J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR'S ROOM」。5月9日(木)のオンエアではmiletが登場。フレンチポップの魅力と初めて行ったフランスの思い出を語りました。
■フランス映画から音楽へ
「フレンチポップというよりフランスが好き」と言うmilet。フランスの映画監督であるジャック・タチ、フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダールなど、フランス発のムーヴメント「ヌーヴェルヴァーグ」あたりの映画から興味を持ちはじめました。その後、詩や文学などに注目し、最後に音楽にたどり着いたそう。
フランス音楽との出会いは学校でのフランス語の試験。シャンソンを歌うという試験で、曲は映画『紅の豚』の挿入歌であった加藤登紀子さんの『さくらんぼの実る頃』の原曲『Le Temps des Cerises』でした。
milet:音大とかじゃないし、フランス語の試験なんですけどね。なんと、この試験では歌のうまさでも加点があって、ありがたいことに私はA+をもらいました。この歌が私のちゃんとしたフランスの音楽との出会いでした。
自分で見つけた最初のフレンチポップ:Camille『Ta Douleur』
milet:フランス人の友だちにいろいろと教えてもらったんですけど、自分でもだんだん好きな曲を探すようになりました。そして最初に「おっ、この曲いいな」と思ったのがCamille『Ta Douleur』です。リズミックでエッジの効いた明るい音楽ですけど、メッセージ性としては「Ta Douleur」は「あなたの痛み」という意味で、「私があなたの痛みを探してあげる」という、ポジティブで助けてくれるような明るい曲です。個性的で面白いです。
miletは昨年、初めてフランスを訪れました。SNSで限定公開している『Rewrite』のミュージックビデオ撮影のためだったとか。
milet:ビデオの監督は、おしゃれ番長でカッコいい女性で、「miletは歩くの好きでしょ? じゃあひたすらパリを歩こう」と言われて、本当にひたすら歩いた撮影でした。すごく楽しい初フランス。でも、フランスって道がガタガタなんですよね。足がパンパンになったな。ホテルやタクシーではずっとラジオを聴いていて、フレンチポップのシャワーを浴び放題という贅沢な時間でした。
フランスのラジオから流れていたフレンチポップ:Louane『Immobile』
milet:Louaneはフランス人の女性シンガーで、The Chainsmokers『It Won't Kill Ya』にも参加しています。フランス国内だけでなくいろいろなところで歌っている女性シンガーです。ラジオでこの曲がよく流れていました。「本当にいい声だな」と思ってビビっときましたね。現地でも人気らしいです。
■時代を感じさせないフレンチポップ
フレンチポップの魅力は「時代を感じさせないところ」とmilet。
milet:昔の曲でも今の曲でもごちゃまぜになっていても、どれが新しくてどれが古いとか感じないような曲ばかりなんですよね。歌っている人たちも流行りとかを気にしないし、好きな音を使って好きな詩を好きなスタイルで歌う。そのスタイルが変わらないからいつでも変わらないように聴こえるのかなと思います。フランス人の友だちがけっこういるんですけど、みんな好きな服を着て、好きな音楽を聴いて、好きな本を読んで、とにかく好きに生きていて、個性的だけど別に個性とかどうでもいいという、そこまでオープンで、自由を作っていっている感じがします。フリーダムに生きられる環境。フレンチポップを聴いていると「好きに生きればいいよ」と言ってくれてるような気がします。
引き込まれるようなフレンチポップ:Angèle『Balance Ton Quoi』
milet:Angèleはベルギーの女性アーティストで、好きな映画は『崖の上のポニョ』らしいです。フランス人はジブリが好きな人が多いと思います。ミュージックビデオの撮影の話に戻るんですけど、撮影が終わったあとにベルギーに行ってみたんですよ。「タリス」という特急電車でフランスからベルギーのブリュッセルまで1時間半くらいで着くんですよね。みんなで撮影が終わったあとに行って遊んだりして、移動遊園地とか行って私ひとりで絶叫マシンに乗ったんです。フランス詩人のヴィクトル・ユーゴーも「世界一美しい」と言った広場「グラン・プラス」にも行きました。あと、小便小僧を見に行きました。女の子バージョンもあるんですよね。でも、フランス人の友だちに「小便小僧とか大したことないから期待しないほうがいいよ」と言われたんですけど、期待しちゃうじゃないですか。でも本当に大したことなくて、写真を1枚だけ撮ったんですけど、あとから見たらブレブレで(笑)。「私は本当に興味がなかったんだな」と思いました。その足ですぐにワッフルとかムール貝を食べに行きました。そのまま電車に乗ってパリに帰ったんですけど、着いたら夜で、夜のパリは絶景ですね。どこをとっても絵みたい。歩きながらジャック・プレヴェールの『Paris at night』というロマンチックなことが書いてあるフランスの詩を思い出しながらホテルに戻りました。
夜のパリを思い出すフレンチポップ:ZAZ『Demain c'est toi』
milet:フレンチポップを知っている人はみんなご存じというくらい超有名な女性シンガー。この曲が沁みて、短いパリ旅行でしたけど、今でもこの曲を聴くと思い出すことがいっぱいあるなと思います。早くまた行きたいな。
miletは2nd EP『Wonderland EP』を5月15日(水)にリリースします。リリースイベントも6月11日(火)に「Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE」で開催されますので、ぜひチェックしてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
■フランス映画から音楽へ
「フレンチポップというよりフランスが好き」と言うmilet。フランスの映画監督であるジャック・タチ、フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダールなど、フランス発のムーヴメント「ヌーヴェルヴァーグ」あたりの映画から興味を持ちはじめました。その後、詩や文学などに注目し、最後に音楽にたどり着いたそう。
フランス音楽との出会いは学校でのフランス語の試験。シャンソンを歌うという試験で、曲は映画『紅の豚』の挿入歌であった加藤登紀子さんの『さくらんぼの実る頃』の原曲『Le Temps des Cerises』でした。
milet:音大とかじゃないし、フランス語の試験なんですけどね。なんと、この試験では歌のうまさでも加点があって、ありがたいことに私はA+をもらいました。この歌が私のちゃんとしたフランスの音楽との出会いでした。
自分で見つけた最初のフレンチポップ:Camille『Ta Douleur』
milet:フランス人の友だちにいろいろと教えてもらったんですけど、自分でもだんだん好きな曲を探すようになりました。そして最初に「おっ、この曲いいな」と思ったのがCamille『Ta Douleur』です。リズミックでエッジの効いた明るい音楽ですけど、メッセージ性としては「Ta Douleur」は「あなたの痛み」という意味で、「私があなたの痛みを探してあげる」という、ポジティブで助けてくれるような明るい曲です。個性的で面白いです。
miletは昨年、初めてフランスを訪れました。SNSで限定公開している『Rewrite』のミュージックビデオ撮影のためだったとか。
milet:ビデオの監督は、おしゃれ番長でカッコいい女性で、「miletは歩くの好きでしょ? じゃあひたすらパリを歩こう」と言われて、本当にひたすら歩いた撮影でした。すごく楽しい初フランス。でも、フランスって道がガタガタなんですよね。足がパンパンになったな。ホテルやタクシーではずっとラジオを聴いていて、フレンチポップのシャワーを浴び放題という贅沢な時間でした。
フランスのラジオから流れていたフレンチポップ:Louane『Immobile』
milet:Louaneはフランス人の女性シンガーで、The Chainsmokers『It Won't Kill Ya』にも参加しています。フランス国内だけでなくいろいろなところで歌っている女性シンガーです。ラジオでこの曲がよく流れていました。「本当にいい声だな」と思ってビビっときましたね。現地でも人気らしいです。
■時代を感じさせないフレンチポップ
フレンチポップの魅力は「時代を感じさせないところ」とmilet。
milet:昔の曲でも今の曲でもごちゃまぜになっていても、どれが新しくてどれが古いとか感じないような曲ばかりなんですよね。歌っている人たちも流行りとかを気にしないし、好きな音を使って好きな詩を好きなスタイルで歌う。そのスタイルが変わらないからいつでも変わらないように聴こえるのかなと思います。フランス人の友だちがけっこういるんですけど、みんな好きな服を着て、好きな音楽を聴いて、好きな本を読んで、とにかく好きに生きていて、個性的だけど別に個性とかどうでもいいという、そこまでオープンで、自由を作っていっている感じがします。フリーダムに生きられる環境。フレンチポップを聴いていると「好きに生きればいいよ」と言ってくれてるような気がします。
引き込まれるようなフレンチポップ:Angèle『Balance Ton Quoi』
milet:Angèleはベルギーの女性アーティストで、好きな映画は『崖の上のポニョ』らしいです。フランス人はジブリが好きな人が多いと思います。ミュージックビデオの撮影の話に戻るんですけど、撮影が終わったあとにベルギーに行ってみたんですよ。「タリス」という特急電車でフランスからベルギーのブリュッセルまで1時間半くらいで着くんですよね。みんなで撮影が終わったあとに行って遊んだりして、移動遊園地とか行って私ひとりで絶叫マシンに乗ったんです。フランス詩人のヴィクトル・ユーゴーも「世界一美しい」と言った広場「グラン・プラス」にも行きました。あと、小便小僧を見に行きました。女の子バージョンもあるんですよね。でも、フランス人の友だちに「小便小僧とか大したことないから期待しないほうがいいよ」と言われたんですけど、期待しちゃうじゃないですか。でも本当に大したことなくて、写真を1枚だけ撮ったんですけど、あとから見たらブレブレで(笑)。「私は本当に興味がなかったんだな」と思いました。その足ですぐにワッフルとかムール貝を食べに行きました。そのまま電車に乗ってパリに帰ったんですけど、着いたら夜で、夜のパリは絶景ですね。どこをとっても絵みたい。歩きながらジャック・プレヴェールの『Paris at night』というロマンチックなことが書いてあるフランスの詩を思い出しながらホテルに戻りました。
夜のパリを思い出すフレンチポップ:ZAZ『Demain c'est toi』
milet:フレンチポップを知っている人はみんなご存じというくらい超有名な女性シンガー。この曲が沁みて、短いパリ旅行でしたけど、今でもこの曲を聴くと思い出すことがいっぱいあるなと思います。早くまた行きたいな。
miletは2nd EP『Wonderland EP』を5月15日(水)にリリースします。リリースイベントも6月11日(火)に「Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE」で開催されますので、ぜひチェックしてください!
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/