J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」（ナビゲーター：サッシャ・増井なぎさ）。12月19日（木）のオンエアでは、ザ・プロディジーのマキシムが登場。12月4日（水）に日本先行発売を開始した、14年ぶりとなる3作目のソロ・アルバム『LOVE MORE』について語った。
■キースに捧げる1枚になった
2019年3月、ザ・プロディジーのメンバーであるキース・フリントが急逝。その後の活動についてマキシムが振り返った。
マキシム：最新アルバム『LOVE MORE』の制作という集中できることがあり、ある意味でキースが亡くなったことに対して立ち直るためのプロセスの一環になったと思うんだ。このアルバム自体は数年前から制作の話はあったけど、ザ・プロディジーのツアーが忙しくてなかなか作るチャンスがなかった。でも、キースの訃報のあとに何もせずに日々を過ごすのではなく、何かに集中することができてキースに捧げる1枚になったんだ。
もともと、ザ・プロディジーに加わる前はレゲエシーンで活動していたマキシム。アルバム『LOVE MORE』はレゲエの要素を取り入れ、彼のルーツにもフォーカスした内容になっている。
マキシム：数年前からレゲエのアルバムを作ろうと思っていた。でも、出来上がって聴いてみると、ただのレゲエアルバムではないことに気がついたんだ。最初はもっとレゲエに集中したアルバムにするつもりだったけど、制作するうちに「ちょっと待てよ。レゲエシーンをリスペクトするためにも、もっと境界線を取り払おう」と思った。
マキシムは、これまでにもレゲエの境界線を超えるいろいろなアーティストがいた一方で、久々にレゲエシーンに戻ると「昔と同じことをやっている」「進化していない」、そう感じるアーティストがいることを実感したという。
マキシム：自分のいろんなものを混ぜて、自分なりのレゲエアルバムを出そうと思ったんだ。
■今は音楽を作る気持ちになっている
14年ぶりのソロ・アルバムとなった『LOVE MORE』。最近はソロとしての意識に変化があったという。
マキシム：ずっとザ・プロディジーのツアーをやっていると、どうしてもソロ作品に対してはないがしろになっていたんだ。ツアーを終えて一番やりたくないことは、家でレコーディングをすることだった。休みたかったからね。でも、今はすごく音楽を作る気持ちになっている。僕は曲をすぐ作れるタイプなので、来年はもう1枚アルバムを出そうと思っているし、もしかしたら2枚、3枚かもしれない。
番組では、アルバム『LOVE MORE』から「FEEL GOOD」をオンエアした。
マキシム：この曲はタイトル通り「気分がいい」ということ。さっき言ったけど、今年3月に厳しい状況があり、それを乗り越えていくという気持ちを表現しているんだ。そしてアルバムタイトルの『LOVE MORE』は「もっと愛すること」。これを聴いた人が「僕ももうちょっと愛さなきゃな」と感じてくれたらと思っている。
■「何をやるかわからない」、予想が付かないことが好き
レゲエを取り入れた『LOVE MORE』に続く次作の構想について。
マキシム：次のアルバムのために4、5曲ほど書いているけど、ブラックミュージックとオルタナを混ぜたようなサウンドになると思う。音楽的にクリエイティブであることが（大切だと思っているんだ）。ひとつの側面だけで「マキシムってこういう音楽だよね」「こういう人だよね」と思われることは望まない。「音楽的に何をやるかわからない」と予想がつかないことが好きなんだ。
最後にマキシムはファンに向けて「ニューアルバムをチェックしてね」と笑ってコメント。マキシムの『LOVE MORE』を聴いて、彼の想いを感じてほしい。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では毎回、話題のミュージシャンをゲストに迎えている。放送は月曜～木曜の12時30分頃から。お楽しみに。
【この記事の放送回をradikoで聴く】（2019年12月26日28時59分まで）
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『STEP ONE』
放送日時：月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■キースに捧げる1枚になった
2019年3月、ザ・プロディジーのメンバーであるキース・フリントが急逝。その後の活動についてマキシムが振り返った。
マキシム：最新アルバム『LOVE MORE』の制作という集中できることがあり、ある意味でキースが亡くなったことに対して立ち直るためのプロセスの一環になったと思うんだ。このアルバム自体は数年前から制作の話はあったけど、ザ・プロディジーのツアーが忙しくてなかなか作るチャンスがなかった。でも、キースの訃報のあとに何もせずに日々を過ごすのではなく、何かに集中することができてキースに捧げる1枚になったんだ。
もともと、ザ・プロディジーに加わる前はレゲエシーンで活動していたマキシム。アルバム『LOVE MORE』はレゲエの要素を取り入れ、彼のルーツにもフォーカスした内容になっている。
マキシム：数年前からレゲエのアルバムを作ろうと思っていた。でも、出来上がって聴いてみると、ただのレゲエアルバムではないことに気がついたんだ。最初はもっとレゲエに集中したアルバムにするつもりだったけど、制作するうちに「ちょっと待てよ。レゲエシーンをリスペクトするためにも、もっと境界線を取り払おう」と思った。
マキシムは、これまでにもレゲエの境界線を超えるいろいろなアーティストがいた一方で、久々にレゲエシーンに戻ると「昔と同じことをやっている」「進化していない」、そう感じるアーティストがいることを実感したという。
マキシム：自分のいろんなものを混ぜて、自分なりのレゲエアルバムを出そうと思ったんだ。
■今は音楽を作る気持ちになっている
14年ぶりのソロ・アルバムとなった『LOVE MORE』。最近はソロとしての意識に変化があったという。
マキシム：ずっとザ・プロディジーのツアーをやっていると、どうしてもソロ作品に対してはないがしろになっていたんだ。ツアーを終えて一番やりたくないことは、家でレコーディングをすることだった。休みたかったからね。でも、今はすごく音楽を作る気持ちになっている。僕は曲をすぐ作れるタイプなので、来年はもう1枚アルバムを出そうと思っているし、もしかしたら2枚、3枚かもしれない。
番組では、アルバム『LOVE MORE』から「FEEL GOOD」をオンエアした。
マキシム：この曲はタイトル通り「気分がいい」ということ。さっき言ったけど、今年3月に厳しい状況があり、それを乗り越えていくという気持ちを表現しているんだ。そしてアルバムタイトルの『LOVE MORE』は「もっと愛すること」。これを聴いた人が「僕ももうちょっと愛さなきゃな」と感じてくれたらと思っている。
■「何をやるかわからない」、予想が付かないことが好き
レゲエを取り入れた『LOVE MORE』に続く次作の構想について。
マキシム：次のアルバムのために4、5曲ほど書いているけど、ブラックミュージックとオルタナを混ぜたようなサウンドになると思う。音楽的にクリエイティブであることが（大切だと思っているんだ）。ひとつの側面だけで「マキシムってこういう音楽だよね」「こういう人だよね」と思われることは望まない。「音楽的に何をやるかわからない」と予想がつかないことが好きなんだ。
最後にマキシムはファンに向けて「ニューアルバムをチェックしてね」と笑ってコメント。マキシムの『LOVE MORE』を聴いて、彼の想いを感じてほしい。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では毎回、話題のミュージシャンをゲストに迎えている。放送は月曜～木曜の12時30分頃から。お楽しみに。
【この記事の放送回をradikoで聴く】（2019年12月26日28時59分まで）
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『STEP ONE』
放送日時：月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/