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湯川れい子が思う、ジョン・レノンの魅力は「詩人として、あるいは哲学者として」

湯川れい子が思う、ジョン・レノンの魅力は「詩人として、あるいは哲学者として」

J-WAVE『STEP ONE』と、雑誌『Pen』(2020年2月1日号/1月15日発売)の特集「ジョン・レノンを語れ!」がコラボレーションした「PEN TALK ABOUT JOHN」。ジョンが亡くなって40年のいま、あらためて、彼の残した功績や魅力を、ミュージシャンや著名人が語る。

1月15日(水)のオンエアでは、音楽評論家で作詞家の湯川れい子が登場。ジョンとの思い出や魅力を語った。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月22日28時59分まで)


■ジョン・レノンとの強烈的な出会い

湯川はジョンが亡くなる直前まで関わりがあった、ザ・ビートルズとジョンをリアルタイムで知る生き証人でもある。ジョンとの出会いは1966年、ビートルズが来日したときだった。

湯川:当時、私は特集号の編集で彼らに会わなくてはならなくて、彼らが泊まるホテルに行きました。ポール(マッカートニー)はよく面倒を見てくれたんですけど、ジョンは遠くのソファに座っていて、チラッと目が合ってもそっぽを向いてしまう。そのような強烈的な出会いがありました。のちにジョンと当時の話をすることができた記憶があります。


■「詩人として、あるいは哲学者として」

ジョンは『In My Life』など、当時の自分の生活や信条、社会的な情景などを非常にアーティスティックな言葉を選んで歌を作る詩人でもあった。

湯川:いまでも世の中がおかしくなってきたり、いろんな事件が起こると必ずみんながジョンの『Imagine』を流したり聴いたり、あるいは放送自粛曲になったりする。そういうことからもわかるように、政治的な意味合いも持ちながら人々にさまざまな警告を発してくれる社会派の人でもありましたね。そういう詩人として、あるいは哲学者としてのジョンは一番、魅力のあるところだと思います。


■いま、ジョンが生きていたら

湯川はジョンが後世に与えた影響について、こう語る。

湯川:ジョンは(オノ)ヨーコさんという非常に知的で自立した日本の女性と出会って、お互いが徹底的に議論をしあい、せめぎ合いました。ときには1年半も離れながら。でも最終的には、2人は東洋と西洋の出会いであり、女性と男性の出会いであり、裕福な階層と労働者階級との出会いであり、そういうなかでいかに調和してプラスとマイナス、陰と陽、そして西と東、あらゆる人類の代表として完璧なかたちに結び合えていけたか、それを見せてくれた存在として一番大きな影響力がありましたね。

現在のアメリカとイランの対立が深まる状況を見て、湯川は「いま、ジョンが生きていたら何て言うだろう」といつも考え、「その言葉を聞きたいと、いまも思う。ジョンはそういう人だ」と語った。

最後に湯川が「特に好きなジョンの一曲」としてジョンの『Love』を選曲、オンエアした。

湯川:この曲は松尾芭蕉の俳句集から影響を受けて作られた曲だと言われています。端的に言葉を選んで愛について歌っているジョンにしか書けない、ジョンだから書けた、ジョンとヨーコがいたからこの曲が生まれた。日本文化の匂いもする、そんな曲ですね。

湯川も登場する雑誌『Pen』の特集「ジョン・レノンを語れ!」をぜひ手にとってほしい。




【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月22日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone

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