2019年12月31日(火)にオンエアされたJ-WAVEの特別番組『J-WAVE YEAR END SPECIAL TUDOR CLOSING TIME』。野村訓市のナビゲートで、UA、ハナレグミ、HIMIの3名をゲストに迎え、音楽を軸に2019年を振り返りながら、年越しまでの時間を過ごした。
2010年代の締めくくりということで、野村は「90年代が終わるくらい大きい日なのに、誰もそのことを考えていないなと。来年がオリンピックだとか、先のことばかりで……」と、2019年が終わりを迎えることについての率直な想いを口にする。
■アメリカの旅で得た、音楽への気づき
ハナレグミは、アメリカの旅で得られた音楽への気づきを明かした。
ハナレグミ:今年いろいろありました。新しく知ったものもあれば、ずっと変わらず聴いているものも。ベン・リーは、グランド・ロイヤルで17、8ぐらいのティーンの頃にデビューした子。そのころ名前は知っていた程度で、今年たまたまショーン・レノンを検索していたら彼にたどり着いて……聴いてみたらすごく良くてハッピーなの。そして、メロディもポップ。自分は、最近は内向的な音楽を目指して作っていたんだけど、新しく生まれ変わりたいっていうようなフィーリングがあって、何か出会えそうだなってときに彼に出会った。今は40歳ぐらいなんだけど、すごくストレートで、斜に構えたりもしてない。『BIG LOVE』って曲がすごく好きで、ストレートなポップチューンなんだけど、これぐらいの年になってもハッピーに「BIG LOVE」って言えるのがいいなって。そのバイブスをマネしたいな、なんて思ってベン・リーですね。
野村:タカシくんは、普段どんな感じで音楽聴いてます? 最近、家にもオーディオがない子とか、iPhoneでしか聴かないって子もいますが。
ハナレグミ:結構CDとかレコードとか聴くかな。レコードなんかは音を小さくして、BGMみたいにして。CDは音がしっかりしているから、レコードぐらい音が滲んでくれてるほうが色んなことを想像しやすい……考えながらBGMとして聴きやすい。音楽として正面から聴くってことは最近あまりしないかも。
UA:レコードっていいよね。必ず終わるじゃん。集中できるというか。
ハナレグミ:気が付くと終わってる。
野村:結構考えちゃうんだよね。聴きたい曲が入ってるアルバムなんだけど、ほかの曲がそんなに好きじゃないと、すぐ変えに行くのがめんどくさいというか。必ず聴けるアルバムを聴かないと、「あー、この曲やだな」っていうと、すぐに変えないといけないから。だから、すごい真剣に選んじゃったり、同じアルバムを延々と(かけちゃう)。
■景色と音がシンク
2019年にアメリカを訪れたというハナレグミ。野村は、現地での経験から「音楽の聴こえ方に変化があったのか」と質問を投げかける。
ハナレグミ:いいなって思ったのは、フェスとか、向こうの人の音楽の聴き方や楽しみ方が「こんな風に楽しんでいいんだな」って。見にいったときは、ライオネル・リッチーと、Pファンクもやってて。向こうでたまたま行ったら、Pファンクとフィッシュボーンが一緒に。
野村:もうそれは楽しいに決まってるね。
ハナレグミ:すごかった。オーディエンスが全員Pファンクなんだよね。性別も関係ないし、おばあちゃんも杖ついてるんだけど、ド派手なサングラスで。「かっこいいね~」っていうと、「私Pファンクだから」って感じで。
野村:よかったね。感化されすぎなくて(笑)。
ハナレグミ:大好きだけどね。音楽が生まれてくる道筋が、ライブ見ててわかったというか。ステージと客席がつながってて、その真ん中にジョージ・クリントっていうおじさんがいて、祭りの山車のうえであれを振っている人っていうか。
野村:手元に、高橋くんがエバーグリーンで聴いている楽曲っていうのに、トム・ペティとかが入っていたから、絶対アメリカで車とかで聴いちゃったんじゃないかなって。
ハナレグミ:『Free Fallin'』がかかって、もう泣くかと思った。
野村:日本で聴いたときと、全然聴こえ方が違うよね。
ハナレグミ:違うし、やっぱり景色と音がほんとうにシンクしてる。カリフォルニアとかの乾いた音が本当に好きで。トム・ペティとか聴いても、ギターの音とか、サウンドと乾き具合とか、景色と音楽ってすごく密接なのかなと思った。
オンエアでは、HIMIが幼少期から聴いてきた音楽について語ったほか、UAが2019年に聴いた音楽を振り返った。気の合う仲間同士で繰り広げる軽妙なトークはもちろん、ここでしか聴けない貴重なスタジオライブや豪華セッションも。ぜひradikoでチェックしてみてほしい。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月1日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
放送局:J-WAVE(81.3FM)
番組名:J-WAVE YEAR END SPECIAL TUDOR CLOSING TIME
放送日時:2019年12月31日(火)19:00~20:55
ナビゲーター:野村訓市
ゲスト:UA、ハナレグミ、HIMI
タイトルコール他:小林克也
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/holiday/20191231_sp/
2010年代の締めくくりということで、野村は「90年代が終わるくらい大きい日なのに、誰もそのことを考えていないなと。来年がオリンピックだとか、先のことばかりで……」と、2019年が終わりを迎えることについての率直な想いを口にする。
■アメリカの旅で得た、音楽への気づき
ハナレグミは、アメリカの旅で得られた音楽への気づきを明かした。
ハナレグミ:今年いろいろありました。新しく知ったものもあれば、ずっと変わらず聴いているものも。ベン・リーは、グランド・ロイヤルで17、8ぐらいのティーンの頃にデビューした子。そのころ名前は知っていた程度で、今年たまたまショーン・レノンを検索していたら彼にたどり着いて……聴いてみたらすごく良くてハッピーなの。そして、メロディもポップ。自分は、最近は内向的な音楽を目指して作っていたんだけど、新しく生まれ変わりたいっていうようなフィーリングがあって、何か出会えそうだなってときに彼に出会った。今は40歳ぐらいなんだけど、すごくストレートで、斜に構えたりもしてない。『BIG LOVE』って曲がすごく好きで、ストレートなポップチューンなんだけど、これぐらいの年になってもハッピーに「BIG LOVE」って言えるのがいいなって。そのバイブスをマネしたいな、なんて思ってベン・リーですね。
野村:タカシくんは、普段どんな感じで音楽聴いてます? 最近、家にもオーディオがない子とか、iPhoneでしか聴かないって子もいますが。
ハナレグミ:結構CDとかレコードとか聴くかな。レコードなんかは音を小さくして、BGMみたいにして。CDは音がしっかりしているから、レコードぐらい音が滲んでくれてるほうが色んなことを想像しやすい……考えながらBGMとして聴きやすい。音楽として正面から聴くってことは最近あまりしないかも。
UA:レコードっていいよね。必ず終わるじゃん。集中できるというか。
ハナレグミ:気が付くと終わってる。
野村:結構考えちゃうんだよね。聴きたい曲が入ってるアルバムなんだけど、ほかの曲がそんなに好きじゃないと、すぐ変えに行くのがめんどくさいというか。必ず聴けるアルバムを聴かないと、「あー、この曲やだな」っていうと、すぐに変えないといけないから。だから、すごい真剣に選んじゃったり、同じアルバムを延々と(かけちゃう)。
■景色と音がシンク
2019年にアメリカを訪れたというハナレグミ。野村は、現地での経験から「音楽の聴こえ方に変化があったのか」と質問を投げかける。
ハナレグミ:いいなって思ったのは、フェスとか、向こうの人の音楽の聴き方や楽しみ方が「こんな風に楽しんでいいんだな」って。見にいったときは、ライオネル・リッチーと、Pファンクもやってて。向こうでたまたま行ったら、Pファンクとフィッシュボーンが一緒に。
野村:もうそれは楽しいに決まってるね。
ハナレグミ:すごかった。オーディエンスが全員Pファンクなんだよね。性別も関係ないし、おばあちゃんも杖ついてるんだけど、ド派手なサングラスで。「かっこいいね~」っていうと、「私Pファンクだから」って感じで。
野村:よかったね。感化されすぎなくて(笑)。
ハナレグミ:大好きだけどね。音楽が生まれてくる道筋が、ライブ見ててわかったというか。ステージと客席がつながってて、その真ん中にジョージ・クリントっていうおじさんがいて、祭りの山車のうえであれを振っている人っていうか。
野村:手元に、高橋くんがエバーグリーンで聴いている楽曲っていうのに、トム・ペティとかが入っていたから、絶対アメリカで車とかで聴いちゃったんじゃないかなって。
ハナレグミ:『Free Fallin'』がかかって、もう泣くかと思った。
野村:日本で聴いたときと、全然聴こえ方が違うよね。
ハナレグミ:違うし、やっぱり景色と音がほんとうにシンクしてる。カリフォルニアとかの乾いた音が本当に好きで。トム・ペティとか聴いても、ギターの音とか、サウンドと乾き具合とか、景色と音楽ってすごく密接なのかなと思った。
オンエアでは、HIMIが幼少期から聴いてきた音楽について語ったほか、UAが2019年に聴いた音楽を振り返った。気の合う仲間同士で繰り広げる軽妙なトークはもちろん、ここでしか聴けない貴重なスタジオライブや豪華セッションも。ぜひradikoでチェックしてみてほしい。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月1日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
放送局:J-WAVE(81.3FM)
番組名:J-WAVE YEAR END SPECIAL TUDOR CLOSING TIME
放送日時:2019年12月31日(火)19:00~20:55
ナビゲーター:野村訓市
ゲスト:UA、ハナレグミ、HIMI
タイトルコール他:小林克也
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/holiday/20191231_sp/