ビッケブランカ「僕と遊んでもらえたらいいな」 自由自在に楽しむライブ!【J-WAVE SAISON CARD TOKIO HOT 100 FESTIVAL】

J-WAVEで放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。番組リスナーへの感謝をカタチにした、毎年恒例のスペシャル・ライブ・イベント「J-WAVE SAISON CARD TOKIO HOT 100 FESTIVAL」が3月27日(水)、新木場STUDIO COASTにて開催された。

今年の出演アーティストは、ビッケブランカ、RIRI、Nulbarich(出演順)の3組。完全招待制で、2400名の観客で満員となった同イベントから、ここではビッケブランカのステージの模様をお届けしよう。

『ライオンキング』の『Circle of Life』をバッグに登場したビッケブランカ。ステージの端から端まで歩き見渡す姿からは、これから始まるライブに全員をひきこんでいこうという気合いが感じられる。そのままハンドマイクで、爽やかに春の訪れを告げるナンバー『ウララ』へ。観客はイントロから、リズミカルなハンドクラップで応えた。サビのハイトーンでも厚みを失わない、芯の通った歌声が会場に広がっていく。ビッケは跳ねるように踊り、大きなジャンプも披露。サウンドに似合う軽快な身のこなしで、心から音楽を楽しんでいることを表現する。



間髪入れずに2曲目は、カラフルなピアノイントロが印象的なメジャーデビュー曲『Slave of Love』。バンドメンバーも全身でノリながら演奏し、サーカスのように華やかだ。ラストにさしかかると、再び立ち上がって熱唱。観客とともに拳を振り上げて盛り上がった。

「自分なりにJ-WAVEにすりよった、おしゃれな曲を聴いてください」と会場を笑わせ、『Broken』へ。叩きつけるようにピアノを弾きながらラップをする、チャレンジングな曲だ。ドラムは力強く、ベースラインは低くうねる。ステージは燃えるような赤いライトに包まれ、ポップなだけではない、ビッケの音楽の幅広さを感じさせた。



今回のイベントについて、「ずっと楽しみにしてました。ペプさんとは本番前に話して、めちゃくちゃかっこよかったです」とビッケ。じっと聞く観客に対し、「(クリス・ペプラーを)ペプさんって言ったら盛り上がるかな、と思ったんですが、そうでもなかったですね……今日のメインくらいのつもりだったんですけど」と語りかけると、ドッと笑いが起こった。

「僕と遊んでもらえたらいいな。よろしくお願いします」。そんなMCで始まったのは、最新アルバム『wizard』収録の『Winter Beat』。駆け出していくようなリズムがワクワク感をかきたてる同曲でも、揺らぎのない見事なハイトーンを響かせた。ピアノを弾きながら歌っていたかと思えば、ハンドマイクに切り替えて……という自由自在なパフォーマンスは、「僕と遊んでもらえたら」という言葉通りだった。



ラストは、昨年『獣になれない私たち』(日本テレビ)の挿入歌として話題になった冬のバラード『まっしろ』。「もう春だから、そろそろ歌えなくなっちゃう。大事に歌います」と告げ、ピアノとボーカルで弾き語り始める。しんしんと降る雪が浮かんでくる、丁寧な歌唱だ。サビが終わるとバンドの演奏が重なる。原曲にはない切なげなギターソロがドラマチックな雰囲気を高め、会場はじっくりと聴き入った。



5曲という限られたセットリストながら、ポップでキュートな曲、ヒップホップを取り入れたナンバー、じっくりと聴かせるバラードまで、ビッケのさまざまな表情が味わえる濃厚なステージとなった。

■セットリスト
1. ウララ
2. Slave of Love
3. Broken
4. Winter Beat
5. まっしろ

■オンエア情報

この日の模様は3月31日(日)、SAISON CARD TOKIO HOT 100でオンエアされました。radikoで聴くことができます。

【radikoはこちら】ビッケブランカのライブ音源を聴く

■イベント概要

J-WAVE SAISON CARD TOKIO HOT 100 FESTIVAL
日時:2019年3月27日(水)

・出演
MC:クリス・ペプラー
LIVE:ビッケブランカ、RIRI、Nulbarich(出演順)


主催:J-WAVE
協賛:クレディセゾン

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