Photo by Tsukasa Miyoshi (Showcase)

フジファブリック、活動15年の思いを語る…一言では表せない過去を乗り越えて【J-WAVE LIVE】

J-WAVE主催のライブイベント「J-WAVE LIVE 20th ANNIVERSARY EDITION」が、7月13日(土)、14日(日)、15日(月)に横浜アリーナにて開催。

音楽シーンの最前線で活躍するJ-WAVEと縁の深い全20組のアーティストが、3日間にわたってアツいライブを繰り広げる。ここでは13日に登場したフジファブリックのライブの模様をお届けしよう。

ステージがライトアップされると、赤を基調にしたステージ衣装のメンバーが浮かび上がる。オーディエンスが歓声をあげる間もなく披露されたのは、彼らを代表するナンバー『若者のすべて』。山内総一郎のエモーショナルな歌声が会場に響き渡る。



演奏を終え、大きな拍手と歓声に包まれる中、山内はJ-WAVE LIVEの20周年へお祝いの言葉とともに、これまで「ずっと出たい」と言っていたこのステージに立つことができた喜びと、気合いを入れてきたことを語った。

2曲目に披露したのは、その独特のメロディと遊び心に富んだ歌詞に、フジファブリックの世界観が存分に詰め込まれた『徒然モノクローム』。山内の伸びやかな声と気持ちを高ぶらせるサビのメロディに、オーディエンスも体を揺らして応える。



会場を完全にフジファブリック・ワールドに誘うと、間髪入れずに『LIFE』へ。ダイナミックなキーボードのリズムをさらにオーディエンスが手拍子で盛り立てる。アップテンポでカラフルなメロディは、梅雨でモヤモヤした気分を一気に晴れやかにさせてくれる。



アウトロから「まだまだいけるね!」と山内がオーディエンスを煽り、キラーチューン『Sugar!!』がスタート。サビの「全力で走れ」のフレーズそのままに、オーディエンスのボルテージも最高潮に。間奏では山内と加藤慎一がふたりでステージの左右に行き、オーディエンスに手を振るサービスも。



今年で15周年を迎えるフジファブリック。決して楽しいことばかりではなかったこの15年、一時、バンドが活動できなくなってしまったこともあった、と語る山内。一言では表せない過去を乗り越え、今こうして素晴らしい音楽を届けてくれているというのは、大げさでもなく奇跡的なことかもしれない。

そんな彼らが最後に披露したナンバーは『手紙』。山内が故郷の大阪を想って書いたものだ。それぞれの故郷を思い浮かべるオーディエンスの心に、山内のあたたかい歌声が響く。アップビートなナンバーからしっとりと聴かせるナンバーまで、フジファブリックの魅力が存分に堪能できたステージだった。



■セットリスト
01. 若者のすべて
02. 徒然モノクローム
03. LIFE
04. Sugar!!
05. 手紙


■開催概要
イベント名:「J-WAVE LIVE 20th ANNIVERSARY EDITION」
日程:2019年7月13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)

■オンエア情報
番組名:『J-WAVE SPECIAL J-WAVE LIVE 20th ANNIVERSARY EDITION』(J-WAVE 81.3FM)
放送日時:2019年8月12日(月・祝)21時〜25時
番組名:『ライブ・プレミアム』『smart』(CS放送フジテレビNEXT)
放送日時:2019年9月19日〜2020年7月31日/6回放送)

【出演】

7月13日 出演:(五十音順)
EXILE TAKAHIRO
さかいゆう
SIRUP
スガ シカオ(Acoustic Set)
BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
フジファブリック
OPENING ACT:ビッケブランカ

7月14日 出演:(五十音順)
AI
大橋トリオ(スペシャルバンドマスター)
KREVA
JUJU
Little Glee Monster
RYUJI IMAICHI
OPENING ACT:リーガルリリー

7月15日 出演:(五十音順)
あいみょん
SHISHAMO
Nulbarich
秦 基博
平井 堅
OPENING ACT:chelmico

会場:横浜アリーナ
主催:J-WAVE

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