J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。12月25日(水)のオンエアでは、J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』でナビゲーターを務めるクリス・ペプラーが登場。クリス×クリスの対談を繰り広げた。
クリス・ペプラーは、自身がボーカルとベースを担当するバンド・NONE THE WiSERへの思い、楽曲制作などを語った。
■クリス・ペプラーがベースを始めた理由
NONE THE WiSERはクリスが2018年にスタートしたバンドで、これまでフジロックフェスティバルや六本木ヒルズアリーナでのライブも経験している。
クリス智子:いつからベースをやっているんですか?
クリス・ペプラー:僕は典型的なロック少年で、レッド・ツェッペリンとか聴いていたんです。10歳で父親に「ギターを習いたい」とお願いしたら、子どもにとっては巨大なギターを与えられて、ネックが押さえられなくて。それが苦痛でギターは挫折しちゃったの。でも、バンドをやりたいとは思っていたから、「ベースはネックも細そうだし4弦だから」と安易な気持ちで始めたの。
その後、ベーシストとしてバンドを組んでいたクリス・ペプラー。「高校時代のバンド仲間は豊作だった」と当時を振り返る。
クリス・ペプラー:当時の僕のバンドのギタリストはゴダイゴのベース・吉澤(洋治)くんだったし、僕の先輩はCharとやっていたし、けっこうデビューしてたんだよね。俺も何度かチャンスがあったんだけど、もし本当にプロになるんだったら、ベースの理論を勉強したほうがよかったなって思う。高校のときはわからなかったけど、今になるとベースほど音楽の理論は大事なんだよね。今、活躍しているSuchmosとかKing Gnuとかは、音大とか音楽の専門学校に行ってちゃんと勉強をしているの。この前、亀田誠治さんと話したときに「昔は気合い一発みたいな感じだったけど、今はプロを目指すならちゃんと音楽の勉強をしたほうがいいよね」って。
【関連記事】クリス・ペプラー×亀田誠治、新時代のアーティストを語る
クリス智子:この間、「音楽がすごく面白くなってきた」って言ってましたよね。
クリス・ペプラー:ミュージシャンとしての奏法とか使えるコードが増えていって、どんどん音楽のボキャブラリーが豊かになってきたから、それまで表現できなかったことが表現できるようになったんだよね。それまではひとつの枠の中でしか表現できなかったけど、いろんな音楽知識を吸収できたらいろんな音楽が作れるようになったんだよね。
■曲を書き始めるとだんだん面白くなって…
クリス・ペプラーはNONE THE WiSERで作詞や作曲も手がけている。
クリス・ペプラー:NONE THE WiSERは僕が61歳で始めたバンドで、「還暦過ぎたら人の糧になるような……」とか思っていたけど、実際にこの歳になったら何も賢くなってないの。NONE THE WiSERのレパートリーの中には僕が16歳で書いた曲もあって、「16歳の気分でやろう」と思ってるんだよね。還暦過ぎて経験は積んでるけどみんな賢くないわけよ。
クリス智子:だからバンド名がNONE THE WiSER(説明などを受けても相変わらず分からない)?
クリス・ペプラー:そう。「歳を取ってるけど、相変わらずだな」みたいなね。シンプルなエモーションで「この言葉よりこの言葉のほうがカッコいいな」って思いつきで曲作りをしていて。でも、曲を書き始めるとだんだん面白くなって、凝るようになり「俺、こんなのできるのかな」って曲がどんどんできちゃって(笑)。
クリス智子が「今はどんな曲を書いてるんですか?」と問うと……。
クリス・ペプラー:今の政治状況とかSFチックなものとか。でも、ラブソングを書こうと思っても普通のラブソングは書けなくて、やっぱり俺はパンクなのかなって(笑)。
クリス智子:16歳で書いていた曲も、そういう感じなんですか。
クリス・ペプラー:そうだね。だけど、当時は音楽のボキャブラリーが限られているから、その頃に流行ったロックみたいな曲を書いていて。70年代っぽい曲もあれば、80年代っぽい曲もあるかな。
NONE THE WiSERのこだわりは、キーボードなど鍵盤がいないことだとクリス・ペプラーは続ける。「鍵盤の音は好きなんだけど、その代わりにギターのスライドでいろいろと表現したりしている」とのこと。NONE THE WiSERの楽曲を、ぜひチェックしてみてほしい。
【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
クリス・ペプラーは、自身がボーカルとベースを担当するバンド・NONE THE WiSERへの思い、楽曲制作などを語った。
■クリス・ペプラーがベースを始めた理由
NONE THE WiSERはクリスが2018年にスタートしたバンドで、これまでフジロックフェスティバルや六本木ヒルズアリーナでのライブも経験している。
クリス智子:いつからベースをやっているんですか?
クリス・ペプラー:僕は典型的なロック少年で、レッド・ツェッペリンとか聴いていたんです。10歳で父親に「ギターを習いたい」とお願いしたら、子どもにとっては巨大なギターを与えられて、ネックが押さえられなくて。それが苦痛でギターは挫折しちゃったの。でも、バンドをやりたいとは思っていたから、「ベースはネックも細そうだし4弦だから」と安易な気持ちで始めたの。
その後、ベーシストとしてバンドを組んでいたクリス・ペプラー。「高校時代のバンド仲間は豊作だった」と当時を振り返る。
クリス・ペプラー:当時の僕のバンドのギタリストはゴダイゴのベース・吉澤(洋治)くんだったし、僕の先輩はCharとやっていたし、けっこうデビューしてたんだよね。俺も何度かチャンスがあったんだけど、もし本当にプロになるんだったら、ベースの理論を勉強したほうがよかったなって思う。高校のときはわからなかったけど、今になるとベースほど音楽の理論は大事なんだよね。今、活躍しているSuchmosとかKing Gnuとかは、音大とか音楽の専門学校に行ってちゃんと勉強をしているの。この前、亀田誠治さんと話したときに「昔は気合い一発みたいな感じだったけど、今はプロを目指すならちゃんと音楽の勉強をしたほうがいいよね」って。
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クリス智子:この間、「音楽がすごく面白くなってきた」って言ってましたよね。
クリス・ペプラー:ミュージシャンとしての奏法とか使えるコードが増えていって、どんどん音楽のボキャブラリーが豊かになってきたから、それまで表現できなかったことが表現できるようになったんだよね。それまではひとつの枠の中でしか表現できなかったけど、いろんな音楽知識を吸収できたらいろんな音楽が作れるようになったんだよね。
■曲を書き始めるとだんだん面白くなって…
クリス・ペプラーはNONE THE WiSERで作詞や作曲も手がけている。
クリス・ペプラー:NONE THE WiSERは僕が61歳で始めたバンドで、「還暦過ぎたら人の糧になるような……」とか思っていたけど、実際にこの歳になったら何も賢くなってないの。NONE THE WiSERのレパートリーの中には僕が16歳で書いた曲もあって、「16歳の気分でやろう」と思ってるんだよね。還暦過ぎて経験は積んでるけどみんな賢くないわけよ。
クリス智子:だからバンド名がNONE THE WiSER(説明などを受けても相変わらず分からない)?
クリス・ペプラー:そう。「歳を取ってるけど、相変わらずだな」みたいなね。シンプルなエモーションで「この言葉よりこの言葉のほうがカッコいいな」って思いつきで曲作りをしていて。でも、曲を書き始めるとだんだん面白くなって、凝るようになり「俺、こんなのできるのかな」って曲がどんどんできちゃって(笑)。
クリス智子が「今はどんな曲を書いてるんですか?」と問うと……。
クリス・ペプラー:今の政治状況とかSFチックなものとか。でも、ラブソングを書こうと思っても普通のラブソングは書けなくて、やっぱり俺はパンクなのかなって(笑)。
クリス智子:16歳で書いていた曲も、そういう感じなんですか。
クリス・ペプラー:そうだね。だけど、当時は音楽のボキャブラリーが限られているから、その頃に流行ったロックみたいな曲を書いていて。70年代っぽい曲もあれば、80年代っぽい曲もあるかな。
NONE THE WiSERのこだわりは、キーボードなど鍵盤がいないことだとクリス・ペプラーは続ける。「鍵盤の音は好きなんだけど、その代わりにギターのスライドでいろいろと表現したりしている」とのこと。NONE THE WiSERの楽曲を、ぜひチェックしてみてほしい。
【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/