J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』（ナビゲーター：あっこゴリラ）。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、6月14日に4年ぶりの最新アルバム『Madame X』をリリースしたマドンナを特集します。
【『SONAR MUSIC』のコーナー「FEATURE TOPICS」（月・火・水・木曜 23:00-23:10頃）】
■ギネスも認定！ 史上最も成功した女性アーティスト
シングルとアルバムの総売上が全世界で3億枚以上を記録しているマドンナ。これは、女性アーティストとして最高の数字です。さらに『ギネス世界記録』では、「全世界で最も売れたレコーディングアーティスト」「史上最も成功した女性アーティスト」として認定されています。
あっこゴリラ：マドンナっていうと自己プロデュースをして、言いたいことを言って、世の中にクエスチョンを投げかける、そんなスタイルのアーティストの元祖なんじゃないかなって思うんです。マドンナがやってくれたから、ウチらって自由にやれてる部分っておそらくいっぱいあるんじゃないかなって思うので、そういう意味でも偉大な方だなって思います。
現在60歳のマドンナは、デビューから30年以上、いまなお世界の音楽シーンの最先端を走り続けています。特集初日となる6月17日（月）のオンエアでは、彼女のデビューからの活動を掘り下げました。
■デビューアルバムがいきなり1000万枚超え！
マドンナは1958年、米ミシガン州ベイシティで誕生。イタリア系アメリカ人の父とフランス系カナダ人の母の間に、8人兄妹の3番目として生まれました。ミシガン大学に進学しますが中退し、19歳のときに35ドルを手に長距離バスで単身ニューヨークへ。時給1.5ドルのウェイトレスをしながらダンスのレッスンを続け、ダンスクラブに出入りするようになった彼女は、ミュージシャンとバンドを組み、自作の曲をDJのマーク・ケイミンズに持ち込みます。そのデモテープがきっかけで、1982年にシングル『Everybody』でデビュー。マイルス・デイヴィスの元ギタリスト、レジー・ルーカスがプロデュースした『Everybody』は、ソウルシーン、ダンスシーンのファンからも評価されます。
そして、翌年1983年にデビューアルバム『MADONNA』をリリース。このアルバムは全米で500万枚、全世界で1000万枚をセールスし、成功を収めます。また、シングル『Like A Virgin』が大ヒットし、そのセクシーなイメージで世界的なスターとなります。翌年にリリースした2ndアルバム『Like A Virgin』は全世界で2100万枚を売り上げ、世界11カ国で1位を獲得、大ブレイクを果たします。
そして1985年、27歳の誕生日に俳優ショーン・ペンと結婚。1986年に3rdアルバム『True Blue』をリリースし、全世界28カ国で1位を記録する大ヒットとなり、この記録は『ギネス世界記録』にも認定されました。1989年には4thアルバム『Like a Prayer』をリリース。タイトル曲『Like a Prayer』のMVでは、十字架を燃やすなど大胆な演出を用い、世界的に宗教上の議論を巻き起こします。そして、この年にショーン・ペンとの4年間の結婚生活に終止符を打ちます。
■90年代も写真集、主演映画と活動の幅を広げ大活躍！
1990年3月にシングル『Vogue』を発表。MVで披露されたヴォーギングが流行し、600万枚以上を記録する大ヒット。そして1992年には総合エンターテイメント会社「マーヴェリック」を設立し、社長に就任します。
1992年に5thアルバム『Erotica』と、自身初の写真集『SEX』を同時発売。『SEX』は過激な性的描写が物議を醸したものの、アメリカでは毎週50万部という驚異的なセールスを記録します。1994年、ベイビーフェイスをプロデューサーに起用した6枚目のアルバム『Bedtime Stories』をリリース。収録曲『Take a Bow』は自己最長記録となる、全米7週連続1位を記録する大ヒットに。
主演映画『エビータ』で、第54回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞しました。1998年、7thアルバム『Ray of Light』をリリース。「90年代もっとも優れたポップ音楽の傑作のひとつ」と称賛されたこの作品は、第41回グラミー賞で最優秀ポップ・アルバム賞など計4部門を受賞。全世界で2000万枚を売り上げる大ヒットとなります。
1981年のMTV開局とタイミングを同じくして登場したマドンナは、音楽と映像を融合させたMVで一気にスーパースターへの道を駆け上がっていきました。しかし、単なるポップシンガーとしてだけではなく、人種差別問題、倫理・道徳の在りかた、宗教・信仰とは何かにまで踏み込んで表現。明らかに80年代以降の女性ポップシンガーの流れ、女性の生きかた、社会の在りかたさえも変えた存在といえます。
先日、英ガーディアン紙のインタビューで、マドンナは駆け出し時代のパワハラについて初めて告白。（当時）音楽業界にもっと発言力のある女性がいればよかったと思う、と話しています。
特集初日はここまで。次回18日（火）のオンエアでは、マドンナの歴史後編をお届けします。ぜひ続けてチェックしてください！
【この記事の放送回をradikoで聴く（2019年6月24日23時59分まで）】
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
【『SONAR MUSIC』のコーナー「FEATURE TOPICS」（月・火・水・木曜 23:00-23:10頃）】
■ギネスも認定！ 史上最も成功した女性アーティスト
シングルとアルバムの総売上が全世界で3億枚以上を記録しているマドンナ。これは、女性アーティストとして最高の数字です。さらに『ギネス世界記録』では、「全世界で最も売れたレコーディングアーティスト」「史上最も成功した女性アーティスト」として認定されています。
あっこゴリラ：マドンナっていうと自己プロデュースをして、言いたいことを言って、世の中にクエスチョンを投げかける、そんなスタイルのアーティストの元祖なんじゃないかなって思うんです。マドンナがやってくれたから、ウチらって自由にやれてる部分っておそらくいっぱいあるんじゃないかなって思うので、そういう意味でも偉大な方だなって思います。
現在60歳のマドンナは、デビューから30年以上、いまなお世界の音楽シーンの最先端を走り続けています。特集初日となる6月17日（月）のオンエアでは、彼女のデビューからの活動を掘り下げました。
■デビューアルバムがいきなり1000万枚超え！
マドンナは1958年、米ミシガン州ベイシティで誕生。イタリア系アメリカ人の父とフランス系カナダ人の母の間に、8人兄妹の3番目として生まれました。ミシガン大学に進学しますが中退し、19歳のときに35ドルを手に長距離バスで単身ニューヨークへ。時給1.5ドルのウェイトレスをしながらダンスのレッスンを続け、ダンスクラブに出入りするようになった彼女は、ミュージシャンとバンドを組み、自作の曲をDJのマーク・ケイミンズに持ち込みます。そのデモテープがきっかけで、1982年にシングル『Everybody』でデビュー。マイルス・デイヴィスの元ギタリスト、レジー・ルーカスがプロデュースした『Everybody』は、ソウルシーン、ダンスシーンのファンからも評価されます。
そして、翌年1983年にデビューアルバム『MADONNA』をリリース。このアルバムは全米で500万枚、全世界で1000万枚をセールスし、成功を収めます。また、シングル『Like A Virgin』が大ヒットし、そのセクシーなイメージで世界的なスターとなります。翌年にリリースした2ndアルバム『Like A Virgin』は全世界で2100万枚を売り上げ、世界11カ国で1位を獲得、大ブレイクを果たします。
そして1985年、27歳の誕生日に俳優ショーン・ペンと結婚。1986年に3rdアルバム『True Blue』をリリースし、全世界28カ国で1位を記録する大ヒットとなり、この記録は『ギネス世界記録』にも認定されました。1989年には4thアルバム『Like a Prayer』をリリース。タイトル曲『Like a Prayer』のMVでは、十字架を燃やすなど大胆な演出を用い、世界的に宗教上の議論を巻き起こします。そして、この年にショーン・ペンとの4年間の結婚生活に終止符を打ちます。
■90年代も写真集、主演映画と活動の幅を広げ大活躍！
1990年3月にシングル『Vogue』を発表。MVで披露されたヴォーギングが流行し、600万枚以上を記録する大ヒット。そして1992年には総合エンターテイメント会社「マーヴェリック」を設立し、社長に就任します。
1992年に5thアルバム『Erotica』と、自身初の写真集『SEX』を同時発売。『SEX』は過激な性的描写が物議を醸したものの、アメリカでは毎週50万部という驚異的なセールスを記録します。1994年、ベイビーフェイスをプロデューサーに起用した6枚目のアルバム『Bedtime Stories』をリリース。収録曲『Take a Bow』は自己最長記録となる、全米7週連続1位を記録する大ヒットに。
主演映画『エビータ』で、第54回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞しました。1998年、7thアルバム『Ray of Light』をリリース。「90年代もっとも優れたポップ音楽の傑作のひとつ」と称賛されたこの作品は、第41回グラミー賞で最優秀ポップ・アルバム賞など計4部門を受賞。全世界で2000万枚を売り上げる大ヒットとなります。
1981年のMTV開局とタイミングを同じくして登場したマドンナは、音楽と映像を融合させたMVで一気にスーパースターへの道を駆け上がっていきました。しかし、単なるポップシンガーとしてだけではなく、人種差別問題、倫理・道徳の在りかた、宗教・信仰とは何かにまで踏み込んで表現。明らかに80年代以降の女性ポップシンガーの流れ、女性の生きかた、社会の在りかたさえも変えた存在といえます。
先日、英ガーディアン紙のインタビューで、マドンナは駆け出し時代のパワハラについて初めて告白。（当時）音楽業界にもっと発言力のある女性がいればよかったと思う、と話しています。
特集初日はここまで。次回18日（火）のオンエアでは、マドンナの歴史後編をお届けします。ぜひ続けてチェックしてください！
【この記事の放送回をradikoで聴く（2019年6月24日23時59分まで）】
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【番組情報】
番組名：『SONAR MUSIC』
放送日時：月・火・水・木曜 21時－24時
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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