J-WAVEで放送中の番組『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』(ナビゲーター:グローバー)。9月21日(土)のオンエアでは、今年デビュー35周年のアニバーサリーイヤーを迎え、10月に4年ぶりとなる来日公演を行うシンディ・ローパーを特集。LiLiCoとシンガーでフリューゲルホーンプレイヤーのTOKUをゲストに迎えて、シンディ・ローパーについて熱い音楽談義を展開した。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月28日28時59分まで)
■不安定にみせることが彼女のキャラクター
TOKUは、シンディの歌声の魅力は「ストレートに響いてくるところ」と語る。
TOKU:彼女の経験だったり感じてることだったり、そういったソウルをそのまま歌にのせている気がします。
LiLiCo:心で歌っていると思うんです。ずっと不思議なビブラートがかかっていて、最初の頃「この人、歌が下手なのかな」って思ったのね(笑)。でも、冷静に聴くとめちゃくちゃうまい人なんだなって。その不安定にみせることが彼女のキャラクターであり、激しくジャンプしたりして歌っていたから、そこからその歌声が生まれた気がしますし、それが彼女の魅力だと思います。
また、LiLiCoは「シンディは人の話を全部聞き、それを吸収して理解して、かみ砕いて歌にしている気がするから、地球と共に歌っている感じがする」と、シンディのすばらしさを語った。
■シンディの中身はすごく情熱的
TOKUは、シンディのアルバム『Memphis Blues』に参加するなど、長きにわたり彼女と交流を図ってきた。シンディの人柄について、次のように話す。
TOKU:とにかく表裏のない人ですね。話すときとかは常に落ち着いているんですけど、中身はすごく情熱的だなと感じました。最初にシンディと出会ったのは、僕のライブに彼女がプロモーションの一環で訪れたとき。彼女と『Time After Time』と『What's Going On』の2曲で共演しました。そのときに今まで聴いてきたレコードだけでは分からない、非常にスピリチュアルなものを感じました。
TOKUはシンディの生の歌声を聴き、ジャズシンガーでさまざまなアーティストに影響を与えたビリー・ホリデイを感じたと言う。
TOKU:ブルースにも聴こえたし、音楽を深いところまで知っている人だなとすごく感じましたね。
それから6年ほど経った2011年、シンディは東日本大震災が起きた3月11日、ツアーのために来日した。
TOKU:当初、彼女と僕が6年ぶりに再開する瞬間をテレビで収録する予定だったんですけど、震災のために計画停電中の寒い楽屋で会うことになりました。シンディは僕の顔を見て、「元気?」でも「久しぶり」でもなく、開口一番に「TOKU、私って絶対にこの国に何かをしに来たのよね」って言ったんです。それは今でも忘れない言葉ですね。そういうところでジーンとくるなって。震災直後で僕も「ミュージシャンとして何ができるんだろう」「音を出していていいのか」など、精神的に不安定な気持ちになっている中で、彼女と一緒に音を出している間は、非常に温かい気持ちになれたんです。
その後、TOKUはシンディのツアーに同行。「彼女は『日本のみんなを元気づけるんだ』『勇気づけるんだ』『何かしなきゃ』という強い使命感を持ち、全身全霊で歌っていた」とその様子を振り返った。
番組では、シンディとTOKUが共演した楽曲『Don't Wanna Cry (feat.TOKU)』 をオンエアした。
■LiLiCo「やっぱりシンディはメロディ」
オンエアでは、LiLiCoが選ぶ「シンディ・ローパーのカバーしてみたい曲TOP3」を発表した。
3位:『Change of Heart』
LiLiCo:スタッカートみたいにジャンプしてる曲で、それがすごく楽しくて、ステージでジャンプしながら歌いたい。バラードバージョンも歌ってみたいですね。メロディが面白いから、なんとでもなる曲なんじゃないかなって思います。
2位:『True Colors』
LiLiCo:私にとってやっぱりシンディはメロディなの。メロディだけでもう美しくて。楽器はひとつくらいで、あとはそのメロディの美しさだけでいいんです。
1位:『Time After Time』
LiLiCo:カラオケに行くと、ウォーミングアップに歌う曲。これは楽器がなくてもアカペラでもいい。喉を慣らしながらも聴かせられる曲だなと思います。先に自分の声を吹き込んでおいて、自分とハモりたい曲でもありますね。
グローバー:サビに入ってくる男性のハーモニーがいいので、LiLiCoさんとTOKUさんで歌ってほしいですよね。
LiLiCo:私はいつかデュエットしたいです。
TOKU:お互いに声のキーが低いから、キーを落としたらできそうですね。
さまざまな角度でシンディにフォーカスした今回のオンエア。次回、28日(土)のオンエアでも、シンディの魅力をさらに深く掘り下げる。お聴き逃しなく!
J-WAVE『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』では、ゲストを迎え、1組の「レジェンド・ミュージシャン」をテーマに音楽談義を繰り広げている。放送時間は土曜の17分頃から。ぜひチェックしてほしい。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年9月28日28時59分まで)
■不安定にみせることが彼女のキャラクター
TOKUは、シンディの歌声の魅力は「ストレートに響いてくるところ」と語る。
TOKU:彼女の経験だったり感じてることだったり、そういったソウルをそのまま歌にのせている気がします。
LiLiCo:心で歌っていると思うんです。ずっと不思議なビブラートがかかっていて、最初の頃「この人、歌が下手なのかな」って思ったのね(笑)。でも、冷静に聴くとめちゃくちゃうまい人なんだなって。その不安定にみせることが彼女のキャラクターであり、激しくジャンプしたりして歌っていたから、そこからその歌声が生まれた気がしますし、それが彼女の魅力だと思います。
また、LiLiCoは「シンディは人の話を全部聞き、それを吸収して理解して、かみ砕いて歌にしている気がするから、地球と共に歌っている感じがする」と、シンディのすばらしさを語った。
■シンディの中身はすごく情熱的
TOKUは、シンディのアルバム『Memphis Blues』に参加するなど、長きにわたり彼女と交流を図ってきた。シンディの人柄について、次のように話す。
TOKU:とにかく表裏のない人ですね。話すときとかは常に落ち着いているんですけど、中身はすごく情熱的だなと感じました。最初にシンディと出会ったのは、僕のライブに彼女がプロモーションの一環で訪れたとき。彼女と『Time After Time』と『What's Going On』の2曲で共演しました。そのときに今まで聴いてきたレコードだけでは分からない、非常にスピリチュアルなものを感じました。
TOKUはシンディの生の歌声を聴き、ジャズシンガーでさまざまなアーティストに影響を与えたビリー・ホリデイを感じたと言う。
TOKU:ブルースにも聴こえたし、音楽を深いところまで知っている人だなとすごく感じましたね。
それから6年ほど経った2011年、シンディは東日本大震災が起きた3月11日、ツアーのために来日した。
TOKU:当初、彼女と僕が6年ぶりに再開する瞬間をテレビで収録する予定だったんですけど、震災のために計画停電中の寒い楽屋で会うことになりました。シンディは僕の顔を見て、「元気?」でも「久しぶり」でもなく、開口一番に「TOKU、私って絶対にこの国に何かをしに来たのよね」って言ったんです。それは今でも忘れない言葉ですね。そういうところでジーンとくるなって。震災直後で僕も「ミュージシャンとして何ができるんだろう」「音を出していていいのか」など、精神的に不安定な気持ちになっている中で、彼女と一緒に音を出している間は、非常に温かい気持ちになれたんです。
その後、TOKUはシンディのツアーに同行。「彼女は『日本のみんなを元気づけるんだ』『勇気づけるんだ』『何かしなきゃ』という強い使命感を持ち、全身全霊で歌っていた」とその様子を振り返った。
番組では、シンディとTOKUが共演した楽曲『Don't Wanna Cry (feat.TOKU)』 をオンエアした。
■LiLiCo「やっぱりシンディはメロディ」
オンエアでは、LiLiCoが選ぶ「シンディ・ローパーのカバーしてみたい曲TOP3」を発表した。
3位:『Change of Heart』
LiLiCo:スタッカートみたいにジャンプしてる曲で、それがすごく楽しくて、ステージでジャンプしながら歌いたい。バラードバージョンも歌ってみたいですね。メロディが面白いから、なんとでもなる曲なんじゃないかなって思います。
2位:『True Colors』
LiLiCo:私にとってやっぱりシンディはメロディなの。メロディだけでもう美しくて。楽器はひとつくらいで、あとはそのメロディの美しさだけでいいんです。
1位:『Time After Time』
LiLiCo:カラオケに行くと、ウォーミングアップに歌う曲。これは楽器がなくてもアカペラでもいい。喉を慣らしながらも聴かせられる曲だなと思います。先に自分の声を吹き込んでおいて、自分とハモりたい曲でもありますね。
グローバー:サビに入ってくる男性のハーモニーがいいので、LiLiCoさんとTOKUさんで歌ってほしいですよね。
LiLiCo:私はいつかデュエットしたいです。
TOKU:お互いに声のキーが低いから、キーを落としたらできそうですね。
さまざまな角度でシンディにフォーカスした今回のオンエア。次回、28日(土)のオンエアでも、シンディの魅力をさらに深く掘り下げる。お聴き逃しなく!
J-WAVE『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』では、ゲストを迎え、1組の「レジェンド・ミュージシャン」をテーマに音楽談義を繰り広げている。放送時間は土曜の17分頃から。ぜひチェックしてほしい。
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【番組情報】
番組名:『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/