J-WAVEで放送中の番組『SEIKO SOUND STORAGE』。この番組は、ミュージシャンやスポーツ選手など、各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語る。9月はKREVAが登場。20日(金)のオンエアでは、KREVAのライブ体験を語った。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月27日28時59分まで)
■KREVAの印象に残ったライブは?
KREVAは「最初の海外アーティストのライブ体験は苦い思い出」と切り出す。
KREVA:中学生のとき、Public Enemyの来日公演があって、友だちにお金を借りてチケットを手に入れたのに、会場の中野サンプラザに行くと「メンバーのFlavor Flavは逮捕歴があり、強制送還されたために中止」という張り紙があったんです。振替公演は、受験勉強も始まってたし、お金もなくて観に行けず。観に行った友だちから、お土産にTシャツをもらいました。それはまだ持っていますね。
Public Enemyは観られなかったため、最初に観た海外アーティストのライブはNaughty By Natureだった。
KREVA:Naughty By Natureのアルバムジャケットでは、僕の好きなラッパー・Treachがチェーンソーを持っているんですね。ライブを観に行ったら、Treachがまさかの銀の斧を持っていて、それを振りながら歌ってるんですよ。曲ももちろんかっこよかったんですけど、その銀の斧が照明にあたって光り輝いている光景と「あの斧、どこで買ったんだろう」という疑問が頭を渦巻いていたのを、すごく覚えています。
また、お台場のヒップホップイベントで観たCypress Hillも印象的だったと話す。
KREVA:Cypress Hillがステージに登場する前に、ステージのうしろに風船みたいなものが膨らみ出すんですよ。それが地上20~25メートルくらいまで膨らんで、大仏を模したバルーンが膨らみきったところで、Cypress Hillが登場。ブチ上がりましたね。「なんなんだ、このエンターテインメントは!」と思いました。
KREVAは、これらのライブ体験で得たものについて、次のように語った。
KREVA:(ライブでアーティストが)どういう振る舞いをするかというのは、自分の中にいきています。ライブの持っていき方よりも、出てきて「この勢いでリズムにのっていくんだ」とか、そういう部分がものすごく印象に残っています。作品ももちろん大事だけど、やっぱり覚えてるのは「斧」かなあ(笑)。
■「完全1人」シリーズは、寝た気がしないほど頑張った
KREVA自身のライブで印象に残っているのは、2007年と2014年に行った「KREVA ~完全1人武道館~」と「完全1人ツアー 2018」。機材の切り替え、DJ、演奏、曲作り、歌など、全てひとりでこなすという非常に過酷なライブだ。
KREVA:実際にやってみると、普段のライブでは表現できなかった部分ができたという手ごたえがありました。「エデュケーション」プラス「エンターテインメント」で「エデュテインメント」という造語がヒップホップにあります。それが自分はうまくできるなと感じました。ヒップホップがどうサンプリングされて曲ができていくのかを面白おかしく実演したり、そういうことを駆使した第1回(2007年)でした。
これを見たラッパー・宇多丸は、KREVAを絶賛。宇多丸は「KREVAを褒める会」を開くことを提案したが、1対1で会って褒めるのは恥ずかしいということで、お互いにひとりずつ後輩を連れていくことになった。そのときにKREVAはトラックメーカー・千晴を、宇多丸は三浦大知を連れてきた。そこから三浦とKREVAの交流が深まり、ときには、KREVA、千晴、三浦の3人の仲が良すぎて、宇多丸が嫉妬することもあったと、KREVAは笑いながら話す。
KREVAにとって大事なきっかけとなった「KREVA ~完全1人武道館~」。その後、「完全1人ツアー 2018」を行ったのだが、これもまた過酷だったと振り返る。
KREVA:人生で一番頑張った瞬間は大学の受験勉強だと思っていたんですが、それを超える、1日18時間くらいずっと練習していました。寝てるときも夢で作ってるんですよ。寝た感じがしないってくらい、頑張ったライブでしたね。
KREVAの「完全1人」シリーズは、「KREVA CONCERT TOUR '07 K-ing ~日本武道館2DAYS」、「908FESTIVAL 2014.9.07&9.08 at 日本武道館」、「完全1人ツアー2018 at Zepp Tokyo」として、それぞれDVD・Blu-rayとして発売されている。KREVAの前代未聞の試みを、ぜひ鑑賞してみてほしい。
次回、9月27日(金)の『SEIKO SOUND STORAGE』では、KREVAが「最近ワクワクしたこと」を語る。お楽しみに。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月27日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 24時-24時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/
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■KREVAの印象に残ったライブは?
KREVAは「最初の海外アーティストのライブ体験は苦い思い出」と切り出す。
KREVA:中学生のとき、Public Enemyの来日公演があって、友だちにお金を借りてチケットを手に入れたのに、会場の中野サンプラザに行くと「メンバーのFlavor Flavは逮捕歴があり、強制送還されたために中止」という張り紙があったんです。振替公演は、受験勉強も始まってたし、お金もなくて観に行けず。観に行った友だちから、お土産にTシャツをもらいました。それはまだ持っていますね。
Public Enemyは観られなかったため、最初に観た海外アーティストのライブはNaughty By Natureだった。
KREVA:Naughty By Natureのアルバムジャケットでは、僕の好きなラッパー・Treachがチェーンソーを持っているんですね。ライブを観に行ったら、Treachがまさかの銀の斧を持っていて、それを振りながら歌ってるんですよ。曲ももちろんかっこよかったんですけど、その銀の斧が照明にあたって光り輝いている光景と「あの斧、どこで買ったんだろう」という疑問が頭を渦巻いていたのを、すごく覚えています。
また、お台場のヒップホップイベントで観たCypress Hillも印象的だったと話す。
KREVA:Cypress Hillがステージに登場する前に、ステージのうしろに風船みたいなものが膨らみ出すんですよ。それが地上20~25メートルくらいまで膨らんで、大仏を模したバルーンが膨らみきったところで、Cypress Hillが登場。ブチ上がりましたね。「なんなんだ、このエンターテインメントは!」と思いました。
KREVAは、これらのライブ体験で得たものについて、次のように語った。
KREVA:(ライブでアーティストが)どういう振る舞いをするかというのは、自分の中にいきています。ライブの持っていき方よりも、出てきて「この勢いでリズムにのっていくんだ」とか、そういう部分がものすごく印象に残っています。作品ももちろん大事だけど、やっぱり覚えてるのは「斧」かなあ(笑)。
■「完全1人」シリーズは、寝た気がしないほど頑張った
KREVA自身のライブで印象に残っているのは、2007年と2014年に行った「KREVA ~完全1人武道館~」と「完全1人ツアー 2018」。機材の切り替え、DJ、演奏、曲作り、歌など、全てひとりでこなすという非常に過酷なライブだ。
KREVA:実際にやってみると、普段のライブでは表現できなかった部分ができたという手ごたえがありました。「エデュケーション」プラス「エンターテインメント」で「エデュテインメント」という造語がヒップホップにあります。それが自分はうまくできるなと感じました。ヒップホップがどうサンプリングされて曲ができていくのかを面白おかしく実演したり、そういうことを駆使した第1回(2007年)でした。
これを見たラッパー・宇多丸は、KREVAを絶賛。宇多丸は「KREVAを褒める会」を開くことを提案したが、1対1で会って褒めるのは恥ずかしいということで、お互いにひとりずつ後輩を連れていくことになった。そのときにKREVAはトラックメーカー・千晴を、宇多丸は三浦大知を連れてきた。そこから三浦とKREVAの交流が深まり、ときには、KREVA、千晴、三浦の3人の仲が良すぎて、宇多丸が嫉妬することもあったと、KREVAは笑いながら話す。
KREVAにとって大事なきっかけとなった「KREVA ~完全1人武道館~」。その後、「完全1人ツアー 2018」を行ったのだが、これもまた過酷だったと振り返る。
KREVA:人生で一番頑張った瞬間は大学の受験勉強だと思っていたんですが、それを超える、1日18時間くらいずっと練習していました。寝てるときも夢で作ってるんですよ。寝た感じがしないってくらい、頑張ったライブでしたね。
KREVAの「完全1人」シリーズは、「KREVA CONCERT TOUR '07 K-ing ~日本武道館2DAYS」、「908FESTIVAL 2014.9.07&9.08 at 日本武道館」、「完全1人ツアー2018 at Zepp Tokyo」として、それぞれDVD・Blu-rayとして発売されている。KREVAの前代未聞の試みを、ぜひ鑑賞してみてほしい。
次回、9月27日(金)の『SEIKO SOUND STORAGE』では、KREVAが「最近ワクワクしたこと」を語る。お楽しみに。
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【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 24時-24時30分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/