J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「VOLVO DESIGN YOUR LIFE」。2月29日(土)のオンエアでは、2月5日(水)に10枚目のアルバム『十』をリリースした中村一義がゲストに登場。自身の音楽遍歴や日常生活、ニューアルバムについて語った。
■大人からのリクエストでジュリーを歌っていた幼少期
江戸川区出身の中村。小さい頃は、「おかっぱみたいな髪型で、いつも女の子に間違われていた」と振り返る。当時からよく歌を歌っていたそうだ。
中村:ちょっとした舞台でカラオケが歌えるお店をやっていて、そこでよく歌わされましたね。リクエストで歌っていたのは、ジュリー(沢田研二)の曲。『勝手にしやがれ』とか、大人が喜んでくれてお小遣いをくれるので(笑)、よく歌っていました。
幼少期の思い出として大きな存在だったのが、中村が生まれる前からいた雑種のメス犬「のん」。自分の部屋が好きではなく、よく犬小屋で過ごしたそうだ。
中村:僕のことを育ててくれたみたいな感じがあるんですよ。のんのおっぱいを吸って生きていたんで(笑)。のんが親代わりで、一緒にいるのが当たり前だと思って、犬小屋で生活してたんです(笑)。
山田:じゃあ意思疎通もできるくらいの関係だった?
中村:そうですね。言わんとしていることはわかるみたいな。
渡辺:へ~。犬は今でも?
中村:柴犬の「魂(ごん)」を飼っています。6歳の男の子です。
■テクノから入った曲作り
中村が音楽制作を始めたきっかけは中学生の頃。絵を描きながら聴いていたラジオからThe La's『There She Goes』が流れ、「天にも昇るような気持ちになった」と明かす。
中村:「絵を描いている場合じゃない!」と思って、オールインワンのシンセサイザーを買ってもらいました。そこで曲を作ろうとしたんですけど、なかなかできないんですよね。
渡辺:それまで楽器は触ってたんですか?
中村:遊びくらいで触っていたんですけど。シンセが来たのはいいものの、バンドは生楽器が中心なので「あれ、シンセじゃThe La'sはいけないな」と思って。
渡辺:そこ先に気付くべきでしたね(笑)。
中村:そうなんですよ。そこから、僕の師匠と思っているくらい大好きな電気グルーヴのテクノをやろうと思って、オールインワンシンセでできるテクノを作っていました。だからテクノから入ったという感じでしたね。
渡辺:いわゆるシンガーソングライターの形になったのは?
中村:高校卒業後ですね。ザ・ビートルズの使っていた楽器を買い込んで、ドラムやギター、ベースを弾くようになりました。テクノを一旦やめて原点に戻ろうと。小さい頃に父親のザ・ビートルズをこっそり聴いて感動した覚えがあったので、そこに戻ろうと思いました。
渡辺:そこから今に至ると。そのきっかけがなかったらトラックメーカーとか、そちらの方向もあったということなんですね。
ここで、中村が思い出のナンバーとして、のこいのこ『まる・さんかく・しかく』をセレクト。アルバム『金字塔』でカバーした一曲だ。
中村:児童番組でかかっていた曲。脳の中を飛び回るというか、サイケデリックな感じを小さい頃に感じて、これが僕のベースになっちゃったんですよ。
■中村のプライベートは…生き物と暮らす日々
中村が飼っている柴犬の魂は、レコーディングのとき以外、常に一緒に過ごしているのだそう。地方での仕事にも連れて行くのだとか。
渡辺:地方に連れて行くと反応が違う?
中村:あいつは初めてのところに行きたがるんですよ。普通はテリトリーのところにしか行かないんですけど、(魂は)行ったことがないところに行くのが大好き。
渡辺:じゃあ、普段お散歩とかしていてもそういう傾向がある?
中村:あります、あります。行ったことのない道へ曲がろうとします。
渡辺:好奇心旺盛だなあ!
山田:じゃあ今の暮らしの楽しみは魂と一緒に行動することですね。
中村:そうですね。魂は、すごくコミュニケーションが好きです。人にも犬にも挨拶することが大好きなので。
中村は魂のほか、猫も7匹飼っており、自身を「主夫化している」というほど、毎日動物たちの世話で忙しいと語る。
渡辺:猫が7匹いるんだ!?
山田:猫がはじめだったんですか?
中村:はじめはウサギだったんですけど。
渡辺:ちょっと待ってください、はじめはウサギ!
中村:亡くなっちゃったんですけど、小さいコキンメフクロウっていうフクロウもいました。ノアの箱舟みたいになっている瞬間があって(笑)。
山田:フクロウ、ウサギ、猫、犬。
中村:そうですね。あと亀もいます。道で助けました。
渡辺:亀もいらっしゃる! あまりにも尊い感じだから亀にも敬語になってきちゃった(笑)。道に亀がいたんですか?
中村:そうなんです。それを奥さんが「亀がカラスにいじめられてた」って助けてきて。
山田:素晴らしい。
中村:だから生き物の世話で忙しいです。
■命のようなアルバムにしたかった
中村は、ニューアルバム『十』について「音の体温がわかる、命のようなアルバムを作りたかった」と語る。収録曲も10曲、アートデザインも「十」にこだわった仕様となっている。この構想は、すでに前回のアルバム制作時からあったという。
中村:9枚目を作っているときから「次は10枚目かあ。じゃあ漢字の十じゃないか」って。
渡辺:そこは見えていたんですね。
中村:はい。そこで2年くらい前にジャケットを撮ってくれたカメラマンの佐内正史さんに「生活の中にある十をいっぱい撮ってきてください」とお願いしたら、膨大な量の「十」が届けられて、すべてが素晴らしくて。
渡辺:その写真からのインスパイアもあったんですね。
中村の活動の詳細は、公式サイトをチェック。
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「VOLVO DESIGN YOUR LIFE」では、家族やライフスタイルを大切にする“SWEDISH THINKING”のスピリットと、個性的なゲストの共通点を探る。オンエアは9時10分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月7日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜 8時-12時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts
■大人からのリクエストでジュリーを歌っていた幼少期
江戸川区出身の中村。小さい頃は、「おかっぱみたいな髪型で、いつも女の子に間違われていた」と振り返る。当時からよく歌を歌っていたそうだ。
中村:ちょっとした舞台でカラオケが歌えるお店をやっていて、そこでよく歌わされましたね。リクエストで歌っていたのは、ジュリー(沢田研二)の曲。『勝手にしやがれ』とか、大人が喜んでくれてお小遣いをくれるので(笑)、よく歌っていました。
幼少期の思い出として大きな存在だったのが、中村が生まれる前からいた雑種のメス犬「のん」。自分の部屋が好きではなく、よく犬小屋で過ごしたそうだ。
中村:僕のことを育ててくれたみたいな感じがあるんですよ。のんのおっぱいを吸って生きていたんで(笑)。のんが親代わりで、一緒にいるのが当たり前だと思って、犬小屋で生活してたんです(笑)。
山田:じゃあ意思疎通もできるくらいの関係だった?
中村:そうですね。言わんとしていることはわかるみたいな。
渡辺:へ~。犬は今でも?
中村:柴犬の「魂(ごん)」を飼っています。6歳の男の子です。
■テクノから入った曲作り
中村が音楽制作を始めたきっかけは中学生の頃。絵を描きながら聴いていたラジオからThe La's『There She Goes』が流れ、「天にも昇るような気持ちになった」と明かす。
中村:「絵を描いている場合じゃない!」と思って、オールインワンのシンセサイザーを買ってもらいました。そこで曲を作ろうとしたんですけど、なかなかできないんですよね。
渡辺:それまで楽器は触ってたんですか?
中村:遊びくらいで触っていたんですけど。シンセが来たのはいいものの、バンドは生楽器が中心なので「あれ、シンセじゃThe La'sはいけないな」と思って。
渡辺:そこ先に気付くべきでしたね(笑)。
中村:そうなんですよ。そこから、僕の師匠と思っているくらい大好きな電気グルーヴのテクノをやろうと思って、オールインワンシンセでできるテクノを作っていました。だからテクノから入ったという感じでしたね。
渡辺:いわゆるシンガーソングライターの形になったのは?
中村:高校卒業後ですね。ザ・ビートルズの使っていた楽器を買い込んで、ドラムやギター、ベースを弾くようになりました。テクノを一旦やめて原点に戻ろうと。小さい頃に父親のザ・ビートルズをこっそり聴いて感動した覚えがあったので、そこに戻ろうと思いました。
渡辺:そこから今に至ると。そのきっかけがなかったらトラックメーカーとか、そちらの方向もあったということなんですね。
ここで、中村が思い出のナンバーとして、のこいのこ『まる・さんかく・しかく』をセレクト。アルバム『金字塔』でカバーした一曲だ。
中村:児童番組でかかっていた曲。脳の中を飛び回るというか、サイケデリックな感じを小さい頃に感じて、これが僕のベースになっちゃったんですよ。
■中村のプライベートは…生き物と暮らす日々
中村が飼っている柴犬の魂は、レコーディングのとき以外、常に一緒に過ごしているのだそう。地方での仕事にも連れて行くのだとか。
渡辺:地方に連れて行くと反応が違う?
中村:あいつは初めてのところに行きたがるんですよ。普通はテリトリーのところにしか行かないんですけど、(魂は)行ったことがないところに行くのが大好き。
渡辺:じゃあ、普段お散歩とかしていてもそういう傾向がある?
中村:あります、あります。行ったことのない道へ曲がろうとします。
渡辺:好奇心旺盛だなあ!
山田:じゃあ今の暮らしの楽しみは魂と一緒に行動することですね。
中村:そうですね。魂は、すごくコミュニケーションが好きです。人にも犬にも挨拶することが大好きなので。
あけましておめでとうございます。
— 中村一義 (@nakamura_voice) January 6, 2018
今年も中村一義、バンド海賊ともどもよろしくお願いします!
メンバー代表・魂(ゴン)より pic.twitter.com/LLZVmuMFMc
中村は魂のほか、猫も7匹飼っており、自身を「主夫化している」というほど、毎日動物たちの世話で忙しいと語る。
渡辺:猫が7匹いるんだ!?
山田:猫がはじめだったんですか?
中村:はじめはウサギだったんですけど。
渡辺:ちょっと待ってください、はじめはウサギ!
中村:亡くなっちゃったんですけど、小さいコキンメフクロウっていうフクロウもいました。ノアの箱舟みたいになっている瞬間があって(笑)。
山田:フクロウ、ウサギ、猫、犬。
中村:そうですね。あと亀もいます。道で助けました。
渡辺:亀もいらっしゃる! あまりにも尊い感じだから亀にも敬語になってきちゃった(笑)。道に亀がいたんですか?
中村:そうなんです。それを奥さんが「亀がカラスにいじめられてた」って助けてきて。
山田:素晴らしい。
中村:だから生き物の世話で忙しいです。
■命のようなアルバムにしたかった
中村は、ニューアルバム『十』について「音の体温がわかる、命のようなアルバムを作りたかった」と語る。収録曲も10曲、アートデザインも「十」にこだわった仕様となっている。この構想は、すでに前回のアルバム制作時からあったという。
中村:9枚目を作っているときから「次は10枚目かあ。じゃあ漢字の十じゃないか」って。
渡辺:そこは見えていたんですね。
中村:はい。そこで2年くらい前にジャケットを撮ってくれたカメラマンの佐内正史さんに「生活の中にある十をいっぱい撮ってきてください」とお願いしたら、膨大な量の「十」が届けられて、すべてが素晴らしくて。
渡辺:その写真からのインスパイアもあったんですね。
中村の活動の詳細は、公式サイトをチェック。
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「VOLVO DESIGN YOUR LIFE」では、家族やライフスタイルを大切にする“SWEDISH THINKING”のスピリットと、個性的なゲストの共通点を探る。オンエアは9時10分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月7日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜 8時-12時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts