DYGL・下中が「郊外で聴きたい楽曲」を紹介！ いちばん好きなバンドを明かす

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』（ナビゲーター：あっこゴリラ）。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語る。10月15日（火）のオンエアでは、火曜担当のDYGLが登場。下中洋介（Gt）が「郊外で聴きたいバンド」をテーマに語った。

■郊外で聴きたくなる3曲をセレクト


今回は下中が、住宅街や大きいイオンがあるような街、人がいるところで聴きたい気分になるバンドを紹介した。「田舎」ではないのがポイントだ。

・Superchunk『Hyper Enough』

下中：僕がこの曲を聴いたのは大学生くらい。Pavementとかハマりだした頃で、「演奏ってこんなにガチャガチャでいいんだ」って気づいてから視界が開けたんです。そこで出会ったのが、Superchunkでした。演奏ガチャガチャって言ったら失礼ですけど（笑）、やっぱり整ってはいないですよね。それでもいいんだって気づかせてくれた。曲もすごくまっすぐで。都会的な洗練された雰囲気ではないです。郊外って家も大きいし、ガレージに友だちで集まって演奏できるような音楽。僕が横浜出身だからっていうのもあるんですけど、そういう音楽が好きなので、今日は紹介していきたいと思います。

・Teen Suicide『Alex』

下中：アレックスという友だちについて歌っている曲。バンド名がかなり暗いですけど（笑）。ラジオでなかなか話さない内容で、歌詞もなかなかえげつないんですけど、めっちゃ暗い郊外の何もなさと鬱屈した感情みたいなのと、曲自体は明るいけどちょっと暗さもたたえつつみたいな、そんなところが好きで、ネガティブも一周行くとバコーンと爆発するみたいなそういうところを感じて聴いてて気持ちいいなと思います。

また、アルバム全体については「昔はもっと音がローファイな時期があったんですけど、このアルバムになってからサウンドのプロダクションがすごくよくなって、もともといい曲書いてたけど、もっと入りやすくなったなと印象的なアルバムでした」と解説した。

・Pavement『In the Mouth a Desert』

下中：YouTubeにライブ映像が上がっていて、そのときにスティーヴン・マルクマスが着てるネルシャツが大好きなんですけど、僕はあのネルシャツが欲しいんです。当時のPavementの服装が好きで真似したいんですけど、あれをやるには僕は髪が長すぎるんですよね、グランジーになりすぎるんですよ。Pavementは確固たる場所にいて、服装もグランジ寄りではあるけど、PavementはPavementであって、そういうとこも好きなんですよね。

下中が「一番好きなバンド」を訊かれると、Pavementだと答えているという。

下中：『SONAR'S ROOM』で流さないように努力してるくらい（笑）。抑えながら掛けないようにしてるんですけど、あんまりPavementについて音楽性を語るのは野暮だなと思ってなかなか言えないところはありますけどね」と語った。

J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分から。お楽しみに！

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【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/