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【2019年オーストラリアの音楽シーン】パワフルなドラムパフォーマンスで注目を集めるシンガー・G Flip

ギタリスト・浅野浩治

【2019年オーストラリアの音楽シーン】パワフルなドラムパフォーマンスで注目を集めるシンガー・G Flip

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

12月18日(水)は、オーストラリアのパワーポップバンド、The Wellingtons(ウェリントンズ)のギタリスト・浅野浩治が、おすすめのアーティストを紹介した。


■2019年はオーストラリアのアーティストが海外で多く活躍

浅野浩治がこのコーナーに登場するのは3度目。2019年のオーストラリアの音楽シーンを振り返った。

浅野:今年は日本のフジロックやサマソニを見てもよくわかりますが、オーストラリア出身のアーティストが海外で特に多く活躍した印象がありました。

2009年に国・州政府と関係機関の協力のもと、Sounds Australiaが設立。音楽を海外に送り出すプラットフォームとなり、これまで多くのショーケースライブや見本市でオーストラリア出身のアーティストのライブを行ってきた。

浅野:こうして海外でパフォーンマンスをする機会を多く得られるようになったオーストラリア出身のアーティストは、徐々に海外のフェスなどに出演する機会も増えてきました。今年のフェスのラインアップを見てもわかるように、オーストラリアのアーティストの出演が定着していったように思いますし、それを特に感じる年でした。

2019年、オーストラリアだけでなく世界中で大ヒットした注目アーティストのTones and I。彼女のブレイクもSounds Australiaの影響があるのだろうか。 

浅野:あるのかもしれないですが、やっぱり地元からじわじわきた感じがありますね。
あっこゴリラ:だからTones and Iって本当にすごいと思うんですよね。
浅野:路上パフォーマーとしてやっていて、そこで今のマネージャーに拾われたり、Triple Jというラジオ局があるんですけどそこでもピックアップされて、そこからきたような感じもあります。
あっこゴリラ:Tones and Iの楽曲の耳を引く感じももちろん素晴らしいんですけど、個人的に好きなのが、本人がアイコニックな感じでやっていないんですよね。路上でやっていたスタイルのまま、何万人という大人数の前でやってるっていうところにめちゃめちゃ感動しました。


■iPhoneでミュージックビデオを撮影するユニークなスタイルも注目

今回、浅野が紹介したのは、オーストラリア・メルボルン出身の女性シンガー、G Flip(本名:Georgia Flipo)。

浅野:元々ドラマーとして色々なバンドでセッションして活動していたんですが、2018年からソロ活動をスタートして、じわじわきているアーティストです。
あっこゴリラ:元ドラマーなの私も一緒です。
浅野:そうなんですね!
あっこゴリラ:シンパシー! 
浅野:ライブでは、ドラマーの本領を発揮しフロントに立ちながらドラムを叩いたり、曲の途中からはドラムセットに座ってガンガン叩いたりとパワフルなパフォーマンスが特徴でもあるんです。
あっこゴリラ:へー素敵! アンダーソン・パークみたいですね。
浅野:そういったライブパフォーマンスからもリスナーが増えていて、iPhoneでミュージックビデオを撮影したりとユニークなスタイルも注目を集めています。



曲を聴いたあっこゴリラは、「めちゃめちゃいい。ミュージックビデオも、Tones and Iに通ずるところがある。でもG Flipの良さもすごくあって、このタイミングだからこそ輝いてほしい」と感想を述べた。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時−24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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