思って。私は文章を書く仕事もしていて、いつか書きたいなと思っているお話があるの。それに自分の悩みとかをネタにしたいなと思ってるから、そういうのはノートにためて、いつかネタにしようって。
たなか:いいね。そういうことを話すタイプではなくて、書きためていくことで自分の性の悩みとか人に話せない悩みを理解するというか、反芻できるような感じなのかな。
前田:私は根がめちゃめちゃポジティブな人間だから、イヤなこととかちょっと自分おかしいのかなって思うこともいつかネタにしちゃおう、みたいな(笑)。
たなか:ネタにできる職業だしね。
前田:むしろ個性みたいな。だから、「OK、ネタにするわ!」って感じ。いつか出せたら(笑)。
続いてのテーマは「今、恋をしている?」。
たなか:私は年中してるけど。
前田:私もいつでもときめいてるよ。私は常に好きなものとか人とかがいる。
たなか:(前田)エマちゃんと会う度に好きなものが更新されてるよね。
前田:一途だけど、興味がどんどん広がっていっちゃうんだよね。
たなか:今、一番何に恋してるんですか?
前田:それはちょっと秘密にしようかな(笑)。いつかネタにする。
たなか:ため込むタイプだね。
前田:この仕事をやっていて救われるなと思うことは、生きている一秒一秒が全部ネタにできるから、悲しいこともうれしいことも、ハマってることもときめいていることも。だから、幸せだなって思う。
たなか:自分の感情を大事にしようって思うよね。発表する場がない人も、そう思えたらいいよね。
その話の流れから、前田は自身が好きな武田百合子『富士日記』を紹介した。
前田:武田さんの旦那さん(武田泰淳)がすごく文豪で、その方が亡くなってから文章を書くことをはじめたみたいで。そうとうお年を召してからなんだけど、本人的には溜めていたわけではないと思うけど、そういう今まで積み重ねてきた日記をそうやって出せるっていいなって。そうやって(日記を)溜めとくといいなって思った。
たなか:それを開いたときに、昔の自分を肯定してあげられる作業にもなるよね。思いをとどめるってことは。
前田:自分のいろいろな過去を救ってあげられるよね。
■前田エマ「ラジオはすごく不思議な場所」
後半は、ラジオについての話題になり……。
たなか:ラジオ好き?
前田:とっても好き。中学生の頃からずっと聴いてるね。
たなか:私も作業中とかはラジオ派だね。ラジオを好きになったきっかけは?
前田:中学生のときに聴き始めたのは、好きなミュージシャンがラジオ番組をしていたから。リスナーに電話をかけたりしてつながっている感じがして「好きなミュージシャンと電話できるの!」みたいな。そこにまず感動して。そのあとも、ずっとミュージシャンのラジオ番組を聴いていたけど、たとえばオススメの音楽を流してくれるじゃん。その曲がそのミュージシャンの次作にカバーされて収録されていたりして、ラジオはそういうその人の心の変化を感じ取れるから、すごく楽しい。
たなか:それってラジオ独特のよさだよね。距離の近さとか。
前田は、ラジオは情報が声しかなく、自分の考えていることを照らし合わせて聴けることも魅力のひとつだと語る。
たなか:対話していたり、動画で見たりするよりも、ラジオの方が聴き入ってる気がする。
前田:ラジオで話す人と私だけ、みたいな特別感もあるし、でもいろんな人とつながっていることも感じられるから、すごく不思議な場所だなと思う。
たなか:ラジオで話す側になってはじめてわかったのは、やっぱり正直でいないと。カッコつけなくいように心掛けている。自分の声がマイクで聴こえると、ちょっとカッコつけそうになるんだよね。
前田:そうそう(笑)。
たなか:でも、正直に飾らずにいないとリスナーにバレるから。リスナーは絶対に鋭い方たちなので、呆れられないように頑張るというか。
前田は今後やってみたいラジオの企画として「朗読」をあげた。
前田:物語とか詩とかを朗読するっていいんじゃないですか。
たなか:朗読会やってみたいね。私はよくこのラジオで歌を披露してるから、また誰かとデュエットできたらいいなと思うけど、朗読もいいよね。
前田:朗読も音楽がない歌みたいな、空気の上に言葉をのせていく感じで、意味が伝わるとかはけっこうどうでもよくて、その音の響きを楽しむ感じ。
たなか:シンガーソングライターの前野健太さんのラジオで、人の歌を朗読するコーナーがあるんだよね。あれ、すごくいいよ。こんなことを言っていたんだって。朗読だと何の歌かわからないのがすごく面白くて。
前田:逆に紐解いていくのが面白いね。
たなか:じゃあ、朗読会やりましょ。
前田:やりましょう。おたのもうします(笑)。
『MIDNIGHT CHIME』では、恋、仕事、家族、そして性の話題をゲストと共にトークしていく。オンエアは毎週月曜26時から。
また、番組のInstagramでは、たなかの描き下ろしイラストも掲載。こちらも要チェック!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月16日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『MIDNIGHT CHIME』
放送日時:毎週月曜 26時-26時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/chime/ オフィシャルインスタグラム:https://www.instagram.com/midnight813_/