猫と一緒に働ける企業が話題! 「同伴手当」や、保護猫を救う取り組みも

働き方改革が進み、働き方の多様性が進んでいる昨今。フレックス制度やテレワークなど、時間や場所にとらわれない働き方はもはや珍しくない。働くモチベーションを上げるユニークな取り組みや福利厚生など、より他社との差別化を図る会社が増えてきている。

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、セレイナ・アン)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では1月15日(水)では、猫と一緒に働ける会社を紹介。IT企業・ファーレイ株式会社に、水曜ディレクター・井上が潜入した。なお、この日のオンエアでは増井なぎさはお休み。セレイナ・アンが代役を務めた。

【1月15日(水)『STEP ONE』の「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ、セレイナ・アン)】


■なぜネコと一緒に働くようになったのか?

都営大江戸線勝どき駅からほど近い場所にオフィスを構えるファーレイ株式会社は、2020年に創業20周年を迎える不動産関連のシステム開発会社。2019年6月に転職サイト「DUDA」が発表した「転職人気企業ランキング2019」のIT・通信部門では第16位にランクインするなど、今話題の企業だ。猫のいる社内は、どんな雰囲気なのか? 代表の福田英伸さんと取締役の細川真樹子さんに詳しい話を訊いた。



福田:創業当時の立ち上げメンバーが会社に来るときに猫を連れてきたことがきっかけで、それから会社で飼い始めました。今では6匹まで増えました。猫を介して会話しているためアットホームな雰囲気で笑顔も絶えず、仕事のやる気も出ていると思います。

6匹の猫にはそれぞれ飼い主がいて、社内ではスタッフが1匹ずつ面倒を看ているという。ちなみに細川さんは6匹のうち兄弟のオス猫2匹の飼い主であり、毎日自宅から一緒に通勤している。同社では「同伴出勤」と呼んでいる制度だ。

細川: 2匹を入れた犬猫用のキャリーバッグを背負って電車で通っています。だいたい10キロくらい。いい運動になっていますね。

細川さんと同じように猫の飼い主の社員からは「家で留守番をさせるとケガや熱中症が心配なので、猫がそばにいることで安心して仕事ができます」という声があった。猫を飼っていない社員も最初は戸惑ったそうだが、「だんだんと慣れてきて、通りすがるたびにじゃれてくるのが癒しになっています。今後、ペット可の物件に住んだら猫を飼いたいです」と肯定的な声が出ているのだそう。


■保護猫を引き取ったら毎月5000円を支給する「猫手当」



たしかに留守番をする猫のために自宅の冷暖房をつけっぱなしにしておくのはデメリットが多い。一緒にオフィスにいれば環境負荷も軽く、不安要素も少ないだろう。しかし、猫と働くことは飼い主だけでなく会社全体にいい影響をもたらしていると福田さんは言う。

福田:一つ目はまず、猫がいることで会社の雰囲気がやわらかいものになります。二つ目は「猫がいる会社」としてSNSで人気が出て、求人活動の際に優秀な方が応募してくれるようになりました。そして三つ目はネコを通じて仕事が増えたことです。猫好きのお客さんから仕事の依頼が来たりつながりが強くなったりしています。



同社の猫に関する制度は、先に紹介した「同伴出勤」のほかに「猫手当」というものがある。

福田:保健所やボランティアなどから保護猫を引き取った場合に、月額5000円をお給料に上乗せして支給する制度です。これは、世の中にたくさんいるめぐまれない猫を救うことで、社会貢献したいという企業理念に基づいています。

猫手当を受けている社員からは「高齢のため、病院の治療費やご飯代に使えているので助かっている」と制度を評価する声があがっていた。

猫を介して働きやすい環境が評価されている株式会社ファーレイ。今後はさらに猫を増やしつつ、めぐまれない猫を助けるために会社としてできることを進めていきたいと福田さんは意気込んでいた。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。次回もお聴き逃しなく!

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月22日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone

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