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お金が貯まらない人は「冷蔵庫の中」に特徴がある! 食費の見直し3大ポイントは

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。3月5日(木)のオンエアでは、「食費の見直し」に注目。消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんから、食費見直しの3大ポイントを訊いた。


■「安いから買う」は危険

家計を見直す上で、固定費ではない食費は節約対象になりがちだ。しかし、節約する上で注意をしなければならないポイントがあるという。

松崎:食費見直しには、3大ポイントがあります。「買い物」「在庫管理」「使い切り」の3つ。「買い物」で適量を買って、使いやすいように「在庫管理」をして、「使い切り」できるようにする。このトライアングルを崩さないことが重要です。「買い物」は普段の食事で使用するものを想定しているので、備蓄や買いだめの予算は別と考えてください。


松崎さんによると、だいたいの人が「買い物」の段階で買い過ぎているという。一番の原因は、「節約をしたいから安いものを買い過ぎる」ことだ。

増井:安いものを見たら、つい手が伸びてしまうということですね。
松崎:食品スーパーに行ったときに、目についた安いものをどんどん買い物カゴに入れてしまう。節約を意識するあまり、セール品や特売品を買い過ぎてしまうんですね。安いものが本当に必要なものなのかを考える必要があります。月の食費の予算を日割りにして、その予算のなかでやりくりをして、安いものを買いましょう。必要なものを予算内で買っておいて、それから安いものを探すということが、正しい「買い物」だと思います。




■冷蔵庫の管理は「どこに何があるか」が重要

食費見直しのポイントである「在庫管理」について、松崎さんから話を伺った。

松崎:私は以前、雑誌の編集者をしていた時期がありました。食費の節約記事をよく特集していたんです。その際に、お金が貯まらない・節約ができていない人の冷蔵庫には、ある特徴があるということに気付きました。冷蔵庫を開けた瞬間、ものがギッシリと入っていて、何がどこに入っているのかわからないようになっているんです。冷蔵庫のなかのものをきちんと管理することは、お金を管理する面でも必要なことです。買い過ぎず、適量を買うと「在庫管理」は楽になります。また、冷蔵庫のなかで「どこに何を置くか」というゾーニングを決めることも重要です。しまうときのルールを決めていると、食材の管理が楽になります。


■味のイメージがしやすい調味料で、余った食材を料理する

食費見直しの最後のポイント、「使いきり」を松崎さんが解説。

松崎:私自身よくやることなんですが、残った食材を使いきれる「冷蔵庫のお掃除メニュー」のようなものをいくつか持っているといいですね。私の場合は「カレー味」と「ケチャップ味」を活用していますね。味の想像がつきやすいので、試しに作ってみてもあまりガッカリされないんですよね(笑)。
サッシャ:(笑)。黄金の味付けですね。
松崎:私の家ではカレー鍋をよく作ります。だし汁にカレーを溶いて、あまった食材を入れます。もやしや白菜、キャベツとかを入れますね。お肉が足りなかったら油揚げや練り物を入れてみたり。ケチャップは、炒めものにいいですね。ご飯をケチャップで炒めて、刻んだ野菜やウインナーを入れます。子どもたちも受け入れやすいですね。
サッシャ:子どもが好きそうなカレーとケチャップは万能の味付けですね。
松崎:お好み焼きもいいですね。ソースとマヨネーズの味でイメージできるので。みんながわかりやすい味にするのが、「冷蔵庫のお掃除メニュー」の鉄則かなと思います。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースをその裏側から光を当て、様々な視点から紹介する。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月12日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone

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