ポッドキャストがアメリカで人気の理由は? 世界最大級イベント「SXSW」取材レポート

J-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「GLOBAL OPEN INNOVATION」。3月22日(金)のオンエアでは、アメリカテキサス州オースティンで開催中の音楽と映画とインタラクティブの見本市「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」での現地取材の模様をお届けしました。


■世界最大級イベント「SXSW」

番組発のイベント「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA(イノフェス)」のモデルになった「SXSW」は、1987年に音楽フェスとして始りました。その後、映画、テクノロジー(インタラクティブ)など、さまざまなカルチャーがミックスされました。ここでは、世界中のクリエイターやビジネスマンが集まり、商談やエンターテインメントの実演が行われています。

街のいたるところに電動キックボードが置かれており、スマートフォンでQRコードを読み取ると、自由に乗って移動することが可能です。UberやLyftなどの配車サービス、電動自転車も充実しています。

日本からもさまざまな企業やクリエイターが参加・視察に来ており、「NHKエンタープライズ」と「資生堂」は、コラボ作品の「Invisible VR "Caico"」を出展しています。3Dサウンドとアロマシューターというデバイスによる、音と香りのバーチャルリアリティ体験が楽しめます。また、yahyelやCHAIといった、気鋭ミュージシャンも出演しています。



今回は、ParadeAll代表・鈴木貴歩さんに話を訊きました。鈴木さんが「SXSW」へ参加したのは、グローバルなエンターテックの潮流を確認したり、知り合いと交流するためです。

鈴木:「SXSW」は、新しいテクノロジーだけでなく、いろいろなものをかけ合わせた第一人者が集まる場です。彼らが自分たちの経験やビジョンをシェアしてくれる貴重な場です。



今年は、どのようなイベントが注目されているのかを訊きました。

鈴木:「SXSW」でフィーチャーしているのは「エクペリエンスストーリーテリング」。体験型のストーリーテリングがフックアップされています。それにまつわるパネルディスカッションやキーノートが数多くあります。他にも、「ブロックチェーン」、「AI(人工知能)」、変わったところではカナビスなどが、ビジネスとしてアメリカで大きく注目されています。


■ポッドキャストがアメリカで人気

今アメリカではポッドキャストが人気ですが、それに関するステージも話題になっています。

鈴木:「ポッドキャストステージ」というのができていまして、連日ポッドキャストのキャスターが公開収録をしているようです。ポッドキャストは、アメリカで非常に大きなマーケットになっていて、日本にも影響があるかもしれないので、業界の方は要チェックだと思います。

「ポッドキャストステージ」は川田も「面白い」と話し、アメリカでの人気の理由を以下のように語りました。

川田:iPhoneやiPodが出たてのとき僕もやっていましたけど、アメリカで根付いたのには理由があります。時間も自由だし、プッシュ機能が充実しているんです。新しい放送やキャストが入るとプッシュしてくれるというのは、比類するサービスがないので、便利ですよね。

今回の「SXSW」レポートで気になるものが見つかった方は、それぞれチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『INNOVATION WORLD』
放送日時:毎週金曜日 22時-22時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/

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