J-WAVE、月曜日から木曜日深夜1時からのプログラム『THE KINGS PLACE』によるスペシャルライブ<THE KINGS PLACE LIVE vol.18>が12月18日(水)にVeats SHIBUYAにて開催された。
待ちきれないと言わんばかりに前へと押し寄せる観客に迎えられたのは、先手のKUZIRA。中心で向かい合った3人が鳴らした強烈な一音を合図に、そのステージの火蓋が切って落とされた。
短い曲ながらも大きなインパクトを残す『Muggy』が着火剤となり、『In The Deep』で瞬く間にフロアの熱は急上昇。メンバーに向かって一直線に伸びる観客の腕や、荒波のごとく流れ出るダイバーがそれを加速させる。
その名のとおり、透き通った淡い“青”に照らされたステージで次に披露されたのは『Blue』。末武(Vo,Gt)と熊野(Ba,Vo)の交わる声が爽やかに突き抜けていったかと思うと、続く『Crown』では一転、前のめりな攻めの姿勢で観客を誘う。軽快な裏打ちのリズムで躍らせながらも、ふち(Dr)の地面に刺さるようなドラムが力強く、1曲の中に緩急を詰め込んだパフォーマンスが、KUZIRAのまた別の側面を見せつけた。
「THE KINGS PLACE LIVE vol.18!全員で、端から端まで楽しんでいきましょう!よろしく!」。『Missed My Stop』を続けると、一息とも思えるスピードで最初のパートを駆け抜ける。
今年8月にリリースされたEP<Pay The Piper>収録の1曲『The Otherside』から続いた『Detour』で、末武が幾度となく口にしていた“やりたいことやってけ!”の声に応えるように、走り抜けるメロディに乗せて拳を掲げて声を上げる観客の姿も。熊野の掛け声からその流れのまま『Ambivalent Attitude』へ入ると、息の合ったヴォーカルの掛け合いが会場の一体感を強くさせる。勢いをそのままに『The Weak』でフロントの2人がステージの際まで飛び出し、大きなモーションで観客をさらに煽りながら、まっすぐにメッセージを届け、『A Sign of Autumn』で怒涛の5曲を締めくくった。
「(FOMAREの)シンスケの優しい声がすごく好きで、その中でも俺が一番大好きでキュンキュンしちゃう曲、カバーしたいと思います」。末武の一言から、大歓声に包まれながら始まったのは、FOMAREの代表曲の一つ『Lani』。普段英詞が主となっているKUZIRAには珍しい日本語詞でのパフォーマンスに、フロアの温度がさらに上昇する。マイクを向けると一つになった歌声が返ってくる、目の前に広がる光景に嬉しそうに笑みをこぼす3人の表情が、その反響を物語っていた。
興奮冷めやらぬうちに『Backward』で改めてKUZIRAの世界に引き戻すと、『Snatch Away』では目と目を合わせながらライブの終盤を噛みしめる。「またライブハウスで遊びましょう!」末武の声をきっかけに嵐のごとくお見舞いした『Box』を置き土産にステージを降りた。
「何しに来てんだ!」強烈なアマダ(Ba,Vo)の一声に駆り立てられ、切り裂くように鳴らされたカマタ(Gt.Cho)のギターにスイッチが入ったフロア。FOMAREのステージは『Continue』で幕を開けた。
熱く揺れる観客に負けじと、縦横無尽に動き回るフロントの2人を繋ぎ留めながらも、深く強く根の張ったオグラ(Dr)のドラムが展開を支える『Frozen』で 瞬く間にFOMAREの空間を作り上げる。曲名のコールと共に大きく声が上がった『君と夜明け』に続いた『雨の日も風の日も』では、アマダの「もっと腹から声出してくれ! 一緒に歌いましょう!」の呼びかけに応えて観客からは両手と歌声があがる。気持ちがひとつとなり、共に口ずさみ生まれた大合唱が彩るアウトロでは、ステージ中央に躍り出てギターソロを披露するカマタにも笑顔が浮かんでいた。
「ラジオから発展してこういうふうに交わる機会を貰って、すごく光栄です! だけど今日はライブハウスで、生の空気感で、爆音で伝えに来ました。よろしくお願いします!」。念願のKUZIRAとの共演を語ったアマダ。続く『夢から覚めても』では、表情がよく見えるように明るく照らされたフロアにいくつもの汗だくの笑顔が並んでいた。ここで熱く膨らんだ雰囲気を、一転して静かに、哀しげな色に変えたのは『23:12』。アマダとカマタの交わる声が染み入るように、アッパーな曲とはまた違った形で広がっていく。
短いMCを挟みながらも、あっという間にFOMAREのライブも折り返し地点へ。今年47都道府県ツアーを共に走り抜けた、1stフルアルバム<FORCE>からの1曲『5cm』で、再びその勢いに火をつけた。「まだ行けんだろキンプレ!」。アマダの声に引き上げられるように、ぴたりと揃った手拍子が鳴りやまない。空を蹴り上げて熱のこもったプレイを見せつけるカマタが、加速するスピードを支えながら作り上げるオグラが、後半戦とは思えないパワフルさをそれぞれの形で演出する。そのままフォーカウントで続いたのは『新しい歌』。新旧織り交ぜたセットリストに、もはや緩急を許す隙も与えない。
「大事な友達とか恋人とか、いつ失うかわからないから、ちゃんと歌っていきたいと思います」。ステージの真ん中へ進み出たアマダが叫ぶようにコールしたのは、『Lani』。自分たちを信じて真正面から飛び込んでくる観客を、同じように信頼して歌詞の一節を預ける様は、音楽で会話をしているかのような一場面だった。1ミリの余力も残さないように『風』で畳みかけると、まさかのラスト1曲はKUZIRAのカバー『In The Deep』。曲間およそ1分4秒の間、歓喜するフロアは、前も後ろも関係なくステージとの境目も取っ払って揺れていた。
「アンコールありがとうございます! KUZIRAです!」冗談をこぼしながら笑顔でステージへと戻ってきたFOMARE。アンコールを求める声に応え、まず披露したのは『stay with me』。まだまだ遊び足りないという会場中の空気を再び駆り立てる。
ここでカマタの「KUZIRAともう一回一緒にやりたい!」の一言で、大歓声の中KUZIRA3人もステージへ。アマダ・末武がボーカルを、ギターをカマタ、ベースを熊野、オグラがドラムを、そしてステージ脇でふちが見守る……という、間違いなくここでしか見られないコラボで『In The Deep』をかき鳴らした。ステージ上もフロアも入り乱れる、文字のごとくお祭り騒ぎの1曲で、夢の競演となった一夜の終りを飾った。
THE KINGS PLACE LIVEは次回、2020年3月29日(日)Zepp Diver City Tokyoでの開催が決定している。出演は、現レギュラー陣である、FOMARE・マカロニえんぴつ・KUZIRA・ユアネスそして、キンプレOBであるKEYTALK。現在J-meチケット【最速】先行予約を受付中。J-me先行のみの特別価格での販売となっている今回のチャンスを、是非チェックしてほしい。
■THE KINGS PLACE LIVE Vol.19 詳細
日時 2020年3月29日(日) OPEN 15:00/START 16:00
会場 Zepp DiverCity TOKYO
出演 KEYTALK、FOMARE、マカロニえんぴつ、KUZIRA、ユアネス
J-meチケット【最速】先行予約(抽選式)受付!
エントリー受付期間:12月18日(水)正午~1月5日(日)23:59まで
https://www.j-wave.co.jp/topics/entry_kings19/
◇KUZIRA SET LIST
1.Muggy
2.In The Deep
3.Blue
4.Clown
5.Missed My Stop
6.The Otherside
7.Detour
8.Ambivalent Attitude
9.The Weak
10.A Sign of Autumn
11.Lani (FOMAREカバー)
12.Backward
13.Snatch Away
14.Box
◇FOMARE SET LIST
1.Continue
2.Frozen
3.君と夜明け
4.雨の日も風の日も
5.夢から覚めても
6.23:12
7.5cm
8.新しい歌
9.Lani
10.風
11.In The Deep (KUZIRAカバー)
En.1 stay with me
En.2 In The Deep (FOMARE × KUZIRA)
待ちきれないと言わんばかりに前へと押し寄せる観客に迎えられたのは、先手のKUZIRA。中心で向かい合った3人が鳴らした強烈な一音を合図に、そのステージの火蓋が切って落とされた。
短い曲ながらも大きなインパクトを残す『Muggy』が着火剤となり、『In The Deep』で瞬く間にフロアの熱は急上昇。メンバーに向かって一直線に伸びる観客の腕や、荒波のごとく流れ出るダイバーがそれを加速させる。
その名のとおり、透き通った淡い“青”に照らされたステージで次に披露されたのは『Blue』。末武(Vo,Gt)と熊野(Ba,Vo)の交わる声が爽やかに突き抜けていったかと思うと、続く『Crown』では一転、前のめりな攻めの姿勢で観客を誘う。軽快な裏打ちのリズムで躍らせながらも、ふち(Dr)の地面に刺さるようなドラムが力強く、1曲の中に緩急を詰め込んだパフォーマンスが、KUZIRAのまた別の側面を見せつけた。
「THE KINGS PLACE LIVE vol.18!全員で、端から端まで楽しんでいきましょう!よろしく!」。『Missed My Stop』を続けると、一息とも思えるスピードで最初のパートを駆け抜ける。
今年8月にリリースされたEP<Pay The Piper>収録の1曲『The Otherside』から続いた『Detour』で、末武が幾度となく口にしていた“やりたいことやってけ!”の声に応えるように、走り抜けるメロディに乗せて拳を掲げて声を上げる観客の姿も。熊野の掛け声からその流れのまま『Ambivalent Attitude』へ入ると、息の合ったヴォーカルの掛け合いが会場の一体感を強くさせる。勢いをそのままに『The Weak』でフロントの2人がステージの際まで飛び出し、大きなモーションで観客をさらに煽りながら、まっすぐにメッセージを届け、『A Sign of Autumn』で怒涛の5曲を締めくくった。
「(FOMAREの)シンスケの優しい声がすごく好きで、その中でも俺が一番大好きでキュンキュンしちゃう曲、カバーしたいと思います」。末武の一言から、大歓声に包まれながら始まったのは、FOMAREの代表曲の一つ『Lani』。普段英詞が主となっているKUZIRAには珍しい日本語詞でのパフォーマンスに、フロアの温度がさらに上昇する。マイクを向けると一つになった歌声が返ってくる、目の前に広がる光景に嬉しそうに笑みをこぼす3人の表情が、その反響を物語っていた。
興奮冷めやらぬうちに『Backward』で改めてKUZIRAの世界に引き戻すと、『Snatch Away』では目と目を合わせながらライブの終盤を噛みしめる。「またライブハウスで遊びましょう!」末武の声をきっかけに嵐のごとくお見舞いした『Box』を置き土産にステージを降りた。
「何しに来てんだ!」強烈なアマダ(Ba,Vo)の一声に駆り立てられ、切り裂くように鳴らされたカマタ(Gt.Cho)のギターにスイッチが入ったフロア。FOMAREのステージは『Continue』で幕を開けた。
熱く揺れる観客に負けじと、縦横無尽に動き回るフロントの2人を繋ぎ留めながらも、深く強く根の張ったオグラ(Dr)のドラムが展開を支える『Frozen』で 瞬く間にFOMAREの空間を作り上げる。曲名のコールと共に大きく声が上がった『君と夜明け』に続いた『雨の日も風の日も』では、アマダの「もっと腹から声出してくれ! 一緒に歌いましょう!」の呼びかけに応えて観客からは両手と歌声があがる。気持ちがひとつとなり、共に口ずさみ生まれた大合唱が彩るアウトロでは、ステージ中央に躍り出てギターソロを披露するカマタにも笑顔が浮かんでいた。
「ラジオから発展してこういうふうに交わる機会を貰って、すごく光栄です! だけど今日はライブハウスで、生の空気感で、爆音で伝えに来ました。よろしくお願いします!」。念願のKUZIRAとの共演を語ったアマダ。続く『夢から覚めても』では、表情がよく見えるように明るく照らされたフロアにいくつもの汗だくの笑顔が並んでいた。ここで熱く膨らんだ雰囲気を、一転して静かに、哀しげな色に変えたのは『23:12』。アマダとカマタの交わる声が染み入るように、アッパーな曲とはまた違った形で広がっていく。
短いMCを挟みながらも、あっという間にFOMAREのライブも折り返し地点へ。今年47都道府県ツアーを共に走り抜けた、1stフルアルバム<FORCE>からの1曲『5cm』で、再びその勢いに火をつけた。「まだ行けんだろキンプレ!」。アマダの声に引き上げられるように、ぴたりと揃った手拍子が鳴りやまない。空を蹴り上げて熱のこもったプレイを見せつけるカマタが、加速するスピードを支えながら作り上げるオグラが、後半戦とは思えないパワフルさをそれぞれの形で演出する。そのままフォーカウントで続いたのは『新しい歌』。新旧織り交ぜたセットリストに、もはや緩急を許す隙も与えない。
「大事な友達とか恋人とか、いつ失うかわからないから、ちゃんと歌っていきたいと思います」。ステージの真ん中へ進み出たアマダが叫ぶようにコールしたのは、『Lani』。自分たちを信じて真正面から飛び込んでくる観客を、同じように信頼して歌詞の一節を預ける様は、音楽で会話をしているかのような一場面だった。1ミリの余力も残さないように『風』で畳みかけると、まさかのラスト1曲はKUZIRAのカバー『In The Deep』。曲間およそ1分4秒の間、歓喜するフロアは、前も後ろも関係なくステージとの境目も取っ払って揺れていた。
「アンコールありがとうございます! KUZIRAです!」冗談をこぼしながら笑顔でステージへと戻ってきたFOMARE。アンコールを求める声に応え、まず披露したのは『stay with me』。まだまだ遊び足りないという会場中の空気を再び駆り立てる。
ここでカマタの「KUZIRAともう一回一緒にやりたい!」の一言で、大歓声の中KUZIRA3人もステージへ。アマダ・末武がボーカルを、ギターをカマタ、ベースを熊野、オグラがドラムを、そしてステージ脇でふちが見守る……という、間違いなくここでしか見られないコラボで『In The Deep』をかき鳴らした。ステージ上もフロアも入り乱れる、文字のごとくお祭り騒ぎの1曲で、夢の競演となった一夜の終りを飾った。
THE KINGS PLACE LIVEは次回、2020年3月29日(日)Zepp Diver City Tokyoでの開催が決定している。出演は、現レギュラー陣である、FOMARE・マカロニえんぴつ・KUZIRA・ユアネスそして、キンプレOBであるKEYTALK。現在J-meチケット【最速】先行予約を受付中。J-me先行のみの特別価格での販売となっている今回のチャンスを、是非チェックしてほしい。
■THE KINGS PLACE LIVE Vol.19 詳細
日時 2020年3月29日(日) OPEN 15:00/START 16:00
会場 Zepp DiverCity TOKYO
出演 KEYTALK、FOMARE、マカロニえんぴつ、KUZIRA、ユアネス
J-meチケット【最速】先行予約(抽選式)受付!
エントリー受付期間:12月18日(水)正午~1月5日(日)23:59まで
https://www.j-wave.co.jp/topics/entry_kings19/
◇KUZIRA SET LIST
1.Muggy
2.In The Deep
3.Blue
4.Clown
5.Missed My Stop
6.The Otherside
7.Detour
8.Ambivalent Attitude
9.The Weak
10.A Sign of Autumn
11.Lani (FOMAREカバー)
12.Backward
13.Snatch Away
14.Box
◇FOMARE SET LIST
1.Continue
2.Frozen
3.君と夜明け
4.雨の日も風の日も
5.夢から覚めても
6.23:12
7.5cm
8.新しい歌
9.Lani
10.風
11.In The Deep (KUZIRAカバー)
En.1 stay with me
En.2 In The Deep (FOMARE × KUZIRA)
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