藤井フミヤ、個展を開催中!「愛にあふれているのが音楽。アートは…」

J-WAVEで放送中の番組『SEASONS』(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「ESTÉE LAUDER MAKE TOMORROW BEAUTIFUL」。8月17日(土)のオンエアでは、藤井フミヤが出演。アートの魅力を語った。


■さまざまな文房具を用いて描かれた絵

藤井は、8月21日(水)~9月1日(日)の期間、代官山ヒルサイドフォーラムにて16年ぶりとなる個展「藤井フミヤがデジタルとアナログで創造する『THE DIVERSITY・多様な想像新世界』」を開催。作品が100点ほどあり、見ごたえ十分だとか。16年もの期間が空いたのは「手広く仕事をやりすぎて、このままでは俺の音楽が危うくなると思ったから」だと明かした。

藤井:御柱である音楽の仕事に戻らないとヤバイということで、全部を止めてずっと音楽をやってた。でも、趣味で描いていたものがかなり集まりました。前はコンピューターでつくったものが多かったけど、今回は筆で描いたものが多いです。

藤井はアクリル、油絵、はり絵、切り絵、色鉛筆、ボールペンなど、さまざまな画材を使っている。

藤井:おそらく、世界で一番細いと思う0.25ミリのボールペンも使ってます。そこが面白いと思って描いた作品もあります。高校生以下は無料だから、文房具が好きな人が観にくると面白いかもね。


■藤井にとって、音楽とアートの違いは?

藤井は絵を描いたあと、しばらく眺めているのだとか。

藤井:それで考えて失敗することもあるけど、そのときはそのまま進みます。人生みたいなものです(笑)。
マリエ:フミヤさんにとって、アートと音楽の世界は別のものですか?
藤井:愛にあふれているのが音楽。ショパンとかの時代から、音楽は愛とかロマンに溢れているし、現在も恋愛の歌が多いもんね。でもアートは、ムンクの「叫び」みたいな作品があってもおかしくない。
マリエ:フミヤさんの絵は女性を描いた絵も多くて、愛に溢れているのかなって思ったんですけど。
藤井:どうなのかな。エロは溢れてるかも(笑)。

個展について「ものをつくるのが好きな人が来るとインスピレーションが湧くと思います」という藤井。藤井自身のインスピレーションは、雑誌や映画などで、常にアンテナを張っていると話す。

藤井:そういう状態で生きてるのがアーティストでしょうね。生きていれば、いろいろなところにいろいろなものが転がっているから、気にするかしないか、ですよね。たとえば、そこに花が咲いていたとして、それに気付くか素通りするか、ですね。

アート活動は孤独だと藤井は言う。ただ......。

藤井:画家は長寿な人が多いんです。アートは体を動かさないわりに、なぜ長寿な人が多いのか、よくわからない。逆にいえばストレスがないのかもしれないね。人と会わなくていいから。

最後に「明日を美しくするために心がけていること」を訊くと、藤井は「夜は食べたいものを食べる」という答えがかえってきた。「朝起きたときから、夜に何を食べるかということしか考えてない(笑)。幸せってそんなにこないけど、時間さえつくれば選択できるし、楽しい友だちと一緒に食べたらもっと楽しい」と話した。

【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:毎週土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/seasons

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